王様ランキングがうざい・つまらないと言われる理由は？面白いという意見も紹介

「王様ランキング」という漫画が、うざい・つまらないといわれています。漫画に対する感想や評価は人それぞれですが、王様ランキングはなぜそのような評価を受けているのでしょうか？今回は、王様ランキングが面白くないといわれる理由についてを紹介します。

王様ランキングは、冒険ファンタジー漫画です。漫画投稿サービスの「マンガハック」にて、2017年5月20日から連載されています。2021年8月までにコミック11巻までが刊行されており、累計発行部数は130万部を突破しています。2021年10月からは、テレビアニメ化も予定されている人気作品です。

主人公のボッジは、王族の長男であり両親は巨人です。しかし、本人は体が小さく、短剣すら振るうことができないほどに非力な少年でした。さらに、言葉が話せない上に、ボッジは耳も聞こえないのです。周囲からは「時期王の器ではない」と噂されてしまうほどで、空虚な日々を過ごしていました。

王様ランキングという漫画のタイトルは、どのようにつけられたのか気になった人もいるはずです。実は、本作のタイトルは始めから王様ランキングだったわけではありませんでした。このタイトルは、「ランキングは子供が喜ぶ」という安易な理由から、決定したものです。

漫画が面白くないという評価を受けてしまっている王様ランキングですが、なぜそのような評価となっているのか、理由を知りたいはずです。続いては、王様ランキングが面白くないといわれる理由についてを順番に紹介します。

面白くないといわれる理由のひとつに、絵が挙げられます。コミックの表紙を見てわかるように、本作の絵は絵本のようなタッチで描かれています。特に初期の絵柄は技術的な部分にも拙さが見られることから、苦手だと感じてしまう読者も少なくないようです。

王様ランキングが面白くないといわれる理由の中には、コマ割りが問題だとの評価もあるようです。ストーリーが良いとしても、読みやすさのためにはコマ割りはとても重要な部分です。絵柄の拙さだけでなく、コマ割りが読みづらいという点も、本作が面白くないといわれる理由のひとつになってしまっているようです。

王様ランキングは、時系列がわかりにくいという感想も見られる作品です。順番に読み進めているはずなのに、もしかして読み飛ばしてしまったのではないか、と感じさせることもあるようです。時系列がわからなくなると、読者の集中力も途切れてしまいます。いちいち読み返す作業も面倒で、結果的に漫画に対する評価が下がっている可能性があるようです。

王様ランキングはファンタジー漫画です。読者側がファンタジーに関する基礎的な知識を持っていなければ、読みづらい作品だという感想もあるようです。ポーションを使って魔力を回復するといった展開は、ファンタジー好きなら特に違和感なく読める部分です。しかし、そうでない読者にとっては、説明がなければわからないストーリー展開も登場するようです。

王様ランキングは、キャラクターの人間味を感じさせる優しさや裏切りといった描写が、多く描かれている作品です。そうした部分が本作の大きな魅力のひとつであるはずですが、物語自体は大きな進展がないという欠点もあります。キャラクターを変えただけで同じことを繰り返しているといった感想もあり、段々と微妙に感じられてしまう結果となっているようです。

一方で、面白いと評価する声ももちろんあります。続いては、王様ランキングが面白いといわれる理由についても順番に紹介します。王様ランキングはテレビアニメ化もされる作品です。面白い作品だからこそ、そうしたメディア展開もしているのではないでしょうか？

王様ランキングが面白いといわれる理由のひとつに、キャラが立っていることが挙げられます。まず主人公のボッジは、耳も聞こえず喋ることもできないという強烈な印象のキャラクターです。しかし、主人公らしく夢を持っており、彼が何をしたいのかが読者にもしっかりと伝わってきます。ボッジ以外のキャラクターも魅力的で、読んでいくうちに感情移入していく人も多いようです。

王様ランキングの面白さの理由は、ストーリー構成にもあるようです。絵本のような絵柄の本作ですが、二転三転するようなどんでん返しのストーリーに驚かされた読者も多いはずです。読み進めるうちに、良い意味で何度も裏切られていく作品です。

王様ランキングは、世界観の設定もとても凝った漫画です。主人公のボッジはとても非力な少年で、子供用の短剣すら持つことができませんでした。けれど、それにはきちんと理由があったのです。「それも伏線だったのか」と思われるようなポイントも多く、読めば読むほど世界観の虜になってしまう作品なのです。

大きな魅力として挙げられるのが、優しい世界であることです。本作には、一見悪役に見えてもそうではないキャラクターばかりが登場します。ボッジの相棒のカゲも、始めは悪いキャラクターなのかと思わされる印象を受けます。しかし、物語の進行につれて良いキャラクターなのだということが判明していきます。

面白い・面白くないという賛否両論の感想がある王様ランキングですが、本作の作者はどのような人物なのかも気になる部分ではないでしょうか？続いては、王様ランキングの作者についての情報も少しだけ紹介します。

王様ランキングの漫画を描いているのは、十日草輔先生です。王様ランキングがWeb漫画として無料公開されていた頃には、goriemonというペンネームで執筆していました。漫画家一本でやっていくことを決めたのは2016年で、40代で会社を辞めて本作でデビューとなりました。

デビュー作がテレビアニメ化という、驚きの作者です。その経歴はどのようなものなのか、知りたい人もいるはずです。続いては、王様ランキングの作者である十日草輔先生の経歴についても簡単に紹介します。

十日草輔先生は、20代の頃から漫画家を目指して投稿を続けていました。しかし、芽が出ることもないままだったのです。そんな時、絵本を描いてみると、賞を獲ることができました。けれど、出版社が潰れたことによって絵本を描くこともできなくなります。Webデザイナーとして仕事をしながらも、絵の仕事をしたい気持ちは無くなりませんでした。

1年やっても芽が出なかったら、絵を諦めるという決意をした十日草輔先生は、40代にして再び漫画の世界へと足を踏み入れます。そして、2016年10月に王様ランキングが誕生しました。本来は絵本を描こうと考えていた十日草輔先生ですが、募集している年代が若いことなどもあり、難しさを感じたようです。

素人が投稿することのできるWeb漫画のサイトを知ったのは、そんな時でした。自由度の高いマンガハックはバリエーションも豊富で、コメントを書き込んでいる人も丁寧だったことが決め手となったようです。始めは認知度も上がらず、宣伝されることもありませんでした。けれど、ニコニコ静画やマンガボックスインディーズにも投稿したことで、知名度が上がっていったのです。

うざい・つまらないという評価をされることもある王様ランキングです。実際に作品を読んだ人はどのような感想を抱いているのか、気になる人もいるのではないでしょうか？続いては、Twitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。

つまらない作品だろうと思って読み始めたら、ハマってしまったという感想もありました。やはり絵柄で勝手な印象がついてしまうという感想も多いようで、漫画を読んで感想が変化した人も少なくないのかもしれません。

王様ランキングのテレビアニメを、心待ちにしているファンも多いようです。原作である漫画を読んでいるからこそ、好きなキャラクターたちが動き回るアニメは楽しみも膨らむものです。アニメに備えて原作を読み返そうという感想も見られます。

数ある秋アニメの中でも、王様ランキングが一番楽しみだという感想もありました。面白くないという感想もある本作ですが、原作を知らない人もアニメ化に伴い興味を持った人が多いようです。

王様ランキングがうざい・つまらないといわれる理由について、さらに面白いといわれる理由についてもまとめて紹介しました。これまで本作を広告などで目にして、気になっていたという人も多いのではないでしょうか？

読む人によって評価が分かれている作品でもありますが、間もなくテレビアニメも放送が開始されます。この機会に漫画を読んで、予習してみるというのも良いかもしれません。面白いかつまらないかを、ぜひ自分の目で確かめてみてください。