【キングダム】摩論（まろん）は桓騎軍の参謀！史実や裏切りシーンもネタバレ

キングダムは週刊ヤングジャンプで連載中の、古代中国の戦国時代を描いた歴史漫画です。​​​​​作者は原泰久、2006年から連載が始まったキングダムは2021年11月にコミック63巻が発売され、累計発行部数は8700万部を超えるヒット作品となっています。2022年2月18日には最新刊・64巻が発売予定です。2012年にテレビアニメ第1期シリーズが放送され、2022年春には第4シリーズが放送予定となっています。

キングダムは古代・春秋戦国時代を経て、史上初の中国統一を成し遂げた秦の始皇帝と大将軍・李信の戦いの日々を描いた物語です。キングダムは2019年に主演・山崎賢人により実写映画が公開され、2022年夏には続編が「キングダム2 遥かなる大地へ」というタイトルで公開予定となっています。キングダムは2013年に「手塚治虫文化賞・マンガ大賞」を獲得した作品です。

舞台は春秋戦国時代と言われる古代の中国、秦国のある村で信は漂と共に「いつかは大将軍に」と言う夢を抱きながら、下僕として働いていました。ある時、王位を争う戦いに巻き込まれて漂が死亡。信は漂の遺言通りに秦王・政と出会い、行動を共にします。政は中華統一を成し遂げるために、信は大将軍への夢を叶えるために共に戦いの日々を送ることになります。

キングダムの摩論（まろん）は秦の将軍（五千人将）で、桓騎軍の参謀を務めています。摩論は「紳士摩論」と自称する、もの静かな性格です。参謀ということで、武器を携行しておらず、頭脳で勝負する武将で、常に戦術を考えています。言葉遣いも丁寧で、相手が年下でも敬語を使うなど、他者を尊重することのできる、まさに「紳士」です。

桓騎軍の参謀を務める摩論と桓騎との関係について見ていくと、摩論は桓騎が山賊の頃からの部下です。他にも古くからの部下で、桓騎軍のナンバー2と言われる雷土、黒桜がいますが、摩論が最も忠誠心が薄いということです。

キングダムのキャラクターは史実に登場する実在の人物が多く、桓騎も史実に実在しています。しかし、桓騎の部下である摩論（まろん）は史実に実在していないということです。桓騎軍の参謀で、料理上手な摩論はキングダムのオリジナルキャラクターです。

ここで紹介するキングダムの「武城・平陽攻略戦」で、摩論（まろん）が裏切った？と思われるエピソードがあります。ここからは、摩論の裏切りについてネタバレで見ていきます。

趙を陥落させるために必要な鄴攻めを成功させた秦が次に狙ったのが、趙の王都・邯鄲でした。邯鄲を落とすためには手前にある武城と平陽の攻略が必要です。それが「武城・平陽攻略戦」と言われている戦いです。趙の扈輒将軍の軍勢15万に対し、秦は大将軍・王翦の下、桓騎軍と楊端和の軍を配備します。

摩論の裏切りについて見ていくと、この戦いで桓騎軍は影丘の攻略を任されますが、苦しい戦いを強いられます。本陣で待機する桓騎のもとに苦戦の報告が続々と寄せられますが、桓騎はのんびりと寝ている始末です。そんな中、「私も仲良しだけ連れて逃げよう」などと言い出す摩論。武将として考えられない言葉を吐いた摩論は、軍や国よりも自分が大事だという考えを持っているようです。

しかし、この直後に桓騎から作戦の真意を聴いた摩論は逃げるのを止めますが、実は摩論は桓騎の作戦が失敗に終わると考え、陣の最後尾まで逃げていました。このような行動が裏切りと言われる理由です。そして、万が一を考えて行動する摩論は、作戦が上手くいったときのことも考えていました。結果、摩論は情報戦で趙軍を翻弄しました。

キングダムの摩論の実力や強さについて見ていくと、参謀を務める摩論は主に戦術を考えるのが任務です。そのため、戦うシーンはほとんどありません。ただ、戦術といっても桓騎軍の戦術はほとんど桓騎自身が考えているものだということです。それでは、摩論の実力は？強さは？となりますが、参謀という地位を与えられているわけですから、まだ明らかになっていない能力があるかもしれません。今後の活躍が期待されています。

摩論の弱点については、摩論は裏切りのところでも紹介しましたが、何よりも自分の命を守ることが最優先という考え方です。例えば、桓騎が危ない目にあっても助けようとしなかったり、鄴攻めの際、食料が無くなる前に逃げましょうと桓騎に進言したりと、自分を守ることしか考えていません。このような摩論の考え方は、摩論自身の弱点というより、桓騎軍にとっての弱点になっています。

摩論は料理が得意だと言われています。鄴攻めのときに、摩論の料理を食べた雷土が彼の料理を褒めるシーンも登場しており、プロの料理人と変わらない腕前だということです。様々な食材を使った料理は本格的で、その美味しさに食べ過ぎてしまう者もいます。

黒羊丘の戦いでの摩論の活躍を見ていくと、趙の慶舎軍との戦いで、桓騎は相手を焦らす方法で慶舎を上手くおびき寄せて信に討たせました。慶舎の次に紀彗が総大将となりますが、桓騎は紀彗軍の本拠地・離眼城の人々を虐殺すると脅迫したので、紀彗軍は退却しました。こうして、桓騎軍は最小限の犠牲で勝利を得ました。この戦いでの摩論の活躍は、桓騎の作戦を飛信隊に伝えたことです。

鄴攻略戦（朱海平原の戦い）での摩論の活躍を見ていくと、趙の中心都市である鄴に李牧軍が向かっていることを知った摩論は焦ります。朱海平原にいたはずの李牧が鄴に向かっているということで、摩論は王翦軍が敗北したと考えたからです。

摩論はすぐに兵糧の心配をし、尽きる前に逃げることを桓騎に訴えるのでした。戦場での摩論は特に武功を立てるわけでもなく、活躍しているとは言えません。しかし、身に迫る危険を敏感に察知する能力は優れているということです。

摩論の最後についてはまだ描かれていません。ここまで紹介したように、摩論は身に迫る危険をすぐに察知し、対処していきます。危険に対する見事な判断力を発揮し、今後も戦場で生き抜いていくのでは？と言われています。

アニメ版キングダムの摩論（まろん）の声優・佐久間元輝は、12月17日生まれ、血液型・O型、新潟県出身、所属は「ケンユウオフィス」です。2010年から活動を開始し、アニメ作品の他にも「名探偵ピカチュウ」などの海外映画やドラマの吹き替えでも活躍中です。

アニメ版キングダムの摩論（まろん）の声優・佐久間元輝の主な出演作とキャラは、「マーベル フューチャー・アベンジャーズ」フリント、「縁結びの妖狐ちゃん」石金剛、「約束のネバーランド」鬼 （イヴェルク）、「妖怪学園Y 〜Nとの遭遇〜」桶狭間カンイチ他、「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」綾部中隊長。

キングダムの摩論は戦況を見極めることに長けており、自分を守ることが何より大切だと言われています。苦戦が続いた「武城・平陽攻略戦」で、仲の良い者だけを連れて逃げることを考えたところが面白いという感想です。

キングダムの摩論は桓騎軍の中では常識のある人物だということと、ちゃっかりしている要領の良さと「おちゃめ」なところが好き、という感想です。

キングダムの摩論のマイペースなところが好きだという感想です。このように、キングダムの摩論に関する感想・評価は、戦場から逃げようとするところ、要領の良さ、「おちゃめ」なところなどが好き、面白いという声が寄せられていました。

いかがでしたか？キングダムの摩論（まろん）の裏切り、実力、弱点、戦場での活躍、そして、料理の腕前などを紹介しました。摩論は戦況によっては逃げる、自分の命が最優先という武将とは思えない人物でした。そんなところが裏切りのように思われてしまう摩論ですが、感想・評価では「おちゃめ」で要領の良いところ、マイペースなところが好きということでした。摩論の今後の活躍に注目して、キングダムをお楽しみください。