はじめの一歩の鷹村は網膜剥離で失明している？右目の秘密と噂の真相は？

はじめの一歩とは、ボクシングを題材にした漫画で、森川ジョージさんが書きました。1989年から「週刊少年マガジン」に連載を開始して以降今まで連載を続けている歴史のある漫画です！ボクシング漫画とあるだけあって、話数の表記は「第〇話」ではなく「Round:〇」となっています。

はじめの一歩は1989年に連載を開始し、単行本の数は100巻を超えています！マガジン史上最長記録で売り上げ総数は9400万部を突破しました！2000年にはテレビアニメ第1期が放映、2003年には「はじめの一歩 Champion Road]が放映、その年の9月には「はじめの一歩 間柴vs木村 死刑執行」が発売、2009年には第2期「はじめの一歩 New Challenger」が放映、2013年には第3期「はじめの一歩 Rising」が放映されました。

はじめの一歩とタイトルにある通り、主人公の名前は「幕ノ内一歩」という男の子です。実家は釣船屋でしたが父が事故で帰らぬ人になってしまい、それからは母と二人で店を切り盛りしていました。高校同級生にいじめられていた現場にたまたま通りかかった鷹村に助けられたことがきっかけにボクシングを始めるようになっていきました。

はじめの一歩のストーリーは、いじめられっ子で母子家庭であった「幕ノ内一歩」は、プロボクサーの「鷹村守」と出会った事がきっかけでボクサーを始めました。鷹村と同じ鴨川ジムに入り、会長の厳しい練習の下でコツコツと努力を重ね日本を代表する人気ボクサーに成長していく、というストーリーになっています。

一歩の戦い方は、至近距離で相手と殴り合う事を得意とする生粋のインファイターです。実家が釣船屋であるため自然と鍛えられていた筋力、足腰、体幹バランスを活かし、鴨川ジムの練習で柔軟かつ高耐久を持つ肉体を作り上げました。

一歩の階級はフェザー級ですが、それにしては重いパンチを放つハードパンチャーです。ジャブが対戦相手からは「石をぶつけられているようだ」と評価され、そのフェザー級離れをしたパンチ力を活かし、彼の勝ち星はすべてTKO勝ちです。中には技術面で遅れを取り敗北も危うい試合もありましたがその一発逆転を可能にするパンチ力で判定試合はありませんでした。

鷹村守は恐らくはじめの一歩で最強のボクサーだろうと言われています。彼自身、夢は6階級制覇と掲げています。（ジュニア・ミドル・スーパー・ミドル・ライトヘヴィー・クルーザー・ヘヴィー）元来喧嘩が好きな少年でしたが鴨川会長に拾われボクシングの世界へ。デビュー以来快進撃を続けており、全日本新人王を獲得した後もミドルクラスジャパンチャンピオンの座を獲得しています。

鷹村はWBCワールドミドルクラスチャンピオンであり同時にWBAチャンピオンのリチャード・バイソンとの統一戦も制覇しました。同ジュニアクラスも制し、3冠制覇を達成しました。この時の彼の戦績は23戦23勝23KOとパーフェクトで勝ち続けています。

鷹村はパワー、スピード、テクニックすべてにおいて高水準で兼ね備えています。またインファイトでもアウトボクシングでもどちらでも戦える彼に決まった戦い方などはなく、相手によって戦い方を変える万能な天才ボクサーです。

鷹村は実は熊と戦った経験があります。彼の胸の傷はその時付けられたものです。作中で山の中を散歩中だった彼は熊と遭遇してしまいました。武器などは持ち合わせていなく圧倒的に鷹村の方が不利な状況です。しかし彼の人生には「逃げる」という文字はなく熊と拳の肉弾戦をします。激戦の末、熊の頭にストレートを決め見事勝利しました。

素行不良で喧嘩っ早い彼ですが実は良い所のお坊ちゃんです。実家はリゾート開発で有名な「鷹村コンシェルン」であり、鷹村守はそこの次男として生まれました。しかし、その獰猛な性格ゆえ過去に事件を起こしてしまい追い出されてしまいます。実家では浮いた存在の彼ですが他兄弟からは見守られており、体格も性格もそっくりな兄とは稀に合ったりしています。

鷹村の右目は実は失明しているのでは、という疑惑がありました。その理由は合宿中、宮田が鷹村の顔面にパンチを当ててしまうというシーンで普段ならよけるはずのものをよけれない事に対して宮田が不信に思い、一歩に網膜剥離の疑いがある、という事からこの網膜剥離疑惑が始まりました。

宮田が一歩に網膜剥離の事を伝えた後の試合で、鷹村の右目は失明していない、という事でこの疑惑は消えたかに思えました。しかしリチャード戦でその疑惑が再び再燃、理由は誰にでもよけれそうなロングフックをよけられない鷹村の姿が何度も描かれていた事です。その試合はなんとか勝ちましたがその後は片方の翼がボロボロになって歩いている鷹村の姿が描写されており失明疑惑はほぼ確信となりました。

やはり鷹村の右目は網膜剥離による失明で見えていません。後のシーンでも右目の塗りつぶしがあまりにも不自然など、失明している事を示唆するような描写がありましたイーグル戦では左目を塞がれは両目が見えない状態で敗北が濃厚でした。しかし鷹村はそんなハンデを物ともしない様子で見事イーグルにうち勝ちベルトを奪取したのでした。ここも鷹村の強さやポテンシャルを改めて実感できるところです。

先に網膜剥離について説明します。網膜剥離とは眼球の内側にある網膜が剥がれ、視力が低下する病気です。網膜の役割は眼球の中に入ってきた光を受け取り脳へ伝達する組織です。網膜剥離には痛みがないため気付きにくく放置しておくと失明する恐れがあります。鷹村の場合は医者への診断など一切行わなかったため失明するまでに至りました。

これからの鷹村は6階級制覇を目標に様々な対戦相手と戦っていくことでしょう。そこでこの失明は正直つらいものがあります。人間にとって目は大切な器官です。目が無ければパンチを避ける事もできません。いくら人間離れしたポテンシャルを持っている鷹村でもこの問題は避けて通れない壁なのです。これからの鷹村はそれらの問題を解決しながら勝ち進んでいく形になります。

鷹村の人生に引退はありません。それは彼の戦績が物語っている通り鷹村の中で敗北こそが引退なのです。ここまで敗北をしらないからこそ、自分の限界を知りたいと思うのも当然です。よって網膜剥離で失明したからといって敗北し、引退するような鷹村ではありません。

これからはじめの一歩はどうなっていくのでしょうか。鷹村の網膜剥離疑惑もありますが、実ははじめの一歩の主人公の幕ノ内一歩もパンチドランカーになっているためはじめの一歩の主要キャラ2人が壊れかけという状況になっています。このままでは…という読者の方の声も多く100巻以上続いている事もありこのバットエンドを見逃せない方もたくさんいるようです。

はじめの一歩の物語である幕ノ内一歩はパンチドランカーの疑いがありました。これは一歩自体否定を続けていましたが今までそれを認めるような描写はありませんでした。もともと一歩の戦い方は打たれても打たれても立ち上がり、最後に一発逆転の渾身の一撃を放ち勝利するという戦い方であったため、一歩は自分がパンチドランカーだと認めませんでした。

しかし最近になって一歩自身が自分はパンチドランカーであると告白する場面があります。鷹村は一歩を引退させろと会長に提案していましたが、会長はまだ引退させたくないと拒否。一歩自身も引退する気はないと言っていてこれから先一歩がパンチドランカーに打ち勝つのか、それとも敗北してしまうのか期待が高まります！

実はもう一つの疑惑ではじめの一歩は打ち切りなのでは、と読者間で騒がれていました。理由としては鷹村の右目失明疑惑の再燃、一歩の深刻なパンチドランカー宣言など様々でこのままバットエンドとして終わってしまうのか、という不安な声が多かったです。しかし作者によると打ち切りはない、という事でこれからのはじめの一歩をお楽しみくださいとコメントしています。なので打ち切りの心配はないようです。

いかがでしたでしょうか？この記事ははじめの一歩の鷹村の右目の謎に焦点を当てて紹介させていただきました。敗北を知らない、熊をも素手で下す鷹村ですが右目が見えないハンデは大きすぎます。また6階級制覇の目標も残っていますし彼にとって敗北こそ引退、引退するのは負けてからと決めているのでしょう。はじめの一歩で最高にかっこいいキャラ鷹村のこれからの活躍に期待です！