【BLEACH】朽木緋真は朽木白夜の妻でルキアの姉！死因やアニメ声優は？

BLEACH（ブリーチ）において朽木白哉の妻、そして朽木ルキアの姉として登場しているのが朽木緋真です。今回はそんな朽木緋真についてまとめて紹介していきます。

朽木緋真が登場するBLEACH（ブリーチ）は2001年から2016年までの間久保帯人先生が週刊少年ジャンプにて連載していたバトル漫画です。死神、そして死後の世界をテーマにした作品で、当初は現世を舞台にしたギャグ要素も多い作品でしたが、徐々にバトルに寄せた作品になっていき、高い人気を獲得。ワンピース、NARUTOに並ぶ2000年代のジャンプを代表する作品になっています。

人気と共に評価も高い作品で、小学館漫画賞を受賞し2018年には国内累計発行部数9000万部突破しています。同時に世界でも人気が高く、特にメディアミックス展開されたアニメはテレビ東京から業績に大きく貢献した作品として名前を上げられる程になっています。2021年には連載開始20年を迎えるにあたり、原作で唯一アニメ化されていなかった「千年血戦編」のアニメ化も発表されているなど今なお展開が続いている作品になっています。

霊感が強く、霊に絡まれる事が多い主人公の高校生黒崎一護は、悪霊退治に来た死神、朽木ルキアと出会います。最初は信じられなかった黒崎一護ですが、悪霊である虚（ホロウ）に襲われた事で死神の存在を認めるしかなくなった黒崎一護は家族が襲われた事で虚に立ち向かう黒崎一護でしたが、彼を庇った朽木ルキアが重傷を負ってしまいます。ルキアは最後の望みとして黒崎一護に死神の力を分け与え黒崎一護は死神の力を得る事になるのでした。

朽木緋真は護廷十三隊の六番隊隊長であり、尸魂界の四大貴族の一角、朽木家の第28代当主朽木白哉の妻として、主に回想シーンに登場したキャラクターです。BLEACH（ブリーチ）本編の時間軸から見て55年前、現世で死亡し流魂街で暮らしていた朽木緋真は朽木白哉と出会い結婚しますが、その5年後に死亡してしまっています。

本編からみると既に死亡しており回想シーンでのみの登場という事もあって詳しいプロフィールは分かっていないですが、その見た目は姉妹である朽木ルキアと瓜二つである事が明らかになっています。

朽木緋真は朽木ルキアと姉妹関係にありますが、朽木ルキアには朽木緋真の記憶は皆無になっています。2人は元々現世で死亡して流魂街の78地区「戌吊」に送られる事になります。尸魂界では死神達や貴族の住居がある瀞霊廷と流魂街では生活水準がかけ離れている事もあり、朽木姉妹は貧しい生活に追われる事になります。そんな生活に耐えきれず朽木緋真は当時まだ赤ん坊だった朽木ルキアを捨ててしまったのです。

その後、朽木緋真は朽木白哉と結婚、その後ルキアも朽木家の養女になっていますが、ルキアが養女になったのは朽木緋真が死亡した後なので、2人は再会する事もなく死別する事になってしまったのでした。

朽木緋真と朽木白哉はお互いを思い合う相思相愛の夫婦です。その結婚は完全に恋愛婚であり、朽木白哉は貴族である朽木家の家名に傷をつける事になると理解しながら、周囲の反対を押し切り、結婚する程になっています。加えて朽木緋真が死亡する直前、朽木白哉にルキアの事を頼み、朽木白哉はその約束を果たすべくルキアを見つけ出して養女として迎えています。

しかも朽木白哉はルキアを迎える際、「亡き妻に良く似たルキアを養女に迎える」という形を取り、朽木緋真の事を伝えない配慮もしているのです。ある種変態じみた理由を背負ってでも朽木緋真との約束を優先した事で、朽木家の家名はさらに傷つく事になり、その後二度と家訓を破らないと誓う程でした。

BLEACH（ブリーチ）本編では既に死亡している朽木緋真の死因ですが、その死因は病によるものとされています。死因になるほどの病については具体的な描写はありませんが、最期は朽木白哉に看取られる形で死亡しています。元々朽木緋真は流魂街出身という事もありその時点で何か死因になるほどの病の元になる病気にかかっていたのかもしれないと考察されています。

或いは朽木姉妹は現世でも幼くして亡くなっている事から、生前から病弱だった体質が影響しているのではないかという考察、元々結婚に反対していた周囲による嫌がらせ説や陰謀説などが考察されています。いずれにしても死因は病によるものであるのは確実です。

最愛の妻、朽木緋真を亡くした後の朽木白哉はルキアを探し出して養女とする事で朽木緋真との約束を守っています。同時に2度朽木家の家名に傷をつけた事で2度と家訓を破らないと父祖の墓の前で誓いを立てます。ルキアを守るべく、ルキアが護廷十三隊に入った時にも自身の隊ではなく敢えて12番隊に入れ、またルキアの階級、立場が上がらないように根回ししていました。

しかしその後、苦渋の選択を迫られる事になるのがルキアが死神の力を譲渡した事による死刑が決まった時です。朽木緋真との約束と家訓を破らない誓い、相反する2つの思いに揺れる事になります。当初は家訓を守るべくルキアに助けにきた黒崎一護とも対立する事になりますが、最終的には朽木緋真との約束を守る事を決めています。

朽木緋真の死亡後、朽木家の養女になったルキアですが、ルキアは朽木緋真の事を覚えておらず、BLEACH（ブリーチ）本編でも彼女が朽木緋真について触れる事もなく、ルキアの回想として朽木緋真が登場した事も無いです。

アニメBLEACH（ブリーチ）にて朽木緋真役の声優を担当したのが折笠富美子さんです。1999年に声優デビューを果たし、ソプラノ帯の声質を武器にかわいいタイプのキャラクターからクールなキャラクターまで様々なタイプの女性キャラクターを演じています。声優デビュー前には劇団での演技経験もあり、演技派の声優として活躍していく事になりました。

また歌唱力も高くキャラクターソングも多数手がけている他、個人名義でも複数の楽曲を発表しています。アニメBLEACHでは元々は妹である朽木ルキア役を演じており、その後登場した朽木緋真、そしてチャッピー役を演じる事になっています。

折笠富美子さんが声優としてこれまでに演じたキャラクターとしては「銀魂」の柳生九兵衛役、「鋼の錬金術師」のリザ・ホークアイ役、「デジモンテイマーズ」の牧野留姫役、「黒子のバスケ」の桜井さつき役、「ワンピース」のミス・バレンタイン、「キン肉マンII世」の二階堂凛子役、「スイートプリキュア」の南野奏/キュアリズム役、「ポケットモンスターXY」のカルネ役などの声優を担当しています。

折笠富美子さんが声優としてこれまでに演じたキャラクターとしては「キングダム」の瑠衣役、「iiiあいすくりん」のチョコン役、「天晴爛漫」のソフィア・テイラー役、「恋と呼ぶには気持ち悪い」の有馬百合子役、「アラド：逆転の輪」のセリア役、「キングスレイド意志を継ぐものたち」のイリア役、「シャドウバースF」のアンドレア・ロイド役などの声優を担当しています。

情報の少ない朽木緋真ですが、その性格は妹であるルキアとは違いおしとやかでやさしく、夫である朽木白哉を一歩引いた位置から支える性格をしていたとされています。また流魂街出身ながらも朽木家に入り5年とはいえ生活していた事から実は生前は名家の出身だったのではないかとも言われています。

また自身の行動をいつまでも気にするタイプであり、死因になるほどの病に侵され、死ぬ間際ですら捨ててしまったルキアの事を気にするやさしさもみせています。

朽木緋真の名言の中でも朽木白哉との関係性や自身の境遇を一言で表しているとされる名言がこのセリフです。流魂街でまだ赤ん坊だったルキアを捨てる程困窮した生活を送っている中、朽木白哉と出会い、そして結婚して幸せな生活を送っています。ある種のシンデレラ・ストーリーを送った事を表した名言になっているとされています。

朽木緋真はBLEACH（ブリーチ）に登場するキャラクターの中では少数派の純粋な非戦闘員であり護廷十三隊に関わっていたという描写もありません。貴族である朽木家での生活から最低限の護身術を持っていた可能性や、妹のルキアが最終的には卍解に至るまでの霊力を持っていた事から秘めた霊力はそれなりにあったのではないかと考察されていますが、実際の所は一切描写がなく不明になっています。

ここからは既にBLEACH（ブリーチ）を視聴した人の朽木緋真に関する感想をまとめて紹介していきます。朽木緋真は朽木白哉の回想のみの登場であり、結局最後まで本編に登場する事はありませんでした。朽木白哉の生き方に大きく影響を与えているキャラクターだけにもっと描写が欲しかったという声、死神を題材にした作品だけになんらかの形で登場しても良かったのではないかという声もある程になっています。

それが描かれても不思議ではない程に朽木白哉の人気は高く、またそんな朽木白哉だからこそ恋愛結婚の末に、病が死因で死亡した後、50年が経過しても愛し続けてるというエピソードはファンの間でも広く受け入れられる結果になっています。

死因は病と死別する理由は明らかになっている朽木緋真と朽木白哉ですが、反面出会いについては描写がなく、不明のままになっています。瀞霊廷の中でも貴族であり、幼少期から次期当主として育っていた朽木白哉が如何にして流魂街で困窮の生活を送っていた朽木緋真と出会う事になったのだろうという声も多くなっています。

110年前の時点ではまだ朽木白哉は少年であり、その頃は現在と違い熱血少年だった事から、自ら流魂街に出向いた結果という説や、正式に死神になった後、任務で行った先に出会ったのではないかという説などファンの間では様々な考察が行われています。その出会いによっては或いは朽木白哉が現在のような性格になったのにも朽木緋真が関係しているのではないかという声もあるほどになっています。

BLEACH（ブリーチ）ファンの間では連載当時から人気のあった朽木緋真と朽木白哉のエピソードだけにスピンオフなどの形で新しいエピソードを書いてほしいという声も見られる程になっています。不明のままになっている出会いのエピソードはもちろん、結婚から朽木緋真が死亡するまでのエピソードなどを朽木白哉の視点で描いてほしいという声も多くなっています。

BLEACH（ブリーチ）の設定においては尸魂界で死亡したものは尸魂界を循環する霊子の一部になった後に現世に放たれて生まれ変わるという設定を活かし、朽木白哉が現世で生まれ変わった朽木緋真に出会うようなエピソードなどBLEACHの設定をより体現するような短編エピソードを展開して欲しいという声も見られるようになっています。

朽木緋真はBLEACH（ブリーチ）の人気キャラクター、朽木白哉の妻であり、朽木白哉の性格や思いに大きく影響を与えたキャラクターです。出会いから恋愛を経て結婚生活はわずかに5年しかありませんでしたが、その影響は大きく、その後朽木白哉がルキアを見つけ出して引き取り、同時に掟に固執する事になったきっかけを作ったキャラクターになっています。

本編よりも前に死亡しているキャラクターという事もあり、その登場は朽木白哉の回想シーンのみになっていますが重要なキャラクターとして人気を集めるキャラクターにもなっています。まだBLEACH（ブリーチ）を視聴していない人は朽木緋真と朽木緋真が大きく関わる朽木白哉のエピソードにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？