【はじめの一歩】スピードスター冴木卓麻は作中最速？一歩・板垣戦の結果と引退後は？

今回は「はじめの一歩」に登場するスピードスター冴木卓麻の強さを考察し、一歩や板垣との試合結果や引退後についてみていきます。さらに、冴木のアニメ声優・梁田清之さんについても紹介していきます。まず、ここでは「はじめの一歩」の作品情報をみていきます。

「はじめの一歩」は森川ジョージ先生によって「週刊少年マガジン」にて、1989年から連載中のボクシング漫画です。コミックは134巻（2022年3月時点）まで刊行されており、テレビアニメも第1期～第3期までが2000年～2014年にかけて放送されていました。また、2020年1月～3月には舞台化もされています。

いじめられっ子だった主人公の幕之内一歩。プロボクサーの鷹村守との出会いを機に鴨川ボクシングジムに入門します。そこから、一歩が仲間との交流や、ライバルとの激戦を経て、ボクサーとしても、また人間としても成長していく物語となっています。

「はじめの一歩」に登場する冴木卓麻は河合ボクシングジムに所属する日本フェザー級のランカーで、A級トーナメントで一歩が初戦で当たった相手です。長髪を後ろでまとめており、爽やかな雰囲気漂う体育会系のキャラクターでもあります。また、フェザー級最速の呼び声高く「スピードスター」の異名を持ちます。そもそもはアマチュア日本王者として有名な選手で、オリンピック日本代表になることが確実視されていました。

しかし、あるきっかけから大学を中退し、プロに転向。プロボクサー特有の殺気に満ちたパンチをギリギリのところで躱すスリルを知り、プロボクシングにのめり込んでいきます。また、相手のパンチをギリギリのところで躱せるのは、彼の持ち前のフットワークとスピード、さらにアマチュア日本王者になれるほどの高いテクニックがあるからだと言われています。

さらに、冴木は持ち前のスピードを活かしたアウトボクシングが得意な選手で、相手の攻撃が届かない程度の距離を保ちながら、自分は鋭いフリッカージョブを相手に打ち込みます。彼のこのパンチの狙いは相手に直接ダメージを与えることではなく、相手のまぶたを腫れさせることで、相手の視界を悪くすることです。そして、素早く動いて相手の死角に入り、一瞬消えたように見せかけ、攻めていきます。

この戦法こそ冴木が「スピード・スター」の異名で呼ばれる所以となっています。元々素早い上に、相手からは死角に入った彼の姿が見えないため、相手はより冴木を素早く感じられます。また、当時の日本王者・伊達英二も冴木とのスパーリングの際、敵に回したくないタイプだと発言していました。このように、冴木はアマチュアでの実績があるだけに、プロでも実力派ボクサーとして活躍しています。

「はじめの一歩」の冴木卓麻の強さを考察、1つ目はフリッカージャブです。フリッカージャブとは、左手を脱力した状態で下から構え、鞭のようにしならせてパンチを放つジャブです。作中では間柴了の代名詞とも言われている技ですが、冴木の場合、相手のまぶたを腫れさせる目的で繰り出します。

「はじめの一歩」の冴木卓麻の強さを考察、2つ目は最速のフットワークです。冴木のフットワークはフェザー級最速と言われており、相手が気付いたときには視界から消えているほどです。冴木はそんな最速のフットワークを可能とする自身の足を「相棒」と呼んでおり、全幅の信頼を置いています。

「はじめの一歩」の冴木卓麻の強さを考察、3つ目は全身の瞬発力です。冴木が素早いのはフットワークだけが理由ではありません。冴木は足だけでなく、手も速く、全身の瞬発力が優れています。そして、シャドーマシン（かなりの瞬発力が必要とされるため、他の選手は使用できない）を、軽々繰り出せるのも冴木だけです。そんな全身の瞬発力も冴木の強さの理由となっています。

「はじめの一歩」の冴木卓麻の試合結果をネタバレ、1つ目は冴木と一歩の試合についてです。強烈なパンチを放つ一歩でしたが、冴木は持ち前の驚異的なスピードと一切ズレない正確なリズムによって、華麗に躱します。さらに、フリッカージャブを一歩のまぶたに打ち込んだ冴木は一歩の死角に入り、KO寸前まで追い詰めます。

しかし、冴木はその正確すぎるリズムゆえに死角に入った瞬間、必ず右斜めにいるはずだと一歩に読まれてしまいます。それでもギリギリのスリルを楽しもうと余裕な素振りを見せていた冴木でしたが、一歩の渾身のパンチを受けてしまったことで、スリルが恐怖に変化。身体が強張り、スムーズに動かなくなった彼は一歩のパンチをもらうようになります。そして、最終的には逆転KOされてしまいました。

それでも、最後にはボロボロの姿で「こいよ俺はスピードスターだぜ」とセリフを言い放ち、敗北が分かっていてもなお、自身のプライドを持ち続ける姿がかっこいいと称賛されています。

「はじめの一歩」の冴木卓麻の試合結果をネタバレ、2つ目は冴木と板垣の試合についてです。冴木はA級トーナメントの決勝にて、同じくスピードを活かしたファイトスタイルの板垣学とあたり、フェザー級最速スピード対決が実現しました。板垣にはその驚異的なスピードと動体視力をぐっと集中させたときに、相手の動きがスローに見えるという強みがあるため、最初は冴木に対しても余裕な様子でした。

しかし、いざ試合が始まると、冴木は板垣とほとんど変わらないスピードを披露。周囲を驚かせます。一方、それと同時に冴木も板垣のスピードに驚いており、それまで自分のスピードについてこれる相手がいなかったため、好敵手に出会え、嬉しそうな様子でした。

また、新旧スピード対決と呼ばれたこの戦いで「旧」と言われた冴木は、スピードスターとしてのプライドを剥き出しにします。そして、覚醒した板垣も驚異の強さを発揮しますが、冴木もその板垣と互角の戦いを繰り広げます。しかし、最終的には冷静さを取り戻した板垣にそのポテンシャルの高さを見せつけられ、冴木の敗北となりました。

「はじめの一歩」の冴木卓麻の試合結果をネタバレ、3つ目は冴木の引退後についてです。板垣に敗北後、冴木はボクサーを引退。スピードで板垣に負けたことで、冴木は自身の夢を彼に託し、現役を引退したのでした。その後、冴木は回転寿司屋で働き始めますが、その店へ板垣が祝勝会で訪れます。

板垣は冴木が働いているとは知らずに来店しましたが、冴木の自分が負けた相手に対しても爽やかに対応する姿から、彼の人柄がうかがえると言われています。また、冴木のスピードは寿司屋でも生かされており、寿司を握るスピードが速すぎて、板垣の動体視力をもってしても捉えることができないほどでした。

「はじめの一歩」で冴木卓麻のアニメ声優を務めた梁田清之さんは1965年5月10日生まれ、出身地は東京都練馬区で、東京青二塾の5期生です。1987年から声優としてフリーで活躍しており、持ち前の重厚感のある低音ボイスを活かし、大柄なキャラを演じることが多くなっています。次に、そんな冴木卓麻のアニメ声優・梁田清之さんの主な出演作品や演じたキャラをみていきます。

「SLAM DUNK」赤木剛憲役、「BLEACH」握菱テッサイ役、「爆闘宣言ダイガンダー」ガンダー役、ダイガンダー役、「機動戦士ガンダムF91」ザビーネ・シャル役、「名探偵コナン」アンドレ・キャメル役、「鎧伝サムライトルーパー」鬼魔将朱天役、「HUNTER×HUNTER」ツェズゲラ役、「東京喰種トーキョーグール」鯱役などです。

他に「BLACK LAGOON The Second Barrage」松崎銀次役、「ベルセルク」グルンベルド役、「バキ」猪狩完至役、「デジモンテイマーズ」アンドロモン/ガードロモン役、「仮面ライダーアギト」エルロード/水のエル役、「炎神戦隊ゴーオンジャー」害地大臣ヨゴシュタイン役、「獣神ライガー」リュウ・ドルク役などです。

こちらは「はじめの一歩」に登場する冴木卓麻に関するツイートです。冴木卓麻がかっこいいという感想となっています。

こちらも「はじめの一歩」に登場する冴木卓麻に関するツイートです。冴木と板垣の試合が好きだという感想となっています。

こちらも「はじめの一歩」に登場する冴木卓麻に関するツイートです。冴木と板垣のスピード対決が高く評価されており、試合後、思わぬところで2人が出会うところが面白かったという感想となっています。

いかがでしたか？「はじめの一歩」に登場する冴木卓麻の強さについて考察し、フェザー級最強のスピードを誇り、最速のフットワークと全身の瞬発力を活かして戦うこと。フリッカージャブで相手のまぶたを腫れさせ、持ち前のスピードで相手の死角に入り、攻撃する戦闘スタイルを得意としていることが分かりました。

さらに、冴木と一歩や板垣との戦いをネタバレでみていき、引退後は回転寿司屋で働いていること。そこでも持ち前のスピードを活かして寿司を握っていることなどが分かりました。また、冴木のアニメ声優・梁田清之さんについても紹介してきました。皆さんもぜひ「はじめの一歩」で板垣との戦いが絶賛された冴木の活躍に注目してみてください！