【ドラゴンボール】グラノラは最強のシリアル星人！正体・強さやフリーザとの関係は？

最強のシリアル星人・グラノラの過去や戦闘力について解説していく前に、彼のプロフィールを紹介していきます。グラノラとはどんなキャラクターなのかが分かる内容となっており、事前に読んでおく事で後述のグラノラについてのまとめがより一層分かりやすくなっておススメです。また、『ドラゴンボール』の作品情報もまとめていきますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『ドラゴンボール』は鳥山明が『週刊少年ジャンプ』にて1984年から1995年まで連載していた漫画作品です。単行本は完全版も含み2022年3月現在全世界累計発行部数が2億6000万部を突破しているという日本が誇る大人気漫画作品となっています。物語の直接の続編として『ドラゴンボール超』が2015年から『Vジャンプ』で連載が開始され、原作・鳥山明、作画・とよたろうのタッグで連載中です。

『ドラゴンボール』の物語は山奥に住んでいる尻尾の生えた少年・孫悟空と都から来た少女・ブルマとの出会いから始まります。悟空はブルマと共に7つ揃えればどんな願いも叶えてくれるというドラゴンボールを見つける旅を始めた事がきっかけで様々な仲間や敵と出会い、成長していきました。そして物語は『ドラゴンボール超』へと移り変わり、魔人ブウとの戦いを終えた悟空の元に破壊神がやってきた事で新たな戦いは始まります。

グラノラは過去に滅んだシリアル星人の生き残りです。現在もシリアル星に住んでおり、街から離れた場所で老人のナメック星人・モナイトと共に暮らしています。後ろになびいた少し癖のある緑色の髪が特徴で、服装はシリアル星人の民族衣装を身に纏っています。シリアル星人は狙撃に特化した右目を生まれつき身に付けている事が特徴ですが、グラノラはその中でも桁外れな能力を持って生まれました。

グラノラは右目と左目がそれぞれ違う色をしており、狙撃特化の種族の証でもありますが、基本的にはスコープのような機械で右目を隠しています。このスコープは通信機能が備わっており、グラノラはオートミルという人物に狙撃のサポートを受けながら戦う事で更なる強さを発揮します。仕事は賞金稼ぎをしていて、その中で敵と戦い続けた結果、本人曰く過去のフリーザなら倒せるほどの戦闘力となりました。

ここからは『ドラゴンボール』に登場するグラノラの正体を考察し、フリーザとの過去や関係を解説していきます。シリアル星人の生き残りであり、賞金稼ぎとして生活していたグラノラですが、いったいどのように物語に関わるようになっていったのでしょうか？どうやら過去の出来事やフリーザが大きく関わっているようですが、『ドラゴンボール超』での作中の活躍からグラノラの正体を紐解いていきます。

シリアル星人は現在から40年前、フリーザ軍によって滅ぼされました。フリーザ軍は当時サイヤ人を率いていた為、この時に実際にシリアル星を襲撃したのがサイヤ人、指揮していたのがフリーザという事になります。サイヤ人は大猿に変身してシリアル星の街で暴れまわり、次々とシリアル星人を殺害していきました。そんな中で、当時少年だったグラノラは走って逃げながら母親であるミューズリの元へと向かっていきます。

そしてミューズリの元に辿り着いたグラノラでしたが、割れた天井から大猿の顔が覗いていた事に驚いて気を失ってしまいます。その後、元の姿に戻ったその大猿でしたが、正体は悟空の父・バーダックでした。ミューズリは警戒して狙撃を行いますがバーダックは微動だにせず、その後にグラノラとミューズリを安全な場所まで連れていきました。それがナメック星人・モナイトの隠れ家です。

グラノラを安全な場所まで連れてきた事でその場を去ろうとするバーダックでしたが、グラノラが目を覚まして叫んだ事でそこにフリーザ軍と手を組んでいたヒータ軍がやってきて、リーダーのエレクがミューズリを打ち抜いて殺してしまいます。怒ったバーダックはヒータ軍を攻撃しながらどこかへ行ってしまいますが、この時にグラノラは気を失っていた為、フリーザと共にサイヤ人にも恨みを抱くようになりました。

生き残ったグラノラでしたが、この事がきっかけでフリーザに対して強い恨みを持つようになり、復讐の為に自身の戦闘力を上げていきます。現在はヒータ軍のエレクから仕事を請け負っているグラノラは、フリーザの復活を知った事で復讐を果たそうとしますが、エレクの弟であるガスに復活したフリーザには勝てないと論されたため、一旦は諦める事にするのでした。

シリアル星にもドラゴンボールは存在しており、グラノラは1つをすでに持っていました。シリアル星のドラゴンボールは2つ揃えるだけで願い事を叶える事が出来ますが、グラノラは自身の復讐心をモナイトに見抜かれた事でドラゴンボールの使用を禁止されます。しかし、何気なく見ていたニュースでシリアル星に住んでいるシュガ人の子供がもう1つのドラゴンボールを手に入れたという事を知ったグラノラはすぐに行動に出ました。

専門機関を襲撃してドラゴンボールを手に入れたグラノラは、呪文を唱えてシリアル星の神龍・トロンボを呼び出しました。グラノラは自分を宇宙一の戦士にしてほしいという願いを言いますが、トロンボはグラノラの潜在能力では宇宙一になる事は出来ないと答えてきます。悔しがるグラノラでしたが、その後にトロンボはグラノラの残りの寿命である150年を3年に凝縮する事で宇宙一になる事も可能だと言ってきました。

そして迷わず条件を飲んだグラノラは宇宙一の戦士となる事に成功します。その後、ドラゴンボールは空中で飛び散りましたが、願いを叶えたグラノラの髪は腰辺りまで伸びていた為、自分で切っていました。グラノラは駆け付けたモナイトにドラゴンボールを使用した事を述べた事で説教を受けていましたが、気にせずにフリーザへの復讐の為に動き出すのでした。

正体は過去にフリーザ軍によって滅ぼされたシリアル星人の生き残りで、復讐に燃える戦士だという事が分かったグラノラですが、ここからはそんなグラノラの強さや戦闘力についてを解説していきます。ドラゴンボールによって寿命を3年間に縮める事を条件に宇宙一の戦士となってグラノラの戦闘力とはどれほどのものなのでしょうか？『ドラゴンボール超』での作中のグラノラの戦闘シーンから強さについて解析します。

狙撃に特化したシリアル星人であるグラノラは、発達した右目のおかげで裸眼でも遠く離れた目標を攻撃出来ます。また、常に身に付けているスコープによってオートミルと通信する事で、数キロ離れた敵にも気弾で狙撃する事も可能です。この能力を駆使する事によって、戦闘力の弱い敵なら団体でも見つかる事なく全て撃破する事も出来ます。さらにグラノラは途中で覚醒を果たして左目も強化されたため、更なる強さを得ました。

エレクの陰謀によってシリアル星に向かわされた悟空とベジータは、サイヤ人への復讐も狙っていたグラノラと対峙します。まずはグラノラと悟空との戦いとなりますが、元々持っていた狙撃能力の他に、宇宙一となった事で瞬間移動も会得していたグラノラの優勢で戦闘が進み、まだ未完成の身勝手の極意が未完成である悟空の急所を撃ち抜きました。その後、悟空はスーパーサイヤ人ゴッドとなって再び戦闘態勢に入ります。

それでも宇宙一の戦士となったグラノラの強さには敵わず、劣勢となってしまう悟空でしたが、ついに完成型の身勝手の極意を発動し、グラノラを圧倒的な力で返り討ちにしていきました。そして、悟空の勝利は目前と思われたその瞬間、グラノラの姿が消えます。そしてすぐに姿を現したグラノラは悟空の左胸を突いて倒してしまいます。実は悟空が戦っていたのは分身で、本体は他の別の場所に潜んでいたのでした。

悟空が倒された事で、グラノラとの戦いはベジータにバトンタッチとなります。ベジータはスーパーサイヤ人ブルーとなって戦いを挑みますが、グラノラの圧倒的な戦闘力の前では力の差は歴然でした。しかし、ベジータは次の瞬間、破壊神の力を開放するという我儘の極意を発動します。我儘の極意はダメージを受けて闘争本能を呼び覚ます事で強さを増していく性質を持っており、破壊神を思わせる力の前にグラノラは意識を失いかけます。

しかし、グラノラは極限まで追い込まれた事で左目も覚醒し、さらに戦闘力が大幅にアップして形勢逆転となりました。その後、激化する戦いの中で2人はシュガ人のコロニーへと突入してしまいます。そこで、怯えているシュガ人の親子を見たグラノラは、過去の怯えている自分と母親の事を思い出して戦いを躊躇しますが、それでもベジータにトドメを刺そうとしました。しかしそこにモナイトが現れた事で、戦闘はそこで中断します。

シリアル星を拠点に賞金稼ぎを生業としているグラノラは闇の商売組織であるヒータ軍から仕事を請け負っています。『生残者グラノラ編』の序盤では、グラノラはセブンスリーの残骸を回収するという依頼をヒータ軍から受けていました。ヒータ軍は兄弟で構成されており、長男であるエレクがリーダーを務めています。フリーザ軍が滅ぼしたシリアル星をシュガ人に売ったのもヒータ軍です。

エレクはフリーザ・サイヤ人を厄介に思っていましたが、近頃戦闘力を付けてきたグラノラも邪魔に感じてきた事で同士討ちさせる計画を立てていました。ヒータ軍の中でも戦闘力が一番高いのはエレクの弟であるガスで、ドラゴンボールに頼んだ事でグラノラと同じく宇宙一の力を手に入れます。しかも、グラノラよりも後にドラゴンボールに頼んだため、グラノラよりも高い戦闘力を得ました。

モナイトはグラノラが母親を失った事をきっかけに一緒に住みだした家族同然のナメック星人です。元々ナメック星人はシリアル星人と友好的な関係を築いていたため、多くのナメック星人がシリアル星に住んでいました。モナイトの年齢は500歳を超えており、ナメック星の最長老と同じくらいの年齢となっていますが、竜族の寿命は600から700歳と言われているので、かなりの高齢に差し掛かっている事が分かります。

シリアル星のドラゴンボールを作った張本人でもあり、グラノラが宇宙一になるきっかけを作りましたが、グラノラの復讐心を読み取った事で使用を禁止していました。この事からモナイトはグラノラの事を子供や孫のように考えていると分かります。ちなみに、モナイトが作ったドラゴンボールは2つだけで発動出来るだけでなく、飛び散った後も石になる事が無いので見つけ出せば連続使用が可能です。

悟空とベジータがグラノラと戦っていた時に、ベジータはグラノラの正体に気付いていたようです。悟空は地球で生まれ育ったためサイヤ人の過去や正体についてはあまり詳しくはありませんが、ベジータは子供の時から他の星の制圧などのサイヤ人の仕事を行っていた事から正体に気付いたと考えられます。しかし、ベジータはグラノラの正体に気付いても、過去のサイヤ人の行いを謝るつもりはありませんでした。

『ドラゴンボール超』のグラノラがめちゃくちゃかっこいいというファンの感想がありました。確かに常にキリっとしたクールな目つきと端正な顔立ちをしているイケメンキャラなため、未来トランクスに近い雰囲気が感じられるルックスとなっています。バトル漫画として確立している『ドラゴンボール』ですが、このような強いイケメンキャラが登場する事も大きな魅力の1つです。

グラノラがドラゴンボールによって宇宙一の戦士となった理由が理解できないという感想は少なくありません。修行を続けて強くなった悟空を見続けてきたファンからすると、いきなり強くなったグラノラに対して多くのファンが批判的な感想を持ってしまう事も仕方のない事です。寿命を縮めるという条件付きとはいえ、グラノラがいきなり宇宙一となった展開は賛否両論が分かれる結果となりました。

『ドラゴンボール超』の『生残者グラノラ編』のメインキャラ・グラノラの強さや正体・過去についてまとめてきましたが、ドラゴンボールの力で宇宙一の戦士となり、過去にはフリーザ軍によって家族を滅ぼされた事で強い恨みを持っている事が分かりました。今回のグラノラについてのまとめを読んだ後にもう一度、『ドラゴンボール超』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか？