【ドラゴンボール】人魚はかわいい人気キャラ！登場シーンや担当声優は？

『ドラゴンボール』の人魚のかわいい魅力やアニメ版で声優を務めた島本須美についてまとめていく前に、人魚のプロフィールを紹介していきます。人魚がどんな性格なのかも解説しますので、彼女について詳しくなれる内容となっております。また、『ドラゴンボール』の作品情報も紹介しますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『ドラゴンボール』は鳥山明が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画作品です。主人公・孫悟空がタイトルと同じ名前の秘宝であるドラゴンボールを探す旅をしながら仲間と出会っていくという冒険活劇でしたが、途中から戦いが中心のバトル漫画へと変化していきました。単行本は全42巻、完全版が全34巻となっており、2022年3月現在全世界累計発行部数が2億6000万部を突破している日本が誇る漫画作品となっています。

地球の山奥に住んでいる尻尾の生えた少年・孫悟空は、ドラゴンボールを探して都から来た少女・ブルマと出会い、一緒にドラゴンボール探しの旅をする事になります。悟空はその旅の中で亀仙人やクリリン、ヤムチャなどの仲間と出会い、ピラフ一味やレッドリボン軍などの敵との戦いを経て成長していきました。そしてピッコロ大魔王という強力な敵の出現を機に、悟空は地球を守るための戦いに身を投じていく事になっていきます。

人魚は『ドラゴンボール』の『孫悟空少年編』に登場した女性キャラクターで、原作漫画では第3巻・其之二十五、アニメ版では第14話に登場しました。1話限りのモブキャラとして登場したため、名前は決まっておらず、人魚とだけ呼ばれています。長いストレートヘアーにツリ目が特徴のかわいい美女で、登場が1話だけだったにも関わらず『ドラゴンボール』の中でもかわいいと言われ続けている人気キャラです。

また、当時の『ドラゴンボール』では、人魚が登場するまでは若いかわいい女性キャラは希少であったため、数少ない貴重な女性キャラだった事も人気となった理由の1つです。2022年3月現在、『Vジャンプ』にて作画・とよたろうで『ドラゴンボール超』が連載中ですが、とよたろうが描いた人魚のイラストも公開されています。

『ドラゴンボール』の人魚は普通の若い女の子らしい口調で話す事が特徴で、良い意味で人魚のイメージとは違う印象を与えます。かわいい見た目とは裏腹に、セクハラ発言をした亀仙人に対して制裁を加えている事から強気な面も持っているようです。しかし、見ず知らずの悟空についてきたところや、筋斗雲に乗れているというところからも、純粋な性格をしている事が分かります。

悟空は亀仙人の元で修行をさせてもらうためにカメハウスを訪れますが、亀仙人は修行をつける条件としてかわいい女の子である『ぴちぴちギャル』を連れてくるように指示します。悟空は当時、男性と女性の区別もついていなかったので、最初に連れてきたのは大柄の女性で、亀仙人に注意を受けていました。その後、新たに悟空が連れてきた女性が人魚です。かわいい顔立ちをしていた事から亀仙人はガッツポーズをしていました。

悟空が連れてきた人魚は上半身が人間で下半身が魚となっていますが、普通の女の子が好みそうなTシャツを着ていて、なおかつ下半身が筋斗雲によって隠れていた事から、亀仙人は最初人魚だと気付かずに喜んでいました。このTシャツは胸の部分に『PIEPIE』という文字が書いてあり、赤い色をしている事が特徴で、人魚はまくり上げる事でへそ出しにするかわいい着こなしをしています。

悟空がかわいい女の子を連れてきた事で大喜びする亀仙人は、悟空に『パンチー』を貰ってくるように指示します。悟空が人魚に頼みに行くと、人魚はシャツ1枚だけでパンチーは履いていないと言い、それを聞いた亀仙人は鼻血を出して興奮していました。さらに亀仙人は近くで拝もうとして人魚に近づきますが、近づいた事でやっと人魚だと気が付き、盛大にズッコケます。

しかし、人魚だとしても胸は人間と変わらないはずだと気持ちを切り替えた亀仙人は『おそれいりますが…』と話を始め、『つまませてもらえませんか？』とセクハラ発言をした事で人魚にボコボコにされてしまうというオチです。結局人魚は怒ってそのまま帰ってしまい、悟空は『パンチー』とは『パンチ』の事だったのかと1人納得するのでした。

『ドラゴンボール』の人魚は2020年に発売された一番くじのE賞でミニフィギュア化を果たしています。ゴジータなどのメインキャラと並んでの登場であった事からも、人魚が『ドラゴンボール』ファンから長年愛され続けている事が分かります。E賞には亀仙人のミニフィギュアもある為、人魚と並べてみると原作でのシーンが再現できます。

『ドラゴンボール』の人魚の声を担当した声優は島本須美です。高知県出身で1954年12月8日生まれの2022年3月現在67歳で、声優以外にもナレーターとしても活動しており、過去には女優業もこなしていました。また2010年からは『プロ・フィット声優養成所』にて基礎講座の講師としても活動中です。1979年から声優としての活動を始めた島本須美は、綺麗な声質からかわいい女の子やおとなしい女性などを中心に演じてきました。

また、島本須美はアニメ作品で多くのメインキャラを演じてきた有名声優ですが、30年以上声優として活動をしている割には出演作品が少ないと本人が語っており、メインキャラの強い印象から名前が売れたのではないかと自己評価をしています。私生活ではお笑い芸人の越川大介と結婚しており、1人娘である越川詩織も声優として活動しています。島本須美と越川詩織はアニメ『アンパンマン』にて親子共演も果たしました。

『ドラゴンボール』で人魚の声優を担当した島本須美は、アニメ『ルパン三世』の劇場版『カリオストロの城』のヒロイン・クラリスの声優としても有名です。監督を務めた宮崎駿は、島本須美の綺麗な声に感銘を受けた事で『カリオストロの城』のオーディションを勧め、結果クラリス役に抜擢されたというエピソードがあります。

『カリオストロの城』は劇場公開時よりもテレビでオンエアーされた時の方が大きな反響を呼び、島本須美に対するファンレターが劇団に大量に送られてきたという事です。島本須美は他の劇団員にファンレターを大事にするように言われた事から、1人1人に返事を書きまくっていたと語っていました。

『ドラゴンボール』の中で一番かわいいのは人魚だというファンの感想があります。『ドラゴンボール』ファンの中で非常に多い感想で、ブルマや18号、ビーデルなどといったかわいい女性キャラの中でも一番好きだという方がいます。モブキャラでありながらここまでの人気を誇りフィギュア化もされている人魚なので、再登場を期待するファンも少なくありません。

『ドラゴンボール』の作中で数コマしか登場シーンの無い人魚ですが、非常に美人に描かれている為、鳥山明の本気が凄まじいというファンの感想があります。『ドラゴンボール』には登場回数が少ないにもかかわらず有名になるキャラは多く存在しており、人魚もその1人です。他には戦闘力5のおじさんなどがいます。

『ドラゴンボール』の人魚は当時のギャルを思わせる見た目をしていますが、筋斗雲に乗る事の出来る純粋な心を持っている事で、ギャップが生まれています。見た目は遊んでいそうなのに実は心はピュアだというこのギャップも、人魚が人気となっている理由の1つです。

『ドラゴンボール』の人魚のイラストが描かれているTシャツが発売されており、このTシャツがかわいいというファンの感想がありました。原作そのままのイラストとなっているので、『ドラゴンボール』ファンには嬉しい一品となっています。

『ドラゴンボール』の人魚の登場シーンや、アニメ版で声優を務めた島本須美についてまとめてきましたが、モブキャラでありながらかわいい魅力で人気を保ち続けている事が分かりました。今回の人魚についてのまとめを読んだ後にもう一度、『ドラゴンボール』で人魚の登場シーンを読んでみるというのはいかがでしょうか？