【探偵はもう、死んでいる。】君塚君彦の正体と能力は?声優やシエスタとの関係も紹介

『探偵はもう、死んでいる。(略称;たんもし)』の君塚君彦の正体と能力は?声優やシエスタとの関係も紹介していきます。『探偵はもう、死んでいる。』の主人公である君塚君彦は、名探偵として活動する中心人物・シエスタの助手として一緒に活動していく中でかっこいい魅力にあふれた人物へと成長していきました。今回は君塚君彦について、作中での活躍などを踏まえて徹底的に分析してまとめていきます。

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目次

  1. 君塚君彦がかっこいい
  2. 君塚君彦の正体や過去・シエスタとの関係をネタバレ
  3. 君塚君彦の能力をネタバレ
  4. 君塚君彦のアニメ声優
  5. 君塚君彦に関する感想や評価
  6. 君塚君彦まとめ

君塚君彦がかっこいい

君塚君彦の正体や能力、アニメ版の声優についてまとめていく前に、君塚君彦のかっこいい魅力をプロフィールと共に紹介していきます。独特な会話のリズムで『探偵はもう、死んでいる。』を盛り上げているシエスタに対して、君塚はどんな役回りとなっているのでしょうか?また、『探偵はもう、死んでいる。』の作品概要やあらすじも、ここでまとめていきます。

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)の作品情報

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)の概要

『探偵はもう、死んでいる。』はライトノベル作家である二語十(にごじゅう)による小説で、『KADOKAWA』あら2019年11月25日から刊行されています。探偵の助手を務めていた主人公の、大切な人を失った事による葛藤を描いていますが、作者は暗い話ではなく明るい会話劇にしようと心掛けていると語っていました。2022年2月現在、原作のライトノベルが85万部を突破しているほどの人気作品となっています。

探偵はもう、死んでいる。(たんもし)のあらすじ

巻き込まれ体質を持つ中学2年生・君塚君彦はその日も事件に巻き込まれており、怪しい人物に荷物を飛行機で運ぶように指示されたうえにハイジャック事件に遭遇します。そのハイジャック事件で名探偵・シエスタと出会った君塚は、彼女に助手に任命されて3年間一緒に世界を飛び回る生活を送ります。しかし、敵との戦闘中にシエスタは命を失います。大切な人を失った君塚は、それから様々な人物と出会い成長していくのでした。

君塚君彦のプロフィール

君塚君彦は『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の主人公で、シエスタと出会った時点では中学2年生でしたが、現代では18歳の高校生となっています。名探偵のシエスタに指名された事で名探偵の助手となり、彼女と共に世界中を旅しながら悪の組織『SPES(スペース)』と戦い続けていました。自身の巻き込まれ体質のせいで幼少時から様々な事件に巻き込まれ続けていた為、その反動で何もない平和な日常を望むようになっています。

黒髪に常にスーツを着ているという見た目で、シエスタ曰く2日で顔を忘れてしまいそうになるほど平凡な顔つきだという事でした。他人の為に動くという正義感を持っており、巻き込まれ体質のせいで起きた事件の被害者などは積極的に助けてきています。シエスタが死んでから1年間は無気力に過ごしていましたが、3年間の経験を活かして周りで起きた事件を解決し続けており、名探偵として知られるようになりました。

君塚君彦はツッコミ役

シエスタをはじめとした他の人物が突拍子もない発言をする事が多い為、君塚君彦はツッコミ役に回る事が多くなっています。そのツッコミのセンスはずば抜けており、常に君塚のツッコミのおかげで会話の収集がつくというのがお決まりのパターンです。しかし、そんな君塚も常識人である夏凪渚の前ではボケに回る事も多く、アイドルのコンサートのリハーサルに行った際にオタクと化していた時には大いにツッコまれていました。

TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト

君塚君彦の正体や過去・シエスタとの関係をネタバレ

ここからは、『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の主人公・君塚君彦の正体や過去、シエスタとの関係性をネタバレしていきます。3年間の助手生活によってかっこいい魅力を備えるようになった君塚ですが、彼にはどんな正体や過去があるのでしょうか?また、『探偵はもう、死んでいる。』のヒロインである夏凪渚や、家族との関係もここで紹介します。

ネタバレ①君塚君彦とシエスタの関係

君塚君彦は、現代ではすでに故人となっているシエスタの元助手である為、名探偵と助手という関係となっています。ハイジャック事件によって2人は出会い、シエスタが君塚の事を気に入った事で出来た関係性ですが、一緒に世界中を旅した事で、お互いに最も信頼できるパートナーとなりました。阿吽の呼吸が出来上がっており、レストランで食事をするときもお互いの好きなものを注文し合うなどして盛り上がっていた場面もあります。

君塚やシエスタが食事の後に一緒のベッドで寝るシーンなどもありますが、お互い恋愛感情はないと発言していました。シエスタも、君塚の頭を撫でようとしたり、抱きしめてあげるなど、母親のような態度をとっています。君塚はシエスタの死後、夏凪の身体の中にシエスタの心臓がある事が分かると、涙を流しながら喜び、シエスタの後を継いで名探偵になるといった夏凪の助手になる事を決意しました。

ネタバレ②君塚君彦と夏凪渚の関係

君塚君彦と夏凪渚は探偵と助手という関係です。夏凪は過去に心臓の移植手術を受けており、この時から自分が会わなくてはならない人がいる事に気が付きます。そこで夏凪は近頃名探偵として話題になっている君塚に、自分が会いたい人は誰なのかを突きとめてほしいという依頼をしました。君塚はその依頼を受け、調査をした事で夏凪の中にある心臓はシエスタのもので、シエスタの意思で自分の元に夏凪が来た事を知ります。

この事で夏凪はシエスタの意思を受け継ぎ、名探偵として生きる事に決め、君塚は再び名探偵の助手となるのでした。その後は一緒に行動する事が多くなりますが、夏凪は待ち合わせで君塚とバーに行く際におしゃれをしていくなど、少し気になっている様子が描かれています。君塚も夏凪を守る為に命を捨てる覚悟をするなどのかっこいいシーンがあり、大切な存在となっている様子でした。

ネタバレ③君塚君彦の家族や友達は不明

君塚君彦は常にスーツに身を包んでかっこいい印象を受ける為、家柄も良いと考えてしまいますが、実際は中学時代にボロアパートに1人暮らしをしていました。『探偵はもう、死んでいる。』の作中では君塚の家族は行方不明という情報だけで姿は一切登場しておらず、正体も不明です。18歳となった現代では、シエスタと共に過ごした3年間の貯金を切り崩してアパートで1人暮らしをしています。

また、友達も一切登場しておらず、交友関係はうかがえません。現代から4年前に、ハイジャック事件のせいでしばらく学校に行っていなかった君塚がシエスタと共に学校に行くと、学園祭の当日でした。君塚はこの時に、学園祭があるという連絡を一切もらえなかった事にショックを受けていた事からも、親密な友達がいない事が分かります。

ネタバレ④君塚君彦の過去

君塚君彦の正体はシエスタの助手で、過去に3年間世界中を旅しながら敵の組織『スペース』と戦ってきましたが、それ以前の過去については『探偵はもう、死んでいる。』の作中では言及されておらず、不明となっています。ただし、君塚は巻き込まれ体質のせいで、本編開始前から事件に巻き込まれ続けてきたという事なので、刑事であり正体は調律者の1人である加瀬風靡とは、シエスタと出会う前から顔見知りだったようです。

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君塚君彦の能力をネタバレ

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の君塚君彦は、さすが主人公なだけあってかっこいい魅力に溢れ、正体は名探偵の助手である事が分かりました。ここからは、君塚のかっこいい能力の数々を紹介していきます。人間離れした能力を持つ人物が多い中、君塚のあくまでも人間としてのかっこいい能力の数々にも注目です!

ネタバレ①巻き込まれ体質

巻き込まれ体質は、君塚君彦が持つ生まれ持った天性の才能で、このおかげで幼い時から多くの事件に遭遇するなどの散々な目に遭ってきました。しかし、この巻き込まれ体質のおかげでシエスタと出会う事が出来た事もあり、『探偵はもう、死んでいる。』の物語には欠かせない能力となっています。シエスタはこの巻き込まれ体質を持つ君塚と一緒にいる事で、『スペース』の手がかりを掴みやすいとも考えたようです。

ネタバレ②ピッキングの技術

君塚君彦がシエスタと過ごした3年間で会得した技術の1つがピッキングです。ピッキングとは、針金などを使って鍵のかかった扉などを開ける技術の事を言いますが、君塚は戦闘能力の無さや巻き込まれ体質のせいで拉致監禁される事が非常に多い為、自然と身についたスキルだと語っていました。ピッキング用の針金は常に持ち歩いており、正体は夏凪であるヘルに監禁された際にもピッキングを使って窮地を脱していました。

ネタバレ③護身用の体術

君塚君彦は3年間、危険な敵と戦い続けてきたため、シエスタまでとはいかないものの護身用程度には体術を身に着けています。豪華客船にて誘拐された夏凪を助ける為にカメレオンと戦うシーンがありますが、君塚のかっこいい銃撃のシーンを見る事が出来ます。また、夏凪の身体を借りたシエスタと絶妙なコンビネーションでカメレオンを撃破するなど、最低限の強さは持っているようです。

ネタバレ④調律者の一人で特異点?

『調律者』とは世界の危機を防ぐために存在している12人の人物で、シエスタは名探偵、加瀬風靡は暗殺者など、それぞれ役割が与えられています。そして『探偵はもう、死んでいる』の5巻にて、君塚君彦が調律者の1人・特異点(シンギュラリティ)である事が調律者達によって明かされました。特異点とは未来を変える者、世界を動かす者だと言われており、重要な立ち位置であるとされています。

ヘルも過去に君塚に向かって、『君の体質は本来、物事を変化させて事件を引き起こす類のもの、君こそが世界の中心』だと語っていました。特異点だと言われた時は、巻き込まれ体質だということ以外は自分の事を凡人だと思っていた君塚の考えが変わった瞬間です。もしかするとシエスタは全て気づいていて君塚を助手として任命したのではないかという考察も出来ます。

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君塚君彦のアニメ声優

長井新のプロフィール

アニメ版『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』で、主人公である君塚君彦のかっこいい声を担当した声優は長井新(ながいあらた)です。兵庫県出身で1997年10月3日生まれの2022年2月現在24歳で、声優事務所『マウスプロモーション』を経て現在の事務所『m&i』に所属しています。2016年から声優としての活動をはじめ、今回の君塚君彦役が声優初主演となりました。

趣味はアメフト観戦であり、特技はサッカーで、スポーツが大好きだという事です。また日本酒検定の初級と中級を取得しているほど、自他ともに認める日本酒好きだと語っていました。声優としてデビューして間もない事もあり2021年7月21日から開催された『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』ミュージアムに乗り込んだ時は誰にも気づかれなかったと述べていました。しかし、シャル役の声優・白砂沙帆は気づいていたようです。

長井新の主な出演作品や演じたキャラ

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』で君塚君彦の声を担当した長井新は、2021年に放送されたアニメ『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』に登場する荒木賢治の声優も務めています。荒木賢治は主人公である誠一の幼馴染で、明るく優しいかっこいい人物ですが、怒らせると怖いという一面も持っています。身長は185センチと大柄で、ボクシングもしている為、腕力には自信があるようです。

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君塚君彦に関する感想や評価

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の中心人物である君塚君彦とシエスタは、お互い大切に思っているものの恋人同士には発展していませんが、そこが良いというファンの感想があります。3年間も一緒に生活をし、恋人同士になってもおかしくはない2人ですが、これから2人の仲がどうなっていくかというところも、物語の見どころでもあります。

君塚君彦の頭が切れてクールなところがかっこいいというファンの感想があります。シエスタと出会った頃の君塚はまだ中学生であり、助手としての経験を積んでいなかった事から戸惑う面が強く描かれていましたが、物語の本編となる現代では、百戦錬磨の経験を積んだ余裕さがうかがえます。さらに大拙な人を失ってしまった事による喪失感で、君塚のクールな雰囲気が増しています。

君塚君彦とシエスタがお互いの事を好きすぎるというファンの感想があります。3年間の間に君塚とシエスタはお互いを一番大切に思うほどの信頼関係で結ばれるようになり、その普段の様子は夫婦さながらです。また、シエスタが夏凪の身体を借りて一夜限りの復活を果たした際には、戦闘中にも関わらず2人で笑顔になり、嬉しそうに昔話に花を咲かせていました。2人のこれからの関係性も『探偵はもう、死んでいる。』の見どころです。

『探偵はもう、死んでいる。』の主人公でありツッコミ役でもある君塚君彦は、事あるごとに『理不尽だ』という言葉を発言しており、彼の口癖となっています。君塚の巻き込まれ体質を分かりやすく表したセリフである為、彼を引き立てているというファンによる感想がありました。

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君塚君彦まとめ

『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』の君塚君彦の正体や声優についてまとめてきましたが、主人公らしくかっこいい魅力に溢れた物語に欠かせない人物である事が分かりました。今回のまとめを読んだ後にもう一度、『探偵はもう、死んでいる。』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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