【銀の匙】漫画のあらすじ・魅力と登場人物を紹介!農業高校が舞台の酪農青春作品

漫画「銀の匙 Silver Spoon」は農業高校に入学した主人公が、初めて触れる農業に戸惑いながらも仲間や先生たちに助けられ、成長していく物語です。ここでは、漫画「銀の匙」の最終回直前の130話のあらすじと最終回のあらすじをネタバレで紹介していきます。そして、「銀の匙」の面白い魅力や登場人物・キャラを一覧で紹介します。さらに、「銀の匙」の物語についての感想・評価を紹介します。

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目次

  1. 銀の匙は農業高校が舞台の酪農青春漫画?あらすじを紹介
  2. 銀の匙の130話と最終回あらすじネタバレ
  3. 銀の匙の面白い魅力や見どころ
  4. 銀の匙の登場人物・キャラ一覧
  5. 銀の匙の名言や名セリフ・名シーン集
  6. 銀の匙のアニメ主題歌
  7. 銀の匙に関する感想や評価
  8. 銀の匙のあらすじまとめ

銀の匙は農業高校が舞台の酪農青春漫画?あらすじを紹介

銀の匙の原作情報

「銀の匙 Silver Spoon」の原作漫画は週刊少年サンデーで2019年まで連載されていました。作者は荒川弘(あらかわひろむ)、コミックは全15巻が発売されています。2011年に連載が開始された漫画「銀の匙」は2012年の「マンガ大賞」を獲得しました。また、農林水産省による「コンテンツ・アワード・オブ・ジャパン・フード・カルチャー2013」で大賞を獲得しました。

漫画「銀の匙」の作者・荒川弘は北海道の農業高校の卒業生で、高校時代の経験を基にして描きました。「銀の匙」の主人公が通う大蝦夷農業高校は、北海道の帯広農業高等学校がモデルだということです。2021年には「銀の匙」の連載10周年を記念して初めての大型展覧会「銀の匙 Silver Spoon展」を開催。3月に東京・松屋銀座で、同年9月から10月にかけては、大阪会場で催されています。

銀の匙のアニメや実写映画情報

漫画「銀の匙 Silver Spoon」の実写映画は2014年3月に公開されました。「最強に理不尽な青春‼」というキャッチコピーで、主人公の八軒勇吾役を中島健人(Sexy Zone)が演じました。他の主な出演者は、ヒロインの御影アキ役は広瀬アリス、駒場一郎役は市川知宏が起用されました。主題歌を担当したのは「ゆず」、タイトルは「ひだまり」です。

2013年にはフジテレビ「ノイタミナ」枠で「銀の匙 Silver Spoon」のアニメ版第1期(全11話)、2014年に第2期(全11話)が放送されました。アニメーション制作はA-1 Pictures、主な声優キャストは、八軒勇吾役は木村良平、御影アキ役は三宅麻理恵、駒場一郎役は櫻井トオル、です。

銀の匙のあらすじ

漫画「銀の匙」のあらすじを見ていくと、主人公の八軒勇吾は私立中学の生徒でしたが、学力を競い合うことに疲れ、家庭にも居づらくなったため、寮のある大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学します。家が農家や牧場を営んでいる子ばかりで、八軒は圧倒されます。しかし、個性豊かな仲間たちとのコミュニケーション、汗を流して行う作業、命の重みに触れることで八軒は成長を遂げていきます。

銀の匙 Silver Spoon(エゾノー)〈公式サイト〉|小学館

銀の匙の130話と最終回あらすじネタバレ

ここからは、漫画「銀の匙」最終巻となる15巻の、最終回直前の第130話と最終回のあらすじをネタバレで紹介します。129話までの物語は、主人公の八軒勇吾が御影アキ、相川進之介と同じ大蝦夷畜産大学に入学し、大学生活をスタートさせたところが描かれています。それでは、ここから最終回直前の130話のあらすじをネタバレで見ていきます。

ネタバレ①最終回直前の130話は4年後が描かれる

漫画「銀の匙」の最終回直前の130話は、八軒勇吾が高校を卒業した4年後が描かれています。130話のあらすじをネタバレで見ていくと、駒場一郎の双子の妹、幼かった二野(にの)と三空(みそら)が成長した姿を見せています。双子たちは大川進英の養豚場に豚を見たいとやって来ました。大川は馬の訓練をしたいからと、双子たちを馬に乗せます。

この馬は南九条家から借りてきており、上手く扱うことができたら安くしてくれると言われ、人を乗せる訓練をしているということです。大川は荒地を開墾していこうと考えており、まずは豚を使う蹄耕法によって更地にするつもりです。その後の見回りは馬を使うということで、そこで、御影アキの祖父・大作に、馬による土地の見回りを依頼します。

大作は孫のアキに自分よりも馬好きと言われるほど馬が大好きです。また、息子の豪志に牧場を譲ってから退屈していたこともあり、大川からの依頼を満面の笑みで承諾します。大作の妻のサトは、今は亡き志乃の遺影に手を合わせ、「おじいさん、元気になりました」と報告するのでした。

フランスに留学していた吉野まゆみが帰国しました。御影アキや相川進之介、稲田多摩子ら仲間たちが吉野を迎えます。吉野はアンドレというフランス人を伴っており、一緒にチーズを学んでいるボーイフレンドだということです。アンドレは日本のアニメが大好きで、日本語はアニメで覚えたということです。吉野はフランスで学んだチーズ作りを生かして日本で工房を開くつもりで帰国したのでした。

アンドレはチーズに関して深い知識と味覚を持っており、吉野が開く工房に興味を持っています。また、アニメの聖地巡りも楽しみにしていたというアンドレは、アニメの師匠として尊敬する西川一に会うことを熱望しています。別府太郎の名前があがるとアキが、彼はラーメン店を開くために札幌で修行中だと言います。別府はラーメン店をロシアで開きたいと考えており、八軒の兄・慎吾が強力しているとのことです。

常盤恵次の近況については、常盤はすでに結婚し、もうすぐ二人目の子どもが産まれるとのことです。八軒勇吾については出張に行っているとのことで、連絡が取れませんでした。このように、最終回直前の130話では高校を卒業した4年後が描かれており、エゾノーの仲間たちがそれぞれの進路を歩んでいることが描かれていました。

ネタバレ②最終回の舞台はロシア

ここから、漫画「銀の匙」の最終回のあらすじをネタバレで見ていきます。八軒勇吾は駒場一郎に誘われてロシアに来ています。八軒の兄の妻・アレクサンドラがロシア人ということで、駒場は彼女からロシア語を習い、ロシアに渡ったのでした。今はロシアのアムール地方の広大な農場で働いており、いつかはアムール地方で育てた小麦を畜産用の飼料として安価で日本に輸出することが夢です。

八軒が取り組んでいる畜産事業にもきっと役立つと考えた駒場は、八軒と共同でビジネスをしたいと考えています。そして、何よりも駒場は八軒と組めば面白そうだと思っており、そのためにロシアへ呼んだのです。八軒と駒場はそれぞれの近況を語り合い、突如、野球をすることになりました。

打席に立った八軒に容赦なく投げ込む駒場。八軒は思わず文句を言います。高校時代を思い出して楽しむ二人ですが、駒場は八軒に、このロシアで豚の飼育をしてみないか?と持ち掛けます。突然の提案に戸惑う八軒。そこで、二人は野球でロシアへの進出を決めることにしました。それは、八軒から駒場が三振を取ったら、八軒が「GINSAJI」として進出について熟考するというものです。

二人の真剣勝負が始まったところで、八軒と駒場のエピソードは終わります。物語は日本に戻って、今の大蝦夷農業高校です。ピザ会が開催され、八軒の担任だった桜木先生が生徒と語らっています。将来について相談をしてくる生徒たちに桜木先生は、問題ばかり起こす生徒がピザ会を開催したり、自ら会社を立ち上げたりと、失敗を恐れず何事にもチャレンジしていたと語ります。その生徒とは八軒勇吾のことです。

桜木先生は八軒を「色々な種を蒔いていった男」と言い、興味があるなら話そうと言います。こうして、桜木先生が元教え子である八軒勇吾の物語をしようとするところで、漫画「銀の匙」は終わりを迎えます。ここまで、漫画「銀の匙」の最終回直前の130話と最終回のあらすじをネタバレで紹介しました。

ネタバレ③最終巻での作者の巻末コメント

ここまで、漫画「銀の匙」最終回をネタバレあらすじで紹介しました。この最終回の巻末で、作者の荒川弘が「銀の匙」について語っています。作者の荒川弘のコメントによると、読者に支えられて完走することができ、とても感謝しているということが書かれています。

Thumb【銀の匙】最終回のあらすじと完結シーンをネタバレ!4年後に八軒はロシアにいる? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

銀の匙の面白い魅力や見どころ

ここまで、漫画「銀の匙」最終回直前の130話と最終回あらすじをネタバレで見てきました。130話では御影アキたちの近況が描かれました。最終回では八軒勇吾がロシアでの事業に想いを馳せ、母校のエゾノーでは桜木先生が八軒の物語を生徒に聴かせるところで完結しました。ここからは、漫画「銀の匙」の面白い魅力や見どころに迫っていきます。

見どころ①命の重さ

「銀の匙」の見どころの一つ、命の重さについてネタバレで見ていくと、八軒勇吾は実習で世話を担当していた子豚に「豚丼」と名付けていました。仲間たちはみんな名付けることに反対していましたが、八軒勇吾にはある想いがありました。八軒勇吾は食肉を育てているという自覚を持ち続けながら、小さな命を大切に育てるという葛藤に苦しむことを、自らに課しているのでした。

そして、豚丼が食肉になった日、八軒勇吾はバイトで稼いだ金で肉をすべて買い取り、豚丼にして食べました。八軒勇吾は自らが育てた命に真摯に向き合い、しっかりと味わうことで命の重さを実感するのでした。

見どころ②飯テロ

「銀の匙」の見どころの一つ、飯テロについてネタバレ見ていくと、大蝦夷農業高校では様々な農作物を育てています。漫画ではそれらの食材を使った料理がたくさん登場します。例えば、自家製ベーコンを使った料理やピザ、焼とうもろこしに卵かけご飯、その様子はまるでグルメ漫画のようだと言われています。

見どころ③登場人物の葛藤

「銀の匙」の見どころの一つ、登場人物の葛藤についてネタバレで見ていくと、農業高校には農作物の成長、収穫、それらを味わうという喜びを感じることができますが、楽しいことばかりではないようです。生徒たちの境遇や卒業後の進路の問題、家庭の問題など様々な葛藤を抱えて過ごしています。例えば、駒場一郎は父亡き後、気丈に働く母を助けていかなければ、という責任を負っています。

また、吉野まゆみは実家で作った牛乳でチーズ工房を開くという夢を持っていますが、肉牛の育成に切り替えてしまい、落胆します。一人っ子である御影アキは後継者として期待されていますが、本人はばんえい競馬で働きたいと思っています。このように彼らは自分の夢と現実の間で様々な葛藤を抱えています。しかし、彼らが辛く苦しい時でも一歩ずつ進んでいく姿が見どころの一つだということです。

TVアニメ「銀の匙 Silver Spoon」公式サイト

銀の匙の登場人物・キャラ一覧

ここまで、漫画「銀の匙」の面白い魅力や見どころについて見てきました。命の大切さを伝える深いエピソード、作中の所々で登場する飯テロシーン、登場人物たちの葛藤などが面白い魅力や見どころとして挙げられていることが分かりました。ここからは、八軒勇吾と大蝦夷農業高校(エゾノー)の同級生や先輩、先生などの主な登場人物・キャラを一覧で紹介していきます。

八軒勇吾

「銀の匙」の登場人物、主人公の八軒勇吾は札幌の進学校に通っていましたが、周りのレベルの高さに自信を失い、家庭でも居心地が悪くなったことで半ば逃げるように大蝦夷農業高校への入学を決めました。非農家出身のために農業の当たり前が分からず苦労しますが、学年の中心人物に成長します。先輩の大川進英と会社「GINSAJI」の運営を始めます。御影アキを好きになり、彼女が所属する馬術部に入ります。

御影アキ

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・御影アキは社交的で素直、活発な性格の生徒です。高校、大学ともに馬術部でした。家は酪農を営んでおり、幼い頃から馬に親しんで育ちました。そのため、馬術に関して高い技術を持っています。一人っ子のために後継者として期待されていますが、本人はばんえい競馬で働きたいと思っています。八軒勇吾とは互いに好意を寄せ合っています。

駒場一郎

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・駒場一郎は野球部所属、御影アキとは幼なじみです。家が牧場を営んでおり、亡き父の後を継ぐことになっています。孤軍奮闘する母親を助けるためにも経済力が必要と考え、甲子園出場、そしてプロ野球選手になるという夢を持っていました。ぶっきらぼうな物言いといかつい見た目ですが、実は世話好きで誠実な人柄です。二野(にの)と三空(みそら)という双子の妹がいます。

稲田多摩子

「銀の匙」の登場人物・キャラ、八軒勇吾の同級生・稲田多摩子の家は大規模牧場を経営しており、社長の座を父から奪ってみせるという野心を持っています。日頃から「お金が大好き」と言っていますが、経営に関してしっかりとしたビジョンを持っており、仲間から信頼されています。ダイエットをすると周りが驚く美少女になり、男子の人気を集めます。

相川進之介

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・相川進之介は獣医師志望で「バイオテクノロジー」や「生物」などが得意科目です。温和でいつも穏やかな微笑みを絶やさない性格です。ただ、小学生の時に見た牛の手術がトラウマで血が苦手になっていますが、克服する努力をしています。屠畜場を見学したことで家畜獣医を目指すことになります。

常盤恵次

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・常盤恵次は養鶏を営む家の長男です。家業を継ぐために入学しました。数学などの科目が苦手ですが、鶏に関しては深い知識を持っており、「畜産」は優秀な成績です。性格はお調子者で軽薄な面があり、同級生たちからはいつ退学になってもおかしくないと思われています。両親は、息子が無事に高校を卒業できたのは八軒の助けがあったからと、感謝しています。

西川一

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・西川一は八軒勇吾とは学生寮のルームメイトです。家が畑作農業を営んでおり、農業科に所属しています。トラクターなどの農業用の機械に対する知識が豊富で、将来はロボット作りが夢です。アニメが大好きで、様々なアニメグッズを寮の部屋に飾っています。吉野まゆみがフランスに行く際、アニメ「くのしす」のフランス版の脚本集を贈りました。

別府太郎

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・別府太郎も八軒勇吾と学生寮でのルームメイトです。美味しい物を食べることが大好きで、食べたいために食品科学科で調理を勉強しています。ピザ作りを極め、本場イタリアの職人と同じ技術を身に付けました。卒業後の進路は調理師の専門学校を経て、ロシアで「札幌ラーメン別府サンクトペテルブルク店」の開業のための準備に励んでいます。

吉野まゆみ

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の同級生・吉野まゆみは家が酪農家で、将来は家で生産した牛乳を使用したチーズ工房を作りたいと思っています。得意科目は「食品製造」です。チーズ研究会・会長として奮闘しますが、予算を無視した金遣いで会員たちを悩ませます。エゾノー卒業後はチーズを学ぶためにフランスへ渡りました。

八軒慎吾

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の兄・八軒慎吾は陽気で明るくマイペースな性格で、勉強においては余裕で東京大学に合格してしまう「天才」型です。元々両親の期待通りに東大に入っただけで、本人の意思ではありませでした。そのため、東大を中退してラーメン店に弟子入りします。妻はアレクサンドラというロシア人です。

中島先生

「銀の匙」の登場人物、大蝦夷農業高校の教師、中島先生は名前を中島美雪(なかじまよしゆき)と言います。「食品化学」担当です。常に仏様の様な微笑を浮かべており、時折背中に後光がさし、その姿は神々しいとまで言われています。畜産管理を任されていることから、備品を使って隠れてチーズ作りをしています。学校では温和な教師ですが、休日は熱心に競馬場に通うギャンブラーです。

校長

「銀の匙」の登場人物、大蝦夷農業高校の校長は名前を北加伊道(きたかこのみち)と言います。ずっと名前は不明でしたが、コミック15巻で明らかになりました。中島先生が隠れてチーズを作っているのを知っています。生徒の悩みに気づき、さり気なくアドバイスをおくります。自分の愛馬を馬術部に預けています。

稲田真一郎

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の先輩・稲田真一郎は稲田多摩子の兄です。「食品科学科」所属で、無添加での食品作りを研究しています。自身でスモークチキンを作っており、八軒ら後輩からは「スモークチキン先輩」と呼ばれています。八軒を気に入っており、失敗をしながらも成長する八軒を見守っています。

大川進英

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の先輩・大川進英は農業土木工学科で馬術部の部長でした。非常に手先が器用で、「大川式移動石窯」を製作しました。帯広競馬場で行ったピザの販売では赤字を補填するために売上金をすべて馬券につぎ込みました。卒業後の進路については明確なものはなく、何となく地元で就職して彼女ができればいい、という大らかな性格です。

豊西美香

「銀の匙」の登場人物、八軒勇吾の先輩・豊西美香は馬術部の副部長をしていました。八軒や御影アキなどの後輩に対して言葉は厳しいですが、励ましてくれる先輩です。将来の夢は製菓業で働くことです。

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銀の匙の名言や名セリフ・名シーン集

ここまで、漫画「銀の匙」の130話と最終回のネタバレあらすじと面白い魅力や見どころ、登場人物・キャラについて紹介してきました。ここからは、漫画「銀の匙」の名言・名セリフ・名シーンをネタバレでみていきます。

名言や名シーン①豚丼を八軒が食べるシーン

「銀の匙」の名言や名シーンの一つ目は、八軒勇吾が豚丼を食べるシーンです。八軒は自分が育てる子豚に「豚丼」という名前を付けて可愛がって育てました。いずれ食肉になるのは家畜である以上、当然のことだと分かっていても八軒にはなかなか割り切れることではありませんでした。ついに「豚丼」が食肉にされる日、八軒は豚丼の肉をすべて買うことを決意します。

肉になって帰って来た時、八軒はそれを豚丼にして食べることにしました。しっかりと割り切ることはできなかった八軒ですが、きちんと味わって食べてあげることにしました。そのシーンが、「銀の匙」一つ目の名言や名シーンだということです。

名言や名シーン②エゾノー祭当日に倒れた八軒

「銀の匙」の名言・名シーンの二つ目は、エゾノー祭の朝、八軒勇吾が過労で倒れたシーンです。ベッドに寝かされている八軒のもとに、父の数正が訪れました。「お前にはエゾノーは合わなかったようだ」と言う父に「勝手に決めるな」と答える八軒勇吾。さらに父は勉強に専念できる学校が良いと言いますが、八軒勇吾は進学校では誰もがライバルだと思うことが苦痛だったと言い、エゾノーが一番いいと答えます。

名言や名シーン③「本気には本気で返す…」

「銀の匙」の名言・名シーンの三つ目は、八軒勇吾の父・数正の名言です。数正は、勇吾が進学校を辞めてエゾノーを受験したのは、中学の白石先生の薦めに何となく従っただけだと思っていました。しかし、エゾノーに入ってからの勇吾は、父である自分に真正面から向き合って意見を言うようになったと感じています。そんな息子に対する自身の心構えが、こちらの名言です。

「本気には本気で返す」
「それだけのことだ」

名言や名シーン④「一度失敗した人間は…」

「銀の匙」の名言・名シーンの四つ目は、八軒勇吾が実家に帰り、父との会話で出た名言です。札幌にある実家に帰った八軒勇吾。母は息子に手料理を振舞います。勇吾は御影アキに勉強を教えていることを話します。すると、勇吾は父から「勉強で脱落した人間」と言われ、そんな人間が人に教えるのか、と言われていまします。そこで勇吾が父に返した言葉がこちらの名言です。

失敗した人間は…一度失敗した人間は何もしちゃいけないのか? 一度のダメで全部がダメになるのか?

名言や名シーン⑤「巻き添え上等だ…」

「銀の匙」の名言・名シーンの五つ目は、駒場一郎の家が離農することになった時、八軒勇吾が叫んだ名言です。駒場家は御影アキの家に借金の保証人になってもらっており、駒場はアキの家に迷惑を掛けたくなくて、退学して働くつもりです。クラスでは、どの農家でも起こり得ることで「仕方がない」と言います。サラリーマン家庭の八軒には分らないことですが、諦めるなと言う八軒。こちらは御影アキに想いをぶつけた時の名言です。

「放り出せるかバカ野郎!!」
「巻き添え上等だ!!」
「頭だろうが腹だろうが…」
「踏まれてやるよ!!!」

名言や名シーン⑥「生きるための逃げは…」

「銀の匙」の名言・名シーンの六つ目は、校長が八軒勇吾に告げた名言です。勇吾は学力の競争に挫折し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学しました。クラスの生徒たちには明確な夢や目標がありました。しかし、逃げるためだけにやって来た八軒は自分自身を卑下する毎日でした。そんな時、校長が八軒に掛けた言葉が、こちらの名言です。この名言の後、さらに校長は、逃げた事を卑下せず、プラスに変えなさいと言っています。

生きるための逃げは有りです。有り有りです。

名言や名シーン⑦「君の人生は…」

「銀の匙」の名言・名シーンの七つ目は、御影アキの祖父・大作が八軒勇吾に言った名言です。教科書に書いてあることが、実習では役にたたないと悩む八軒。酪農の授業で八軒は教科書で得た知識だけは豊富でしたが、実習ではまるで役に立たないことに愕然とします。そんな八軒に大作が、生き物や自然というものは現場がすべてだと教えようとして、掛けた言葉が次の名言です。

君の人生は教科書に全部書いてあんのかい?

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銀の匙のアニメ主題歌

漫画「銀の匙」の最終回をネタバレあらすじで紹介し、「銀の匙」の面白い魅力や見どころ、登場人物・キャラについて見てきました。さらに、「銀の匙」の名言・名セリフを紹介し、多くの場面が名シーンとして挙げられていることが分かりました。ここで、アニメ版「銀の匙」1期と2期の主題歌を紹介します。

銀の匙のアニメ1期の主題歌

アニメ「銀の匙」第1期のオープニング曲について見ていくと、タイトルは「Kiss you」、歌唱、作詞、作曲はmiwa、編曲はNaoki-Tとなっています。
 

アニメ「銀の匙」第1期のエンディング曲について見ていくと、タイトルは「Hello Especially」、歌唱、作詞、作曲、編曲のすべてをスキマスイッチが手掛けています。

銀の匙のアニメ2期の主題歌

アニメ「銀の匙」第2期のオープニング曲について見ていくと、タイトルは「LIFE」、歌唱、編曲はフジファブリック、作詞、作曲は山内総一郎となっています。

アニメ「銀の匙」第2期のエンディング曲について見ていくと、タイトルは「オトノナルホウヘ→」、歌唱、作詞、作曲、編曲のすべてをGoose houseが手掛けています。
 

Thumb【銀の匙】歴代のアニメ主題歌一覧!人気のOP・ED曲をまとめて紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

銀の匙に関する感想や評価

ここまで、漫画「銀の匙」の最終回ネタバレあらすじと、面白い魅力や見どころ、登場人物・キャラを紹介してきました。さらに「銀の匙」の名言・名セリフ・名シーンを紹介し、アニメ主題歌も一覧で見てきました。ここでは「銀の匙」に関する感想や評価を紹介していきます。

漫画「銀の匙」の感想です。「銀の匙」に登場するキャラクターたちが「いいヤツ」すぎて泣けてくるという感想です。中でも特に西川一が良いということです。アニメ好きの西川一はフランスへ留学する吉野まゆみにアニメの脚本集を餞別として渡しました。そして、吉野のボーイフレンドであるアニメ好きのアンドレから「心の師匠」として尊敬されています。

漫画「銀の匙」感想です。久しぶりに読んだということですが、やはり「銀の匙」は面白いという感想です。そして、こちらのツイートの方のように「銀の匙」によって、農学部に興味を持った読者・視聴者が多くいるようです。

漫画「銀の匙」感想です。農業についてよく知らない主人公が、農業について勉強し、成長していく姿が良かったという感想です。また、農業高校の大変さと面白さの両方を実感できた作品だということです。

「銀の匙」感想です。「銀の匙」は農業高校を舞台にした物語ということで、楽しいことばかりではないことは、ネタバレあらすじや面白い魅力のところでも紹介しました。それでも多くの人に観て欲しいという感想です。

「銀の匙」感想です。とても面白い、素敵な漫画だという感想で、これまで知らなかった知識を得ることができたそうです。また、農業高校出身の方には「あるある」ネタが登場し、共感することがあるということです。

「銀の匙」感想です。実写映画版を観てから漫画を読んだという方の感想です。コミック15巻まで発売している漫画ということで、農業について多くの人に知ってもらうことは、とても良いという感想です。また、この作品をきっかけにもっと農業が発展できそう、という感想です。

「銀の匙」感想です。「銀の匙」は、都会のサラリーマン家庭で育った八軒勇吾と同じ様に、読者も農業や酪農を体験しているような感覚になれる作品だという感想です。また、日頃頂いているものの、元を辿るという体験ができ、考えさせられる作品だということです。

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銀の匙のあらすじまとめ

いかがでしたか?漫画「銀の匙」の最終回直前の130話と最終回のあらすじをネタバレで紹介し、面白い魅力について見てきました。主人公・八軒勇吾が、初めての環境に戸惑いながらも命の重みについて考えたり、汗や涙にまみれながら様々なことを学習し、一歩ずつ成長していく物語でした。さらに、漫画「銀の匙」の感想ついても見てきました。

農業高校の大変な所や楽しい所、農業の知識などに触れることができ、とても面白かったという声が寄せられていました。また、主人公とともに農業を体験していくような感覚になれるという感想もありました。多くの方に読んでもらいたいという声もある、漫画「銀の匙」をどうぞお楽しみください。

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