【リゼロ】ラッセルは「目利きの加護」を持つ商人！正体や裏の顔を考察

今回は「リゼロ（Re:ゼロから始める異世界生活）」に登場する「目利きの加護」を持つ商人・ラッセルの正体や裏の顔「六枚舌」長官について紹介し、その性格や加護などをみていきます。さらに、ラッセルとスバル、アナスタシアとのそれぞれの関係を考察し、その謎や活躍をネタバレでみていきます。まず、ここでは「リゼロ」の作品情報をみていきます。

「リゼロ（Re:ゼロから始める異世界生活）」は長月達平先生原作、大塚真一郎さんイラスト担当で、2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載中のライトノベルです。テレビアニメは第1期が2016年に、第2期が2020年～2021年の期間に、それぞれ25話ずつ放送されていました。

さらに「リゼロ」はコミカライズ版や外伝も刊行されており、ゲーム化やOVA化、短編アニメ化やパチンコ・パチスロなど様々なメディア展開が実現している人気作です。

ある日、突然異世界に飛ばされた高校生のナツキ・スバルは、ピンチのところをエミリアという女性に救われます。エミリアへのお礼として、彼女の探しものの手伝いをおこなうことにしたスバル。しかし、その後、彼はいきなり殺され、瞬時に蘇生するという不思議な体験をします。彼は異世界に来て、命を何度落としても生き返る「死に戻り」の能力を得ていました。スバルはその能力を発揮し、大切なものを守るための戦いに立ち向かっていきます。

「リゼロ」のラッセル・フェローは2つの顔を持つ男性キャラで、金髪に緑色の瞳、整えられた髭がダンディと人気のキャラです。身長は180㎝、体重は60㎏台だと予想されており、年齢は29歳、ロズワールと同年代だからか会話の相性が良く、マーコスの威圧感にも動じない度胸があります。次に、そんなラッセル・フェローの正体をみていきます。

「リゼロ」のラッセル・フェローの表の顔は、ルグニカ王国の財政を取り仕切る「ルグニカ王都商人組合代表」です。「目利きの加護」を持つラッセルは物の価値を見極める能力に長け、国の財政の表裏を牛耳っています。第三章では商人たちの支持を得る名目のために動くクルシュと会談。その縁でスバルとも接触し、目利きの加護により、ケータイの価値を見抜いてクルシュの説得に協力しました。

「リゼロ」のラッセル・フェローの裏の顔は、亜人戦争をきっかけに発足された諜報機関「六枚舌」の長官です。六枚舌はルグニカ王国の各地に目と耳があり、未然に危険を防ぐことで国を守ることを使命としています。つまり、ラッセルの表の顔はそのための隠れ蓑にすぎず、六枚舌の長官として国を守るために暗躍を続けているのです。

「リゼロ」のラッセル・フェローは六枚舌の長官として自身の私的な部分を無くし、ルグニカ王国のために自らのすべてを捧げています。そして、ラッセルはこのように「究極の滅私奉公」の精神でルグニカ王国に尽くしているため、部下からの人望も非常に熱く、慕われています。

「リゼロ」のラッセル・フェローは「目利きの加護」を有しており、物の価値を見極める能力に長けています。そして、白鯨討伐戦でも、スバルの「ケータイ」に関して、その使い方などは分からないものの、目利きの加護を通じて「良い物」だと見抜き、彼に協力。監獄等に大罪司教のシリウス・ロマネコンティを収監するときも、貴重な封魔石を集めて献上する功績を挙げました。

「リゼロ」のラッセルとスバルの関係について、白鯨討伐の際、スバルがクルシュを説得するため、アナスタシアと共に引き入れた仲間の1人がラッセルです。その際、ラッセルはスバルのミーティア（ケータイ）を渡すことを彼の仲間になる条件として挙げました。「目利きの加護」を持つラッセルは、ケータイの使い方自体は分からないものの、その価値を見抜き、ミーティアに興味を持ったようです。

「リゼロ」のラッセルとアナスタシアの関係について、アナスタシア・ホーシンとはルグニカ王国の西にあるカララギという国でホーシン商会の会長を務める、王選候補の1人です。白鯨戦の際、ラッセルとアナスタシアはスバルの味方として、共にクルシュとの対談の席についていました。また、親しそうに見えるラッセルとアナスタシアですが、その関係は不明です。

ただ、王都商人組合代表を務めるラッセルと、ホーシン商会の会長を務めるアナスタシア。2人とも各団体のトップであることから、ライバル関係にあるのではないかと考えられています。

実際、白鯨戦の前、ロズワールの屋敷に戻りたいスバルが竜車探しをしていたとき、ラッセルがクルシュのもとを訪ねた理由について、アナスタシアが探りを入れているシーンがありました。もしかしたら、敵対関係とまではいかないものの、互いの動向を気にし合っているのではないかと予想されています。

ここまで「リゼロ」のラッセル・フェローの正体や六枚舌としての暗躍、目利きの加護などを紹介し、ラッセルとナツキやアナスタシアとの関係をそれぞれみてきました。次に「リゼロ」のラッセルの白鯨への因縁や謎についてネタバレで考察していきます。

「リゼロ」のラッセルとスバルの謎について考察、1つ目はラッセルの白鯨への因縁についてです。ラッセルはクルシュとの交渉の席で、白鯨の出現情報や撃退にいかに価値があるかを熱弁していました。

このときのラッセルについて、クルシュとスバルの交渉が上手くいくように演技をしていた部分もあると考えられている一方で、彼自身の本心として白鯨への並々ならぬ憎悪が感じられたとも言われています。そして、このシーンから、ラッセルと白鯨の間に因縁があることが明らかになりました。

「リゼロ」のラッセルとスバルの謎について考察、2つ目はラッセルは魔女教徒が王都に来たときに暗躍したことについてです。水門都市プリステラにて、憤怒の大罪司教であるシリウス・ロマネコンティが捕まり、王都に送られてきます。さらに、プリアデス監視塔でも、悪食の暴食であるロイ・アルファルドが拘束され、王都で尋問される予定となっていました。

このように、魔女教の幹部である大司教が2人も王都にやって来ることから、プリステラと同様に暴動に発展する可能性が高いと予想されています。さらに、そうなった場合にはラッセルが六枚舌の長官として、王都を守るために暗躍するのではないかと期待されています。

「リゼロ」のラッセルとスバルの謎について考察、3つ目はトンチンカンへの指示についてです。王選の直前、トンチンカンの3人は王都の裏路地にてプリシラに絡み、レムとアルによって撃退されていました。その後、王選が開始してからのトンチンカンは仕事の失敗が原因で、怯えながら盗品蔵に潜んでいました。

しかし、この王選の直前のトンチンカンの動き自体が、六枚舌の長官であるラッセルからの指示だったのではないかと考えられています。

つまり、プリシラの正体が諜報活動によって、ヴォルキアの皇族であることが判明。六枚舌の長官として、他国の皇族がルグニカ王国の王候補になることを阻止したいラッセルが、プリシラが会場に来られないようにしたか、または彼女の真意や人間としての器を試そうと、トンチンカンに指示を出したのではないか、と考えられています。

ラッセルは商人として、愛国心溢れる子爵家の四男・ファリドと接触。彼の思考を誘導し、金翼党を発足させました。金翼党には彼と同様に行き場のない愛国心溢れる貴族の子弟たちが集まり、王都の貧困層の排除を行うなどの過激な活動に精力的に取り組むようになっていきました。

さらに、ラッセルは当初交代の儀式のために王都を訪れたロズワールを調査させます。調査の結果、現時点ではルグニカ王国と敵対する存在ではないと判明。その後、ラッセルはロズワールと度々酒を飲む仲になりました。また、ラッセルはアストレア邸から「変心の加護」が感知されたと報告を受けます。そこで、ラッセルはハインケルに内乱罪の疑いをかけ、夜中に六枚舌の部下たちと共に屋敷を取り囲みました。

しかし、ハインケルは即座に幼い息子ラインハルトの部屋に向かい、二度としないことを誓わせます。その行動から、ラッセルは加護の削除を確認し、部下たちに屋敷の包囲を解除させました。ただ、帰り際、ラッセルはラインハルトに対し、窓の外から「王国のために尽くせ。家屋を思うなら。」と牽制していました。

フェリスが師匠・ガリッチの仇討ちを果たした後、ロズワールはマーコスとラッセルに祝杯をあげようと声をかけます。しかし、義理堅いマーコスと違って、六枚舌としてロズワールと付き合っているに過ぎないラッセルはその誘いには乗りませんでした。

王都貧民街の顔とも言えるトンチンカンの3人にラッセルは仕事を任せました。しかし、王選が始まった頃、ラッセル名義の仕事を失敗したトンチンカンは、ラッセルに捕まることを恐れ、盗品蔵に潜んでいました。その後、トンチンカンたちが王選候補のフェルトに拾われ、王選陣営の一員となったことため、ラッセルも彼らへの処罰を取りやめました。

白鯨討伐に乗り出すクルシュとの会談で屋敷を訪ねたラッセルは、そこでスバルと出会います。そして、ケータイの譲渡を条件に、スバルに協力。クルシュに対して、白鯨討伐がいかに商人に利益をもたらすかを熱弁しました。その後、ラッセルはアナスタシアと共に白鯨討伐のために必要な物資や武器の調達にかかります。そして、表の顔をフルで活用し、ルグニカの商人たちの協力を得て、一晩のうちに必要なものを集めました。

決戦前夜、クルシュの演説中にラッセルはスバルから声を掛けられます。そして、アーラム村の人々を避難させるため、アナスタシアと一緒に竜車を手配してほしいと頼まれたラッセル。彼はその望みを聞く代わりに、行商人たちが荷台に積んだ荷物をロズワールが言い値で買い取るという約束をスバルと交わしました。

ラッセルは六枚舌のメンバーであるへレインにフランダース裏社会の均衡を監視させていましたが、彼の独断専行の理由を問いただすために王都に呼び戻します。そして、ヘイレンに罰を与えたラッセルは、フェルトに器があると確認でき、六枚舌の存在にラチンスが気付いたことから、計画の修正がいくつか必要だと考えるのでした。

シリウス収監中にフェルトの隣に姿を現したラッセルは、自らを封魔石を納品した商人だと名乗ります。そして、ラッセルは会話の中で世界が現在「変革の時」を迎えようとしているとフェルトに伝え、彼女とラインハルトを自身の屋敷で開かれる晩餐会に招待しました。

ラッセルは2人が有事の際に活躍することを望んでおり、そのための情報を彼らに提供しました。しかし、フェルトからは情報を使って、自分の意図する方向に他者を誘導しようとする類の人間であると警戒されてしまいました。

「リゼロ」のラッセルのアニメ声優・大川透さんは1960年2月28日、年齢は61歳（2022年1月現在）で鹿児島県出身です。身長は174㎝、血液型はA型、所属事務所はマウスプロモーションで、1984年から舞台俳優として、1992年から声優として活動しています。

大川透さんの主な出演作品・演じたキャラは「鋼の錬金術師」ロイ・マスタング役、「攻殻機動隊」サイトー役、「戦国BASARA」徳川家康役、「BLOOD+」ジェイムズ・アイアンサイド役、「ひぐらしのなく頃に」富竹ジロウ役、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ラスタル・エリオン役、「ソードアート・オンライン」ヒースクリフ役、「マクロスF」ジェフリー・ワイルダー役、「アルドノア・ゼロ」ザーツバルム役などです。

こちらは「リゼロ」のラッセル・フェローに関するツイートです。ラッセルがかっこいいという感想となっています。

こちらも「リゼロ」のラッセル・フェローに関するツイートです。ラッセルがとてもダンディだと評価されています。

こちらも「リゼロ」のラッセル・フェローに関するツイートです。ラッセルの活躍に期待する声となっています。

いかがでしたか？「リゼロ」のラッセルの正体や裏の顔を紹介し、ラッセルとスバルやアナスタシアとの関係、その謎をネタバレで考察してきました。そして、ラッセルの表の顔はルグニカ王都商人組合代表ですが、裏の顔は諜報機関「六枚舌」の長官で、自身のすべてを国を守るために捧げていること。そのことから人望が厚く、目利きの加護を持つことが分かりました。

さらに、ラッセルと白鯨との因縁や魔女教徒が王都に来たときの暗躍に期待されていること、トンチンカンに仕事の指示を出したことなども分かりました。また、ラッセルの作中での活躍についてもみていき、アニメ声優・大川透さんについても紹介してきました。皆さんもぜひ「リゼロ」で2つの顔を持ち、スバルに協力するラッセルの活躍に注目してみてください！