【リクドウ】最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ!打ち切りで終了だった?

「リクドウ」は週刊ヤングジャンプに約5年間連載されていたボクシング漫画です。悲惨な生い立ちの主人公がボクシングで頂点を目指していくストーリーが読者の心を掴んでファンを増やし続けていると評されています。「リクドウ」はどのような最終回を迎えたのでしょうか?ここでは「リクドウ」の最終回のあらすじ・結末をネタバレを交えて紹介していきます。また、「リクドウ」の打ち切り説について考察していきます。更に読者の感想も取り上げていきます。

【リクドウ】最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ!打ち切りで終了だった?のイメージ

目次

  1. リクドウとは?
  2. リクドウの最終回あらすじ・結末ネタバレ
  3. リクドウは打ち切りで終了だった?単行本で加筆された?
  4. リクドウの登場人物一覧
  5. リクドウの名言や名セリフ集
  6. リクドウに関する感想や評価
  7. リクドウの最終回まとめ

リクドウとは?

「リクドウ」とは1990年代中盤から後半にかけて週刊ヤングジャンプに連載されていたボクシング漫画です。悲惨な生い立ちの主人公がボクシングを生き甲斐にしてのめり込んでいくストーリー展開で多くのファンがいると評されています。ここでは「リクドウ」の最終回を特集します。「リクドウ」の最終回の結末あらすじをネタバレ紹介しながら「リクドウ」の打ち切り説や読者の感想などを取り上げていきます。それではご覧ください。

リクドウの概要

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ボクシング漫画「リクドウ」は週刊ヤングジャンプ誌上にて2014年20号から連載開始され2019年25号で最終回を迎えました。「リクドウ」は全240話です。「リクドウ」のコミックスは全23巻で最終回まで完全収録されています。「リクドウ」の原作者は松原利光です。松原利光は「キングダム」の原泰久の弟子として知られています。松原利光の最新作は週刊ヤングジャンプに2021年12月現在連載中の「黒鉄のヴァルハリアン」です。

リクドウのあらすじ

「リクドウ」の主人公である芥生リクはストーリー開始時点で10歳の少年でした。リクは父親が多額の借金を抱えており、日常的に父親から虐待を受けていました。リクの母親は家を出てヤクザの愛人になりましたが麻薬中毒者です。このような悲惨な環境で育ったリクは父親が首吊り自殺をした時に元ボクサーの取り立て屋、所沢京介と出会いました。その後リクは母親のもとへ行きましたが彼女は完全なジャンキーに成り果てていました。

ボクシング シルエットイメージ

リクの母親の愛人のヤクザは彼女のみならずリクに対しても激しい虐待を行っていました。リクは虐待に耐えかねてヤクザを殺害してしまいました。リクが人を殺したのは厳然たる事実とはいえ正当防衛であり情状酌量の余地も多分にありました。リクは少年院行きは免れましたが、母親から引き離されて児童養護施設に入所しました。しかし、リクに心配りをしていた女性職員の江原がリク絡みの事件に巻き込まれて状況は一変しました。

江原はリクが殺した男と繋がりのあるヤクザに暴行されてしまったのです。江原が施設を退職したことで罪の意識に苛まれているリクを救ったのが所沢京介でした。ヤクザでありながら武器を使わず何事にも拳で向かっていく京介にリクは憧れの気持ちを抱いていました。リクは京介にボクシングをやりたいと言いました。京介はヤクザである自分がリクにボクシングを教えることは断固として断り、馬場拳闘ジムを紹介したのです。

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リクドウの最終回あらすじ・結末ネタバレ

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2014年から週刊ヤングジャンプに連載されていた人気ボクシング漫画「リクドウ」は2019年に最終回を迎えました。「リクドウ」の最終回は約5年という連載期間の集大成であるという感想を受けていると言われています。「リクドウ」はどのような最終回でリクはどのような結末を迎えたのでしょうか?ここではボクシング漫画「リクドウ」の最終回の結末あらすじをネタバレ紹介していきます。それでは最終回あらすじをご覧ください。

最終回あらすじネタバレ①MK.Dの覚悟

人気ボクシング漫画「リクドウ」の最終回あらすじを結末までネタバレ紹介します。リクは高校在学中にプロテストを受け合格しプロボクサーになりました。リクはライバルたちとの激闘を繰り広げて東洋太平洋ライト級チャンピオンにまで上り詰めました。そんなリクと世界ライト級チャンピオンのMK.Dことデイヴィッド・カーンがチャリティーマッチを行うことになりました。試合に臨むMK.Dに王者としての余裕がありませんでした。

「リクドウ」の最終回結末あらすじネタバレ紹介です。MK.Dは格下の日本人とのチャリティーマッチに臨むとは思えないほど練習に打ち込んでいました。その意気込みは「試合に負けたら離婚する」を妻に語るほど異常なものでした。MK.Dはかつて中東の戦渦にいた時に自分を殺しに来た中東の子供たちとリクをダブらせていたのです。MK.Dは自分が強い王者であり、夫であり、父であるためにリクを完膚なきまでに倒すつもりなのです。

最終回あらすじネタバレ②MK.Dとリクの激闘

人気ボクシング漫画「リクドウ」の最終回結末あらすじをネタバレ紹介します。リクは調整を終え、MK.Dとの試合のために渡英しました。しかし、リクは左拳に爆弾を抱えていました。兵頭楓との東洋太平洋戦で左拳を開放骨折していたのです。絶対王者に対してリクが繰り出せる左は数発しかない状況でした。リクとMK.Dのチャリティーマッチは日本でも放送されます。遂に運命のゴングが鳴りました。最初に出たのはMK.Dです。

「リクドウ」の最終回結末あらすじネタバレ紹介です。試合はチャンピオンのMK.Dがガンガン前に出て行き、それをリクが防御するという意外な展開になりました。リクは持ち前のスピードでMK.Dのパンチをかわしますが、何度もクリーンヒットをもらってしまいます。リクは左ミドルでMK.Dのボディーを捉えます。そして京介直伝の「見えないパンチ」を打とうとしましたが、MK.Dのカウンターアッパーでダウンを喫してしまいます。

リクはダウンこそしたものの致命的なダメージは何とかかわしていました。しかし、その左拳は限界を迎えていました。2Rのゴングが鳴ると両者ともに前に出て積極果敢に打ち合っていきます。リクは限界の左拳を酷使していきます。右のパンチでMK.Dの動きを的確に捉えると3発目の左で顔面を打ち抜きました。リクは4発・5発と限界をとうに超えた左パンチを決めていき、遂に6発目の左でMK.Dからダウンを奪うことに成功しました。

最終回あらすじネタバレ③試合のその後

ここではボクシング漫画「リクドウ」の最終回結末あらすじをネタバレ紹介しています。リクとMK.Dの試合結果がどうなったのかについては描かれませんでした。帰国したリクは骨が砕けたことで日常生活でも包帯を巻き続けていました。リクは夢を見ていました。子供の頃に戻ったリクは母親と朝食を取っていました。リクは左手が使えないと思っており、右手に箸を持って食べようとしますがなかなか上手くいきません。

すると見かねた母親が「利き手で食べなさい」と言いました。リクは左手の骨が砕けているので利き手では食べられないと思っています。すると母親が「皆が守ってくれたから使えるはず」と続けました。リクが改めて左手を見ると無事だったのです。リクが目覚めると横には苗代ユキがいました。ユキはリクの寝覚めが良くなっていることを喜びました。リクは左手が無事だったのは皆のおかげだと感謝するのでした。

「リクドウ」の最終回結末あらすじネタバレ紹介です。リクは今後フリーランスのボクサーとして海外を主戦場にしていくことを決めていました。ユキは寂しいけど会えないのは試合の時だけだからとリクを後押ししました。リクは自分が一歩踏み出さなければならないと思いました。それはユキの想いに応えることです。2人は初めて結ばれました。そして「人の手は優しさに満ちている」というナレーションで物語は完結しました。

リクドウは打ち切りで終了だった?単行本で加筆された?

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2010年代に週刊ヤングジャンプに連載されていた人気ボクシング漫画「リクドウ」は感動の最終回だったという感想や伏線が回収された結末だったという感想を多く持たれていると言われています。一方で「リクドウ」の結末は打ち切りだったのではないかという感想を持つ人もいると評されています。ここでは「リクドウ」が打ち切り結末だったという噂について調査・紹介していきます。それではご覧ください。

リクドウは打ち切りで終了だった?

ここでは松原利光原作の人気ボクシング漫画「リクドウ」の結末が打ち切りだったのではないかという噂について考察・紹介していきます。一部で「リクドウ」が打ち切られたという噂の根拠だと言われているのがMK.Dとの勝敗がはっきりしなかったことと、それまでの激闘と比較すると試合展開があっさりし過ぎているということです。打ち切り漫画によくある俗に言う「俺たちの戦いはこれからだ」エンドに近い結末だと言われています。

しかし、スポーツ漫画や格闘技漫画で頂点を極めていく過程で物語が終了する名作も多く「リクドウ」もその範疇内だと分析するファンが多いと言われています。また、「リクドウ」の最終回はセンターカラーで描かれており、打ち切り作品に対して行うことではないと言われています。これらのことから「リクドウ」の最終回は打ち切り結末ではなく、最初から決められていた最終回である可能性が高いと推察されています。

リクドウは単行本で加筆された?

松原利光原作の人気ボクシング漫画「リクドウ」は完結23巻の巻末に結末エピソードが描かれました。結末エピソードはMK.D戦後のリクを描いたもので、前項でネタバレあらすじを紹介しました。ここではリクがフリーランスボクサーとして海外で試合をすることとユキと結ばれるラストが描かれました。特にユキと結ばれたシーンは物語の序盤で悲惨な生活をしていたリクと人の手との関りを見事に回収したという感想を持たれています。

「リクドウ」は週刊ヤングジャンプ本誌での最終回が打ち切りではないかという噂が流れましたが、本誌掲載の最終回から23巻の結末エピソードまでの流れが無駄なく完全に繋がっていることで打ち切りではないという感想が大勢を占めていると言われています。よって「リクドウ」の打ち切り説はあくまで噂に過ぎないと推察されています。「リクドウ」は打ち切りではなく綺麗に完結している作品として高評価されています。

リクドウの登場人物一覧

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ここまで人気ボクシング漫画「リクドウ」の最終回あらすじネタバレ紹介、そして「リクドウ」の打ち切り説の考察を行ってきました。「リクドウ」は個性と魅力がある登場人物が多いという感想を持たれています。特に主人公の芥生リクと彼を取り巻くメインキャラクターの人気が高いと評されています。ここでは「リクドウ」の主要登場人物を一覧にまとめて紹介していきます。それでは「リクドウ」の登場人物一覧をご覧ください。

芥生リク

ここでは人気ボクシング漫画「リクドウ」に登場する主要登場人物を一覧で紹介していきます。主人公の芥生リクは初登場時10歳でした。リクは父親が借金を苦に自殺したのを目撃すると母親のもとへ身を寄せますが、愛人のヤクザに虐待を受けて正当防衛で彼を殺してしまいます。その後、児童養護施設に入りますが江原職員の一件で所沢京介に救われてボクサーを目指すことになりました。リクは馬場拳闘ジムに入門しました。

リクは高校在学中にプロテストを合格したことでプロボクサーとして歩み始めました。リクの階級はライト級です。リクはサウスポーです。リクは典型的なハードパンチャーでカウンター攻撃を得意にしています。リクは幼少時に父親から受けた虐待の影響で危険察知能力と当て勘が非常に発達しており、ボクシングのテクニックを身につけていくことで成長していきます。高校卒業後は清掃会社に勤めながらボクシングを続けていきます。

リクは銀髪が特徴の美少年です。性格も基本的には穏やかで児童養護施設の他の子供たちとも打ち解けていきますが、過去のトラウマから自分自身を極端に卑下する傾向があります。ボクシングをする動機も自分自身が生きている価値がボクシングをしている時だけだという強迫観念に似た思いでいることもありました。しかし、人間的に成長するにつれてボクシングという競技・スポーツそのものが好きになっていきました。

所沢京介

ここでは松原利光原作のボクシング漫画「リクドウ」の登場人物を一覧で紹介しています。次に紹介するのは所沢京介です。所沢京介は元プロボクサーのヤクザです。借金の取り立てが主な仕事で、リクとは彼の父親の借金の取り立てで出会いました。初対面の頃からリクにボクサーとしての素質を見出しており気にかけていました。リクもまた京介に憧れを抱いており、京介の影響でプロボクサーになりたいと思った師匠的存在でした。

「リクドウ」の所沢京介は世界チャンピオンも狙えるほどの実力を有していたボクサーでしたが、突然の引退の後ヤクザに身を窶していました。京介は江原職員の一件でリクを救った後に彼を馬場拳闘ジムに入門させ、自らもリクを自宅に招き入れるなど父親代わりとして面倒を見てきましたが、リクのプロデビューを機に自分の存在がリクの今後に影響を与えることを危惧して一切の関係を断ちました。それでも陰でリクを見守り続けました。

馬場進司

人気ボクシング漫画「リクドウ」の登場人物を一覧で紹介しています。馬場進司は馬場拳闘ジムの会長です。馬場拳闘ジムは所沢京介の引退以降開店休業状態でしたが、リクのただならぬ雰囲気とボクサーとしての素質に惚れ込みジム運営を再開しました。選手を見る目や指導者としての腕は確かですが、スパルタ式の選手育成法は時代遅れだと周囲から嘲笑や揶揄の対象となっています。馬場進司は試合でも過酷なアドバイスをします。

苗代ユキ

ここでは松原利光原作の人気ボクシング漫画「リクドウ」の登場人物を一覧で紹介しています。最後に紹介するのはヒロインの苗代ユキです。ユキはリクの幼馴染です。両親がともに亡くなって天涯孤独になったことでリクと同じ児童養護施設に入りました。高校もリクと同じでしたが、リクと施設で同居していることから「人殺しの同居人」と罵られて熾烈ないじめを受けていました。それでも負けずに高校に通い続けました。

「リクドウ」のヒロインである苗代ユキはリクのことを少女の頃からずっと想い続けています。里親の話が何度か持ちかけられた時もリクのそばにいたいがために断り続けたほどでした。ユキは卒業後に介護士を目指して看護専門学校に通いました。それを機にリクの社員寮で同棲生活を始めました。ユキはリクがボクシングで破滅するのではないかと心配した時期を経て彼の最大の理解者になりました。リクの性的トラウマも受けとめました。

リクドウの名言や名セリフ集

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週刊ヤングジャンプに連載されていたボクシング漫画「リクドウ」はヘビーなストーリーと描写が展開された漫画だという感想を持たれています。また、「リクドウ」は名言や名セリフ・名シーンが多い漫画だと評されています。「リクドウ」にはどのような名言があるのでしょうか?ここでは読者の胸を打ったと言われている「リクドウ」の名言・名セリフ、そして名シーンを紹介していきます。それではご覧ください。

名言①「それが敗者の姿だ…」

それが敗者の姿だ よく見とけ

人気ボクシング漫画「リクドウ」の名言・名セリフ、名シーンを紹介しています。最初に紹介するのは首吊り自殺を遂げた父親を目の前にしているリクに向かって京介が言ったセリフです。京介は子供に暴力を振るい、借金苦で自殺した父親を「敗者」だと言っています。ボクサーとしての素質がありそうなリクに父親と同じ末路を辿ってほしくないのであえて厳しめに父親を「敗者」言った京介の気持ちが伝わる名言だと言われています。

名言②「自分の価値を得るため…」

自分の価値を得るためだったら死んでもいいと思うんだ

人気ボクシング漫画「リクドウ」の名言・名セリフ、名シーンを紹介しています。次に紹介するのはリクとユキの意見がぶつかり合った時に出たリクのセリフです。ユキはリクがボクシングを続けることで破滅するのではないかと恐れています。それに対して言い返したのが上記のセリフです。この時期のリクにとってボクシングはアイデンティティであったことが窺える名言です。この時期の彼は本気でそう思っていたことが窺えます。

名言③「人間最後は炭みたいに…」

人間最後は炭みたいに…なっちゃうんだから…

松原利光原作の人気ボクシング漫画「リクドウ」の名言・名セリフ、名シーンを紹介しています。最後に紹介するのは先に挙げたリクとユキの言い合いの際にユキが言ったセリフです。この時期のユキはリクが破滅することを最も恐れていました。リクがどうにかなってしまうとユキは本当に天涯孤独になってしまうからです。だからユキはリクに本気でボクシングを辞めさせるつもりでチケットを破きながら上記のセリフを言ったのです。

「リクドウ」のコミックス4巻で展開されたリクとユキの言い合いをボクシング漫画不朽の名作「あしたのジョー」で矢吹丈と林紀子が交わした会話と重ねたファンもいると言われています。林紀子もユキと同じようにボクシングにのめり込むジョーを止めようとしましたが、ジョーは従わず紀子はこれを境にジョーとの関りを減らしていきました。状況は似ていますが結果が両作品では違うと言われています。

リクドウに関する感想や評価

ここでは人気ボクシング漫画「リクドウ」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「リクドウ」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。

「リクドウ」のファンだと思われる方のツイートです。「リクドウ」の他にも「あしたのジョー」や「がんばれ元気」などのボクシング漫画を読まれており、「リクドウ」も過去のボクシング漫画と同じく重い内容だという感想を持たれています。

同じく「リクドウ」のファンだと思われる方のツイートです。「リクドウ」を最後まで読まれて、一度は途中で読むのを止めたけどもやっぱり良い作品だったという感想をつぶやかれています。

同じく「リクドウ」のファンだと思われる方のツイートです。「リクドウ」をボクシング漫画とは知らずに読んだけれども面白いという感想と主人公が暗い所がポイントだとつぶやかれています。

Thumbリクドウのネタバレ・あらすじまとめ!最強に熱いボクシング漫画を紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

リクドウの最終回まとめ

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ここでは人気ボクシング漫画「リクドウ」の最終回を特集してきました。「リクドウ」はボクシング漫画の傑作だと称されています。是非「リクドウ」をご一読ください。

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