【王様ランキング】ミランジョの正体をネタバレ！ボッスとの関係や過去とは？　

この記事では、漫画作品「王様ランキング」に登場する謎の女性ミランジョの正体を特集していきますが、その前に王様ランキングの作品情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

王様ランキングは、漫画家・十日草輔による日本の漫画作品です。2017年5月20日に漫画投稿サイト・マンガハックに登場以来、現在まで更新が続けられています。また、単行本がKADOKAWAのビームコミックスより11巻までが刊行され、累計発行部数は130万部を凌駕しています。（2021年8月時点）

また、王様ランキングはWITSTUDIO制作によりテレビアニメ化も行われ、フジテレビ系列などで2021年10月15日より放送予定となっています。

一代で国を築いた偉大な国王ボッスを父に持つ主人公のボッジ。両親が巨人族なのに、なぜか彼の体は小さく非力でした。さらに耳が聞こえず言葉も話せないという二重苦三重苦がボッジを苦しめます。王家では孤立無援なボッジでしたが、そんな彼にも友人ができます。友人の名前は「カゲ」、ボッジの言いたいことを理解できる唯一の人間です。心の友を得たボッジは、人生で初めて前を見て歩み始めることになりました。

ここからは、本題である王様ランキングのミランジョの話題に入っていきます。まずは、彼女のプロフィールからです。

ミランジョの正体ですが、人間の女性として生まれてきたことがわかっています。魔神と話をしている幼い頃の回想シーンがあるからです。ところが、ある出来事をきっかけに肉体を失い精神のみが鏡の中で生きています。

国王ボッスとは昵懇の間柄にあるミランジョ。過去には一緒に旅をしたり、ボッス王国で争乱を起こしたりしました。ボッスの息子ボッジの体が小さく非力なのは、ミランジョがボッスをそそのかして魔神と取引きをさせたことが直接の原因となっています。

ミランジョのスキルは、言葉で相手を操ることです。例えばアピスの悩みの種だった臆病な性格を言葉の力で克服させたことで、自分に忠誠を誓わせます。また、詳しくは後述しますが、ボッスに体を乗っ取らせるためダイダを言葉巧みに地下室へと誘導しました。

ここからは、王様ランキングのミランジョの正体やボッスとの関係をネタバレで解説していきます。

ミランジョは、鏡の中に精神が宿っている謎の存在として登場してきます。そんな姿をした彼女の正体は、前述通り元人間でした。後に強い絆で結ばれることになるボッスと出会ったのも人間だった頃のことでした。まだ若かったボッスは、強くなるため修行の旅に出ます。その時、ミランジョの出身国・ホウマ王国に立ち寄ったのが2人が知り合うきっかけとなりました。

その後、ホウマ王国は隣国ギャクザ国の裏切りに遭い滅ぼされてしまいます。その時、駆けつけて敵をやっつけたのがボッスでした。ここからボッスとミランジョの旅が始まりました。

ミランジョは、旧知の間柄であるボッスの復活に中心的な役割を演じました。ダイダをボッスの遺体が眠る地下へと誘導し、無理やり秘薬を飲ませます。その結果、ボッスはダイダの体を乗っ取ることができ復活を果たしたのです。

この計画を立案したのがミランジョでした。計画自体はダイダが産まれる前に練られたものです。言い換えると、恐ろしいことですがボッス復活のためにダイダは生まれてきたということになります。

その正体は元人間だったミランジョ。彼女が暗躍した目的は何だったのでしょうか？事の善悪は別として、ミランジョの行ったことの目的はすべてボッスのためでした。

ボッスが強くなりたいと願えばその手助けをしたり、己の力の限界を感じた時は、それを打破するため魔神との取引きをセットしたりしています。特に魔神との契約は、ボッス王国を揺るがす事態にまで発展してしまいます。しかし、ミランジョの目的は国を混乱させることではなく、ボッスの望みを叶えることでした。

前項で解説したミランジョの目的を正しく理解するためには、ミランジョの母親の正体や過去を知ることが必要になるでしょう。そこで、ここからはミランジョの母親の正体やボッスとの関係、そしてミランジョの過去についてネタバレで解説していきます。最初はミランジョの母親とミランジョ、そしてボッスとの関係のネタバレです。

若かりし頃のボッス国王が修行の旅に出て、魔法の国ホウマ魔法立国に立ち寄ったことはすでにお話ししました。この時、ボッスは戦闘でミランジョの父親を殺害してしまいます。ボッス自身も重症を負いますが、ミランジョの母親はその時にボッスの傷の手当てをしてあげました。

自分の夫を殺害した兵士にもかかわらず、瀕死の状態にある人間を放っておけなかったのです。ミランジョの母親の正体ですが、彼女はとても優しい女性でした。そんな母親が娘のミランジョに伝えた言葉を紹介します。

続いて、王様ランキングのミランジョの過去についてネタバレで解説します。ミランジョの祖国・ホウマ魔法立国では、神々の勢力から国を守るため、隣国ギャクザと同盟を結びます。これがきっかけとなりミランジョの悲劇が起こるのです。

同盟国のギャクザはとても貧しい国で人心も荒（すさ）んでいました。そこで、ミランジョの母親をはじめホウマの国民は、ギャクザの人々のため莫大な資金を投じて社会インフラを整備してあげます。

ところが、ギャクザ国はホウマ国をあっさりと裏切りました。神々の勢力と結託して豊かなホウマ国を滅ぼしたのです。ミランジョの母は殺害され、ミランジョも両手両足を切断されるなど瀕死の重症を負ってしまいます。その時、並みいる敵を1人で撃破し助けてくれたのがボッス国王でした。それ以来、ミランジョはボッスに対して強い恩義と忠誠心を抱くようになりました。

アニメ・王様ランキングでミランジョの声を演じたのは声優の坂本真綾です。以下に坂本真綾のプロフィールを紹介します。

• 坂本真綾（さかもと・まあや）
• 性別：女性
• 出生地：東京都板橋区
• 生年月日：1980年3月31日
• 年齢：41歳（2021年9月現在）
• 身長：155cm
• 職業：声優、女優、歌手、ラジオパーソナリティ、エッセイスト
• 事務所：フォーチュレスト

8歳の頃からOVAなどで子役としての活動を開始した坂本真綾。1992年OVA「リトルツインズ」のチフル役で主役を務めたことで飛躍を遂げます。1996年にはテレビアニメ「天空のエスカフローネ」で初の主演を務め、声優としての名声を獲得します。その後、作曲家・菅野よう子、作詞家・岩里祐穂共同プロデュースにより歌手活動を本格スタート、さらにラジオの冠番組でパーソナリティを務めるなど活動の幅を拡げています。

次に、王様ランキングのミランジョ役のアニメ声優・坂本真綾の数多い出演作の中から、主なテレビアニメ作品を紹介します。

• 天空のエスカフローネ（神崎ひとみ）
• 機動戦士ガンダムSEED DESTINY（ルナマリア・ホークほか）
• DEATH NOTE（高田清美）
• 黒執事（シエル・ファントムハイヴ）
• 荒川アンダー ザ ブリッジ（ニノ）
• 七つの大罪（マーリン）
• 舟を編む（林香具矢）
• Cutie Honey Universe（キューティーハニー ）
• 炎炎ノ消防隊（象日下部ほか）
• フルーツバスケット（草摩慊人）

ここまで王様ランキングのミランジョ特集をお届けしてきましたが、最後にミランジョに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する王様ランキングのミランジョに関する感想や評価は、ミランジョがアピスに寄り添って励ますシーンが好きだという方のツイートからです。

自分に自信が持てずに悩み自己否定に陥っていたアピスに救いの手を差し伸べるミランジョ。夫を殺した敵に懸命の手当てをするほどやさしかった母親の影響を受けているのでしょうか？

続いて紹介する王様ランキングのミランジョに関する感想や評価は、ミランジョとボッスの違いを指摘するツイートからです。ボッスに恩義を抱き、魔神との約束を破ってまで望みをかなえてあげるミランジョ。対するボッスはノリノリで息子の体を乗っ取ります。一枚岩に見えて、2人の目的は大きく違っていたのでしょう。

最後に紹介する王様ランキングのミランジョに関する感想や評価は、王様ランキングを読了したという方のツイートからです。当初はミランジョが諸悪の根源だと思っていたそうですが、読み終えた時にはわからなくなったと言います。

元を正せばボッスが強くなりたいと願ったことが始まりで、彼女はそれを叶えてあげただけとも考えられます。この問いは、この作品の根底に流れている思想そのものではないでしょうか？

ここまで王様ランキングのミランジョに焦点を当て、彼女の正体やボッスを復活させた目的、そして過去などをネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか？

鏡の中に生きるミランジョの正体は、元人間。過去には筆舌に尽くしがたい不幸に遭い、その時手を差し伸べて命を救ってくれた若きボッスは、彼女にとって生涯変わらない恩人でした。

ボッスを復活させたのも、よこしまな意図ではなく彼の恩義に応えたいという一心で行ったことでした。この記事を読んでミランジョとボッスとの関係を理解した方は、ミランジョに抱いていた印象が変化してしまうかも知れません。それほどまでに、ミランジョの過去はインパクトの大きな出来事だったと言えるのではないでしょうか？