2021年10月05日公開
2021年10月05日更新
【怪病医ラムネ】クロの砂を吐く怪病を考察!病気の理由や過去をネタバレ
『怪病医ラムネ』に登場する、怪病医ラムネの助手・クロ。こちらの記事ではクロが過去にかかった「砂を吐く病気」やクロの本名、家族についてまとめています。クロがラムネの助手になったきっかけについてもネタバレで解説しています。またアニメでクロの声を演じた永塚拓馬さんの情報やファンの感想も紹介しているので、クロの活躍や過去を知りたい人はこちらの記事をチェックしてみてください。
目次
怪病医ラムネのクロとは?
怪病医ラムネの作品情報
怪異による病気を治す医者・ラムネを主人公としたファンタジー作品『怪病医ラムネ』。コメディ調の物語と怪異というテーマが面白いと、アニメファンに注目されている作品です。こちらの記事ではそんな『怪病医ラムネ』の助手を務める登場キャラクター・クロについてご紹介しています。まずは『怪病医ラムネ』の概要・あらすじと、クロの本名・プロフィールについてネタバレ解説していきます。
怪病医ラムネの概要
クロが登場する物語『怪病医ラムネ』はマガジンポケットで連載されているファンタジー漫画が原作です。作者は阿呆トロさんで、原作漫画は2017年から連載が始まりました。2021年10月現在もマガジンポケットにて連載されています。現在はマガジンポケットにて掲載されていますが、2018年9月号までは講談社が出版する少年漫画雑誌『シリウス』にて連載されていました。
『怪病医ラムネ』は2021年にアニメ化もされており、内田雄馬さんをはじめとする人気声優が登場人物の声を演じていました。アニメは全12話で構成されています。怪病医ラムネのアニメは1話~2話ごとに物語が完結されるかたちとなっています。メインの登場人物それぞれの過去にスポットライトを当てた回があり、クロ以外のメインキャラクターたちの過去についても徐々に明かされていきます。
怪病医ラムネのあらすじ
人間の医学では解明できない超常的な病気"怪病"を専門に診る医者がいました。彼の名前は『ラムネ』。怪病医のラムネは、自分をあてにやってくる者を日々診察しています。ある時は目から調味料が出る怪病、またある時は指が唐辛子になってしまうという不思議な怪病を持つ患者。そしてある日ラムネは「砂を吐く病気」にかかっている1人の少年に出会います。
クロの本名は?プロフィールを紹介
- 本名:黒森悠流(くろもりとおる)
- 年齢:中学2年生
- 身長:152
- 声優:永塚拓馬
『怪病医ラムネ』に登場するラムネの助手を務める少年クロ。本名の黒森悠流からもじって、ラムネや仲間たちからは『クロ』と呼ばれています。クロは過去に砂を吐く病気に見舞われていましたが、怪病医ラムネと出会ったことにより、砂を吐く病気を治療します。その後、怪病医ラムネによって不思議な病気が治ったクロは彼の助手として働くことになります。
飄々として掴み所のないラムネとは反対に、真面目で常識人なクロ。敬語で話したりと少し硬い印象がありますが、父母にくわえ兄と妹が2人ずつおり、賑やかな家族の元で生まれ育ちます。父は武術の道場を開く黒森道場の師範で、クロもまたその技を受け継いでいます。
怪病医ラムネのクロの砂を吐く怪病を考察!病気の理由・過去は?
ネタバレ①クロの過去
本名の『黒森悠流』をもじって怪病医ラムネに“クロ”と呼ばれる間柄になったクロ。今では怪病医ラムネの助手として彼を補佐していますが、初めての出会いでは怪病医ラムネを不審者として避けていた過去があります。そんなクロとラムネの出会いのきっかけとなったのは「砂を吐く怪病」でした。クロは幼い頃から空中にプランクトンのような怪異が見える体質でした。
本人はその現象に対して日々ストレスを抱えており、家族に話せないことでさらにモヤモヤをため込んでいました。そんな悩みを常に持っていたクロは、いつしか砂を吐く怪病にかかってしまいます。自分にだけ不思議なものが見えるうえに砂まで吐く体質に悩んでいたクロは、ある新興宗教のホームページを見つけます。そしてクロはその教団が自分の悩みを解決してくれるかもしれないと、望みを託して教祖に会いに行くことにします。
しかし教団で教祖にしてもらったお祓いはあまりにも胡散臭く、クロは肩を落としながら帰路につきます。ところが、お祓いをしてもらったその帰り道、いつも見えているプランクトンのようなものが一時的に見えなくなり、教祖の力が本物であると勘違いしてしまいます。
実際には、クロがお祓いの帰り道に寄った怪病医ラムネが取り仕切る神社の力によって不思議なものが見えなくなっていたのでした。そしてこの神社への参拝が、後々クロと怪病医ラムネの関係を繋ぐきっかけとなるのでした。
ネタバレ②クロの砂を吐く怪病の理由を考察
過去に砂を吐く怪異の病気にかかっていたクロ。こちらではなぜ黒が砂を吐く病気にかかってしまっていたのかをネタバレ解説していきます。クロが砂を吐く病気にかかってしまった理由、それは『ストレス』が原因でした。クロはもともとプランクトンのような怪異が見える体質で、その現象に頭を悩ませていました。初めてその怪異を見たのは幼い頃に家族と一緒に水族館に行った時。
クロは館内にプランクトンのような不思議な生物が浮いているのを見つけます。そして、それを家族に話しますが、家族の中には怪異を見ることがでる体質の者はおらず、皆クロの発言を不思議がります。見えないはずのものが見えているクロを心配した母親はクロを病院に連れていきます。そんな出来事があり、クロは今後家族を心配させまいと、自分の見えている怪異について喋らなくなります。
怪異について「いつか見えなくなるだろう」と考えていたクロですが、成長しても見えなくなる事はありませんでした。そのため、クロは次第に怪異が見えることにストレスを溜めていきます。そして家族にそのことを話せないことも相まって心が弱ったクロは、怪異につけ込まれ砂を吐く病気にかかってしまったのでした。
ネタバレ③クロが見える変なものとは?
怪病医ラムネに登場するメインキャラクター・クロ(本名:黒森悠流)についてのネタバレ3つ目は『クロに見えている変なもの』の正体について。他の項目で既にネタバレしているように、クロに見えているプランクトンのようなものの正体は“怪異”です。血の繋がった家族でもこの怪異を目にすることができる人物が一人もいないことから、クロのこの能力は血筋的なものではなくクロ自身の才能・体質だと考えられます。
幼い頃に家族で水族館に遊びに行ったクロは、水族館内に浮いているプランクトンのような不思議な生きものを見つけ家族に教えます。しかし、怪異の見えない家族達はクロのその行動と発言を不思議そうに眺めるのでした。
ネタバレ④ラムネのいる神社に行くと病気が治った?
クロ(本名:黒森悠流)についてのネタバレ4つ目は、『クロが訪れた怪病医ラムネの神社』について。砂を吐く病気や怪異が見えることによって心を病んでいたクロ。ネットで症状について調べていた時、とある新興宗教を見つけます。クロは半信半疑に思いながらも、自分のこの病気を治してくれるかもと教祖にお祓いを受けに行きます。
そしてその帰り道、怪病医ラムネが取り仕切っている神社が目に留まったクロは何気なく立ち寄ってみたのでした。すると、神社の中ではいつも見えていたプランクトンのような怪異が見えなくなったのです。物語中では、この怪異が見えなくなった現象について、なぜクロの視界から消えたのかについて具体的な理由はネタバレされていません。
予想としては、怪病医ラムネが怪異による病気を治す医者であるため、悪い怪異を自分の神社に近寄らせないための処置をしていたのではないかと考えられます。もしくは、しっかりと手入れが行き届いている格式の高い神社のため、神社自体に低級の怪異などを寄せ付けない効果があったのではないかとも考えられます。
怪病医ラムネのクロの家柄と家族構成
ネタバレ①クロの家柄
クロの本名は『黒森悠流』。こちらの項目では、そんなクロの家庭"黒森家"ついてネタバレを含めてご紹介していきます。クロは本名を黒森悠流といい、武術を教えている黒森道場の三男です。父は黒森道場の師範を務めており、クロを含めた兄妹全員が父の道場で稽古をつけられています。
黒森道場は地元では有名なようで、クロが武道系の部活の者達から挑まれているシーンも見られています。黒森家の家族仲は良く、クロが砂を吐く病気で食事を摂らなくなった時には、しっかり食べるようにと叱ったり、新興宗教の教団がクロを誘拐しようとした際にも家族総出で追い払ったりと、家族愛が深いことが分かります。
ネタバレ②クロの家族構成
クロ(本名:黒森悠流)の家族は父と母、2人の兄、そして妹2人の7人家族です。上から長男、次男、クロ、妹2人で、クロは3番目の子供となっています。家族の中でもクロは特にしっかり者で、家に帰らなかったり食事をしなかったりと普段と違う行動を見せた際には、家族全員がクロを心配していました。そんな黒森家の家族の本名は以下のようになっており、兄妹の本名には自然に由来される名前がつけられています。
- 父:不明
- 母:不明
- 長男:火楯(ほたて)
- 次男:水月(くらげ)
- 長女:雷(あずま)
- 次女:水詩(つらら)
怪病医ラムネのクロのアニメ声優
永塚拓馬のプロフィール
- 愛称:ながにゃん、ながつー
- 誕生日:1991年10月4日
- 血液型:A型
- 身長:170センチ
- 出身地:神奈川県
- 趣味:ランニング、紅茶、歌唱
- 特技:オカリナ、逆立ち
- 事務所:アイムエンタープライズ
『怪病医ラムネ』のアニメでラムネの助手・クロの声優を演じたのは永塚拓馬さんです。永塚拓馬さんは2014年から声優として活動されており、怪病医ラムネ以外の過去作では、『活撃 刀剣乱舞』のこんのすけや『僕のヒーローアカデミア』の口田甲司などのキャラクターの声優としても活躍しています。
声優になる前は市役所の職員という過去も持っています。高校時代に演劇部として演技に打ち込んでいたこともあり、当時は休日を利用し劇団員として活動していました。そして、舞台役者として悩んでいた際に、自分の声質を評価されていたことをきっかけに声優という職業に興味を持ち、日本ナレーション演技研究所に入所。
その後、数多くの声優をプロデュースしている『アイムエンタープライズ』への所属が決まったことをきっかけに、市役所役員から声優業へと移行しました。現在は声優活動だけではなく、音楽活動も行っており、2021年にはミニアルバム『dance with me』も発表しています。
永塚拓馬の主な出演作品
『怪病医ラムネ』ではクロの声を演じた永塚拓馬さんですが、他のアニメでも人気キャラクターの声を多く演じています。『KING OF PRISM』の西園寺レオや『アイドルマスターSideM』の冬美旬の役ではキャラクターソングや作品内の楽曲なども歌唱し、キャラクターの声だけではなく、幅広い演技ができる声優として活動されています。過去に声を演じたキャラクターとしては下記のようなものがあります。
- 閑翔太(ももくり)
- こんのすけ(活撃 刀剣乱舞)
- 口田甲司(僕のヒーローアカデミア)
- 冬美旬(アイドルマスターSideM)
- 青葉蛍(Butlers 〜千年百年物語〜)
- アップル・ビーバー(DOUBLE DECKER! ダグ&キリル)
- 西園寺レオ(KING OF PRISM)
- 千葉要(俺の指で乱れろ。 〜閉店後二人きりのサロンで…〜)
- 知念実也・MIYA(SK∞ エスケーエイト)
- ヴーヴ・エリザベス(ヴィジュアルプリズン)
怪病医ラムネのクロに関する感想や評価
怪病医ラムネ完走です。おもしろかったです。怪病は珍奇でなぜか食べ物系が多くて変ですがその原因となるストレスや執着に関する部分は誰もが罹りうるものとして割としっかり描かれていたため共感できる部分もありクロ編もよかったしラストもうまくまとまっていてよかったです。 pic.twitter.com/jBbyqX6Umm
— なつみん (@natsumin_misaki) August 27, 2021
物語のメインキャラクター・クロの過去を描いたクロ編。なぜクロがラムネの助手になったのかが描かれている重要なストーリーです。『怪病医ラムネ』のアニメは1・2話ずつで完結する構成となっており、短編構成のアニメが好きな人も楽しめる作品となっています。
怪病医ラムネ見とるけど、ラムネ先生のキャラ大好きだしクロくん格好可愛いし良いな…
— 鈴原 (@suzuhara_89b) August 21, 2021
怪病医ラムネのことを、自分につきまとう不審者だと思っていたという過去があるクロ。しかし、砂を吐く怪病を治してもらった後には、冷静な判断でマイペースな性格の怪病医ラムネを補助する頼もしい相棒キャラとなりました。ファンの中ではそんなクロが格好いいと人気になっています。
怪病医ラムネまだまだ続けられる要素あるし、話も読みやすいし、絵も可愛い。
— 恭 (@ky0ukur0) June 20, 2021
アニメは師匠に言われた言葉に対して、ラムネの葛藤がよくかけてたと思うけど、クロの家族と関係は漫画の方が詳しくて好きだった。
結果→アニメも漫画も好きです。
こちらの視聴者の感想では、「クロの家族と関係は漫画の方が詳しくて好きだった」という意見が上がっています。アニメでは原作のセリフや内容が省略されていることも多いので、もっとクロの過去を詳しく知りたいという人は、原作漫画の『怪病医ラムネ』も読んでみてはいかがでしょうか?
怪病医ラムネのクロまとめ
以上、『怪病医ラムネ』に登場するクロが「砂を吐く怪病」にかかった理由・過去と、クロの家族についてご紹介してきました。クロは元々怪異が見える体質で、そのストレスや家族に対するプレッシャーにより、一時的に砂を吐く怪病にかかっていた過去を持っていました。また、その病気を治してくれたことがきっかけで、治療後は怪病医ラムネの助手として働くことになります。
そんなクロには父母と4人の兄妹がおり、兄と妹の本名には自然になぞらえた言葉がつけられています。家族仲はとてもよく、真面目なクロを心配した家族たちが行動に出る姿も描かれています。今回こちらの記事でご紹介したクロの過去や家族との関係は、『怪病医ラムネ』のアニメ10話・11話に収録されているので、気になった人はチェックしてみてください。