【ハレ婚。】あらすじをネタバレ解説!漫画の登場人物と最終回の結末・感想は?

一夫多妻制のリアルを描いた漫画がハレ婚。です。2014年から週刊ヤングマガジンで連載され2019年に最終回を迎えた作品で、全197話に渡ってそれぞれのキャラクターの心理描写やリアルな作風で人気を集めた作品です。今回はハレ婚。について、漫画版のあらすじをネタバレありで最終回の結末まで紹介しつつ、主要な登場人物や名シーン・名言などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【ハレ婚。】あらすじをネタバレ解説!漫画の登場人物と最終回の結末・感想は?のイメージ

目次

  1. ハレ婚。とは?
  2. ハレ婚。の漫画あらすじを最終回結末までネタバレ解説
  3. ハレ婚。の登場人物一覧
  4. ハレ婚。の見どころ
  5. ハレ婚。の名言や名セリフ集
  6. ハレ婚。に関する感想や評価
  7. ハレ婚。のネタバレまとめ

ハレ婚。とは?

ハレ婚。の概要

ハレ婚。はNON先生が週刊ヤングマガジンにて2014年から連載され2019年に最終回を迎えた一夫多妻制を題材とした漫画です。累計発行部数210万部を超える作品で、夫婦生活の悩みはもちろん、一夫多妻制だからこその悩みや心情などをリアルに丁寧に描いた作品で、2021年にはドラマ化された他、2022年からはハレ婚。の最終回の結末以降のその後を描く「ハレ婚。おかわり」の連載が開始された作品です。

ハレ婚。の作者

ハレ婚。の作者のNONさんは漫画家になる前にはアイドルとして活動していたという異色の経歴を持つ作者さんです。ハレ婚の前には週刊ヤングジャンプにて「デリバリーシンデレラ」を連載していた他、ハレ婚。以降にはグランドジャンプにて「adabana-従花-」、FODオリジナルコミックにて「Children’s Project ‐チルドレンズプロジェクト‐」を連載していました。

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ハレ婚。の漫画あらすじを最終回結末までネタバレ解説

1巻あらすじネタバレ

東京で付き合う男に3度も騙され傷心したヒロイン前園小春は地元に帰郷します。小春の実家は喫茶店でこれを手伝いだしますが、父は既に喫茶店に立てない身体になっていました。加えて喫茶店には多額の借金がある状態で、お店も家も差し押さえられるような状態でした。途方にくれた小春の元に現れたのが綺麗な女性ゆず連れた男、伊達龍之介でした。

龍之介は小春の前に札束を積み、求婚します。実は小春の地元は一夫多妻制のハーレム婚、通称ハレ婚を正式に認めた特区だったのです。最初はこの求婚を断った小春ですが、龍之介は借金を返す為に自身の豪邸を手放す覚悟を見せ、それを受けて小春は覚悟を決めて龍之介の3人目の妻として龍之介と結婚する事になります。

2巻あらすじネタバレ

龍之介と結婚する事になった小春。ここで早速伊達家のルールが小春の前に立ちはだかります。それが「やるならみんなで」というルールでした。これは結婚式にも該当し、小春は第一夫人のゆず、第二夫人のまどかと共に4人で結婚式を上げる事になります。ハレ婚に反対だった小春の父こそ参加しませんでしたが、ゆずのパパやまどかの父の気遣いもありつつがなく結婚式は終わり、ゆずパパの力でボロボロながらも新しい家も決まります。

第三夫人と立場が弱い小春は1番ボロい部屋で過ごす事になります。そしてその日の夜、小春の部屋に龍之介がやってきます。これも伊達家のルールの1つで龍之介は3人の妻の部屋で毎日ローテーションで寝るのです。しかし男に騙された経験がある小春はキスやそれ以上の行為にも苦手意識を持っており、これを拒否してしまいます。結局初夜の結末は龍之介がリビングで寝る事になってしまうのでした。

3巻あらすじネタバレ

翌日龍之介はゆずの部屋で寝ますが、性交が好きなゆずは隣の部屋の小春にも聞こえるような大胆な声をあげます。これに耐えきれなかった小春は部屋を出ますが、そこでまどかがピアノを弾いているのを目撃します。小春が覗いているのに気づいたまどかは内緒にするように言った挙げ句、嫉妬心をむき出しに小春に言葉のナイフを突きつけるのでした。そこに現れたのが龍之介でした。

小春が口を滑らせた事もあり龍之介からお仕置きを受けるまどか。そんな2人の様子にピアノになにかあると考えていた小春は龍之介の正体を知る事になります。実は龍之介は有名な作曲家だったのです。しかし現在の龍之介はピアノから離れていました。ただいつまでも働かないでいる事も出来ず、小春がちゃんと働いたら旦那といて認めると約束した事でようやく龍之介も重い腰をあげます。

ゆずパパの紹介で日雇いながらも仕事をした龍之介に対し嫁らしい事をしようとするも過去のトラウマからなかなか思うようにいかない小春。最終的にはゆず達に押しきられる形で龍之介が入っているお風呂に入る事になります。ここで龍之介のドSが発動し一緒に入るだけと言った小春に対し、お風呂の栓を抜いて身体を隠せないようにするのでした。

4巻あらすじネタバレ

お風呂で龍之介に捕まり、好き勝手に触られた小春。1人先にお風呂から上がるとやけ酒をしますが、お酒を飲んだ事と寝ている龍之介を目撃した事である事を思い出します。幼少の頃、小春はとある少年を下僕扱いしており、実はその少年こそが龍之介の正体だったのです。これが龍之介が小春を迎え入れた理由でもありました。

現在の生活を続けられないと感じた小春は家出をしますが、自分勝手な小春に母は実家には入れませんでした。翌日、実家にいるだろうと自転車で小春を迎えに行く龍之介でしたが慣れない自転車でふらふら走っていると女子高生に衝突してしまいます。この女子高生は小春の実家の喫茶店で新しくバイトに入った少女うららでした。

結局実家に戻ってきた小春ですが、そこには既にうららがいました。そしてそこに龍之介が迎えに来ます。家には帰らないとする小春に対し、龍之介は小春の嫉妬心を煽るべく、うららを連れて出ていってしまいます。その後ゆずとまどかも合流し、ゆずがうららがゆずパパと繋がりがある方の一人娘だと知っていた事もあり共に夕食を取る事になります。

5巻あらすじネタバレ

うららはその夕食でのやりとりで小春の思いに気づきます。小春は気づかぬ内に龍之介の事が好きになっており、そのイライラは自身だけを見てくれない事に起因していたのです。小春自身はそれに気づいておらず、龍之介がうららを連れ出したイライラをバッティングセンターで発散していました。そこで高校の同級生で小春が告白して振られた相手だった武田と再会します。

可愛くなっていた小春に近づきたいと優しくする武田に対し、安堵感を覚える小春でしたが、翌日うららから小春も気づいていなかった龍之介への思いを聞かされる事になります。結果的に小春は伊達家に戻る事になり、小春は気持ちを切り替えてゆずやまどかと上手くやっていく方法を模索する事になります。その計画の第1弾としてハネムーンに行こうと計画し、ゆずのパパのつてで、ハワイアンスパに4人で行く事になります。

なんとか打ち解けようとする小春ですが、まどかは未だに小春に壁を作っていました。加えてスナイルのゆずとまどかの水着姿に小春は帰りたくなってしまうのでした。そんな小春の様子に龍之介がそっと2人きりの時間を作ってくれます。

6巻あらすじネタバレ

2人きりの時は楽しめる小春ですが、ゆずやまどかが龍之介といる時に感じる嫉妬心などを上手く消化出来ず、また2人が龍之介の事を理解しており、自分だけが何も知らない疎外感を感じる事になります。1人になった所をゆずが追いかけてきて話を聞く事になります。ただここで小春は自分の思い違いを知る事になります。

これまでの関係性から龍之介と最初に結婚したのはゆずで、そこにまどかが加わったと考えていたのですが、実は先に同棲をしていたのはまどかでした。まどかが何故ハレ婚を耐えられるのかを考える小春は2人の龍之介に対しての信頼がまだ理解出来ず、もっと龍之介の事を知りたいと考えるようになります。

スパの夜は龍之介が寝るのは小春の日でセックス恐怖症の克服も少しずつやっていこうという話になり、少しずつ円満な関係になりつつある伊達家でしたが、ここでずっと入院していた小春の父が退院してくる事になります。そして小春に対し、離婚するように勧めるのでした。

7巻あらすじネタバレ

小春の父は延命治療をせず、最後の余命一ヶ月を自宅で過ごす為に戻ってきていました。そこで心配していたのが小春の事です。元々小春がハレ婚する事に反対だった父ですが、小春が喫茶店の借金の為に結婚した事を気に変えていたのでした。そこで龍之介は家族として仲良くやっている事を見せようと小春の父の趣味だった釣りにみんなで行く事にします。

そこで嫁3人で仲良くしている姿を見て安堵した小春の父はそれから1ヶ月半後、亡くなってしまいます。その後日常に戻る伊達家でしたが、家はどんどん生活が厳しくなっていきます。そこでなんとか龍之介にピアノを弾いてもらうべく、ゆずとまどかは真剣に小春に訴えます。2人は龍之介は小春の為ならピアノを弾くと確信していたのです。

8巻あらすじネタバレ

新しい下着も買って、ゆずのレクチャーも受けて迫る小春。しかし龍之介はそれが小春の意志ではない事を察し、ピアノを弾くようにと話します。そんな思いに応えるように考えて活動再会に向けて前向きに動くとするのでした。ただ龍之介はピアノにトラウマを抱えている様子も見せるのでした。

それからしばらく時が流れ、小春の誕生日が近くなります。龍之介と2人きりデートをする事になる小春ですが、デート中に短大時代の同級生に出会い子供の存在を意識する事になります。その後終電ギリギリまで遊んだ2にですが、龍之介が終電の切符を破り2人はホテルに行く事になります。

9巻あらすじネタバレ

翌日伊達家に戻った2人に対しゆずもまどかも表向きは何事もなく迎え入れます。ただまどかは思う所がありました。実は昨日は夜のローテーションがまどかの日であり、それよりも小春を優先した事に泣いていたのです。そしてオイルヒーターを買いに出たゆずと小春、家で寝ていた龍之介を置いて、まどかは指輪を外し出ていってしまうのでした。

龍之介の当てを頼りに3人で東京・六本木のBarバロウにまどかを探しにきた3人はそこでのやりとりから龍之介とまどかの過去について聞く事になります。このBarバロウはかつて龍之介とまどかが働いていた場所であり、まどかはかつて家出少女で売りをして妊娠、これをかばった事で共に過ごすようになったという過去が語られる事になります。

子供を降ろしたまどかはクリーニング屋で働き、今でも龍之介の事を想っていました。一方で龍之介がピアニストとしての活動を再会、Barバロウのマスターに小春が頼み込み演奏させてもらえる事になったのでした。龍之介はその演奏をまどかに捧げ、隠れて聞いていたまどかはそのピアノに涙を流すのでした。

10巻あらすじネタバレ

小春はなんとか龍之介とまどかの離婚を阻止しようと説得しますが結局はまどかは別れる事を決意します、最終的にはこれに龍之介も小春も納得しますが、龍之介は結果的にそれが1つの心の傷となり、EDになってしまいます。加えて伊達家の家計や株、申告書などの管理をまどかがしていた事でゆずがこれを引き継ぐ事になるなどまどかが出ていった後の最終的な結末が描かれる事になります。

その後ゆずパパからのお願いで龍之介はハレ婚限定の婚活パーティーに参加する事になります。傷心中の龍之介は参加を渋りましたがゆずから顔を立てるようにお願いされたのです。龍之介は人気を集めますがそこで出会ったのが子連れのシングルマザー、橘美鈴でした。

11巻あらすじネタバレ

子供の未来も使い伊達家に取り入ろうとする橘美鈴は他の参加者から白い目で見られますがそれもお構いなしに龍之介に迫ります。実は美鈴は前夫から暴力を振るわれ刺してしまった過去があったのです。正当防衛こそ認められましたがそんな過去から就職も出来ずに苦労しており、子供の為にも、他の妻の目もあるハレ婚で結婚したいと考えたのです。

それを受け入れる姿勢を見せた龍之介でしたが、ハレ婚の様子を見た美鈴は自分には結局我慢出来そうにないとこの話はなかった事になり結局小春達は3人での生活に戻る事になります。まさかの振られた事でショックを受けた龍之介をなんとか励まそうとするのでした。

12巻あらすじネタバレ

バレンタインのうららのエピソードの後のホワイトデー、小春は龍之介と出会った神社に呼び出されます。最近マンネリと言われここでヤろうと言われる小春はこれを拒否しつつもお返しのチョコを食べますが実はこのチョコには超快感媚薬が含まれていたのでした。結局小春は龍之介の餌食になってしまうのでした。

それからまた少し時が流れ、小春はここの所毎週のように「旧友とランチ」に出かけているゆずを不審に想っていました。龍之介はあっさり不倫だろうと言い、不倫しても構わないとまで言います。その後体調不良から妊娠を疑われ妊娠検査薬を試す小春、結局小春は妊娠していませんでしたが、ゆずが妊娠している事が発覚します。

13巻あらすじネタバレ

ゆずの妊娠に対して祝福する龍之介と小春でしたがゆず本人は複雑な表情を見せます。ネタバレするとゆずは不倫をしておりその相手はジョーと呼ばれる男性でした。ジョーはゆずが高校生の時にゆずを好いた男性で最終的にゆずはジョーの思いを受け入れますが、ジョーはフラフラしていました。音信不通のタイミングがあったかと思えばフラっと帰ってくるといった生活を送るジョーですがゆずはそれでもジョーへの思いを捨てきれずにいたのでした。

そんな時に出会ったのが龍之介でした。この頃の龍之介は多方面から恨みを買っており命を狙われていました。そこで龍之介はジョーをボディーガードとして雇う事にします。2人を心配したゆずとまどかも同居する事になり4人でシェアハウスをする事になるのでした。しかし最終的にはジョーがヤバい仕事に手を出して警察に捕まってしまった事でこの生活は結末を迎える事になります。

14巻あらすじネタバレ

誰にも相談出来ず苦しむゆずはまどかを頼る事になります。1人懸命に生きる様子のまどかを見たゆずは自分も1人家をでて子供を育てる決意をします。一方、伊達家にはジョーが来ており、龍之介とゆずを取り合う事になります。そこにまどかから連絡が来て、ゆずが病院に行った事を聞かされた小春は迎えにいきます。ゆずの思いを聞き表向きは受け入れますが小春は隠れて泣いてしまうのでした。

小春に連れられ伊達家に思いを伝えに来たゆず、そこでは龍之介とジョーがモメ続けていました。どちらかを選べと話すジョーに対しゆずの思いを尊重するとする龍之介。2人の様子に決意が揺らぐ中、ゆずは部屋にある物を目にします。それは小春が買ったベビーベッドでした。小春は本心でゆずの妊娠を喜んでおり、生まれてくるのを楽しみにしていたのです。この思いにゆずは結局伊達家で生んで育てる決意をする事になります。

15巻あらすじネタバレ

ジョーが龍之介にゆずを託し街を出ていくと伊達家では小春が頑張りを見せます。つわりで動けないゆずに変わって家事をこなし、喫茶店も少しでも盛り上げようと精を出します。妊娠5ヶ月に入ると体調が落ち着いたゆずに小春は2人でデートしてくるように送り出します。ゆずはどんどん変わっていく自身の身体、そしてジョーへの思いから恋をしないようにしていましたが、龍之介はそんなゆずを受け入れ2人は久しぶりに愛し合うのでした。

その後、龍之介は小春にそれまで語った事がなかったピアノについて語る事になります。龍之介がピアノから離れたのは父の影響でした。龍之介の父はピアノに狂って家族を壊し、ピアノを弾いていると乗り移るような感覚を覚えると言うのでした。春が来るとゆずは無事に元気な男の子を出産します。

16巻あらすじネタバレ

ゆずが産んだ子、麟之介が生まれて1ヶ月、小春はどうしても感じる疎外感を拭えずにいました。その様子は龍之介も感じ取り、またゆずもまた、ハレ婚祭で出会った美鈴と再会した事で感じるようになります。しかし麟之介の病気に対し取り乱したゆずを小春は懸命に支え、この危機を乗り切る事に成功、ゆずと小春はそれぞれの思いを語り合う事で理解し合うのでした。

それからゆずの誕生日と龍之介の半年祝いで温泉旅行に行き、龍之介の父親と再会するなどした後、時は流れて3年、麟之介は3歳となり、龍之介は作曲家として新曲で脚光を浴びる事になりほとんど家に帰れない程忙しく過ごしているのでした。そんな龍之介の忙しさも相まって小春は未だに子供を妊娠出来ずにいるのでした。

17巻あらすじネタバレ

テレビへの出演もあり人気者になっていく龍之介。アイドルとの熱愛報道も出るなど小春は不安でいっぱいです。小春が龍之介の携帯を覗こうとしたのがバレて微妙な空気になる中、龍之介は2週間京都に行く事になります。小春の気持ちを察したゆずから届け物をしてほしいと京都行きを頼まれた小春は遅れて京都に出向きます。

龍之介の様子から浮気はしていない事を悟った小春はデートをする中で子宝にご利益のある神社に連れて行ってもらったり、龍之介が不妊外来に行っていた事を聞かされるなどして安心します。安心して家に帰った小春がゆずとテレビを見てると龍之介の後ろにまどかが映っているのを確認します。実はまどかは龍之介のマネージャーをしているのでした。ただあくまでもマネージャーであり伊達家に戻る事は考えていませんでした。

18巻あらすじネタバレ

まどかはハレ婚に戻るつもりはありませんでしたが、まだ龍之介への想いを捨てたわけではありませんでした。伊達家を崩壊させ龍之介に自分を見てもらおうと行動を開始します。まどかはジョーに近づきDNA検査を持ちかけますがこれをジョーが断るとタバコを回収して検査にかけてしまいます。そんなまどかに対し龍之介は2度目のプロポーズを行いまどかはこれを断りますがここに姿を見せたのが小春でした。

19巻あらすじネタバレ

まどかは小春を伊達家から追い出そうと言葉をぶつけ小春もそれが事実だと受け入れてしまい何も言い返す事が出来ませんでした。この言葉もあり、小春は龍之介との離婚を決意します。龍之介もゆずも認めませんでしたが小春は伊達家を出ていくのでした。

伊達家を出た小春は再び東京に出て借金を返済する為にバイトを掛け持ちする生活を送っていました。龍之介はいらないと断りますがこれが小春のケジメであり支えでした。2ヶ月後、小春のバイト先にゆずとまどかがやってきます。近況を聞く中フラフラな小春を心配したゆずが妊娠検査を受けさせると小春は妊娠していました。

小春は実際に病院に行き心音を聞いた事で嬉しくなり、まどかとゆずと共に久しぶりに伊達家に戻ります。実はこの時制度としてのハレ婚制度の結末として制度廃止が決定していましたが、小春も、まどかも伊達家に戻る事になり協力して子育てをしていく事になるのでした。これが漫画ハレ婚。の最終回の結末です。

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ハレ婚。の登場人物一覧

登場人物一覧①伊達小春

ハレ婚。のメインヒロインで、ハレ婚にも当初は反対だったのが伊達小春です。後先考えない性格で東京行きも両親に反対されたまま押し切って上京し、既婚者3人に騙される形で傷心し地元に帰る事になりました。帰ってくるまでハレ婚の事を知らず、登場人物の中で表向きは最もハレ婚に振り回される事になります。

登場人物一覧②伊達龍之介

ハレ婚。連載開始当時25歳でハレ婚が伊達龍之介です。黒髪長髪のイケメンで、無職ながらもお金を持っています。漫画のあらすじを結末までネタバレしたようにその正体はピアニストで、その音楽収入で当時は豪邸に住んでいました。仕事はしないながらも3人の妻はしっかり愛しており、基本的には分け隔てなく接しています。

登場人物一覧③伊達柚子

ハレ婚制度を制定した市長を父に持つ登場人物が伊達柚子です。長い金髪と派手なギャル系ルックスが特徴的ですが、料理を得意としているなど家庭的な一面も持ち合わせています。普段は標準語で話しますが、テンションがあがると茨城弁が飛び出すギャップも持ち合わせたキャラクターです。

登場人物一覧④伊達まどか

伊達家の家計を預かり龍之介のピアノを愛している登場人物が伊達まどかです。独占欲が強い性格をしており、ハレ婚をしてる登場人物の中でも1番の嫉妬深さを持っています。

登場人物一覧⑤松橋うらら

小春が戻ってくるのと同時期から小春の実家の喫茶店でバイトを始めた登場人物が松橋うららです。農家の家に育った1人娘で、父からは跡継ぎの為に婿をもらうようにと強制されていました。担任への叶わぬ恋心を抱いていましたが最終的には担任への思いも大学進学も諦めて喫茶店でのアルバイトを続けています。

ハレ婚。の見どころ

見どころ①一夫多妻制

ハレ婚。最大の見どころはなんといっても一夫多妻制という特殊な設定です。男なら誰も1度は憧れるハーレム婚をこれでもかという程にリアルに描き、嫁同士のドロドロな感情が描かれているのが見どころになっています。また青年誌で連載された漫画である事から一夫多妻制ならではのお色気シーンも満載になっています。

見どころ②心理描写

ハレ婚。は登場人物の中でも特に女性側の心理描写が非常に細かい漫画だとも言われます。それぞれの立場からの感情を細かく描き、その描き方は女性漫画的であるともされています。最終回の結末とその心理描写も1つのきっかけで変わる事もあるという事を象徴しており、それが最終回としてしっかりとした味になっているとされています。

見どころ③各キャラの切ないエピソード

それらの心理描写を支えるとされているのがそれぞれの登場人物に設定された切ないエピソードの数々です。そのどれもが実際には一夫多妻制が実現したら起こり得る問題を描いてもおり、ついつい感情移入してしまうとされています。またそれぞれのエピソードがしっかりとその中で結末まで描かれ、基本的に先送りにされる事がない点もエピソードに集中しやすく読みやすいとされています。

ハレ婚。の名言や名セリフ集

名言①「可愛いだけの女…」

相変わらずキミは……可愛いだけの女だね

このセリフはハレ婚。の漫画冒頭、小春と会った龍之介がぶつけた言葉です。あらすじでもネタバレしたように実は龍之介にとっては小春は片思いの相手だっただけにドSな性格全開のセリフをぶつけています。この時小春は龍之介の事を思い出してはいませんが、キュンとしてしまいました。

名言②「幸せにするよ…」

幸せにするよ 3人目だけど

ハレ婚。を象徴するセリフとも言えるのがこの名言です。ハレ婚制度があるからこそ、そして龍之介がお金持ちでイケメンだからこそ許されるセリフだとされています。

名言③「家出しても…」

家出しても 男といても 逃げられない 僕から解放されたいなら 向き合うしかないんだよ

ハレ婚後、小春は何度か家出をしますが、そんな小春を連れ戻しにきた際の龍之介のセリフがこのセリフです。夫婦間の問題はもちろん、その他の人間関係にも当てはまるセリフで刺さったという人も多いセリフになっています。

名言④「嫁だもん…」

嫁だもん 旦那を信じないでどーすんのよ

小春は当初まどかやゆずが龍之介に対して絶対的に信頼しているのが理解出来ないでいました。そんな小春に対しゆずがぶつけたのがこのセリフです。龍之介とは違うストレートなセリフは小春の心を揺さぶる事になりました。

名言⑤「誰に何て言われても…」

あたしはどこにも行かないぞ! 誰に何て言われても 喧嘩してもおばーちゃんになっても ず————————っと側にいるよ!

このセリフは小春のセリフで、まどかが伊達家から去った後、落ち込む龍之介をなんとか励まそうとしたセリフです。言いたい事ははっきり言うタイプの小春らしいセリフになっているとされています。

名言⑥「あたしだっておっぱいが…」

あたしだっておっぱいが欲しいっ!!! そこそこの‼ 立派なやつ!!

精神的にもゆずやまどかに敵わない小春ですが、肉体的にも敵いません。貧乳ネタはある種ハレ婚。での小春の鉄板ネタでもあり、特にハレ婚しているからこそ比べてしまう分かりやすい部分であるとされています。様々な経験からハレ婚にも慣れていく小春ですが結局最終回までこの思いだけは残す事になります。

名言⑦「愛し続ける為に…」

愛し続ける為に結婚している

独特な考え方を示す事が多い龍之介ですが、そんな龍之介の結婚観を示したセリフがこの名言です。これもまたハレ婚制度が存在する事と龍之介がイケメンだからこそ許されるセリフです。

名言⑧「僕がキミだけを愛すと…」

僕がキミだけを愛すと言ったら ここにいてくれる?

最終回の結末が迫る中、小春は龍之介との離婚を決意します。そんな小春を繋ぎ止めようと放ったのがこのセリフでした。それまで徹底的にハレ婚にこだわっていた龍之介ですが、それは父親に起因する「家族」への思いが大きな要因になっています。そんな龍之介は小春に対してだけは執着心が強くそれ故にこのようなセリフが出たのだと言えます。

ハレ婚。に関する感想や評価

ここからは既にハレ婚。を既に最終回まで視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。ハレ婚。はそのテーマとお色気シーンの多さから男性向けとされがちですが、男性も女性も共感でき楽しめる作品とする感想が多いです。

お色気シーンも必要以上にあるように見えますが、必要に応じて行われていること、物語と繋がっているシーンも多く、その世界観の描き方やそれぞれのシーンにおける心理描写は感情移入が非常にしやすい作りになっているとされています。

ハレ婚。は最終回の結末までそのテーマを描ききった作品として完成度も非常に高いという声も多いです。登場人物も必要最低限であり、それぞれのキャラクターのエピソードが多いので、最終回に至るまでい誰か1人には必ず感情移入してしまうという感想も多いです。漫画としても綺麗にまとまっており、最終回の結末までしっかり楽しめる漫画とされています。

ハレ婚。のネタバレまとめ

ハレ婚。のあらすじは最終回の結末に至るまで、もし本当に一夫多妻制が日本で実現したらこうなるというリアルを徹底的に描いた作品で、設定こそ漫画的なファンタジーですが、その描き方や心理描写は男性はもちろん、女性にもオススメ出来る漫画だとされています。まだハレ婚。を読んだことがない人はぜひ1度手にとってみてはいかがでしょうか?

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