【探偵はもう、死んでいる。】加瀬風靡の正体・目的を考察!君塚の敵?味方?

『探偵はもう、死んでいる。(略称:たんもし)』の加瀬風靡の正体・目的を考察!君塚の敵?味方?加瀬風靡は警視庁に務める刑事で、調律者の1人でもあります。主人公である君塚君彦の前に度々現れ、助言をしてくれる加瀬風靡ですが、彼女の本当の目的とはいったい何なのでしょうか?今回は『探偵はもう、死んでいる。』の加瀬風靡に焦点を当て、彼女の正体や目的などを徹底的に考察していきます!

【探偵はもう、死んでいる。】加瀬風靡の正体・目的を考察!君塚の敵?味方?のイメージ

目次

  1. 加瀬風靡とは?
  2. 加瀬風靡の正体や目的をネタバレ
  3. 加瀬風靡は君塚たちの味方?敵?関係をネタバレ
  4. 加瀬風靡との会話の「あいつら」や別荘を考察
  5. 加瀬風靡のアニメ声優
  6. 加瀬風靡に関する感想や評価
  7. 加瀬風靡まとめ

加瀬風靡とは?

加瀬風靡の正体や目的を考察していく前に、『探偵はもう、死んでいる。』の作品概要をまとめていきます。作品概要や物語のあらすじもここで紹介しますので、後述の加瀬風靡についてのまとめがより一層分かりやすくなります。また、今回のメインである加瀬風靡のプロフィールもここでまとめていきます。

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)の作品情報

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)の概要

『探偵はもう、死んでいる。(通称:たんもし)』は、二語十(にごじゅう)によるライトノベル作品で、イラストはうみぼうずが担当しています。タイトルから想像できるように探偵ものでありながら、バトルシーンやラブコメ要素なども組み合わさっており、ジャンルにとらわれない作風が特徴です。2019年から『KADOKAWA』から第一巻が発売され、2022年2月現在85万部を突破するほどの人気作品となりました。

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)のあらすじ

物語の主人公である中学2年生・君塚君彦は、自身の巻き込まれ体質のせいでその日も事件に遭遇しており、乗っていた飛行機がハイジャックにあってしまいます。隣の席に座っていた自称探偵の少女・シエスタに助手に任命された君塚は、2人で事件を解決に導きました。その後、君塚はシエスタに正式に助手に任命された事で、3年間世界中を旅しながら悪の組織と戦い続ける事になります。

しかし、シエスタは組織との戦いの中で命を落としてしまいます。シエスタとの出会いから4年後、高校生となった君塚は大切な人を失った事で無気力に過ごしていました。そんな君塚の元に、過去に心臓の移植手術を受けたという夏凪渚と名乗る少女が現れ、自分の探している人を探してほしいという一風変わった依頼をしてきます。捜査の中で夏凪の心臓がシエスタのものだと分かった君塚は、また助手となる事を決意するのでした。

加瀬風靡のプロフィール

加瀬風靡(かせふうび)は、ポニーテールにした紅い髪が特徴の美女で、年齢は28歳、仕事は刑事として働いています。巻き込まれ体質を持っている為、昔からあらゆる事件に関わってきた君塚とは物語の開始以前から知り合いで、本編の5.6年前から知り合いだったようです。君塚と出会った頃の役職は巡査でしたが、現在は警部補となっており、28歳という若さで異例の出世を遂げています。

愛煙家で、常に葉巻か煙草を吸っており、自身ではやめたいと何度も発言していますが、なかなかやめられていません。煙草をやめようと思った時には自分がその時に使っているライターを君塚などの他の他人にあげる事で意思表示をする事が定番となっています。

TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト

加瀬風靡の正体や目的をネタバレ

ここからは、メインである加瀬風靡の正体や目的についてネタバレしていきます。刑事として、君塚やシエスタの関わる事件にも何度も姿を見せている加瀬風靡ですが、彼女の本当の目的や正体はいったいなんなのでしょうか?加瀬風靡の過去や、他の人物との関係性などから、彼女の正体や目的をまとめていきます。

ネタバレ①加瀬風靡の正体は調律者の一人

加瀬風靡の正体は調律者の1人です。調律者とは世界が危機に対応するべく存在する12人の人物で、それぞれ役割が与えられています。加瀬風靡は『暗殺者』で、役割は身を隠し、世を欺き、ターゲットを殺す事です。命じられたターゲットを敵だとみなせば、どんな相手でも執拗に追いかけ、殺害しようとします。加瀬風靡の正体が調律者の1人であるという事は本人の口から語られており、警察は仮の姿だと発言していました。

ネタバレ②加瀬風靡はシャルの上司

加瀬風靡はシャルの上司です。シャルとは相性で、本名はシャーロット・有坂・アンダーソン、元々は過去にシエスタを殺害する為に送り込まれた刺客でしたが、返り討ちにあってからはシエスタを『マーム』と呼んで慕い、君塚と同じく助手の1人となりました。しかしシャルは、シエスタが『SPES(スペース)』との戦いで命を落としてしまった為に、その後は加瀬風靡の部下として任務に就く事になります。

ネタバレ③加瀬風靡とシエスタの過去

正体が調律者の1人である加瀬風靡は、現代から5年前、『スペース』の実験施設から逃げ出したシエスタを殺害する任務を与えられていました。『スペース』の親玉であるシードは自分の器候補を探す事を目的とした子供達の実験場を作りましたが、反乱を起こしたシエスタは脱出に成功します。しかし、器候補の1人であるシエスタを殺す事で間接的にシードを抹殺しようとした調律者達は、加瀬風靡を派遣してシエスタを殺そうとします。

加瀬風靡は執拗にシエスタを追い詰めようとしますが、シエスタは彼女の猛攻から逃げ切りました。その事で実力を買われたシエスタは調律者の1人として正式に任命され、『名探偵』の役割を与えられるようになります。そこからの加瀬風靡とシエスタは協力関係になり、共に『スペース』と戦っていく事になっていきました。

ネタバレ④加瀬風靡の目的

調律者達にはそれぞれ任務が与えられており、彼らはこれを忠実に実行しなければなりません。例えば『名探偵』であるシエスタは『スペース』の親玉であるシードの抹殺を命じられている為、君塚と共に3年間壮絶な戦いを繰り広げてきました。しかし、『探偵はもう、死んでいる。』の原作では未だ『暗殺者』である加瀬風靡の目的は明らかになっていません。

『暗殺者』の敵を殺すという役割から考察すると、常に敵と戦い続けていると考える事が妥当となります。その為、シエスタと同様にシードの抹殺という目的を果たす為に動いていると考えられ、自身の刑事という立場を使って、シエスタとは別の方向性でシードを追い詰めようとしています。

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加瀬風靡は君塚たちの味方?敵?関係をネタバレ

正体が調律者の1人である事が分かり、『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の作中では何度も君塚の前に現れてアドバイスをしてくれている加瀬風靡ですが、果たして本当に君塚達の味方なのでしょうか?作中であった事件や他の人物との関係性から、加瀬風靡が本当に味方なのかをネタバレしていきます。

ネタバレ①斎川の暗殺を企む

加瀬風靡は斎川唯の暗殺を企てます。斎川とはアイドルとして活動している14歳の女子中学生で、家宝である『奇跡のサファイア』を盗まれる事を防ぐ為に君塚に依頼した事がきっかけで物語に関わる事となりました。しかし、斎川は実はシードの器候補の1人であった為、加瀬風靡に命を狙われる事となってしまいます。この事から、利害が一致しない加瀬風靡と君塚は一時敵対関係となり、戦う事となってしまうのでした。

ネタバレ②君塚たちに暗殺を阻止される

加瀬風靡は部下であるシャルに命令し、君塚達を妨害して斎川を殺害しようとします。しかし、シャルは君塚や斎川を裏切る事が出来なかった為、加瀬風靡が直接出向く事になりました。『暗殺者』である加瀬風靡の実力は高く、戦いは困難を極めましたが、『スペース』の構成員であるカメレオンの種を取り込んだ君塚と、ヘルの能力を使った夏凪によって、ついに加瀬風靡の敗北という形で決着がつく事になります。

ネタバレ③君塚たちに協力することに

斎川の事件の際に一時的に君塚と敵対した加瀬風靡でしたが、その後は協力者となっていきます。調律者達にはそれぞれの役割が与えられており、『スペース』を滅ぼす事を目的としていたシエスタでしたが、命を落とした事で加瀬風靡が『スペース』と戦う事となります。その為、君塚と加瀬風靡は協力関係となり、共に打倒『スペース』という目的の為に動く事となりました。

しかし、加瀬風靡はシエスタが復活した事によって打倒『スペース』の任務からは外れます。調律者としての立場上、あまり『名探偵』のシエスタに全体的に協力は出来なかった加瀬風靡でしたが、刑事という立場によって君塚やシエスタの尻ぬぐいをしてくれる場面がありました。

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加瀬風靡との会話の「あいつら」や別荘を考察

一時は君塚と敵対関係となった事もある加瀬風靡ですが、現在は協力者になっている事が分かりました。調律者として、そして刑事として君塚と関わっていく加瀬風靡は、『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の作中で『あいつら』や別荘など、意味深な言葉を多く発言しています。ここでは、加瀬風靡の発言した言葉の数々をネタバレしていきます。

ネタバレ①加瀬風靡との会話の「あいつら」の意味

君塚は3年もの間、シエスタと共に世界中を旅しながら『スペース』と戦い続けていましたが、シエスタが死んだ後は1年間無気力な生活を送ります。そして夏凪の依頼を調査していく中で、加瀬風靡と再会します。この時に加瀬風靡は『あいつら』という言葉を口にしますが、このあいつらというのは『スペース』の事です。はっきりと『スペース』という言葉を出さないあたり、秘密主義の加瀬風靡らしい言動と言えます。

ネタバレ②別荘の意味

夏凪の会いたい人を探す為に加瀬風靡に協力を頼んだ君塚でしたが、この時に加瀬風靡は『別荘』に連れて行ってくれます。夏凪はなぜ別荘に連れていかれるのか分からないリアクションをとっていましたが、君塚は別荘の本当の意味を知っていました。実はこの時に加瀬風靡が連れて行こうとしたのは刑務所で、別荘とは隠語となっています。実際に刑務所に連れていかれた夏凪は、刑務所を見た時に驚きを隠せないようでした。

ネタバレ③別荘にいるのは誰?

加瀬風靡は別荘こと刑務所の厳重なセキュリティを抜けながら、君塚と夏凪を刑務所の地下深くまで連れていき、とある人物と20分という時間制限を設けて面会させます。この時に地下の牢獄で待っていたのはコウモリでした。コウモリとは『スペース』の一員で、君塚とシエスタが探偵と助手の関係になるきっかけを作ったハイジャック事件を起こした張本人です。

コウモリは自身の異形の耳の力を使って夏凪を攻撃しますが、夏凪には一切通用しませんでした。この事から、夏凪に移植された心臓はシエスタのものだと分かり、夏凪はシエスタの意思を次いで名探偵となる事を決意する事となります。

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加瀬風靡のアニメ声優

渕上舞のプロフィール

アニメ版『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』で、加瀬風靡の声を担当している声優は渕上舞(ふちがみまい)です。福岡県福岡市出身で1987年5月28日生まれの2022年2月現在34歳で、血液型はA型、身長は158センチ、事務所は『m&i』に所属しています。2007年に『代々木アニメーション学院』を卒業後、2009年にプレイステーションポータブル用ゲーム『おおかみかくし』に出演した事で声優デビューを果たしました。

アイドルグループ『HKT48』に在籍している渕上舞とは同姓同名かつ出身地も同じな為、混同される事が多くありますが、声優の渕上舞はツイッターの名前を渕上舞(声優)と変更した事で区別化をしています。

渕上舞の主な出演作品や演じたキャラ

アニメ版『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』で加瀬風靡の声優である渕上舞は、アニメ『ガールズ&パンツァー』の主人公・西住みほの声を担当しています。西住みほは大洗女子学園に通う戦車道チームの隊長で、実家は西住流戦車道の家元でもあります。引っ込み思案でどんくさい性格をしていますが、戦車道においては大胆な行動力を発揮し、臨機応変に状況に対応する判断力も持っています。

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加瀬風靡に関する感想や評価

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の加瀬風靡が好きだというファンの感想があります。調律者の1人『暗殺者』であり驚異的な戦闘力を持ちながらも、クールでかっこいい美人というルックスも併せ持った加瀬風靡には、シエスタや夏凪渚に負けず劣らずファンが多く存在しています。『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の作中でも登場回が多く、君塚に何度も協力しているところも加瀬風靡が人気となっている理由の1つです。

加瀬風靡は調律者の1人でありながら刑事でもあるので、常にスーツに身を包んでいます。『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の原作でもアニメでも、加瀬風靡はスーツを着ている為、私服が見たいというファンの意見は少なくありません。加瀬風靡はこれからも物語に関わり続けていく事になると考えられるので、私服を見ることの出来るチャンスは大いにあると言えます。

加瀬風靡の声を担当している声優が渕上舞だという事に驚くファンの感想があります。前述の通り、渕上舞はアニメ『ガールズ&パンツァー』で西住みほの声を担当していますが、西住みほはおっとりした可愛い声の為、クールな口調である加瀬風靡とのギャップがあり、このような視聴者の感想を多く生みました。性格が大きく違うキャラを演じ分けている渕上舞の演技力の高さをうかがわせる感想です。

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加瀬風靡まとめ

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の加瀬風靡の正体や目的などについてまとめてきましたが、調律者の1人であり、現在は主人公である君塚の協力者となっている人物である事が分かりました。今回の加瀬風靡のまとめを見た後にもう一度、『探偵はもう、死んでいる。』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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