【無職転生】サウロスはフィットア領主でエリスの祖父！最後は処刑されて死亡？

無職転生の作中でメインヒロイン・エリスの祖父として登場するサウロス。無職転生に登場するエリスの祖父・サウロスとは非常に厳つい容姿をした大男であり、ボレアス・グレイラット家の当主を務めています。サウロスは怖い見た目に反して非常に温厚な性格をしており、誰よりも孫のエリスを可愛がっています。エリスの護衛と剣術の師匠を務めるギレーヌは元々サウロスに拾われたため、サウロスに対して強い忠誠を誓っています。

当初ルーデウスはその怖い見た目からサウロスのことを怖がっていました。しかし内面を知り、ルーデウスもエリスやギレーヌと同じくサウロスのことを大いに信頼するようになりました。そんなサウロスは無職転生の作中でフィットア領転移事件の責任を無理矢理負わされ、処刑して殺されるという悲しい最後を遂げてしまいます。本記事ではエリスの祖父・サウロスについてギレーヌとの関係や処刑されて死亡した最後などをご紹介します。

ではサウロスのギレーヌとの関係や処刑されて死亡した最後などをご紹介する前に、サウロスが登場する無職転生の作品情報について簡単に見ていきましょう。サウロスが登場する無職転生とは理不尽な孫の手が描くライトノベル作品です。無職転生は元々WEB小説投稿サイト｢小説家になろう｣で掲載が始まりました。この｢小説家になろう｣版を原作に無職転生は2014年に書籍され、2021年12月現在までに25巻の書籍が刊行されています。

2021年12月現在25巻の書籍が刊行されている無職転生は中世ヨーロッパ風の異世界を舞台にチートクラスの強さを持つ主人公の活躍を描いた作品であり、近年流行の｢なろう系｣と同じです。しかしストーリーの面白さや魅力溢れるキャラなどが理由で無職転生は非常に高い人気を博しており、960万部を超える累計発行部数を記録しています。この人気から本作はこれまでアニメや漫画、スピンオフなどのメディア作品が制作されています。

無職転生の主人公は20年以上引きこもり生活を続ける34歳のニートであり、ある日突然兄弟達に家を追い出されます。家に追い出された主人公はトラックに轢かれそうになっている3人の高校生を助け、死亡しました。しかし主人公は突然異世界に転生し、ルーデウスという人物に生まれ変わります。そしてルーデウスとなった主人公は心身ともに成長して前世のトラウマを乗り越え、異世界全体を変えるほどの英雄になっていくのでした。

本記事でギレーヌとの関係や処刑されて死亡した最後などをご紹介するサウロスとは無職転生に登場するキャラクターの1人です。無職転生に登場するサウロスはエリスの祖父にあたるキャラクターであり、筋肉質で屈強な身体とカイゼル髭のような口髭が特徴となっています。サウロスは武人肌な性格をしており、いつも厳格な姿を見せています。その性格からサウロスは非常に声が大きく、その見た目もあって怖い人に見られがちです。

しかしサウロスは口より先に手が出るものの、非常に温厚な性格の持ち主であり、孫のエリスをとても可愛がっています。そんなエリスの祖父・サウロスはボレアス・グレイラット家の当主の他にフィットア領の領主を務めており、｢ロア｣という城塞都市で生活を送っています。サウロスは実力がある者や言い訳しない正直な人間を好んでおり、差別を一切しません。また威厳やカリスマ性もあるので、サウロスは偉大な領主といわれています。

無職転生に登場するエリスの祖父・サウロスはフィットア領転移事件の責任を負い、処刑されて死亡するという最後を遂げてしまいます。ではサウロスが死亡して最後を遂げた後、ボレアス・グレイラット家は誰が当主になったのでしょうか。無職転生の作中でサウロスはルーデウスを認め、ノトス・グレイラット家の当主・ピレモンと戦争してルーデウスを次期当主にしようとします。しかしルーデウスはボレアウの名を冠していません。

そのためルーデウスがボレアス・グレイラット家を継ぐことはありませんでした。元々サウロスは｢ロア｣の町長・フィリップとエウロス・グレイラット家の婿・ゴードン、息子のジェイムズを争わせて跡継ぎを決めようとしていました。この争いは苛烈を極め、フィットア領転移事件後にジェイムズがサウロスを当主の座から引きずり下ろしました。これによりジェイムズがサウロスを継ぎ、ボレアス・グレイラット家の当主となりました。

ではここからは無職転生に登場するエリスの祖父・サウロスのギレーヌとの関係や魅力についてご紹介していきます。無職転生に登場するギレーヌとは｢剣王｣の称号を冠するデドルディア族のキャラクターです。元々ギレーヌはパウロがリーダーを務める冒険者パーティ｢黒狼の牙｣に所属し、｢剣王｣と称される力を大陸全土に轟かせていました。しかし｢黒狼の牙｣はリーダーのパウロとメンバーのゼニスが結婚し、解散してしまいました。

確かにギレーヌは｢剣王｣の名を冠するほど強いキャラクターです。しかしギレーヌは｢黒狼の牙｣でお金を稼ぐ場所を無くしてしまい、路頭に迷ってしまいます。最終的にギレーヌは詐欺に遭い、餓死寸前となりました。この時サウロスは餓死寸前のギレーヌを拾い、エリスの護衛兼剣術の指南役に任じます。これらの過去が理由でギレーヌはサウロスに対して強い忠誠を誓っており、サウロスが死亡した際は激しい怒りを露わにしました。

無職転生に登場するボレアス・グレイラット家にはある性癖があります。そのボレアス・グレイラット家の性癖とは獣族が好きということです。ボレアス・グレイラット家の人間はデドルディア族などの獣族を非常に好む血が流れており、自分達の周りに獣族の女性を置いています。無職転生の世界でかわいい獣族の女性は高く売れるため、奴隷商人が好んで商品として扱っています。これにボレアス・グレイラット家は大きく関与しています。

例えばサウロスの後継者となったボレアス・グレイラット家のジェイムズは無職転生の作中でデドルディア族のリニアことリニアーナ・デドルディアを奴隷として購入しました。本記事の主役であるサウロスはボレアス・グレイラット家の人間であるため、他の一族の人間と同じく獣族の女性を愛しています。そのためサウロスはボレアス・グレイラット家の大半のメイドを獣族にし、屋敷の最上階でハーレムのような環境を築いています。

無職転生のメインヒロインの1人であるエリスは祖父のサウロスから｢ボレアス流挨拶｣という特別な挨拶の仕方を教えて貰っています。エリスは作中でルーデウスに魔術を教えて貰い際、サウロスから教えて貰った｢ボレアス流挨拶｣を披露しました。｢ボレアス流挨拶｣とは語尾に｢～ニャン｣と付け、相手にお願いする挨拶方法です。｢ボレアス流挨拶｣はポーズも決まっており、手でツインテールを作って猫のようなポーズをする必要があります。

上述でご紹介した通り、ボレアス・グレイラット家は獣族の女性が大好きという性癖を持っています。そう｢ボレアス流挨拶｣はこの獣族好きの性癖から生まれた挨拶方法です。どうやらボレアス・グレイラット家において｢ボレアス流挨拶｣は非常に重要な挨拶らしく、どうしてもお願いしたい時しか使われません。そんな恥ずかしい挨拶方法を見たルーデウスは絶句し、｢ボレアス流挨拶｣をすぐに廃止にしてギレーヌから大いに褒められました。

ではここからは無職転生に登場するエリスの祖父・サウロスの処刑されて死亡した最後についてご紹介していきます。無職転生の作中でルーデウスはエリスの家庭教師を務め、サウロス含めボレアス・グレイラット家の人間達と幸せな毎日を送っていました。しかしルーデウスやボレアス・グレイラット家の幸せな日常はある事件がきっかけとなり、一瞬で崩れ去ってしまいます。その幸せを吹き飛ばした事件とはフィットア領転移事件です。

ある日、フィットア領でフィットア領転移事件という謎の転移現象が起こり、多数の人間が他の土地に飛ばされてしまいます。ルーデウスとエリスはフィットア領転移事件によって魔大陸に飛ばされてしまいました。またサウロスの息子・フィリップは妻のヒルダと共に紛争地帯に転移してしまいます。この大事件のフィットア領転移事件でサウロスは他の土地に飛ばされなかったものの、悲運な最後を遂げることになってしまいました。

フィットア領転移事件でどこにも転移されなかったサウロス。フィットア領の領主であるサウロスは全財産を使って領土の復興に努めようとしました。しかし全財産を使ってフィットア領の復興を行おうとするサウロスに息子のジェイムズは危機感を抱きます。ジェイムズは強い権力欲を持った男であり、ルーデウスからも嫌われている小物です。そんなジェイムズはパウロの弟・ピレモンと協力し、上級大臣のダリウスにある相談を行います。

そのジェイムズの相談とは自分をボレアス・グレイラット家の当主にして欲しいという内容でした。上級大臣のダリウスは悪の塊のような人物であり、ジェイムズのお願いを聞き入れます。これによりサウロスはダリウスからフォットア領転移事件の責任を負わされ、処刑されて死亡という悲しい最後を遂げてしまいました。ちなみにサウロスの子供・フィリップは妻・ヒルダと共に、転移した紛争地帯で無残な最後を遂げてしまいました。

ではここからは無職転生のアニメでサウロスを演じた声優についてご紹介します。アニメ無職転生でサウロスを演じた声優は日本の男性声優である高岡瓶々です。高岡瓶々とは1963年の8月10日に青森県で生まれた声優であり、2021年12月現在オフィス・ティーバーに所属しながら活動しています。元々高岡瓶々は高岡政人という芸名で2000年代に声優デビューを飾り、脇役を中心に2021年12月現在まで多数の作品に出演しています。

• 2008年のアニメ｢銀魂シリーズ｣：狭州父蔵役、天導衆長役、アナウンサー役
• 2009年のアニメ｢とある科学の超電磁砲シリーズ｣：木原幻生役
• 2009年のアニメ｢家庭教師ヒットマンリボーン｣：オルゲルト役
• 2010年のアニメ｢一騎当千XTREME XECUTOR｣：徐庶元直役
• 2011年のアニメ｢ぬらりひょんの孫千年魔京｣：蘆屋道満役
• 2011年のアニメ｢タイガー＆バーナビー｣：ボス怪人役、ポセイドンラインCEO役
• 2013年のアニメ｢大怪獣ラッシュウルトラフロンティア｣：ガッツガンナー・ガルム役

• 2013年のアニメ｢八犬伝ー東方八犬異聞ー｣：ゝ大役
• 2015年のアニメ｢ヤングブラック・ジャック｣：命尾役
• 2017年のアニメ｢幼女戦記｣：ドレイク役
• 2018年のアニメ｢メガロボクス｣：幹之助役、近所のオッサン役、運転手役
• 2020年のアニメ｢啄木鳥探偵處｣：大山警部役
• 2021年のアニメ｢ましろのおと｣：神木流絃役
• 2022年放送予定のアニメ｢BLEACH千年血戦篇｣：山本元柳斎重國役

無職転生に登場するサウロスに関する感想ではサウロスが好きといった感想が多く寄せられていました。無職転生に登場するサウロスは威厳と心優しさを持ったキャラクターであり、嘘や言い訳を強く嫌っています。またサウロスはカリスマ性や卓越した政治手腕を持っており、非常に優秀な領主といえるでしょう。この優秀で優しい姿からサウロスは無職転生ファンに非常に高い人気を博しています。

無職転生に登場するサウロスに関する感想では処刑のシーンに心を痛める感想も多く寄せられていました。フィットア領転移事件が起こった際、サウロスは全財産を使っていち早くフィットア領を復興させようとします。しかしサウロスは息子や上級大臣に陥れられ、処刑されて死亡してしまいました。この悲しいサウロスの最後は数多くの無職転生ファンにショックを与えました。

無職転生に登場するサウロスに関する感想ではサウロスが良い人といった感想も多く見受けられました。初登場した時、サウロスは怖いキャラクターだと思われていました。しかし本当は孫のエリスを誰よりも大切にする善人であり、ルーデウスのことを高く評価して次期当主にしようとします。この内面の良さはサウロスが無職転生ファンに高い人気を博す大きな理由の1つとなっています。

本記事では無職転生に登場するサウロスについてギレーヌとの関係や処刑されて死亡した最後などをご紹介しました。確かに無職転生に登場するサウロスはエリスに変な挨拶を教えたりや獣族が大好きといった特殊な性癖があります。しかしサウロスは非常に偉大な領主であり、ギレーヌをはじめ多数の人々に慕われています。なので処刑されて死亡してしまったサウロスは無職転生で可哀想なキャラクターの1人といっていいでしょう。