【リゼロ】エルザの声優は能登麻美子！ファンの反応や出演作・演じたキャラは？

エルザは『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）の登場キャラクターの1人。彼女は主人公の最初の死亡原因となる重要なキャラです。ここでは、アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）でエルザの声を担当した声優・能登麻美子の出演作・演じたキャラなどを紹介していきます。声優・能登麻美子の出演作・演じたキャラを見ていく前に、まずは「リゼロ」とエルザの基本情報を押さえておきましょう。

『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年4月から連載が始まった作品。作者は長月達平です。2014年1月には、KADOKAWAのMF文庫Jから書籍版が刊行されるようになりました。2021年には、数多あるライトノベルの中でも特に人気の高い作品として多くのラノベファンから認知されています。

その人気から、2016年4月にテレビアニメ化。同年9月まで第1期が放送され、2020年7月から9月にかけて第2期の前半クールが、2021年1月から3月にかけて第2期の後半クールが放送されました。アニメ以外にもコミカライズやゲーム化など、様々なメディアミックスが展開されています。

主人公のナツキ・スバルは、引きこもりの男子高校生。彼はコンビニから家に帰ろうとしていたところ、突如異世界に転移してしまいました。右も左もわからぬ異世界で、スバルは窮地をサテラと名乗るハーフエルフの少女と、そのお供のパックに救われました。スバルは助けてもらったお礼に、サテラの探しものを一緒に探すことになります。やがてスバルは、自分が「死に戻り」能力を持っていることを知ることになります。

エルザ・グランヒルテは、異世界転移したナツキを最初に殺害したキャラクター。彼女がスバルを殺害したことによって、読者・視聴者にスバルの「死に戻り」能力が示唆されました。エルザは4月29日生まれで、年齢は23歳。身長は168センチです。彼女は妖艶な雰囲気を纏う女性暗殺者。「腸狩り」という異名を持っており、その異名の通り特殊なナイフで対象の腹を裂き殺害します。

主人公のスバルも、異世界に転移してすぐに彼女に腹を裂かれ死亡しました。常人離れした回復力と戦闘能力を有しており、それは彼女の正体に関係しているとされています。腹を裂くのに使用しているのは、ネパールやインドで使用される刃物「ククリナイフ」。くの字に湾曲した形状が特徴的な武器です。

エルザの出身地グステコ聖王国は、貧富の差が激しい北国。国土全体が永久凍土となっており、貧しい者は生きていくだけでも大変です。そんな国で、エルザは親から捨てられた孤児として育ちました。身寄りのない子供が1人で生きていくには、盗みや脅しなど、犯罪行為をするしかありません。エルザも盗みなどで生きてきたのですが、ある日盗みを働いたところ、店の店主に捕まってしまいました。

服を脱がされ、陵辱されそうになったエルザ。彼女は近くに落ちていたガラス片を掴み、店主の腹を裂きました。店主の腹からこぼれ落ちた血と臓物を浴びたエルザの胸に湧き上がったのは幸福感。この出来事をきっかけに、エルザは人の腹を裂くことに快感を覚えるようになり、「腸狩り」と呼ばれる暗殺者になったのです。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）でエルザの声を担当したのは、声優・歌手・ナレーター・女優の能登麻美子です。能登麻美子は1980年2月6日生まれで、血液型はO型。石川県出身で、所属事務所は大沢事務所です。1999年から舞台を中心に女優活動を始め、2000年から声優活動を始めました。2006年には音楽活動を開始しています。

2000年代中期からナレーションを担当することが増え、様々な企業の宣伝CMに声を吹き込みました。仲の良い声優は水樹奈々。彼女とはプライベートで一緒に出かける間柄であるようです。また、同じ金沢出身の声優・新谷良子とも仲が良い様子です。

「ウィスパーボイス」「癒やし声」と呼ばれる、高く澄んだ声が特徴的な能登麻美子。その声は「安眠ボイス」とも言われており、睡眠用オーディオブックの朗読を担当したこともあります。柔らかく澄んだ声を活かして純粋な少女の声を担当することが多いですが、それとは真逆の低めで怖い声のキャラクターを担当することも。また、少年役を演じることもできます。

「リゼロ」は物語の序盤で主人公が殺されるという衝撃的な展開で、多くの読者・視聴者の度肝を抜きました。その衝撃的な展開をより印象的に、恐ろしくしたのがスバルを殺害した張本人であるエルザです。

そしてエルザをより恐ろしいキャラクターにするのに、能登麻美子の声はうってつけでした。「癒やし声」を持つ声優として知られる能登麻美子ですが、実はある事情から怖さを感じさせる声優としても知られていたからです。

能登麻美子のファンの間で有名な言葉に「能登かわいいよ能登」と「能登こわいよ能登」というものがあります。2ちゃんねるで流行った言葉が元ネタなのですが、「能登かわいいよ能登」はともかくとして、どうして「能登こわいよ能登」という言葉が生まれたのでしょうか？

実は、あるラジオ番組で能登が「アフレコ時に童謡を歌ったところ周囲から怖いと言われた」という裏話を披露。その流れで「通りゃんせ」などを歌うことになったのですが、誰が聴いても本当に怖かったのです。能登麻美子のこのエピソードを知っているファンは彼女のウィスパーボイスに怖いと感じる要素があることも承知しており、そのためエルザ役に能登麻美子はぴったりだと考える人が多くいたのです。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの声優・能登麻美子の主な出演作品や演じたキャラその1、『君に届け』（黒沼爽子）。『君に届け』は、北海道の高校を舞台に、主人公・黒沼爽子を中心とした高校生たちの恋や友情が描かれた作品。能登麻美子はこの作品で、主人公の黒沼爽子の声を担当しました。

黒沼爽子は、真っ黒な長い髪と青白い肌から「貞子」というあだ名をつけられている女子高生。その外見と上手く人と関われない大人しい性格のせいで、霊感があるなどという噂を立てられ、中々周囲と馴染めずにいました。しかしクラスメイトの風早翔太との関わりを通して徐々に友人を増やしていき、クラスにも馴染めるようになります。能登麻美子は純粋で優しい爽子を見事に声で表現していました。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの声優・能登麻美子の主な出演作品や演じたキャラその2、『地獄少女』（閻魔あい）。午前0時に出現する謎のサイト「地獄通信」にアクセスして怨みを抱く相手の名を打ち込むと「地獄少女」がその者を地獄送りにしてくれる。そんな恐ろしい都市伝説を描いた作品『地獄少女』。この作品で能登麻美子は、主人公の閻魔あいの声を担当しました。

閻魔あいは切り揃えられた長い黒髪が特徴的な、日本人形のような容姿の少女。彼女は「地獄通信」に依頼が入ると、地獄少女として依頼を遂行します。普段は黒いセーラー服を身に纏っていますが、地獄少女として動くときは黒い振袖を着用。能登麻美子に怖い声のイメージもあるのは、この作品の影響もあるでしょう。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの声優・能登麻美子の主な出演作品や演じたキャラその3、『マリア様がみてる』（藤堂志摩子）。『マリア様がみてる』は、私立リリアン女学園高等部を主な舞台に繰り広げられる、乙女たちの学園生活を描いた作品。この作品で能登麻美子は、ウェーブのかかった長い髪が特徴的な少女・藤堂志摩子の声を担当しました。

藤堂志摩子は、白薔薇のつぼみ（ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン）。西洋人形を思わせる日本人離れした容姿をしていますが、実家はお寺です。穏やかで思慮深く、意志の強い性格。『マリア様がみてる』には様々なキャラクターが登場しますが、その中でも特に人気の高いキャラクターです。能登麻美子のふわふわした声は、藤堂志摩子にぴったりだったようです。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの声優・能登麻美子の主な出演作品や演じたキャラその4、『CLANNAD-クラナド-』（一ノ瀬ことみ）。『CLANNAD-クラナド-』は、少年少女の恋愛や友情、家族愛などのテーマが感動的に描かれた恋愛アドベンチャーゲームで、アニメ化もされました。この作品で能登麻美子は、ヒロインの1人である一ノ瀬ことみの声を担当しました。

一ノ瀬ことみは世界的に有名な理論物理学者の父母を持ち、自身も全国でトップレベルの学力を誇る才女です。進学実績さえ挙げれば授業に欠席しても許されるようになっており、ほとんどの時間を図書室で過ごし、独学で勉強していました。性格はおっとりしており、語尾に「なの」をつけて喋ります。ヴァイオリンを弾くのが好きなのですが、上手ではありません。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの声優・能登麻美子の主な出演作品や演じたキャラその5、『犬夜叉』（りん）。戦国時代にタイムスリップした少女・日暮かごめが、半妖の少年・犬夜叉や仲間たちとともに四魂の玉の欠片を求めて冒険を繰り広げる作品、『犬夜叉』。能登麻美子はこの作品で、人間の少女・りんの声を担当しました。

りんは犬夜叉の兄・殺生丸と一緒に旅をしている幼い少女。重傷を負っていた殺生丸を介抱するなど、妖怪相手でも分け隔てせずに接することができる優しさを持っています。殺生丸は人間を毛嫌いしていましたが、りんには心を許すようになりました。『犬夜叉』の続編である『半妖の夜叉姫』では殺生丸の妻となっており、双子の娘・とわとせつなを出産しました。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの声優・能登麻美子の主な出演作品や演じたキャラその6、『ゼロの使い魔 シリーズ』（ティファニア・ウエストウッド）。『ゼロの使い魔』は、平凡な男子高校生・平賀才人が異世界に召喚され、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がない少女・ルイズの使い魔として冒険を繰り広げる物語。

この作品で能登麻美子は、ヒロインの1人であるティファニア・ウエストウッドの声を担当しました。ティファニアはアルビオン王国に暮らすハーフエルフ。愛称は「テファ」です。複雑な出自ゆえに隠れて暮らしていたため、世間の常識に疎い少女。主人公の才人とはじめての「おともだち」になりました。

『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの強さや正体についての考察その1、エルザの強さ。エルザの強さは、彼女の戦歴を知ればよくわかります。エルザは様々な相手と戦ってきましたが、敗北はほとんどありません。彼女の強さは、普通の人間にはありえないものです。

ククリナイフによる攻撃力の高さはもちろんですが、彼女の強さの肝となっているのは、異常な回復能力。並の攻撃では彼女に致命傷を負わせることはできません。体がバラバラになっても回復できるのですから相当です。またエルザは殺傷能力の高い魔法を使うこともできます。

『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの強さや正体についての考察その2、エルザは不死の吸血鬼？普通の人間にはありえない力を有しているエルザ。実は彼女の正体は不死の吸血鬼でした。吸血鬼と言っても、多くの人が想像するだろう人の生き血をすすって生きる吸血鬼とは違います。不死の能力のことを吸血鬼という言葉で表現しているようです。

『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）のエルザの強さや正体についての考察その3、エルザは呪い人形の呪術によって不死になった？何故、エルザは不死の吸血鬼になったのでしょうか。その理由は、エルザの出身地であるグステコ聖王国にあります。

グステコ聖王国には、殺したい人物を殺すまで不死性を得る「呪い人形」という呪術が存在したようです。エルザは奴隷時代にこの「呪い人形」の呪術をかけられました。本来、「呪い人形」は呪いの対象を殺害すると役目を終え壊れてしまいます。しかしエルザは死ぬことはなく、不死性も残ったままでした。

「リゼロ」のエルザの声優に能登麻美子を起用したことを称賛するコメント。ファンが絶賛するほど、能登麻美子の声はエルザにぴったりとハマっていました。多くの原作ファンが納得する仕上がりだったようです。

エルザは妖艶でゾッとするような声。一方、『犬夜叉』のりんは優しさと純粋さが滲み出る柔らかい声です。同じ声優が演じているとは思えない声の違いに驚いた人は少なくありませんでした。

エルザを演じた声優・能登麻美子を絶賛するコメント。能登麻美子は人の腹を裂くことに快感を覚えるエルザの異常性、恐ろしさを声だけで表現してみせました。その演技力に感動した人は多かったようです。

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）でエルザの声を担当した声優・能登麻美子の出演作・演じたキャラなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？能登麻美子は妖艶で恐ろしいエルザを見事に声で表現してみせました。興味を持った人はぜひ「リゼロ」のアニメを見て、能登麻美子演じるエルザの活躍をチェックしてみてください。