【黒執事】ジェーンはヒースフィールド男爵邸のメイド長！正体・目的や過去は？

「黒執事」は月刊Gファンタジーで連載中の漫画で、作者は柩やな、コミックは31巻まで発売中です。2008年にアニメ第1期として「黒執事」が放送され、その後、2010年に第2期「黒執事Ⅱ」、2014年に第3期「黒執事 Book of Circus」が放送され、2015年にOVA「黒執事 Book of Murder」が制作されました。 2017年には劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」が公開されました。

「黒執事」の舞台はイギリス、時代は大英帝国と呼ばれた19世紀後半です。「黒執事」は当時のイギリスで起きた実際の事件なども絡めながら、サスペンスにアクションを加えたダーク・ファンタジーです。「黒執事」はコミック累計発行部数が3000万部を超えるヒット作品で、漫画、アニメの他に2009年には実写舞台、2010年から2021年にかけてミュージカルも上演されています。

「黒執事」のあらすじは、名門ファントムハイヴ伯爵家は英国政府の裏の仕事を任されている貴族で、当主はシエルという少年です。当主を支えているのは執事のセバスチャン・ミカエリス。シエルは過去に両親を殺害され、誘拐された経験があり、その時出会ったのがセバスチャンでした。セバスチャンの正体は悪魔で、シエルは悪魔と契約を結び、伯爵影の執事となったセバスチャンと共に敵を追います。

「黒執事」のノースヨークシャー編に登場するジェーンは、ヒースフィールド男爵家に仕えるメイド長です。新人メイドに成りすましてヒースフィールド男爵家に潜入したメイリンと藍猫（ランマオ）に対してメイド長として仕事を教えるなど普通に接していますが、実はメイリンと藍猫の行動を監視しています。

ジェーンのメイド長としての顔は表向きのもので、その正体は用心棒です。ジェーンを用心棒として雇っているのは、ヒースフィールド男爵の屋敷に出入りしている「黒いフードを被った人物」です。用心棒の目的は主に男爵家の屋敷の警備です。

ジェーンの正体はかつて戦争に従軍した経験者か、もしくは元傭兵だったと思われ、メイリンを一目で「慣れている人間」だと見抜きました。高い戦能能力を持つジェーンは、凄腕のスナイパーで戦闘能力も高いメイリンと互角の戦いを繰り広げます。

ヒースフィールド男爵家のメイド長・ジェーンの正体は男爵家の用心棒でした。高い戦闘能力を持つジェーンの過去について見ていくと、ジェーンは過去にカルンスタイン病院に勤めていた看護師だった可能性があります。カルンスタイン病院とは、暁学会の設立者であるリアン・ストーカーが院長を務める病院です。ヒースフィールド男爵が暁学会の会員で、血液の採取を行っている疑いを持ったのがセバスチャンでした。

そこで、メイリンが調査のためにメイドとして潜入したというわけです。ジェーンはメイリンに男爵家のことは何も知らない、ただの用心棒だと言っています。ところが、ジェーンは「男爵家が無くなると困るひとが大勢いる」とも言っています。この言葉から、ジェーンは血液採取の目的を知っていると考えられ、過去にカルンスタイン病院に勤めていた可能性が考えられています。

ここまで「黒執事」のノースヨークシャー編に登場するジェーンの正体と目的、過去について見てきました。ジェーンの過去は看護師で、軍事関係にも携わっていたと考えられています。ここからは、ヒースフィールド男爵家のメイド長としてのジェーンの活躍をネタバレで見ていきます。

ヒースフィールド男爵家のメイド長・ジェーンは、男爵家にいる20名のメイドたちをまとめています。メイリンと藍猫がメイドとして入ってきたときも、メイド長として指導します。しかし、メイリンを一目見ただけで、ただのメイド志望の娘ではない「慣れている人間」だと見抜くなど、鋭い観察眼を持っています。

メイリンがヒースフィールド男爵の寝室を覗いていたとき、ジェーンがいきなりメイリンの口を塞ぐという早業を見せました。背後から接近するジェーンの気配を、メイリンは一切感じることができなかったということです。ジェーンはヒースフィールド男爵について、男爵の妻と子どもが過去に亡くなったことをメイリンに話します。さらに、男爵がメイドを集めている目的は、「魂の形が似ている女性」を探すことだと話しました。

ヒースフィール男爵の寝室に呼ばれた藍猫が、男爵を痛めつけて情報を得ようとしますが、そこにジェーンが駆けつけ、吹き矢で藍猫を眠らせました。一方、メイリンは姿が見えなくなった藍猫を探すために地下にある隠し部屋に潜入します。すると、そこにジェーンが現れ、メイリンとジェーンの戦闘が始まります。

ジェーンはメイリンを味方にしようと、給金を3倍にすると言いますが、メイリンは拒絶します。ジェーンは藍猫が眠っていると思い、藍猫を攻撃しますが、眠っているふりをしていた藍猫に取り押さえられてしまいます。

ジェーンは、これ以上メイリンと藍猫相手に戦っても無駄だと悟り、自分が持っている情報を二人に話します。ジェーンは自分の正体を元傭兵だと言い、暁学会の目的について何も知らされていないと話します。しかし、藍猫は嘘だと言い、ジェーンを殺そうとしますが、メイリンが止めます。メイリンは、この調査の目的な戦うことではなく、暁学会の拠点を潰していくことだと言います。

その後、ジェーンはメイリン、藍猫と協力して男爵家にある拠点を崩壊させました。藍猫がジェーンのために今後の仕事を用意しようとしますが、ジェーンはそれを断ります。そしてジェーンは一人、新たな場所を求めて去っていきました。

ここまで「黒執事」のジェーンの活躍について見てきました。ここからは「黒執事」のノースヨークシャー編で活躍するキャラクターを紹介していきます。

「黒執事」ノースヨークシャー編に登場するクリス・ヒースフィールド男爵は、愛する妻と子どもを事故で失うという悲しい過去を背負っています。現在はヒースフィールド男爵家の屋敷に一人で暮らしています。大勢のメイドが働いていますが、常時メイドを募っています。この事から、血液採取の拠点では？と疑われます。

「黒執事」ノースヨークシャー編に登場するミセス・アビーは、ヒースフィールド男爵家の家政婦（ハウスキーパー）です。男爵家の使用人やメイドを統率し、更に採用の可否を決めることができる上級の使用人です。

「黒執事」ノースヨークシャー編に登場するアニーはヒースフィールド男爵家のメイドでです。メイリンや藍猫たちと同じ時期に雇われました。男爵の目に留まり、寝室に呼ばれますが、翌日、辞職したことになっており、以来、行方が分からなくなります。

「黒執事」ノースヨークシャー編に登場する白（ハク）は、メイリンの過去に登場する人物です。「青幇」（上海マフィア）の幹部で、劉の前にイギリスを担当していました。メイリンをスナイパーとして育てた人物です。娼館やアヘンで儲けていましたが、規制が厳しくなってからは収入が減少し、焦っています。シエルの暗殺をメイリンに命令したこともあります。

「黒執事」のジェーンはノースヨークシャー編で登場し、活躍シーンもありましたが、最後は去って行きました。短い期間の登場でしたが、「惚れた」という感想と、また登場して欲しいという感想です。

「黒執事」の最新刊・31巻では高い戦闘能力を持つジェーンとメイリン、藍猫との戦いが描かれました。ジェーンがかっこ良かったということと、生まれ変わったらジェーンのような女性になりたいという感想です。

「黒執事」についての感想では、華麗な雰囲気に浸れるところが好きだという感想です。ジェーンについては、メイリンたちとの戦いを終えてヒースフィールド男爵家を去って行きましたが、去り際が明るい感じだったことから、再び会えるかもしれないという感想です。

いかがでしたか？「黒執事」のジェーンについて紹介しました。最新コミック31巻の表紙にもなったジェーンの正体は元看護師とも、元傭兵とも考えられていました。また、ジェーンの活躍なども紹介しました。感想・評価では、ジェーンのかっこいい所が好きという声や去って行ったジェーンを惜しみ、再び登場して欲しいという声が寄せられていました。今後、ジェーンの登場に期待して、「黒執事」をお楽しみください。