【ヒロアカ】緑谷出久（デク）の必殺技を一覧で紹介！個性や覚醒後の能力は？

アニメ化もされている人気作品「僕のヒーローアカデミア」のデクとは、主人公の緑谷出久の愛称です。ちなみに緑谷出久は「みどりやいずく」と読みます。デクは雄英高校ヒーロー科に入学するまでは、幼馴染の爆豪から、蔑称として呼ばれていました。しかし、雄英高校ヒーロー科の入学試験で出会った麗日お茶子が好意的に「デク」の愛称を受け入れてくれたことをきっかけに、ヒーロー名にします。

そんなヒロアカの緑谷出久(デク)は、主人公らしく成長していきさまざまな個性や必殺技を身に着けて活躍します。この記事では緑谷出久(デク)の必殺技一覧、覚醒して獲得する個性といったことを紹介していきます。

「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」は、堀越耕平さんが作者の漫画作品で「週刊少年ジャンプ」の2014年32号から連載されています。2021年10月現在で32巻まで発行されていて、2021年4月時点でコミックスの国内累計発行部数は3700万部を突破。海外の発行部数を含めると5000万部を突破と、国内だけではなく海外でも人気がある作品です。

そんなヒロアカはアニメ化されていて、2016年から2021年まで5期まで放送、さらに「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」と3作の劇場作品が公開されています。このほか、舞台やゲームといったメディアミックスされている作品です。

世界総人口のうちおよそ8割が超常的な能力の「個性」を獲得する社会で、個性を悪用する悪役(ヴィラン)とそれを個性で取り締まるヒーローがいます。ヒロアカの主人公である緑谷出久(デク)はそんなヒーローにあこがれる少年ですが個性が発現していませんでした。そんなデクはあこがれのヒーローであるオールマイトに救出され、それをきっかけにヒーローへの道を本格的に目指すようになります。

「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」の主人公である泉谷出久(デク)は、作品開始時点で折寺中学校の3年生、その後雄英高校ヒーロー科1年A組のメンバーとなります。身長166cm、血液型O型、誕生日7月15日です。作品がはじまった時点では無個性ですが、ストーリー進行とともに複数の個性を覚醒します。その個性については、のちの項で詳しく紹介します。

ここからは緑谷出久(デク)の必殺技一覧を紹介します。まず紹介する必殺技一覧は「デトロイトスマッシュ」です。「デトロイトスマッシュ」はデクの師匠であるオールマイトの必殺技と同じで、拳を一振りするだけでビルの3階分の床を破壊するほどの強力な破壊力があります。「デトロイトスマッシュ」がはじめて登場するのはコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」の2巻です。

それは学校の実習で幼馴染である爆轟勝己との対決でした。爆轟勝己は幼いころからデクのことを「無個性」とバカにしていました。そんなデクが自分と同じ立場にいることを許せなかった爆轟勝己はデクを集中攻撃します。劣勢になるデクでしたが、ぼろぼろになりながら「デトロイトスマッシュ」で床を撃ち抜きチームメイトのお茶子をサポートし勝利を収めます。

強力な必殺技の「デトロイトスマッシュ」ですが、デクが使用するにはまだ体ができていませんでした。そのため、「デトロイトスマッシュ」を使ったあとは腕がボロボロに、そして爆轟勝己の攻撃を受けたため戦闘のあとに昏倒します。

続いて紹介するヒロアカに登場するデクの必殺技一覧は「デラウェアスマッシュ」です。「デラウェアスマッシュ」はコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」の9巻で登場します。救助訓練の授業中にヴィラン連合に襲われたデクたち、黒霧の個性「ワープ」でメンバーたちが散り散りに飛ばされてしまいます。デクは蛙吹・峰田とともに船へと飛ばされ事態の打開を図ります。

ここで使用したのが「デラウェアスマッシュ」です。ちなみに、デクはこのとき「100万％デラゥエア・デトロイトスマッシュ」と叫んでいますが、100万％は実際の威力ではなくデクの気合が込められただけの数値です。しかし、100万％ではないにしてもかなりの高威力で、使用したデクの腕はぼろぼろになってしまいました。

続いて紹介するヒロアカに登場するデクの必殺技一覧は「デラウェアスマッシュ・エアフォース」です。この必殺技はコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」19巻に登場し、ジェントルとの戦いで使用しました。この必殺技はデクにとってはじめての遠距離攻撃で、指先にためた力を使い空気の衝撃で相手を攻撃します。

「デラウェアスマッシュ・エアフォース」を使用するためには、サポート科開発したグローブを装備する必要があるため、グローブを装備していないときには使えないとされている必殺技です。

続いて紹介するヒロアカに登場するデクの必殺技一覧は「マンチェスタースマッシュ」です。この必殺技はコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」17巻に登場し、ヴィランの治崎廻(オーバーホール)との戦いで使用しました。オーバーホールの個性は自身のダメージを修復するというもの、そして戦闘の経験値が高くデクは苦戦を強いられます。そこでデクは一撃で仕留めようとしました。

このとき使用した必殺技が「マンチェスタースマッシュ」で、ワン・フォー・オールフルカウル20％の状態から放たれる強烈な踵落としは決まればそこで勝利になるというほどの威力です。しかし、戦闘の経験値が高いオーバーホールには避けられてしまいました。

続いて紹介するヒロアカに登場するデクの必殺技一覧は「セントルイススマッシュ」です。この必殺技はコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」20巻に登場し、文化祭を守るためジェントルと戦うシーンで使われました。ジェントルはデクと同じくヒーロー志望でしたが、落ちこぼれてしまい犯罪動画投稿者となってしまいました。そんなジェントルを慕ってくれるラブラバの想いに応えたいジェントル。

また、デクも譲れない思いがありました。お互いの譲れない気持ちがぶつかり合ったバトルを決着づけたのが、飛び上がり相手を地面にたたきつける「セントルイススマッシュ」です。バトルだけを見ればデクが有利に運んだ戦いですが、デクにとっては戦いにくい強敵でした。

続いて紹介するヒロアカに登場するデクの必殺技一覧は「フルカウル」です。この必殺技はコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」9巻に登場し、オールマイトの師匠であるグラントリノとの特訓で身に着けました。「全身にワン・フォー・オールを発動する強化技」で、オールマイトと同じ威力のパンチを繰りだせます。この技は「マンチェスタースマッシュ」の項で紹介した戦いでも使用しました。

「マンチェスタースマッシュ」でオーバーホールを倒せなかったデク、「ワン・フォー・オール・フルカウル」で攻撃します。この技は強力すぎるゆえに体がボロボロになります。時間を巻き戻す能力をもつエリがいたからこそ使えた技で、見事にオーバーホールを撃退しました。

最後に紹介するヒロアカに登場するデクの必殺技一覧は「フルカウル・シュートスタイル」です。この必殺技はコミックス「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」コミックス12巻で登場しました。基本的に腕を使う必殺技が多いデク、しかしデクの腕には負荷がかかりすぎてぼろぼろになっています。そんなデクがたどり着いた技が「フルカウル・シュートスタイル」でした。

「フルカウル・シュートスタイル」は腕ではなく脚を使う技で、その強力な蹴りはアスファルトすら砕くほどの力があります。

ここからは、緑谷出久(デク)の個性である「ワン・フォー・オール」の強さや継承方法を紹介します。デクが持つ「ワン・フォー・オール」の個性は先天的なものではなく、平和の象徴であるヒーローのオールマイトから継承しました。そんな「ワン・フォー・オール」の強さはなんといってもその圧倒的なパワーです。筋力増強型の個性の「ワン・フォー・オール」は、ほかの筋力増強型より強力です。

オールマイトはその圧倒的なパワーの衝撃で天候を変えてしまったり、物理攻撃が効かない相手でも問答無用の物理攻撃で吹き飛ばします。圧倒的なパワーを誇る「ワン・フォー・オール」ですが弱点があります。それは体への負荷が大きすぎること。そのためまだ体ができていないデクは、基本的に「ワン・フォー・オール」を100%ではなく5%で運用しています。

続いては、「ワン・フォー・オール」の大きな特徴である、受け継がれてきたという点について紹介します。緑谷出久(デク)は無個性でしたが、オールマイトから「ワン・フォー・オール」の個性を受け継ぎました。オールマイトもまた、「ワン・フォー・オール」の個性を受け継いだ存在です。「ワン・フォー・オール」は「力をストックする個性」と「力を譲渡する個性」の2つの個性が組み合わさって出来上がりました。

「ワン・フォー・オール」の個性が強力な理由は、その個性を代々受け継いできた継承者たちの力をストックしているためです。そのため、引き継げば引き継ぐほど強力な個性になります。ちなみに、オールマイトは8代目の継承者でオールマイトの師匠である志村菜奈から「ワン・フォー・オール」を引き継ぎました。

「ワン・フォー・オール」はほかの一般的な個性と違い、先天的なものではなくつくられた個性です。この「ワン・フォー・オール」は偶然つくられたもので、それには「オール・フォー・ワン」が影響しています。この「オール・フォー・ワン」の個性を持っていたのは初代「ワン・フォー・オール」の弟でした。初代「ワン・フォー・オール」は無個性でしたが、正義感が強い性格をしていました。

そんな初代は、弟である「オール・フォー・ワン」の悪行に対して無個性ながら反発します。そんな兄を哀れに思った弟は無理やり個性を与えました。それが「力をストックする個性」です。そして実は初代は無個性ではなく「力を譲渡する個性」を持っていました。この2つの個性が偶然組み合わされたことにより「ワン・フォー・オール」が誕生しました。つまり、「ワン・フォー・オール」は「オール・フォー・ワン」の派生といえます。

続いては「ワン・フォー・オール」の継承方法について紹介します。「ワン・フォー・オール」はDNAを体内に取り込むことで継承されます。緑谷出久(デク)はオールマイトの髪の毛を食べて継承しました。しかし、DNAを体内に取り込めば誰でも継承できるわけではありません。「ワン・フォー・オール」は持ち主が「渡したい」と思った相手にだけしか渡せません。

そして、「ワン・フォー・オール」の個性が譲渡可能ということは機密事項になっています。このことがヴィラン側にバレた場合、「ワン・フォー・オール」を悪用される危険性があるためです。

無個性だった緑谷出久(デク)は、「ワン・フォー・オール」の個性を引き継いだことで6つの個性が覚醒して使えるようになる可能性があります。それは、過去の「ワン・フォー・オール」たちの個性を継承できるためです。この項では、緑谷出久(デク)が覚醒して身に着ける6つの個性について紹介します。

緑谷出久(デク)の個性で最初に覚醒したのが黒鞭です。黒鞭は「ワン・フォー・オール」5代名継承者の万縄大悟郎が持っていた個性です。デクが黒鞭に覚醒したのは「A組・B組合同戦闘訓練」のときで、腕から黒い鞭のようなエネルギーを発して、それを操り遠くのものをとることができます。遠距離攻撃にも利用できる個性で、作中通してデクの技のひとつとして使用されます。

デクが覚醒して獲得した黒鞭の個性は「ワン・フォー・オール」の個性の影響で、先代のときよりパワーアップしています。そのためか、黒鞭が暴走したときは周囲の建物に大きな被害を与えました。また、インターンのときにエンデヴァーからのアドバイスと経験により、「ワン・フォー・オール20%」の出力で1秒のみですが黒鞭の制御ができるようになっています。

デクが覚醒した個性のひとつが「浮遊」です。「浮遊」は七代目継承者志村菜奈の個性です。七代目継承者志村菜奈はオールマイトの師匠で、犯罪者集団敵連合の首領でデクの最大の宿敵である死柄木弔の祖母に当たります。デクが「浮遊」の個性に覚醒した時期は不明ですが冬のインターンから全面戦争の間ではないかとされています。

デクが覚醒して発現した「浮遊」はその名のとおり空に浮かぶ個性です。この個性だけでは高速移動できませんが、助走をしたりほかの個性と併用することでより「浮遊」の個性を生かして使えるようになります。また、デクが覚醒した「浮遊」は「ワン・フォー・オール」の個性の影響で強化され、自分自身だけではなく周囲の人物も浮かせることができます。

デクが覚醒した個性のひとつが「危機感知」です。四代目継承者四ノ森避影の個性である「危機感知」は「危機回避」と呼ばれることがあります。超常解放戦線の終盤でデクは自分自身のなかで新たな個性が覚醒していることに気づきました。それがこの「危機感知」で、危機に遭遇するとなんらかの方法でデクに危機を伝える個性だとされています。

全面戦争のあとにマスキュラ－と戦ったときに、デクは「危機感知が止まない」と言っています。具体的な危機の内容まではわかりませんが、攻撃をよけたり相手の行動を読める優秀な個性です。

デクが覚醒した個性のひとつが「煙幕」です。6代目継承者の煙が持つ個性「煙幕」は、体の周囲に煙を出して目くらましをする個性です。ほかの個性はある程度制御できますが、煙幕はあくまでも煙を出すだけのものです。しかし「ワン・フォー・オール」の個性の影響でその煙の量はかなりの広範囲に及びます。

デクが煙幕の個性に覚醒したのは全面戦争のあとで、マスキュラー戦で使用されました。煙幕の個性は制御できないこともあり、逆用される危険性があります。

デクが覚醒した個性のひとつが「発勁」です。「発勁」は三代目継承者の個性でしたが、もともとはデクへ協力することに反対していました。しかし、初代継承者が説得したことで考えをあらため「オール・フォー・ワン」打倒のためにデクへ手を貸すことになりました。「発勁」は中国古来から伝わるものとされていますが詳しいことは判明していません。

コミックス「僕のヒーローアカデミア」313話の時点で、「オール・フォー・ワン」2代目以外の個性が発現しました。将来的にデクは2代目の個性に覚醒するとされていますが、現時点ではどんな個性かは不明です。個性の候補としては回復系や硬化、または爆豪に見た目が似ていることから爆破系ではないかという意見があるようです。

「ワン・フォー・オール」の個性は継承すればするほど強力になる、過去の継承者の個性が発現するといった強力なものですが、リスクがあります。それは、「ワン・フォー・オール」の個性を所持しているだけで命を燃やしてしまうということです。実際に、オールマイト以外の継承者たちはみんな早死にしているようです。しかし、オールマイトはおよそ40年ほど「ワン・フォー・オール」の個性を所持しています。

これほど長い期間個性を所持できた理由は、「ワン・フォー・オール」の個性は無個性の者しか扱えないというものです。オールマイトはデクと同じように生まれもった個性がありません。そのため、デクは「ワン・フォー・オール」の個性の進化を発揮できるキャラクターといえます。

そんな「ワン・フォー・オール」ですが、デクが最後の継承者になるのではないかとされています。その理由として、無個性の人間が減っていることが挙げられます。さらに、そんな無個性の人のなかに力を求める人がさらに少ないためです。

作中に登場する個性の中でもトップクラスに強力なワン・フォー・オール。それを使いこなしたデクの強さが凄そうという感想がたくさんありました。

「ワン・フォー・オール」の個性について、過去の継承者たちの個性を継承できるということが判明したときに「すごい」という感想を抱く方がたくさんいました。

劇場化している「僕のヒーローアカデミア」、どれも完成度が高く「感動した」「泣きそうになった」という感想がありました。

「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」の主人公である緑谷出久(デク)の必殺技や、ワン・フォー・オールの個性について紹介しました。どんどん成長していくデク、まだ判明していない2代目の個性がどのようなものなのでしょうか?これからのデクの活躍に期待しましょう。