【チェンソーマン】プリンシは蜘蛛の悪魔のデビルハンター！マキマとの関係は？

アニメ化制作が発表された人気漫画『チェンソーマン』では、マキマに対して従順なプリンシの姿を見ることができます。プリンシは蜘蛛の悪魔でありながら、悪魔を駆除するデビルハンターです。ここからはそんなプリンシについて、活躍シーンを紹介しつつ能力・強さ、マキマとの関係を解説していきます。それでははじめに『チェンソーマン』の作品情報とプリンシのプロフィールからご覧ください。

『チェンソーマン』とは、2018年12月から週刊少年ジャンプにて連載されていた少年漫画です。2021年9月時点で第1部の全97話が刊行されており、第2部は週刊少年ジャンプ＋にて連載される予定です。本作は「悪魔」と呼ばれる存在と戦う「デビルハンター」の活躍を描いた世界観で人気を博し、2021年6月時点で漫画の累計発行部数は1100万部を突破しています。

ここでは『チェンソーマン』のあらすじ・公安編を簡単に紹介していきます。舞台は人間の恐怖を原動力とする怪物「悪魔」が日常に蔓延る世界です。人々は悪魔に対抗するべく、「デビルハンター」という悪魔を駆除する専門家に頼ることで平穏を保っていました。そして、物語は死んだ父の借金を返すべく「チェンソーの悪魔」として活動している少年デンジと、公安のデビルハンターであるマキマが出会った時から始まります。

『チェンソーマン』の物語では、公安警察における対悪魔を目的とした部署「公安対魔特務4課」が存在しています。そしてこの特務課が他と違う点は、人知を超えた怪物である魔人や悪魔が隊員として所属しているということです。今回ご紹介するプリンジは悪魔に分類される人物で、人間の女性に似た上半身と多脚を備えた「蜘蛛の悪魔」でした。

『チェンソーマン』に登場する蜘蛛の悪魔・プリンシは、基本的に人の姿に近い悪魔であるため人間に友好的ですが、癇癪で安易に人を殺すとして警戒されています。また、常に無表情で何を考えているのか分かりづらいキャラです。ただ、マキマに対しては非常に従順であり、常に服従姿勢を取っていました。

プリンシが付き従うマキマは内閣官房長官直属のデビルハンターであり、基本的には隊員を指揮する立場にあります。さらにデビルハンターとしての実力は非常に高く、同僚や同業者から畏怖される存在でした。

そんなマキマに対し従順な姿勢を取るプリンシですが、なぜマキマに従っているのかその経緯については不明です。ただ、マキマの指示に盲目的に従うのではなく、地獄編で「来てはいけません」と進言する描写も見受けられるため、おそらく主従以上の関係だと考えられます。また、マキマの支配の悪魔としての能力が原因である可能性も高いです。

蜘蛛の悪魔であるプリンシの戦闘スタイルは、8本の脚を利用して天井を移動しつつ敵を斬撃で貫くというものです。斬撃攻撃を可能にしているのがブレード状になっている足先で、かなりの切れ味を持っている様子でした。

また、天井を移動することに加えて動きも比較的早いため高い機動力を持っています。「蜘蛛」に対して人間が恐怖を抱くことは少なくないことを考慮すれば、恐怖を原動力とする悪魔においてはプリンシの戦闘能力は高い部類に入ると言えるでしょう。

通常、現世から地獄へと落とす場合は「地獄の悪魔」に多くの犠牲を払わなければならないのですが、プリンシの場合は犠牲を払うことなく地獄への侵入が可能です。プリンシがなぜ地獄へと侵入できるのかについては不明ですが、地獄と蜘蛛の糸が密接に関係している芥川龍之介の作品『蜘蛛の糸』から着想を得ているのかもしれません。

プリンシは顔にファスナーのような溝が入っているのですが、実はそのファスナーが能力に関係していました。その能力は任意の物を召喚するというもので、作中ではマキマが闇の悪魔の元を訪れる際に「呼べ」と命じられてマキマを召喚しています。

特務課襲撃編はプリンシの活躍シーンの一つです。プリンシは『チェンソーマン』4巻34話にて初登場していました。新生特異4課の一員として主人公デンジと初顔合わせとなり、8本のブレード状の脚を使ってゾンビを殲滅しています。それ以上は目立った活躍が見られず、ちょうどゾンビ殲滅時に紹介されるだけとなっていました。

続いて紹介するプリンシの活躍シーンは地獄編です。地獄編はドイツのサンタクロースの謀略によってデンジらが地獄へと落とされたことで始まっています。当初プリンシはその場にいませんでしたが、デンジらを救出するために地獄へと侵入しました。そして闇の悪魔と戦うことになりますが、8本の脚で攻撃した瞬間に手足をもぎ取られてしまいます。

ちょうどその時にプリンシに対して遠方にいるマキマが話しかけ、「呼べ」と命令します。プリンシはその命令に服従し、ファスナーを開いてマキマを召喚してみせました。その後、マキマのおかげで地獄に落とされたメンバーは犠牲を出しつつも帰還。マキマがいなければ全員死亡している可能性が非常に高かった状況なので、プリンシは極めて大きな貢献をしたと言えるでしょう。

プリンシは地獄編で手足をもがれたことで生死不明の状態でした。その後、しばらく作中に登場しなかったため死亡したかに思われたのですが、『チェンソーマン』9巻76話にて再登場を果たします。

ただ、完全に復活しているわけでなく天使同様両腕がもぎ取られている状態で、さらに切断された脚も元には戻っていないようです。そんな状態でも転送能力は使えたため、マキマによって強制的に能力を使用させられて銃の悪魔の討伐に貢献しています。

こちらでは『チェンソーマン』に登場するプリンシのセリフに関する感想や評価があがっています。感想ではプリンシとマキマの関係について考察されているようです。

やはり、プリンシがマキマに対して「来てはいけません」と言ったことから、マキマの身を安全を心配している心境がうかがえるため単なる主従関係ではないのでしょう。マキマとプリンシがどういった経緯を経て登場時のような関係になったのか分かっていないため、関係性が気になる方が多いようです。

こちらでは『チェンソーマン』に登場するプリンシの能力に関する感想や評価があがっています。感想では蜘蛛の悪魔という要素からプリンシの能力について考察されているようです。また「プリンシはこれで死亡なのか？」と疑問視されているのですが、これはプリンシが能力を使った後死んだような状態だったからそう言われているのでしょうか？

こちらでも『チェンソーマン』に登場するプリンシの能力に関する感想や評価があがっています。どうやら、プリンシの蜘蛛の悪魔と地獄という二つの要素から仏教概念を想起しているようです。確かに蜘蛛の糸と地獄という二つの要素をかけ合わせれば、仏教の概念から着想を得ているように感じます。

蜘蛛の悪魔のデビルハンターであるプリンシについて、マキマとの関係や能力、強さ、活躍シーンを交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか？蜘蛛の悪魔であるプリンシは謎に包まれた部分が多いだけあって、どのような能力・強さを持っているのか気になる方が多いようです。

またなぜマキマに対して従順なのか分かりませんが、マキマの身を案じて「来てはいけません」と言っていることから単なる主従関係ではないことが分かります。当記事ではプリンシの能力・強さを活躍シーンを交えつつ紹介してきましたが、第1部完結後も未だ謎の部分が残っているので、これを興味のある方はプリンシに注目してみると良いでしょう。