【黒執事】チェスロックは楽器演奏の天才？ファントムファイヴとしての活躍は？

枢やなによる日本の漫画作品「黒執事」。この記事では黒執事に登場するチェスロックを特集していきますが、その前に作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

「黒執事」とは、枢やなによる漫画作品です。スクウェア・エニックスが発行する「月刊Gファンタジー」の2006年10月号より連載を開始、現在も連載中です。19世紀末のイギリスを舞台に、ファントム伯爵家に仕える使用人たちの日常や当主シエルの裏の仕事を描いていきます。黒執事の単行本は現在までに31巻が刊行され、全世界累計発行部数は2021年1月時点で3000万部を超えています。

メディア展開としては、まず2007年8月にドラマCDが発売されたのを始めとして、翌2008年にはテレビドラマの放送、そして2009年5月にはミュージカル舞台作品が上映されています。さらに2014年1月に実写版映画が公開されました。テレビアニメは、2010年7月に第2期、2014年7月に第3期が放送されています。

物語の舞台は19世紀末期のイギリス。ファントム伯爵家には、弱冠12歳で当主となったシエルと彼の命令を忠実にこなす執事のセバスチャンらが暮らしていました。名家として知られるファントム家ですが、代々にわたり政府の汚れ仕事を請け負う裏の顔を持っていました。シエルには両親を殺害され、自身も誘拐・監禁された過去がありました。その時に出会ったのが執事のセバスチャン。実は彼の正体は悪魔だったのです。

ここからは、本題である黒執事に登場するチェスロックの話題に移っていきます。このチェスロックとは、一体どのような人物なのでしょうか？

チェスロックは、黒執事の寄宿学校編で登場します。名門・ウェストン寄宿学校に4つある寮のうちの1つ、「紫黒の狼寮」監督生グレゴリー・バイオレットの寮弟という立場にあります。バイオレットが退学すると、後任として監督生に昇格します。

外見上の特徴は、名門校の学生の中にあって非常に目を引くモヒカンという髪型です。そして、荒々しく粗暴な性格をしていました。

ウェストン寄宿学校にある4つの寮の中で、チェスロックのいる「紫黒の狼寮」には優れた芸術的才能を持つ生徒が集っていました。そうした芸術家の卵たちの中にあって、チェスロックは音楽の天才と呼ばれていました。どんな楽器でも瞬く間に弾きこなしてしまう魔法の指先を持っていたのです。

ここからは、黒執事の音楽の天才ことチェスロックの活躍、そしてシエルやセバスチャンとの関係をネタバレで解説していきます。

「紫黒の狼寮」に在籍するデリック・アーデンの行方が分からなくなります。デリックとは、女王のいとこにあたるクレメンス侯爵家の子息なのですが、1年ほど前から長期休暇にも実家に戻らないと、心配した親が女王に相談を持ち掛けます。さっそく女王はシエルに調査を指示。シエルとセバスチャンはウェストン寄宿学校の紫黒の狼寮を訪れました。

すると応対に出てきたチェスロックは、開口一番「ガリ勉がこの寮に何のようだ」と凄んで見せ、シエルを門前払いにしてしまいました。この時、チェスロックがシエルに大声を上げると、緑寮の他の学生たちも続々と現れチェスロックに加勢しました。チェスロックは、監督生の寮弟として寮生たちから信頼を寄せられているようです。

ウェストン寄宿学校では、毎年6月4日にクリケット大会が開催されます。この時は、校外からも来客がつめかけ女性禁制が解かれるため、学生たちは大いに盛り上がります。

紫黒の狼寮は、翡翠の獅子寮（通称：緑寮）と初戦で対決します。ピッチャーを担当したチェスロックは、サイドスローからの投球でバウンドする際に加速する「加速する紫煙」を自在に操り、緑寮の打者から凡打の山を築きます。ところが、グリーンヒルなど強打者につかまり、初戦を落としてしまいました。

校長と副校長、そして監督生とその寮弟だけで行われる「真夜中のお茶会」で、デリック失踪の真実が知らされます。監督生たちは退学処分を受け、バイオレットの後を継ぐ語りで、チェスロックが紫黒の狼寮の監督生に就任しました。

その後しばらく経ってから、バイオレットからスフィア・ミュージックホールでの催しの招待状がチェスロックのもとに届きます。チェスロックが会場に入ると、出迎えてくれたのはアイドルグループ・「S4」。S4とは、元監督生たちによる音楽ユニットでした。

ところが、スフィア・ミュージカルホールでの潜入捜査を進めていたセバスチャンからスフィアの実態を聞かされます。スフィア・ミュージカルホールでは、イベントの参加者から密かに血液を採取しているというのです。スフィアの正体を知ったシエルは、対抗策として新たなミュージックホールを押さえ、チェスロックらでアイドルグループ「ファントムファイヴ」を結成、S4と対決しスフィアのお客を奪っていきました。

ファントムファイヴは、S4を凌ぐ人気を獲得しますが、スフィアの違法な悪業が暴かれると役割を終えたファントムファイヴは解散し、ファントムファイヴの一員だったチェスロックは本分である学業に専念することとなりました。

黒執事の舞台作品第6弾・ミュージカル「黒執事〜寄宿学校の秘密〜」でチェスロックを演じたキャストの福澤侑を紹介します。以下にプロフィールを記します。

• 名前：福澤侑（ふくざわ・ゆう）
• 出生地：愛知県名古屋市
• 生年月日：1995年10月19日
• 年齢：26歳（2021年11月現在）
• 職業：俳優・ダンサー・タレント
• ジャンル：舞台
• 所属：ライジングプロダクション

3歳からダンスを始めたという福澤侑。10歳の時には劇団四季のライオン・キングミュージカルに子役として出演します。2010年から2011年までご当地アイドルグループ「BOYS AND MEN」のメンバーとして活動します。その後、大手芸能プロダクション・ライジングプロダクション所属となり、舞台など活動の場を広げていきました。

次に、ミュージカル「黒執事〜寄宿学校の秘密〜」でチェスロック役を務めた俳優の福澤侑の主な舞台出演作品を紹介します。

• ライオン・キング（ヤング・シンバ）
• ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』"東京の陣"（大将優役）
• こちら葛飾区亀有公園前派出所（SATOSHI役）
• LivePerformanceStage「チア男子!!」（長谷川弦役）
• SEPTpresents「シンデレイル」（主演・ともき役）
• KING OF DANCE（D2役）
• ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"ゴミ捨て場の決戦"（大将優役）
• 「バクマン。」THESTAGE（平丸一也役）

ここまで黒執事のチェスロック特集をお届けしてきましたが、最後にチェスロックに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する黒執事のチェスロックに関する感想・評価は、泣いてしまうほどチェスロックに魅せられている方のツイートからです。ルックス良し、運動神経も良くコミュニケーション力もあり、様々な楽器も弾きこなせると完璧なチェスロック。口が悪いのも「あばたにえくぼ」で魅力的に映るようです。

続いて紹介する黒執事のチェスロックに関する感想・評価は、黒執事のチェスロック推しを自認する方のツイートからです。元々チェスロックやエドワードが好きな投稿者でしたが、ファントムファイヴ結成でテンションが最高潮に上がっているようでした。

最後に紹介する黒執事のチェスロックに関する感想・評価は、俳優・福澤侑ファンのツイートからです。彼が演じるチェスロックは、漫画を読んだ時には気づかなかったキャラの良さが表現されていたそうです。それが舞台や映画を観る醍醐味なのかも知れません。

ここまで、「紫黒の狼寮のチェスロックは楽器演奏の天才？」と題して、黒執事・青の教団編でのファントムファイヴとしての活躍やシエル・セバスチャンとの関係について解説してきました。いかがでしたでしょうか？

黒執事のチェスロックとは、名門・ウェストン寄宿学校の緑寮監督生バイオレットの寮弟として登場。その後退学処分になったバイオレットの後を受けて監督生に昇格します。チェスロックは音楽において優れた才能を発揮、どんな楽器でも弾きこなしてしまう魔法の指先を持っていました。

シエルやセバスチャンとの関係では、消息不明のデリックを探しにきたシエルたちを口汚く罵り撃退してしまいます。しかし、その後裏で違法な商売をしていたスフィア・ミュージックホールを追い詰めるため、アイドルグループ「ファントムファイヴ」を結成しシエルたちに協力しています。モヒカン頭に粗暴な言動が目に付くチェスロックですが、正義感にあふれる好青年なのかも知れません。