【プラチナエンド】底谷一（ハジメ）の過去と最後は？死亡するまでの経緯もネタバレ

『プラチナエンド』の底谷一は貧困層の出自や醜い容姿、そして高校在学中に起こった母親の首吊り自殺など過酷な人生を送ったのちに神候補となった人物です。本文ではそんな底谷一の最後の死亡シーンや過去、強さと武器などを中心に紹介していきます。それではまず『プラチナエンド』の作品情報からご覧ください。

『プラチナエンド』とは、さまざまな種類と階級を持った天使が神候補を選んで導いていく様子が描かれたファンタジー漫画です。本作の作者である大場と小畑のタッグによる作品としては『DEATH NOTE(デスノート)』と『バクマン。』に続く3作となっており、2020年12月時点で単行本の世界発行部数が450万部を突破する人気作となっています。さらにジャンプスクエア(集英社)にて連載された後にテレビアニメが放送されています。

ここでは『プラチナエンド』のあらすじを紹介。主人公は叔母一家全員からの凄惨な児童虐待を受け続けたことによって、生きる気力を無くしたことを理由に自殺を図った架橋明日です。

物語は明日が飛び降り自殺を図って地面に激突する寸前に、天使のナッセが救い出したところから始まります。ナッセは生きる気力を無くしている明日に天使の翼と矢を与えて幸せを掴んでもらおうとしていたのでした。そして天使の翼と矢を得たことによって、親戚による呪縛から解放された明日は生きる気力を取り戻し…

それではここから『プラチナエンド』に登場した底谷一(ソコタニハジメ)に関する情報を見ていきましょう。まず初めに、底谷一とは非常に貧乏な家で生まれ育った青年です。そして貧困層の出自に加えて醜い容姿で生まれたことによって、周囲からの誹謗中層にさらされながら暮らしていました。

さらに底谷一が高校在学中に母親が突然首を吊って自殺してしまいます。こうして絶望に打ちひしがれることになった底谷一は自殺を決意。しかし、実際に自殺を試みたところに天使が現れたことがきっかけとなって神候補になります。

自殺を試みた底谷一の前に現れた天使がバルタです。バルタとはあらゆる予感が的中する「勘の天使」という通り名を持つ1級の天使です。またバルタは天使でありながらも善悪への興味はなく、主な行動原理となっているのが「面白そう」という勘でした。さらに憑いている底谷一に対しては自発的な手助けを一切しておらず、敵対相手に何もせずに傍観者に徹していたこともあります。

貧困層の出自や醜い容姿、そして高校在学中に起こった母親の首吊り自殺など不幸な人生を送り続けていた底谷一(ハジメ)。そんな底谷一はバルタから神候補に選ばれた後に自分の望み通りの人生が送れるのか？また神候補同士の戦いで死亡せずに最後まで生き残れるのか？といった疑問が浮かびますが、結論を言うと残念ながら底谷一は最後に死亡してしまいます。そこでここからは底谷一が最後に死亡するまでの経緯をネタバレします。

底谷一(ハジメ)が最後に死亡するまでのストーリーとして、まずは架橋明日一派と生流奏一派の戦いが始まるまでの経緯を見ていきます。妻子を助けるために遊園地にやってきた六階堂と明日がマジックミラーの中に入った頃、奏の指示を受けていたハジメはマジックミラーの中にいる六階堂たちを監視していました。

そして隙あらば攻撃しようと考えていたハジメでしたが、六階堂と明日がマジックミラーの中を半日以上も高速で移動し続けていたため結局攻撃することができませんでした。さらにルベルが1級天使に昇格したことで翼を得た咲が遊園地に到着。その後、ハジメは咲に赤い矢を刺されたことで、咲の言う通りにマジックミラーを開けて六階堂たちを解放することとなりました。こうして架橋明日一派と生流奏一派の戦いが始まります。

次に底谷一(ハジメ)が最後に死亡するまでのストーリーとして、身を挺して咲を守るまでの経緯を見ていきましょう。架橋明日一派と生流奏一派の戦いでは、生流奏が製薬会社の研究員である小日向冬子を味方に引き入れていたため、冬子特製のSFV(フユコスペシャルウイルス)によって架橋明日一派が不利な状況に陥ってしまいます。そして戦闘中にウイルスの注射針が明日を襲います。

そこで咲が明日を守るために身を投げ出して彼の代わりに注射針に刺されようとしますが、今度はハジメが咲を守るために注射針を次々と破壊します。ところがハジメは注射針を全て破壊することができずに一本だけ右腕に刺さってしまいます。

最後にネタバレするのは、底谷一(ハジメ)が「今は幸せ」と言ってウイルスにより死亡するシーンです。注射針に刺さってしまったハジメは体をウイルスに侵されていきます。そしてみるみるとウイルスが体を蝕んでいったことで、ハジメの体はあっという間にドロドロに溶けてしまいました。そしてハジメは最後に咲に対して「役に立てた。猫耳さんに出会えてよかった」、「今は幸せ」と言って死亡します。

どうやらネット上では底谷一(ハジメ)の笑い方が怖いと言われているようです。やはり底谷一の笑い方が怖くなってしまったのには自殺を決意するほどの悲惨な過去が原因となっているのでしょうか？ここからは、底谷一がバルタから神候補に選ばれるまでの経緯と、笑い方が怖い理由を解説していきます。

バルタから神候補に選ばれるまでの底谷一は過酷な人生を歩んでいました。まず底谷一は生まれた時から家が非常に貧乏だったため橋の下にある小さな小屋で暮らしており、さらに容姿も醜いといったこともあって暗い人生を送っていたのです。

そして高校生の時に母親が首吊り自殺をしてしまった上にその遺体を見てしまいます。こうして自らも生きている意味を見い出せなくなった底谷は自殺を図ることに。ちょうどその時にバルタが現れて神候補になります。

暗い人生を送る原因となっている底谷一の醜い容姿は、彼に正義のヒーローとして世間を賑わせているメトロポリマンに憧れを持たせた要因となっています。そこで底谷一はバルタに与えられた天使の力を使って整形し、美男子に生まれ変わりました。

さらにメトロポリマンに対する憧れから正体を突き止めようと調査を始めます。そしてその正体が神候補の生流奏であることを突き止めました。その後、底谷一はメトロポリマンの下僕になることを志願します。

バルタに与えられた天使の力で整形して美男子に生まれ変わった底谷一ですが、笑い方が怖いために整った顔が台無しになっていました。おそらく笑い方が怖い理由には、かつての暗い過去が関係していると考えられます。

醜い容姿と貧困家庭だという理由でクラスメイトから陰口を言われたり、避けられたりすれば周囲との距離が遠くなってしまうはずです。そして楽しく笑えるような出来事が極端に少なくなったことで笑い方そのものを忘れてしまい、怖い笑い方になっていったのではないかと考えられます。

『プラチナエンド』に登場する結糸向とは、小学6年生としてごく普通の生活を送っていた神候補の1人です。漠然とした将来に対する不安と孤独感を感じていた向は、ある日親が飲んでいる睡眠薬を眺めていたところに「遊戯の天使」のペネマが現れて神候補に選ばれています。ペネマに与えられた能力は赤い矢と翼。そして赤い矢をクラスメイトたちに使って楽しんでいた時にメトロポリマンの存在を知りました。

では底谷一と結糸向はどのような関係なのか？ということですが、二人が直接的に関わっているわけではありません。なぜならハジメに憑いている天使バルタと、向に憑いている天使ペネマが裏で繋がっているだけだからです。作中ではバルタがメトロポリマンの正体を突き止めてその情報をペネマに教えています。そしてペネマから向に情報が伝わったことで向が奏の通う学校に行き、赤い矢を刺すこととなりました。

ウイルスにより死亡してしまった底谷一ですが、そもそも彼の強さはどの程度なのでしょうか？彼はベンチプレスで筋力を上げているのですが、それ以外は新聞配達で体力がついているくらいでこれと言って実力を上げた要素が見当たりません。ところが作中では元自衛官の幕松竜二との戦いで、彼の腕を刀で切り落としていることから一般人よりも力があると考えられます。

底谷一が持っている刀の名前は、彼曰く「長光」と「正宗」とのことです。使用している方は長光で、もう一方の刀「正宗」は使われておらずどこにあるのかもわかりません。また二つの刀は名刀と言われているような超貴重品ですが、どのようにして入手したのかその経緯は不明です。

日本刀を振り回す底谷一ですが、作中の描写を見るとそもそも剣術など習ったことがないようです。ではなぜ日本刀を使うのか？ということになりますが、彼曰く「ヒーローっぽいから」とのことでした。やはり使う武器においても憧れのメトロポリマンの影響があるようです。

アニメ『プラチナエンド』に登場する底谷一(ハジメ)役を演じた声優は、茨城県出身の声優である前野智昭です。彼は1982年5月26日生まれの声優で、現在は声優事務所「アーツビジョン」に所属しています。声優としては2003年から活動を開始しており、声優を志すきっかけとなったのが姉と一緒に『ドラゴンボール』を観ていたことだと公言しています。また2010年3月6日には第4回声優アワードにて新人男優賞を受賞していました。

• 2008年～：図書館戦争(堂上篤 役)
• 2008年～：魔法遣いに大切なこと 〜夏のソラ〜(緑川豪太 役)
• 2009年～：宙のまにまに(大八木朔 役)
• 2009年～：こばと。(藤本清和 役)
• 2009年～：WHITE ALBUM(藤井冬弥 役)
• 2011年～：世界一初恋(雪名皇 役)
• 2011年～：遊☆戯☆王ZEXAL(オービタル7 役)
• 2012年～：Another(勅使河原直哉 役)
• 2013年～：プリティーリズム・レインボーライブ(速水ヒロ 役)
• 2014年～：ワールドトリガー(木崎レイジ 役)

こちらでは『プラチナエンド』に登場する底谷一(ハジメ)の個性に関する感想があがっています。確かにで言われている「底谷さんキャラ濃すぎだろ」という感想通りのキャラと言えるでしょう。やはり印象深い笑い方がキャラの濃さに繋がっていると言えるかもしれません。

こちらでは『プラチナエンド』に登場する底谷一(ハジメ)の武器に関する感想があがっています。どうやら底谷が刀を使っている様子が高く評価されているようです。このような感想・評価から刀を武器にした要素も人気の一つに繋がっている可能性が考えられます。

こちらでは『プラチナエンド』に登場する底谷一(ハジメ)の強さに関する感想があがっています。感想で「味方になると物凄く頼もしくなる」と言われていることから、底谷が他のキャラよりもある程度の実力を持っているのを窺い知ることができます。

『プラチナエンド』に登場する底谷一(ハジメ)の過去と最後、そして死亡するまでの経緯をネタバレありで紹介してきましたがいかがでしたか？底谷一(ハジメ)は貧困層の出自や醜い容姿、そして高校在学中に起こった母親の首吊り自殺など不幸な人生を送り続けていた人物でした。

さらに天使のバルタから「面白そう」という勘を頼りに神候補になった後に自発的な手助けを一切してもらえなかったため、同情を誘うような人物に映っているかもしれません。最後はウイルスにより死亡するのですが、それは本作のヒロインを庇った結果となっていることから主人公のような人物として認識している方もきっといらっしゃることでしょう。もし興味があれば底谷一の活躍シーンに目を向けてみてはいかがでしょうか？