【ドラゴンボール】複製ベジータはコメソンが作った生命体！強さ・戦闘力や声優は？

若い人から大人世代にまで大人気のアニメ『ドラゴンボール』。こちらの記事ではそんな『ドラゴンボール』シリーズの1つ『ドラゴンボール超』に登場する"複製ベジータ"についてご紹介していきます。その前にまずは『ドラゴンボール超』の原案である『ドラゴンボール』についての作品概要と『ドラゴンボール超』の簡単なあらすじをご紹介。『ドラゴンボール』についておさらいしたい人はこちらの項目にも目を通してみてください。

• 作者：鳥山明
• 出版社：集英社
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ
• レーベル：ジャンプ・コミックス
• 発刊期間：1984年11月20日～1995年6月5日
• 巻数：全42巻（完全版：全34巻）

『ドラゴンボール』は漫画家・鳥山明先生が週刊少年ジャンプにて連載していた少年漫画で、1984年から約10年間連載されていた人気作品です。原作漫画では「孫悟空少年編」「ピッコロ大魔王編」「サイヤ人編」「フリーザ編」「人造人間・セル編」「魔人ブウ編」の6章に分かれており、アニメでは「ドラゴンボール」と「ドラゴンボールZ」の2シリーズで展開されました。

原作漫画が完結した後もその人気は衰えず、1996年には「ドラゴンボールGT」、2015年には「ドラゴンボール超」というタイトルでアニメ原作の作品も作成されています。また2009年には「ドラゴンボール改」というタイトルでサイヤ人編から魔人ブウ編までの内容をリメイクしたアニメも登場。アニメは世界80カ国を越える国で放送されており、日本の代表漫画・アニメとしても知名度を得ています。

魔人ブウとの激戦から数年。平和な世界となった地球で悟空たちはそれぞれの生活を送っていました。そんなある日、破壊神ビルスと名乗る人物とその付き人ウイスが地球に現れます。伝説の戦士「超サイヤ人ゴッド」を探しに破壊神ビルスたちが地球へ訪れたその頃、地球の周辺の星では星が消えるという不可解な現象が多発し始めます。

複製ベジータとは『ドラゴンボール』のアニメシリーズ『ドラゴンボール超』の44話～46話に登場するキャラで、ベジータとそっくりの生命体です。その正体は惑星ポトフのコメソンがベジータのパワーを吸収し作り出したもので、全身が紫色をしておりゲル状の性質を持っています。

見た目だけではなく中身もベジータに類似しており、悟空をライバルとして見ていたり、息子のトランクスを気に掛ける様子も見せています。しかし複製ベジータはコメソンが作った生命体のため、悟空達と共に過ごし性格が丸くなったベジータとは違い、オリジナルのベジータよりも邪悪な性格を持っています。

性格的には現在のべジータよりも、以前の悪役として登場した初期のベジータに似ています。複製ベジータの元となったのは惑星ポトフで「飲めば力が何百倍にもなるという奇跡の水」というキャッチコピーで流通していた"超人水"という化学兵器の液体。力の弱いポトフ人が自衛の為に作り出した科学兵器です。

『複製ベジータの強さや戦闘力・登場シーンとは？』1つ目は「複製ベジータの強さや戦闘力」についてです。複製ベジータの元となった化学兵器・超人水はコピーした人間の強さや戦闘力をそのまま反映することができます。そのため複製ベジータは超サイヤ人ゴッドに変身できるほどの強さ・戦闘力を持つ強敵となりました。

『ドラゴンボール超』のストーリーの中では悟空とも対等に戦える強さ・戦闘力を見せ、超サイヤ人3のゴテンクスを負かす強さも見せました。また複製ベジータはベジータ同様の技も使えるため、ギャリック砲などの必殺技も使用可能となっています。しかし超人水で作った複製体には弱点があり、複製体がどれだけ強くても本体の核を破壊すれば弱体化させることができます。

『複製ベジータの強さや戦闘力・登場シーンとは？』2つ目は「複製ベジータと孫悟空との戦い」について。超人水で作った複製ベジータは上記の『複製ベジータの強さや戦闘力』でご紹介したように元となった人物と同じ強さ・戦闘力を持っています。そのため悟空と互角の強さを持つベジータをコピーした複製ベジータも悟空と同等の強さを見せました。

複製ベジータと悟空の戦いが均衡状態となっている最中、コメソンは敵の戦力を減らそうとドランクスの背後に回ります。しかしその時モナカが体勢を崩したことによってコメソンの本体の核を踏み潰してしまいます。本体の核を攻撃されたため、複製ベジータの動きは停止。悟空はその隙を見逃さずかめはめ波を複製ベジータに放ち、複製ベジータは消滅したのでした。

『複製ベジータの強さや戦闘力・登場シーンとは？』3つ目は「複製ベジータの性格」についてです。複製ベジータは本物のベジータをそのままコピーしているため、性格や他のキャラクターに対しての感情もほとんどオリジナルと同じように作られています。そのためライバルである悟空に対する競争心や、息子のトランクスに対しての親子の情も持ちあわせている様子が見られました。

しかしオリジナルのベジータとは違う点もあり、仲間達と出会い人間らしい感情を持つようになったオリジナルのベジータよりも自分本位な部分が強調されています。その性格は現在のベジータよりも、悟空と初めて出会った時の性格に近いと言えるでしょう。

• 誕生日：1972年10月21日
• 血液型：A型
• 身長：168センチ
• 出身地：東京都
• 事務所：フリー

アニメ『ドラゴンボール超』で複製ベジータの声を演じた声優キャストは声優の森田成一さんです。『ドラゴンボール』のアニメシリーズでは既存のキャラクターにそっくりな人物が登場した際には元のキャラクターと同じ声優が使用されることが多いですが、複製ベジータの声優はベジータ役の堀川りょうさんではなく森田成一さんがキャストされています。

森田成一さんは『ドラゴンボール超』の中では破壊神ビルスの付き人・ウイスの声も演じています。『ドラゴンボール超』の複製ベジータやウイスの声優として活躍している森田成一さんは他にも様々なアニメ作品で声優を務めており、2007年には第1回声優アワードで新人賞を受賞される実力派。また俳優としても活躍しており、多くの舞台に出演され活躍しています。

『ドラゴンボール超』で複製ベジータ森田成一さん。2001年に声優デビューをしてからは『BLEACH』の黒崎一護役、『キングダム』の信役など多くの人気キャラクターを演じています。下記では森田成一さんが演じた他作品の代表キャラクターの一部をまとめているので、気になった人はチェックしてみてください。

• アウル・ニーダ（機動戦士ガンダムSEEDDESTINY）
• 佐藤寿也（MAJOR）
• バーナビー・ブルックスJr.（TIGER&BUNNY）
• マルコ（ONEPIECE）
• 丹波光一郎（ダイヤのA）
• 三輪秀次（ワールドトリガー）
• ライア（ブラッククローバー）
• ティーダ（FF10）
• 前田慶次（戦国BASARA）
• 高村光太郎（文豪とアルケミスト）

敵キャラクター・コメソンの兵器として『ドラゴンボール超』に登場した複製ベジータですが、ネットの感想では「結構好き」「2Pカラーみたいで良い」といった好感の声もあがっています。登場当初はプライドの高いオレ様キャラ代表だったベジータですが、物語が進むにつれて丸い性格になってしまったところもあるため、複製ベジータを見て「昔のベジータのようだ」と喜びの声も見られています。

『ドラゴンボール超』で複製ベジータの声優としてキャストされた森田成一さんですが、『ドラゴンボール超』のメインキャラクター・ウイスの声と同じだと気付いたファンの人もいたようです。森田成一さんは他にも人気アニメ作品のキャラクターを多数演じられているので、どんなキャラクターを演じたことがあるのか気になる人は『森田成一の主な出演作品や演じたキャラ』の項目にも目を通してみてはいかがでしょうか？

こちらのかたの感想では複製ベジータと悟空の戦いを見て、悟空たちが昔と比べて格段に戦闘力が上がっていることに気付いたと述べられています。アニメ『ドラゴンボールZ』の時には魔人ブウを倒すことに苦戦していた悟空たちですが、『ドラゴンボール超』の時の強さであれば魔人ブウも簡単に倒せたことでしょう。

以上、『ドラゴンボール超』に登場する複製ベジータについてご紹介してきました。複製ベジータとは惑星ポトフの宇宙人・コメソンが作った化学兵器"超人水"で作ったベジータそっくりの生命体で、その強さや戦闘力もベジータの生き写しとなっています。また性格もベジータとほぼ同じですが、コメソンが核となっているため現在のベジータよりも邪悪な一面も見られています。

複製ベジータの強さは本物のベジータと同じですが、コメソン本体の核が弱点となっているため、核を攻撃してしまえば動きを止めることができます。複製ベジータは『ドラゴンボール超』の44話から46話で登場するので、気になった人はアニメをチェックしてみてはいかがでしょうか？