【政宗くんのリベンジ】アニメ2期が制作される可能性は？続編の原作あらすじも紹介

原作：竹岡葉月、作画：Tivによる日本の漫画作品「政宗くんのリベンジ」。一迅社発行の漫画雑誌・月刊ComicREXで2012年12月号から2018年8月号まで連載されました。連載終了後の2018年11月号からは続編となる漫画「政宗くんのリベンジafterschool」が2019年3月号までおよそ半年間短期連載されています。

また、結城心一によるスピンオフ作品「政宗くんのリ○○○」が登場、月刊ComicREXにて2016年11月号から2017年4月号まで連載されました。単行本はREXCOMICSより全11巻が刊行され、累計発行部数は300万部を超えています（2020年8月時点）。

メディア展開としては、SILVERLINK.制作、湊未來監督によりテレビアニメが制作され、TOKYOMX・サンテレビ・AT-Xなどで2017年1月より3月まで放送されました（全12話）。

オープニングテーマ曲は、真崎エリカ作詞、加藤裕介作曲、酒井拓也編曲による「ワガママMIRRORHEART」です。歌は、アニメでヒロイン・安達垣愛姫の声を演じた声優での歌手、ドラマーと幅広く活躍する大橋彩香が担当しています。

アニメ・政宗くんのリベンジのエンディングテーマ曲は、ChouCho作詞、AstroNoteS作曲・編曲による「ElementalWorld」です。作詞を担当した歌手のChouChoが歌っています。

ここからは、本題の政宗くんのリベンジ・2期続編制作の可能性について考察していきます。アニメ制作可否判断の要件について、検証してみましょう。

最初は原作ストックからです。アニメ政宗くんのリベンジ1期では、原作漫画の6巻までが使用されました。それに対して、現在単行本の刊行は11巻、作品はすでに終了しています。

原作ストックの数量としては十分ですが、未だ2期制作のアナウンスがないということをどのように考えるかです。これだけでは判断できませんので、アニメ続編制作に必要な次の要件に移っていきます。

アニメ2期続編の可能性を探る際の要件、２つ目は円盤売り上げです。円盤とはDVDやブルーレイディスクなど丸い円盤型の記録媒体を指します。

政宗くんのリベンジの円盤売り上げ実績ですが、2021年4月時点では各巻の平均が744枚と1000枚にも満たない厳しい結果となっています。2期制作には、1巻当たりの売り上げが5000枚は必要と言われています。

最近は円盤売り上げが以前ほど伸びないので、5000枚に満たない場合でも2期制作が行われるケースもあります。しかし、700枚台というのはどう見ても低すぎるのではないでしょうか？円盤売り上げに関しては2期続編の可能性はNGとなるでしょう。

アニメ政宗くんのリベンジの2期の可能性、続いて制作会社の状況を検証してみます。アニメ政宗くんのリベンジを制作したのは、株式会社SILVERLINK.です。

SILVERLINK.は、過去には「バカとテストと召喚獣」や「Fate/kaleidlinerプリズマ☆イリヤ」などの続編制作の実績がありますし、直近では「魔王学院の不適合者」の2期続編の制作が決定しています。こうしたことから、制作会社については何ら問題はないと言えるでしょう。

アニメ政宗くんのリベンジの2期の可能性検証、最後は配信での人気度です。最近ではビデオ・オン・デマンド（VOD）人気に押されて円盤が売れなくなったこともあり、配信での人気が2期続編制作のカギを握ると言われるまでになりました。

dアニメストアの「気になる動画」のポイントでは、政宗くんのリベンジは70,625で、人気作品「進撃の巨人Season2」79,712、「冴えない彼女の育てかた♭」63,823と比べても遜色のない数値です。他の2作品が2期続編の制作が行われていることを考えると、配信での人気に関しては良好と言えるでしょう。

気になる点としては、中国の動画共有サイト「ビリビリ」での再生回数が1300万回と伸び悩んでいることです。最近では中国での再生回数が重視される傾向にあります。その点で政宗くんのリベンジは不利になってしまうかもしれません。

ここまで、政宗くんのリベンジのアニメ2期の可能性を検証してきましたが、かなり難しいという結果になってしまいました。しかし確定したわけではありませんので、ここからは「2期制作がある場合には」という仮定に立って解説を進めていきます。まず気になる関心事項は、政宗くんのリベンジ2期の放送日がいつになるのかでしょう。

政宗くんのリベンジ2期がいつになるかとですが、アニメの制作期間によっていつになるかは決まります。一般的にアニメ放送開始がいつになるかと言うと、制作決定から1年半から2年後と言われています。原作ストックは現時点で十分ですから、仮に今制作が決まった場合、放送がいつになるかと言うと2023年春アニメとなりそうです。また、発表が後ろにずれ込めば、放送がいつになるかも自ずと後ろにスライドすることになります。

政宗くんのリベンジのアニメ2期が制作される場合、いつになるかの次に気になるのが、原作の何巻からになるのかでしょう、アニメ1期は6巻の文化祭までが使われていましたので、2期は7巻からとなります。以下に7巻以降の簡単なあらすじを紹介します。

修学旅行でフランスへやって来た政宗たち。そこで政宗と愛姫は、日本文化に憧れるフランス人高校生ミュリエルと知り合います。漫画家志望のミュリエルに作品のモデルになってほしいと乞われ引き受ける2人。愛姫は自身の過去の辛い恋愛について告白します。しかし、政宗は彼女の告白で自分の過去が捻じ曲げられていることに腹を立て、2人は喧嘩別れしてしまいました。

フランスから帰国して暫く経った頃、ミリュエルの新作漫画が送られてきます。その作品では、喧嘩別れした2人が仲直りしていました。その後、愛姫と兼次のデート現場に乗り込み兼次を殴り倒すと、愛姫に愛の告白をします。ところが、政宗が殴った兼次は実は女性であったことが判明、政宗は逃げるようにその場を後にしました。

次に政宗くんのリベンジのアニメ2期続編に登場が想定される新キャラを紹介します。最初は何度もあらすじの項でも登場したミュリエルからです。

日本のオタク文化に興味を持つ漫画家志望のフランス人高校生ミュリエル・ベッソン。修学旅行でフランスを訪れていた政宗と愛姫に漫画のモデルになってほしいと依頼します。

新キャラとして、もう1人フランク・ベッソンを紹介します。フランクはミュリエルの実兄でフランスマフィアのボス。妹ミュリエルを可愛がるあまり、依頼を断って彼女を泣かせた政宗と愛姫に激怒、拳銃を突き付けて脅します。

主人公・真壁政宗は、8年前太っていた自分を「豚足」と言って振った安達垣愛姫にリベンジすることを誓います。祖父の養子になって名字を変え、減量によりイケメンになって地元に帰ってきました。リベンジの計画とは、愛姫を自分に惚れさせた上で最大級のショックを与える形で振るというものでした。

政宗はある日「豚足」と書かれた手紙を受け取ります。自分の過去を知る人物が身近にいることに動揺を隠せない政宗。手紙の送り主を誰にも知られず突き止めようとします。その送り主は自ら姿を現します。それは、8年前にも愛姫の家にいた使用人の小岩井吉乃でした。

愛姫へのリベンジを着々と進める政宗。愛姫とデートするため、実力テストでの勝負に挑むことになります。政宗は小十郎と、そして愛姫は吉乃とペアになり合計点で競います。勝負に勝った場合には愛姫とのデートできますが、負けた場合には愛姫がつけたあだ名を卒業するまで背中に貼って過ごさなければなりません。

愛姫へのリベンジを果たすため、少女漫画「バラステ」で女性心理を研究する政宗。ところが、吉乃にダメ出しをされ、一転して愛姫に冷たく接する戦法に切り替えます。結果は上々、愛姫の動揺を誘うことに成功します。

愛姫が車に轢かれるところを間一髪で助けた政宗ですが、その車に載っていた美少女に抱きつかれてしまいます。これに気をよくした政宗は、しばし愛姫へのリベンジを忘れてしまいます。

後日、学校に転校生の美少女がやって来ます。彼女は政宗に突然抱きついたあの時の少女で、名前を藤ノ宮寧子といいました。寧子の登場以来、愛姫の機嫌が日増しに悪くなるのに政宗は気付きます。

私のことを好きならキスで証明してと愛姫に言われて戸惑う政宗。一方、寧子からは積極的なアプローチを受けますが、依然彼女に対しては警戒心が解けません。

ある日のこと、学校から帰宅すると吉乃と寧子が料理を作って政宗の帰りを待っていました。母・絹子と妹・千夏も加わり5人で食卓を囲むのでした。

期末試験が終わると、待っていた夏休みが始まります。政宗は寧子や吉乃らを誘い、愛姫の別荘へ出かけます。愛姫を恋に落とそうというのです。

クルーズ船での周遊を楽しむ中、吉乃は今回愛姫との間に進展がなければ今までの経緯をすべてばらすと政宗に迫ります。追い詰められた政宗は、保護者役として派遣されていた安達垣家の秘書・由井崎を前に愛姫との交際宣言をします。

別荘から帰ってきた政宗は、部屋に飾ってあった愛姫との写真がなくなっていることに気付きます。犯人は寧子でした。彼女に理由を尋ねると、写真に写っていた政宗が可愛かったからと答えます。

太っていた頃の自分を認めてもらいまんざらでもない政宗。その時突然寧子が政宗に抱きつきキスをしました。寧子をこれ以上振り回すのは悪いと考えた政宗は、寧子に本当のことを説明。結果、寧子は失恋してしまいます。

政宗に振られた寧子は行方不明になります。彼女を振ったことを皆に打ち明ける政宗。その後懸命の捜索の末、寧子は発見されます。寧子は過去の話を語り始めるのでした。

突然、愛姫の前に太ったマサムネが現れます。ところが、こちらは同じマサムネでも雅宗兼次（がそうかねつぐ）でした。久しぶりの邂逅に喜ぶ愛姫。夏休みが終わっても愛姫へのアプローチを続ける政宗は、兼次が愛姫の許嫁（いいなずけ）であることを知ります。焦る政宗は、吉乃に救いの手を求めるのでした。

文化祭では、「白雪姫」の人気投票で1位になった者が後夜祭で愛姫と踊れることになりました。政宗と兼次の間で熱いバトルが始まろうとしていました。ところが文化祭当日、具合が悪くなり保健室で寝ていた政宗が、愛姫・命の木場に拉致され倉庫に閉じ込められてしまいます。

文化祭が無事終了、打ち上げが始まります。カラオケ大会で決着をつけることになった政宗たち。ところが、政宗の歌が下手過ぎて皆の気分が悪くなり、打ち上げはお開きになります。政宗は愛姫といい雰囲気になるのですが、詰めが甘く最後は愛姫にしてやられます。次こそはリベンジすると改めて誓う政宗でした。

アニメ政宗くんのリベンジの1期は12話までですが、番外編として最終回12話のその後がOADとして制作されました。「うちのママにかぎって」、「綱手島、ふたたび。」、そして「12時を過ぎたシンデレラ」の3部で構成され、政宗に愛姫、吉乃とそれぞれの立場での思いが綴られています。

• 名前：花江夏樹（はなえ・なつき）
• 性別：男性
• 出身地：神奈川県
• 生年月日：1991年6月26日
• 年齢：30歳
• 身長：172cm
• 職業：声優
• 事務所：アクロスエンタテインメント

• 名前：大橋彩香（おおはし・あやか）
• 性別：女性
• 出生地/出身地：埼玉県浦和市（現さいたま市）/東京都
• 生年月日：1994年9月13日
• 年齢：27歳
• 身長：159.7cm
• 職業：声優、歌手、ドラマー
• 事務所：ホリプロインターナショナル

• 名前：水瀬いのり（みなせ・いのり）
• 性別：女性
• 出生地：東京都
• 生年月日：1995年12月2日
• 年齢：25歳
• 身長：154cm
• 職業：声優、歌手
• 事務所：アクセルワン

• 名前：三森すずこ（みもり・すずこ）
• 性別：女性
• 出身地：東京都
• 生年月日：1986年6月28日
• 年齢：35歳
• 身長：160cm
• 職業：声優、女優、歌手
• 事務所：響

アニメ政宗くんのリベンジ特集の最後に、アニメ1期の見どころを考察します。実力テストでの勝負に勝った政宗。安達垣とのデートの権利を得ます。リベンジだけが目的の彼にとって、デート自体は興味ありません。ところが、実際にデートしてみると意外な点に気付くことになり、ストーリー展開も新たな局面を迎えました。

政宗と突然現れた藤ノ宮寧子との不思議な関係も見どころの一つです。愛姫の目の前で政宗への熱い気持ちを伝える寧子ですが、政宗は彼女に見覚えがないのです。愛姫に誤解を与え、物語は益々混迷の度合いを深めていきます。

愛姫は、昔突然姿を消したマサムネへの想いを持ち続けていました。そんな彼女の前に現れたマサムネこと雅宗兼次と彼がリベンジの邪魔になると考えた本物の政宗との間でいつしかバトルが勃発。文化祭での勝負もまた、見どころの一つと言えるでしょう。

ここまで政宗くんのリベンジのアニメ2期特集をお届けしてきましたが、最後に政宗くんのリベンジに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する政宗くんのリベンジに関する感想や評価は、漫画政宗くんのリベンジを読了した方のツイートからです。以前購入したのですが読まずに放置していたと言います。ところが、読んでみると好きな要素がたくさんあってとても満足したようです。

購入しただけで読まずに埃をかぶっている本。1冊や2冊はどの家にもありそうです。一度書棚を探してみてはいかがでしょうか？

続いて紹介する政宗くんのリベンジに関する感想や評価は、過去に漫画版を読んだという方のツイートからです。政宗と愛姫のすれ違いや勘違いに歯がゆい思いをしたと言います。最初に思い出される印象ですから、よほど強烈だったのかも知れません。

最後に紹介する政宗くんのリベンジに関する感想や評価は、アニメ版を一気見したという方のツイートからです。最終話のつながりに不自然さを感じたと言います。それもそのはず、原作漫画には、その後のストーリーがあるのです。

そうなるとアニメ2期を見たくなるのが人情ですが、この方は無理っぽいと述べています。はたして、2期制作はどうなるのでしょうか？

ここまで、政宗くんのリベンジのアニメ2期が制作される可能性を検証、放送開始がいつになるかや続編の原作あらすじなども紹介してきました。いかがでしたでしょうか？

2期制作の要件達成度を検証したところ、原作ストック〇、円盤売上×、制作会社〇、再生回数△と2勝1敗1引き分けでした。アニメ1期が放送されてからすでに4年が経過していることも考え合わせると、2期制作はかなり困難と言えるかも知れません。ただまだ確定ではありませんので、期待を持って公式発表を待つことにしましょう。