【ダイの大冒険】ラスボス大魔王バーンの強さと最後は？冥竜王ヴェルザーとの関係は？

モンスターたちが平和に暮らすデルムリン島で、唯一の人間であるダイは鬼面道士のブラスに育てられていました。ブラスから魔法を習っているダイでしたが、ダイは魔法使いではなく勇者になることを夢見ています。そんなダイたちが暮らす平和なデルムリン島で突然モンスターたちが狂暴化、それを収めるために勇者アバンと弟子のポップが訪れます。

国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を舞台にした「ダイの大冒険」は、1989年から「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画で2度のアニメ化を果たしています。「ダイの大冒険」の原作者は三条陸さん、漫画は稲田浩司さんが担当しました。この2名はそのあと同じコンビで「冒険王ビィト」を手掛けています。また、ドラゴンクエストシリーズのプロデューサーである堀井雄二さんが監修を担当しています。

そんな「ダイの大冒険」は全37巻発行され、2019年12月時点で単行本の累計発行部数は4700万部を突破。また、日本国内だけではなく世界中で人気があるシリーズです。アニメ「ダイの大冒険」は1991年に放送されたほか、2020年からリメイクされて放送され人気を博しています。このほか劇場版のアニメが3作公開されました。

ここからは「ダイの大冒険」のラスボスである大魔王バーンの強さや最後をネタバレ紹介します。まず紹介する大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介はハドラーを復活させたことです。かつて勇者アバンが倒した魔王とはハドラーのことでした。そのことで、それまで暴れていたモンスターたちがおとなしくなり平和になりました。しかし、デルムリン島のモンスターが狂暴化します。これはハドラー復活を意味していました。

このハドラーを復活させた存在が大魔王バーンで、それもただの復活ではありませんでした。魔王ハドラーは大魔王バーンにより暗黒闘気で体を強化できる存在になり、より強力な力を身に着けています。そしてハドラーは大魔王バーンの軍勢がかつての魔王軍とは比べ物にならないほど強力と言い、アバンやダイたちに大きな衝撃を与えました。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、老バーンの登場です。ハドラーは自らを復活させた大魔王バーンが老人の姿だったことで驚きました。それは、ハドラーが自身より強い存在の大魔王バーンが簡単に倒せそうな外見だったためです。そして超魔生物となったハドラーは、大魔王バーンに戦いを挑もうとしました。ラスボスとは思えない外見の大魔王バーンをハドラーは倒せたのでしょうか?

その結果は、ハーデスはそもそも大魔王バーンに戦いを挑むことをあきらめました。その理由は、戦いを挑もうとしたときにその行動を読んでいた大魔王バーンが「試してみるか?」と言ったためです。この言葉からも、見た目通りの弱い老人ではないことがわかります。大魔王バーンのラスボスらしい本来の姿については、このあとの項で紹介します。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、大魔王バーンが地上征服を目指す目的です。大魔王バーンはただ闇雲に地上征服を目的にしていたわけではありません。地上征服を目的にした理由とは、魔族と龍族の境遇が原因でした。それは、神々によって地底の魔界に閉じ込められていたためです。そのため、大魔王バーンは神々や人間たちを恨んでいました。

また、閉じ込められたこと以外にも恨みがありました。それは太陽で、大魔王バーン自身が「我が魔力でも太陽だけは作り出すことができん」と語っています。そのため、地上の人類を滅ぼして太陽の恵みを得ることを目的としています。その目的のために、大魔王バーンは数千年もかけて準備したり、誰もが恐れる黒の核晶をためらいもなく使うといった行動をとっています。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、大魔王バーンのメラがダイたちに与えた絶望です。ハドラー親衛隊を倒したダイたち、大魔王バーンはその褒美として直接戦うことを許しました。このとき大魔王バーンは強烈なメラ系魔法を使います。マトリフとの修行により力をつけたポップは、その魔法をメラゾーマだと見抜きました。しかし、そのポップの見解は誤りでした。

メラゾーマだと思った攻撃に対してポップはメラゾーマで対抗しますが、威力で負けてしまいます。しかも、大魔王バーンが放ったメラ系の魔法は、メラゾーマではなくメラでした。このとき大魔王バーンは「今のはメラゾーマではない…メラだ…」という名言を残しています。特訓して強くなったはずのポップのメラゾーマ、それが大魔王バーンに通用しないという絶望感が、まさにラスボスらしさがあふれています。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、大魔王バーンの復活です。先ほど紹介したメラが登場した戦いのあと、ダイたちは再び大魔宮にたどり着き大魔王バーンと戦います。この戦いでラスボスの大魔王バーンを倒したかに思えましたが、そう簡単には終わりません。大魔王バーンはラスボスらしく、真の大魔王バーンとして復活します。

大魔王バーンが復活できた理由は、永遠に近い命を得るために自らの肉体を2つに分けていたためです。老人の本体には叡智と魔力のみを残し、もう一つの体は全盛期の若さと力を与えました。ちなみに、この若さと力を持つ体を預かっていたのがミストバーンです。二つの体を統合した大魔王バーンは、真のラスボスとしてダイたちの前に立ちはだかります。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、最強の攻撃「天地魔闘の構え」です。大魔王バーンの最強の攻撃、つまり「ダイの大冒険」に登場する攻撃のなかでも最強クラスのものです。「天」は攻撃「地」は防御「魔」は魔力の使用を意味している「天地魔闘の構え」、ゲームで言えば1ターンに3回攻撃してくることを意味しています。

そんな最強の攻撃である「天地魔闘の構え」ですが、意外な弱点があります。それは、あくまでも「天地魔闘の構え」は相手の攻撃を返すカウンター技ということです。そのため、相手から攻撃してこない限り大魔王バーンも攻撃できません。しかし、攻撃を仕掛けてくる相手には協力そのもの。ダイだけではなくアバンやラーハルトたちが同時攻撃をしますがすべてを跳ね返してしまいました。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、鬼眼の力を解放する大魔王バーンです。ダイは竜魔人化することで大魔王バーンを追い詰めました。追い詰められた大魔王バーンは、第三の眼「鬼眼」を全開にして魔獣の形態「鬼眼王」となりました。ラスボスのバーンが本当にラスボスとなる最後の変身、この力を使うと大魔王バーンは元の姿に戻れないという最終手段です。

バーンはそれを知っていましたが、ダイに負けるよりはいいということでこの力を使いました。鬼眼王となったバーンは最強のラスボスとしてダイを追い詰めます。そして、奇跡を起こさせないために鬼眼王バーンはダイを粉砕しようとします。その結果どうなったかについては次の項で紹介します。

続いて紹介する「ダイの大冒険」の大魔王バーンの強さや最後のネタバレ紹介は、「ダイの大冒険」のクライマックスであるラスボスの大魔王バーンとダイとの勝敗です。ラスボスの大魔王バーンに追い詰められたダイ、このときバランの愛用の武器である真魔剛竜剣が現れました。この剣はバランが死んだときに失われた剣だと言われていました。そしてダイの前にバランと母ソアラが現れます。

ダイの両親である二人は「この剣を手にする時がきたのだ」と言いました。この言葉でダイは立ち直り、胸に刺さっていたダイの剣でラスボスの大魔王バーンを見事に打ち破りました。こうしてラスボスとの戦いはダイの勝利で終わります。しかし、ラスボスに勝てたのはダイだけの力ではなく、ポップ達仲間や亡くなった両親の力がありました。

「ダイの大冒険」のラスボス大魔王バーンの性格やヴェルザーとの関係について紹介します。まずはラスボス大魔王バーンの冷徹な性格です。大魔王バーンは目的を果たすためであれば、部下であっても容赦なく始末しようとします。それは、たとえ超魔生物にしたハドラーに対しても同様で、ハドラーが使えなくなったら相手を巻き込んで爆破で始末しようと考えていました。

目的のためだけではなく、普段の行動からも冷徹な性格が現れています。大魔王バーンの部下のなかには正々堂々と戦おうとするキャラクターがいますが、大魔王バーンは倒すという目的を果たすためであればだまし討ちでも気にしません。

続いて紹介する「ダイの大冒険」のラスボス大魔王バーンの性格やヴェルザーとの関係は、冥竜王ヴェルザーについてとその関係についてです。「ダイの大冒険」の世界では、魔界といっても大魔王バーンにより統一されているわけではありません。冥竜王ヴェルザーは大魔王バーンのライバルで、魔界を二分する勢力を持っています。この冥竜王ヴェルザーもまた、太陽を手に入れることを目的としています。

大魔王バーンと冥竜王ヴェルザーの目的は似ていますが、決定的な部分で違います。大魔王バーンは地上ごと吹き飛ばして太陽を魔界まで届かせようとするのに対して、冥竜王ヴェルザーは地上そのものを自分の支配下におこうとしていました。そのため、表面上は協力者という関係の2人ですがお互いを信頼し合うことは決してありません。その証拠として、冥竜王ヴェルザーは表面上の協力者ですが監視役としてキルバーンを派遣しました。

ちなみに、大魔王バーンと冥竜王ヴェルザーが戦った場合、老バーンより冥竜王ヴェルザーのほうが強いとされています。しかし、全盛期の力がある若い肉体のバーンのほうが冥竜王ヴェルザーより強いようです。

アニメ「ダイの大冒険」第1作目で大魔王バーン役を演じた声優は内海賢二さんです。内海賢二さんは高校3年のときにNHK小倉放送局の専属劇団に応募して合格、それをきっかけにラジオドラマなどに出演します。そんな内海賢二さんのアニメデビュー作は「狼少年ケン」で、そのご「ダイの大冒険」のバーン役をはじめさまざまな作品に出演しています。

また、アニメ声優としてだけではなく俳優として時代劇やテレビドラマなどに出演しています。内海賢二さんの主な出演作品は以下の通りです。

• 狼少年ケン ジャック
• 魔法使いサリー サリーのパパ/魔法の国・国王
• サイボーグ009 004(アルベルト・ハインリヒ)
• Dr.スランプ アラレちゃん 則巻センベエ
• 北斗の拳 ラオウ
• ダイの大冒険 バーン
• ストリートファイターIIV ベガ
• はじめの一歩 鴨川源二
• 鋼の錬金術師 アレックス・ルイ・アームストロング

2020年から放送されている「ダイの大冒険」2作目で大魔王バーン役を演じる声優は土師孝也さんです。土師孝也さんはアニメ声優として活動するだけではなく、舞台役者や吹替声優として活躍しています。また声優養成所では講師を務めていて、後進の育成に力を注いでいます。そんな土師孝也さんの主な出演作品は以下の通りです。

• 剣勇伝説YAIBA 柳生十兵衛三厳
• 戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation 大谷刑部少輔吉継
• Dimension W 百合崎士堂
• されど罪人は竜と踊る モルディーン・オージェス・ギュネイ
• 宇宙戦艦ティラミス ヴェンチュリー・ルロワ
• ダイの大冒険2020年版 バーン
• 月とライカと吸血姫 スラヴァ・コローヴィン

油断をきっかけに敗北するラスボスが多いなか、しっかりとダイのことを警戒するバーンの慎重さがいいという感想があります。

「ダイの大冒険」のラスボスである大魔王バーン。バーンだけではなく、それを取り巻くミストバーンやキルバーンといった存在が好きという感想があります。

2020年版「ダイの大冒険」で、大魔王バーンの爪におしゃれなネイルアートがほどこされている点が大きな話題になっていました。「おしゃれでかわいい」という感想や、「まさかネイルアートをしているなんて」と驚く感想があります。

「ダイの大冒険」のラスボスである大魔王バーンについて紹介しました。ラスボスらしく強大な力を持つバーンに注目をして、「ダイの大冒険」を視聴してみてはいかがでしょうか?