【えんとつ町のプペル】映画の興行収入は？公開当時のランキングや動員数を調査

キングコング・西野亮廣さんの人気絵本を映画化した「えんとつ町のプペル」は、えんとつの煙で空を覆われた町を舞台に、星を見ようと約束したプペル・ルビッチの冒険を描いたアニメ作品です。以下では、映画「えんとつ町のプペル」から、映画の興行収入や公開当時のランキング順位・観客動員数、えんとつ町のプペル美術館の建設、原作者・西野さんのディズニー超え宣言の理由などを調査しました。

映画「えんとつ町のプペル」は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんの同名の絵本作品を原作とし、2020年12月25日に全国上映されました。映画「えんとつ町のプペル」は、廣田裕介監督、西野亮廣脚本・制作総指揮で制作され、声優陣には、主人公・プペル役に窪田正孝さん、ルビッチ役に芦田愛菜さんをじめ、人気俳優・タレント等が起用され、興行収入24億円・動員数170万人を記録しました。

「えんとつ町のプペル」の原作者・西野亮廣さんは、1980年生まれ、兵庫県出身のお笑い芸人で、相方・梶原雄太さんとのコンビ・キングコングとして活動しています。2009年には絵本作家としてデビューし、映画化された「えんとつ町のプペル」は、制作に4年半をかけて2016年10月に発売、累計発行部数は50万部を突破し、絵本業界にて異例のヒットを記録し、話題を呼びました。

無数の煙突とけむりが空を覆うえんとつ町で紙芝居をするブルーノは、子供たちにけむりの先には星があることを語り聞かせ、彼の紙芝居に魅了されたルビッチは、星を見てみたいと思うようになります。そして、ハロウィンの夜、配達屋が落とした心臓から生まれたゴミ人間・プペルと友達になったルビッチは、一緒に星を見に行こうと町を飛び出し、えんとつ町の秘密を知ることになります。

人気絵本の待望の映画化や、大人も泣けるストーリー展開が話題を呼んだ「えんとつ町のプペル」は、2020年のクリスマスに上映され、翌年10月には再上映も行われました。以下では、「えんとつ町のプペル」の映画の興行収入や、公開当時のランキング順位・動員数、えんとつ町のプペル美術館の建設について調査しました。

2020年の映画業界は、大ヒットアニメの劇場版「鬼滅の刃・無限列車編」が、邦画の歴代興行収入を更新するなど、新たな記録の樹立が話題を呼んだ一方で、新型コロナウイルスの感染防止のため、上映延期を余儀なくされた作品もあり、もっとも変化の大きかった年でした。その影響から、映画「えんとつ町のプペル」の上映延期もささやかれましたが、感染対策を徹底した上で、予定通りの公開に踏み切りました。

映画「えんとつ町のプペル」の2020年12月26日～27日の観客動員数は14万4000人、興行収入は2億700万円、国内映画ランキングでの順位は4位となりました。一方、国内映画ランキングTOP3は、順位の高い順から、「鬼滅の刃 無限列車編」「劇場版ポケットモンスター」「新解釈・三国志」がランクインをしました。

映画「えんとつ町のプペル」は、他作品では珍しい絵本を原作とする作品で、柔らかいタッチや幻想的な世界観がファンを魅了し、多くのリピーターを生み出しました。また、原作者・西野亮廣さんのブログにて、えんとつの町の美術館の建設計画が発表され、展示品の中をお客さんが歩き回ったり、走り回ったりできる、美術館そのものを展示品にしたような建築にしたいと明かされています。

クラウドファンディングで美術館の建設費を募り、西野さんの故郷である兵庫県川西市の能勢電鉄・滝川口駅の前に美術館を建設し、2022年の春の完成を目指しています。一方、2020年に流行した新型コロナウイルスの影響で、美術館の関係が当初の予定より遅れる可能性も示唆されています。

「えんとつ町のプペル」の映画上映にあたり、原作者・西野亮廣さんがブログ等で発信した、ディズニー超え宣言の理由や、鬼滅の刃を前売り券で超えることができたのか、その理由や真相について調査しました。

映画「えんとつ町のプペル」の公開に際し、原作者・西野亮廣さんは、作品のディズニー超えを意識した宣言を語っています。西野さんがディズニー越えを宣言した理由は、一番面白いエンターテイナーと言えばウォルト・ディズニーであり、誰もが笑って楽しいと思えるテーマパークを作り上げたことから、いつかウォルト・ディズニーを超えるようなものを作り上げたいとの思いからでした。

そして、映画「えんとつ町のプペル」の公開日を12月25日に設定したことも、西野さんがディズニーを意識した結果でした。また、西野さんのディズニー超えの宣言の理由は、ウォルト・ディズニーを超えるだけでなく、目標を明確にすることで、自分の失敗点を可視化し、更なる努力につなげることとも言われています。

そして、2016年に開設したオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のように、インターネットを活用して様々な人々とアイディアを出し合い、作品を作り上げる、エンタメの共同製作も行っています。オンラインを活用した共同製作は、人の数だけアイディアが生まれ、ディズニーを超える作品を作り上げることが出来ると話しています。

映画「えんとつ町のプペル」の公開にてディズニー超えを宣言した西野亮廣さんですが、ブログにて、前売り券の販売数で、「鬼滅の刃 無限列車編」を超えられるとの投稿をしました。西野さんのブログによると、両作品の前売り券の販売数は、「鬼滅の刃」は約18万部、「えんとつ町のプペル」は、上映当日までの売上げを見込み、約19万枚と予想しました。

しかし、前売り券の売上げ数は、両作品ともに公式の公開情報がないため、「えんとつ町のプペル」が「鬼滅の刃」の売上げを超えられたのかは分かりません。一方、前売り券で、「鬼滅の刃」を超えると予想した西野さんのブログの投稿日時は、「えんとつ町のプペル」の前売り券の販売終了まで残り50日だっため、「鬼滅の刃」を超える販売数を出すことは、ブログの投稿時点では可能だったでしょう。

以下では、人気絵本のアニメ映画化や、大人も泣けるストーリー展開が話題を呼んだ「えんとつ町のプペル」に関する感想や評価を紹介します。

公開初日から高い観客動員数を記録した映画「えんとつ町のプペル」は、子供から大人まで、老若男女問わず楽しめるアニメーション作品であり、泣ける映画として人気を博しています。「えんとつ町のプペル」は、他の作品では珍しい絵本を原作としつつも、原作の雰囲気をそのままスクリーンに描いた完成度の高さや、映画ならではの演出が高く評価され、リピーターも続出しました。

2020年公開の日本映画の興行収入・動員数ランキングにて高い順位を獲得した「えんとつ町のプペル」は、大人も泣ける世界観やストーリーが話題を呼び、2021年10月には映画の再上映が行われ、更なる注目を集めました。また、映画「えんとつ町のプペル」は、原作者・西野亮廣さんの思いが込められたメッセージ性の高さも、人気に拍車をかけています。

映画「えんとつ町のプペル」の感想の中には、DVD版ではじめて映画を視聴し、映画館のように巨大スクリーンで観たかったとの声も見られます。感動のストーリーだけでなく、壮大かつ丁寧な作画も話題を呼んだ「えんとつ町のプペル」は、スクリーンいっぱいに描いた迫力ある作画・演出も注目され、臨場感あふれるシーンは、自宅のテレビでは物足りないとの感想も寄せられています。

「えんとつ町のプペル」は映画はもちろん、原作となった絵本も高い人気を誇り、絵本業界では異例のヒットを記録しました。人気お笑い芸人・西野亮廣さんが書いた絵本ということで、興味本位で「えんとつ町のプペル」を手に取った読者も多く、プロの絵本作家と遜色のない完成度の高さや、メッセージ性のあるストーリーが評価され、アニメ映画化に納得との声も寄せられています。

アニメ映画「えんとつ町のプペル」の興行収入、上映当時のランキング順位・動員数、ディズニー超え宣言の理由などを考察を交えながら紹介しました。興行収入24億円・動員数170万人を記録した「えんとつ町のプペル」は、柔らかいタッチで描かれた優しい世界観や、メッセージ性の強い作風が人気を博し、大人が泣けるアニメ映画として注目を集めています。