【転スラ】マリアベルの正体と死亡理由は?強さ・能力やグランベルとの関係を考察

伏瀬による大人気ライトノベル「転スラ」(転生したらスライムだった件」)。漫画やテレビアニメ、ゲームなど様々なメディア展開が行われ、関連書籍の累計発行部数は実に2700万部を超えています。この記事では、ロッゾ一族に彗星のごとく現れた転スラのマリアベルを特集し、彼女の正体や「強欲者(グリード)」などの能力、一族の長・グランベルやユウキとの関係、そしてマリアベルの死亡理由まで詳しく解説していきます。

【転スラ】マリアベルの正体と死亡理由は?強さ・能力やグランベルとの関係を考察のイメージ

目次

  1. 転スラのマリアベルの正体とは?
  2. 転スラのマリアベルの活躍や死亡理由をネタバレ
  3. 転スラのマリアベルのスキルや強さ・能力
  4. 転スラのマリアベルとグランベルの関係
  5. 転スラのマリアベルに関する感想や評価
  6. 転スラのマリアベルまとめ

転スラのマリアベルの正体とは?

転スラの作品情報

伏瀬によるライトノベル作品「転スラ」(正式タイトル「転生したらスライムだった件」)。この記事では転スラに登場するマリアベルにスポットを当てていきますが、まずは転スラの作品情報からお届けします。最初に作品の概要、そして簡単なあらすじへと続きます。 

転スラの概要

転スラとは、伏瀬によるライトノベル作品「転生したらスライムだった件」の略称で、2013年2月より小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載された”なろう系”小説です。その後、Web小説「転スラ」を改訂し書籍化、2014年5月マイクロマガジン社のGCノベルズから単行本が発行されました。転スラの単行本にはみっつばーのイラストが添えられ、2021年12月時点で19巻まで刊行されています。

また、ラノベ作品転スラを原作として、漫画・スピンオフ漫画やアニメ、ゲームなど様々なメディア展開が行われています。漫画作品転スラは、講談社シリウスKCの書籍版だけでなく講談社の「マガジンポケット」や「コミックDAYS」、ニコニコ漫画の「水曜日のシリウス」や「コミックライド」といったWebサイトで配信されています。

小説版、漫画版など転スラ関連書籍の累計発行部数は、2017年3月時点で200万部を超えると急速に販売を伸ばし、同年11月時点で1000万部を突破、テレビアニメ2部放送終了後の2021年9月には2700万部を超えています。

転スラのあらすじ

平凡な会社員だった三上悟は、ある日通り魔の凶刃に倒れ人生に幕を閉じます。ところが死んだはずの悟の意識が戻ります。視覚も聴覚もなくした悟は、自分が異世界にスライムとして転生したことに気付きます。しばし辺りを逍遥していると天災級モンスター、ヴェルドラと出会い「リムル=テンペスト」と名づけられます。その後、転生してきた同郷のシズを取り込み人間の姿になる能力を獲得、異世界での第一歩を踏み出すのでした。

マリアベルはロッゾの一族の希望と呼ばれた少女?

ここからは本記事のメインテーマである、転スラのマリアベルの話題に入っていきます。最初はプロフィールの紹介からです。

きれいな金髪に桜色の唇が印象的な10歳くらいの美少女、それが転スラのマリアベル・ロッゾです。名前からもわかるように、シルトロッゾ王国を治めるロッゾ一族の希望と呼ばれ期待されているお姫さまです。

詳しくは後述しますが、ユニークスキル「強欲者(グリード)」を操るマリアベル。可愛らしい見た目に反してロッゾ族随一の強者で、一族の長・グランベルの後継者と目されていました。

マリアベルの正体は異世界転生者?

ロッゾ一族の希望であり、グランベルに次ぐ№2のポジションにいる転スラのマリアベルですが、彼女の正体は異世界転生者でした。

マリアベルには転生前の記憶が残っており、その記憶によると彼女は金融界で全ヨーロッパを牛耳る支配者だったようです。転生によりシルトロッゾの姫として生まれ変わったマリアベルは、異世界でも金融支配により東西人類の統一と世界征服という遠大な計画をもくろんでいました。

【公式】「転生したらスライムだった件」ポータルサイト

転スラのマリアベルの活躍や死亡理由をネタバレ

マリアベルの活躍①聖魔対立編

ここからは、転スラ各編でのマリアベルの活躍や彼女の死亡理由をネタバレで解説していきます。最初は転スラ7巻の聖魔対立編での活躍からです。

ロッゾ一族の五大老会議の後、マリアベルは五大老のまとめ役・グランベルと2人きりで協議を行い魔物の国テンペストの危険性を訴えます。テンペストは経済の力で世界征服を企んでいるというのです。

この出来事により、グランベルの下す決定にはマリアベルが深く関わっていることが広く世間の知るところとなりました。

マリアベルの活躍②魔都開国編

転スラ・単行本9巻の魔都開国編で、マリアベルはグランベルのお供をしてテンペスト開国祭に出席します。ここでテンペストの技術力や経済力の高さを目の当たりにしたマリアベルは、テンペストに対する危機感を一層募らせることになります。

グランベルは、開国祭での外交でミューゼ侯爵を使って魔王リムルに接触を図ろうとしますが失敗。そこでマリアベルは、今度は自分にやらせてほしいとグランベルに申し出ます。グランベルは二つ返事で彼女に大役を任せることにしました。

マリアベルの活躍③魔人暗躍編

転スラのマリアベルの活躍をネタバレで解説してきましたが、最後は転スラ・10巻の魔人暗躍編からになります。ここではマリアベル死亡の理由が明らかになります。

ネタバレ①ユウキはマリアベルの行動を誘導

グランベルが創設した西方諸国評議会にリムルが入会したいと打診してきます。まだ10歳になったばかりのマリアベルでしたが、早速ユウキや五大老の1人ヨハン・ロスティアを呼び出して対策会議を行います。

最終的にマリアベルはリムルと対決する道を選ぶのですが、彼女の決定に影響を与えていたのがユウキでした。マリアベルはユウキを自身の影響下に置いているつもりでしたが、実はユウキがマリアベルの行動を誘導していたのです。

ネタバレ②リムルが参加した評議会

西方諸国評議会にリムルが初めて姿を現します。マリアベルは後述するユニークスキル「強欲者(グリード)」使って評議員を操り、リムルの戦闘能力を把握しようとします。さらに五大老のヨハンやギャバンをリムルに近づかせて、彼の信頼を得ようと画策しますが上手くいきません。

マリアベルは、魔王リムルの戦闘能力は別格でとても人間では太刀打ちできないことを知ります。そこで、リムル打倒はあきらめ、彼をなんとか支配下に置こうと考えるのでした。

ネタバレ③遺跡で罠を仕掛けたマリアベル

リムル打倒からリムル支配に舵を切った転スラのマリアベル。傀儡国ジスターヴの古代遺跡にリムルとミリムが向かったという情報を得ると、罠にはめてリムルを支配下に置こうとします。

まずユウキがミリムのペットの子竜を使ってリムルとミリムを引き離します。そして呪術や魔人形による防衛機構を発動、1人になったリムルにユウキとガイ、ラーマが襲い掛かります。ところが、ガイは瞬殺され、防衛機構による結界も破壊されてしまいます。

マリアベルは最後の手段として「死を渇望せよ」を発動させますが、リムルの「智慧之王(ラファエル)」により無効化されマリアベルは窮地に立たされます。

ネタバレ④ユウキによって命が奪われる

リムル攻略を諦めた転スラのマリアベルは、遺跡の魔導制御動力炉を爆発させリムルを道づれに自爆しようとします。ところが、ユウキに教わった魔導制御動力炉は作動せず自爆も叶いませんでした。マリアベルはユウキを支配下に置いているつもりでしたが、ユウキの方が一枚上手でした。この勘違いからマリアベルは死亡することになります。

マリアベルの前にユウキとカザリームが現れます。「強欲の波動(グリードフレア)」で必死に防戦するマリアベルでしたが、ユウキには歯が立ちません。最後はユウキにより命を奪われマリアベルは死亡しました。マリアベルの死亡によりユウキは彼女の能力を手に入れました。

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転スラのマリアベルのスキルや強さ・能力

ここで、転スラのマリアベルのスキルや強さ・能力について解説しておきましょう。その能力とは、たびたび登場しているユニークスキル「強欲者(グリード)」、そして必殺奥義「死を渇望せよ」です。

強さや能力①ユニークスキル「強欲者(グリード)」

転スラのマリアベルが発動するユニークスキル「強欲者(グリード)」は、欲望を支配することでその人物を協力者に仕立て上げます。マリアベルにはこの「強欲者(グリード)」発動に不可欠な他人の欲望を見る能力が備わっていました。

マリアベルは、自分の欲望を目を付けた人物の欲望に置き換えていきます。欲望の置換が完了すると相手はマリアベルの協力者になります。一気に自分の欲望を注入することも可能で、その時相手は操り人形と化してしまいます。

ただし、このスキルで効果を上げるためには、マリアベルが相手を超える欲望の強さを持っていなければなりません。このことがこの「強欲者(グリード)」の弱点でもありました。

強さや能力②必殺奥義「死を渇望せよ」

転スラのマリアベルの強さ・能力の2つ目は、大罪系の必殺奥義「死を渇望せよ」です。これは、誰でも持っている生きる本能を逆手に取り、死に向かわせるという能力になります。

「強欲者(グリード)」により欲望を支配されてしまったものにとって、この奥義を回避することは困難で自滅に追い込まれます。まさに「7つの大罪系」の名に相応しい能力と言えるでしょう。

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転スラのマリアベルとグランベルの関係

グランベルのプロフィール

転スラのグランベルはフルネームをグランベル・ロッゾといい、シルトロッゾ王国を治めるロッゾ一族の長を務めています。また、西方諸国評議会の創設者でもあり、その評議会を牛耳る五大老のまとめ役でもあります。能力としてはアルティメットスキル「希望之王(サリエル)」を持ち生命の源や輪廻転生を管理しています。

多くの肩書を持つグランベルですが、その最たるものは「光の勇者」でしょう。これは勇者の卵が孵った状態の者を指す言葉で、「真なる勇者」とも言われ崇高な存在を意味します。グランベルは「光の勇者」として1000年もの間、人類の生存圏をを守り世界をまとめることを使命と考え戦ってきました。

グランベルを語る上で外すことのできない人物が2人います。1人は、真なる勇者にとっての因縁の相手、吸血鬼族の首領である魔王ルミナスです。ところがこんな宿敵とも人類を守るために手を組みます。勇者が魔王と協力関係に転じたのは驚きを持って受け止められます。グランベルはこの時創った西方諸国評議会をコントロールすることで人類の生存圏を拡大、あくまで人類の利益優先の施策だったのです。

もう1人の重要人物とは、聖女マリアです。彼女は真の勇者グランベルを妻として支えました。ところが2人の幸せな生活は、皮肉にも聖女マリアが人間により殺害されたことで終止符を打つのです。

マリアベルとグランベルの関係

聖女マリアが人間に殺害された事件は、グランベルに重くのしかかりました。グランベルはこれまで人類の生存圏を守ることを第一義としてきましたが、この考え方を改めロッゾ一族による支配に主眼を置いて行動していくようになります。ちょうどこの頃、グランベルは当時3歳のマリアベルと出会いました。

幼くしてすでに頭角を現していたマリアベル。ユニークスキル「強欲者(グリード)」を使って周囲の人間を支配していました。そんなマリアベルもグランベルだけは支配下に置こうとは思わなかったようです。一方グランベルは、マリアベルの才能に驚嘆しロッゾ一族の未来を託そうとまで考えました。

グランベルにとって大切な存在となったマリアベルですが、皮肉にもグランベルの取った行動により最期を迎えることになります。グランベルがリムルを排除しようとしたことで、結果的にマリアベルは死亡してしまいます。聖女マリアを失ったとき同様に、マリアベルの死亡はグランベルを絶望のどん底に落とし、彼を復讐の鬼に変えてしまいました。グランベルは、その後ユウキと組んで大聖堂への襲撃を企てるのでした。

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転スラのマリアベルに関する感想や評価

ここまで転スラのマリアベル特集をお届けしてきましたが、最後にマリアベルに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する転スラのマリアベルに関する感想・評価は、マリアベルが従来転スラにはいなかったキャラだというツイートからです。マリアベルと他のキャラとの違いは、物語が進んでいくにつれいいキャラになっていくところだそうです。

続いて紹介する転スラのマリアベルに関する感想・評価は、転スラの好きな点を挙げているツイートからです。具体的に好きな点として、マリアベルの経済戦争を挙げています。転スラの奥深さがわかるツイートではないでしょうか?

最後に紹介する転スラのマリアベルに関する感想・評価は、マリアベルの推しのポイントを挙げているツイートからです。

魔王リムル打倒からリムル支配に舵を切ったマリアベル。手下のユウキやガイがリムルに襲い掛かるのですが、ガイは瞬殺されてしまいます。それを見て驚くマリアベルの表情が最高だったようです。読者の数だけ推しポイントがあるのかも知れません。

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転スラのマリアベルまとめ

ここまで転スラのマリアベルにスポットを当て、彼女の正体や能力、そしてグランベルやユウキらとの関係や死亡理由について考察してきました。いかがでしたでしょうか?

主人公リムル同様に異世界からの転生者だった転スラのマリアベル。前世の記憶を持つ彼女は、前世での金融界での経験やユニークスキル「強欲者(グリード)」を駆使してロッゾ一族の長・グランベルをも動かす人物に成長します。しかし、己の野望のためリムルを排除しようとしたことが仇となり、最後はユウキに息の根を止められ死亡してしまいました。

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