【プランダラ】タイトルはどういう意味?登場キャラやあらすじもネタバレ紹介

水無月すうによる漫画作品「プランダラ」。少年漫画には珍しく戦争や資源枯渇問題などハードなテーマが扱われており、所々で登場するお色気シーンとの落差が作品の魅力の一つとも言われています。ところで、タイトルの「プランダラ」という言葉、皆さんは意味をご存じでしょうか?この記事ではまず作品タイトルの意味をわかりやすく説明し、その上で魅力的な主要登場キャラの紹介、そして1巻から17巻まで一気にネタバレのあらすじを解説していきます。

【プランダラ】タイトルはどういう意味?登場キャラやあらすじもネタバレ紹介のイメージ

目次

  1. プランダラのタイトルはどういう意味?
  2. プランダラの登場キャラ一覧
  3. プランダラの漫画1巻~10巻までのあらすじネタバレ
  4. プランダラに関する感想や評価
  5. プランダラの意味まとめ

プランダラのタイトルはどういう意味?

プランダラの概要

概要のイメージ

水無月すうによる漫画作品「プランダラ」。KADOKAWA発行の月刊少年エース2015年2月号に掲載され、以降現在も連載中の作品です。単行本の累計発行部数は2021年5月現在160万部を超えています。

プランダラは、戦争や資源枯渇問題などを扱っており、原作者の前作「そらのおとしもの」以上にハードな作品に仕上がっていると言われています。また、漫画プランダラを原作としたテレビアニメも制作され、2020年1月から6月にかけてTOKYO MXなどで放送されました。

プランダラのタイトルの意味

この漫画のタイトルは「プランダラ」。漫画のタイトルとしては珍しく修飾語などは一切つかず単にプランダラです。このプランダラという聞きなれないタイトルには、どのような意味があるのでしょうか?

そこで、プランダラというタイトルの意味を調べてみました。タイトルとなっているプランダラ(Plunderer)は、英語で「略奪者」とか「盗賊」という意味になります。略奪する(動詞)、略奪品(名詞)などの意味があるPlunderに「er」が付くと、それを行う人という意味になるようです。タイトルの意味を調べると、漫画プランダラは「略奪者」がテーマとなる作品であることがわかります。

TVアニメ「プランダラ」公式サイト

プランダラの登場キャラ一覧

陽菜

続いて、漫画プランダラに登場する主要キャラを紹介していきましょう。最初に紹介するキャラは、ヒロインの1人、陽菜(ひな)です。名前の陽菜とは、彼女の父親・坂井時風の愛刀(バロット)の名前から採られています。母親の残した遺言に従い、5年間にわたり撃墜王を探す旅を続けます。

リヒトー=バッハ

次に紹介するプランダラのキャラは、本作プランダラの主人公・リヒトー=バッハです。白髪が特徴の優しい雰囲気を持った青年ですが、その正体は300年前の廃棄戦争を終わらせた7人からなる「狙撃王」のリーダー。高い戦闘能力を持ち、特に狙撃王に覚醒した時には比類のない強さを示します。

ジェイル=マードック

プランダラのキャラ紹介を続けていきます。ジェイル=マードックとはアルシア王国の軍人(階級:中尉)で中隊・ゲフェングニス隊長。鉄を操るバロットを持っています。沈着冷静で時に厳しい表情で隊員に接することから恐れられていますが、強い正義感を持った軍人です。

ナナ

次に紹介するプランダラのキャラは、褐色の肌にスリムな体型の女性ナナ=バスーラ。彼女もまた軍人です(階級:少佐)。追撃王の1人でもあるナナは、人を過去にタイムスリップさせる能力者でもありました。リヒトー=バッハと一緒に旅をするようになり、次第に彼に惹かれていきます。

園原水花

最後に紹介するプランダラのキャラ・園原水花は、特務部隊に所属する少女で撃墜王の1人。放った弾丸が標的を仕留めるまで追い続ける能力を持っていることから、「追撃」の撃墜王とも呼ばれています。本来は怖がりで虫も殺せない性格をしていましたが、薬を使って無理やり覚醒させられ、撃墜王となりました。

Thumb【プランダラ】月菜(ファロウ)は陽菜の母親!過去やリヒトーとの関係をネタバレ | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

プランダラの漫画1巻~10巻までのあらすじネタバレ

1巻あらすじネタバレ

ここからは、漫画プランダラの1巻から10巻までのあらすじをネタバレで一気に紹介していきます。

プランダラの舞台となるアルシア王国は数字が意味を持つ世界。全国民の身体に数字(カウント)が刻み込まれており、その数字が意味を持ち国民を支配していました。カウントがゼロになるとこの世から抹消を意味するアビス送りとされてしまいます。

プランダラのヒロインの少女陽菜は、母をこのカウントゼロを意味するアビス送りで亡くしていました。その後、「追撃王と呼ばれるヒーローを探すこと」という母の遺言に従い旅に出て、国中を尋ね歩きます。旅の生活も5年を過ぎようとしていた時、ようやく撃墜王を名乗る人物と出会います。その人物こそ本作の主人公リヒトー=バッハでした。

2巻あらすじネタバレ

早々に陽菜と別れたリヒトーは、女性軍人が統治する町へやってきます。ところがその町を訪れたのはリヒトーだけではありません。彼を追ってバロットホルダーのる軍人・ジェイル=マードックが登場します。実は陽菜を助けたリヒトーは、お尋ね者になっていたのです。

リヒトーとジェイルのバトルが勃発。リヒトーのバロットはカウントが5700です。それに対してジェイルは12500でしたが、カウント900しかないと偽っていた意味は獲物を油断させるためでした。

一方、リヒトーと別れた陽菜の前に現れたのは、アビスの悪魔という初めて見る謎の存在。アビスの悪魔の意味は、カウントがゼロになった人が向かうアビスにいる悪魔で空を飛ぶことができました。

3巻あらすじネタバレ

2巻で陽菜の前に現れたアビスの悪魔ですが、その正体は現代の戦闘ヘリコプターでした。プランダラの世界では戦闘における武器は刀剣や弓が主流です。空を飛ぶという概念自体が禁忌事項でしたし、飛行機などもちろんありません。戦闘ヘリの攻撃力は驚異的で、住民たちはパニックに陥り逃げ惑うばかりです。

そうした中、アビスの悪魔の意味を理解し1人だけ冷静を保った人物がいました。それがリヒトー=バッハです。リヒトーはなぜか戦闘ヘリのことを知っていたため、その場の指揮を執ることになりました。そうなるとジェイルとの戦いは一時お預け。それまでの戦闘は意味をなさなくなり、今度は一転一致協力する関係になりました。

4巻あらすじネタバレ

プランダラ4巻の主要キャラは、ジェイル=マードック中尉です。何と彼が300年前の世界にタイムスリップするのです。ジェイル率いる一行が到着した300年前の世界、そこはほぼ現代の日本でした。

ジェイルたちは、さっそく軍の学校に生徒として潜入し情報を集めます。300年前のこの世界では、枯渇資源や食糧を巡って核戦争が勃発。日本では核戦争を回避しようと多数決を取るマシンを入手します。そして、そのマシンを使って「議会(アルシング)」で多数を形成し、国際社会から戦争終結や核保有禁止を取付けました。

5巻あらすじネタバレ

300年前の世界にタイムスリップし、軍学校に入学したジェイル一行。ここでは、卒業に必要な「星」を強奪する事件が多発していました。正義感の強いジェイルは、強奪犯を捕まえ叩きのめします。

軍学校に入学した生徒の望みは軍人になること。その意味は、軍人になれば食べ物に困ることなく生きていけるからです。しかし、軍人になればいずれ人を殺すことを意味します。ジレンマに悩む生徒たち。

そこでジェイルたちは、殺さない軍隊を目指すことにしました。そのためには圧倒的な力が必要です。力の差が一目瞭然であれば、暴力を使わずして相手を制圧することが可能となると彼らは考えたのです。

6巻あらすじネタバレ

プランダラ6巻では、300年前の世界(日本)の置かれた状況が詳細にわたって描かれています。そこはジェイルたちが想像していた以上に荒廃した世界となっていました。

世界的な食糧難、資源不足の中で戦争は起きました。枯渇資源の意味をキャパを超えた人口増に見出した指導者たちは、人口を減らせば問題も解決すると結論付けたのです。「廃棄戦争」と呼ばれる大戦争の幕開けでした。

ジェイルは少女ナナと出会います。300年後の世界にもいたことのあるナナは、この世界が300年かけてどのようにして変化していくのかをジェイルたちに教えました。

7巻あらすじネタバレ

とうとう廃棄戦争が勃発してしまいました。「議会(アルシング)」により締結された戦争禁止条約が破棄され殺し合いが始まってしまったのです。軍学校の生徒たちも成す術なく殺されていきました。

そこに登場したのが、撃墜王となった坂井離人(後のリヒトー)です。離人は圧倒的な力を背景に敵を殺さずに制圧します。ところが、そんな離人も敵の策略にまんまとはまり、遂に殺人を犯してしまいます。それがもとで離人の精神は破綻してしまいました。

8巻あらすじネタバレ

シリアスな展開が続いた7巻とは打って変わり、300年前の過去編が終了した8巻ではギャグやお色気シーン満載で作品にメリハリがついています。

過去へ旅したナナは離人と新たな関係を築こうとします。また、プランダラ7巻で活躍したジェイルは、自分を支配下に置こうとする養父のアルシア王立軍総司令・アランに独り立ちの意思を伝えます。

9巻あらすじネタバレ

プランダラ9巻で中心的な役割を演じるのは、300年前の世界で星争奪を行っていた道安武虎です。撃墜王の1人でもある道安は、離人の宿敵という意味合いで登場します。人を殺さない軍隊を目指していた離人のアンチテーゼとして現れた道安は、暴力でしか問題を解決できません。

そのほか、300年前の世界で軍学校の学長だったシュメルマンが登場。彼こそが、離人に「人を殺さない軍隊」を提案していた人物です。生徒の気持ちを思いやる教師として描かれていますが、それは単なる表の顔。裏では陽菜たちを薬で無理やり撃墜王に変えようと画策していたのです。

10巻あらすじネタバレ

リヒトーは道安との戦いに勝利します。その後、特務部隊本部の「楽園の壁」にかつての1年A組メンバーがいるという情報をもとに、王都へ向けて出発します。

アリシア王国では、わずか9歳の女王シャルル=デ=ベルクト=アルシア11世が国を統治していました。シャルルはアレクサンドロフ総司令を呼び、彼が管理しているオリジナルバロットが特務部隊の手に渡らないよう策略を練ります。

ところがそんな時、三大大将の1人で「風帝」ことロベール=ド=ヴァンヴィッヒが他の2人の大将とシャルル女王を殺害、アレクサンドロフを犯人に仕立て上げました。

11巻あらすじネタバレ

11巻では死んだはずの坂井時風が現れます。リヒトーは、オリジナルバロットを集めて「殺さない軍隊」を作る計画を時風に伝えますが、時風はリヒトーの意味を理解せず敵と見なします。

特務部隊隊員に刺されて負傷した陽菜。時風は住まいのあるアビスへ彼女を連れて行きました。そこで時風がアビスの長であることが判明。300年の時を経た復讐を遂げるため、神風はアリシア王国に宣戦布告し、アビスとアリシア王国の間で戦争が勃発しました。

12巻あらすじネタバレ

アルシア王国を侵攻する時風率いるアビス。強さを表すカウントですが、アルシア王国での最強20万に対して時風は50万と圧倒的な力の差を見せつけます。王国兵士の戦意を喪失させると、戦わずしてわずか1カ月の間に王国の3分の1がアビスの支配下に置き換わっていました。

一方リヒトーは、特務部隊・大尉ハーズ=ヴァールハイトの要請に応じてアルシア軍に復帰。遂に時風と対峙するときが訪れました。

13巻あらすじネタバレ

謎のままだった7人目の撃墜王が判明します。その撃墜王とはアルシア国軍の軍曹ペレ=ポポロ。彼こそが特務部隊を統括する特務上級大将でリヒトー殺害のため動いていました。

実はペレはリヒトーを裏切ってはおらず、敵のふりをしてリヒトーたちに情報を漏らしていました。ペレはその後リヒトーの大太刀を回収すると園原水花に託します。その上でシュメルマンと一戦を交えました。戦いに敗れて建物から突き落とされたペレでしたが、リィン=メイに助けられ九死に一生を得ます。一方の園原は敵の新型撃墜王たちに追いつかれ、絶体絶命のピンチに陥ってしまいました。

14巻あらすじネタバレ

園原のピンチを救ったのは道安武虎。カウント10万の道安は、文字通り命がけで新型撃墜王に立ち向かっていきました。戦いの後、園原に思いを打ち明ける道安の姿がありました。

伝説のバロットを手に入れたリヒトーに本来の力が復活します。その後リヒトーは、300年の時を経て重撃の撃墜王こと道安と再びタッグを組むことになりました。

15巻あらすじネタバレ

ジェイルはひとり王都へ向かい、圧倒的な勢力を誇るシュメルマンに戦いを挑みます。1人対5000人という前例のない戦いが幕を開けました。

なんとか元四大大将アブサイエット=ブレーミャの協力を取り付けたジェイル。撃墜王のバロットを入手します。カウントが勝敗を決するこれまでのルールに納得がいかないジェイルは、バロットなしの力技での勝負を提案。シャルル女王を殺しアレクサンドロフにその罪を着せたロベール=ド=ヴァンヴィッヒとジェイルとの一騎打ちが始まりました。

16巻あらすじネタバレ

2人の対戦の最中、ロベールもまたアラン総司令を養父としていたことが発覚。アランの愛情がジェイルに向けられていて、寂しい少年時代を送っていたこともわかりました。

やがてジェイルとロベールの対決は終了。リヒトーによる開戦宣言の後、本作最大の山場となる戦争が幕を開けようとしていました。

17巻あらすじネタバレ

プランダラ17巻の見せ場はリヒトーと時風の兄弟対決です。戦い中で2人の過去が明らかにされます。「今後殴り合う時は互いの幸せを心から願っている時」という300年前に交わした約束を大切にしてきた2人の兄弟たち。お互いの幸せを願うがために自分を殺させようとする、やるせない戦いが続いていきます。はたしてどのような決着を迎えるのでしょうか?

Thumb【プランダラ】園原水花は追撃の撃墜王!強さや道安武虎との関係は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

プランダラに関する感想や評価

ここまで漫画プランダラのタイトルの意味や登場キャラ特集をお届けしてきましたが、最後にプランダラに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、アニメ・プランダラの第2クールのオープニングテーマについてのツイートからです。テーマ曲孤高の光を聞くとプランダラのストーリーを思い出し涙があふれてくると言います。

音楽と作品や過去の出来事などが精神の奥深くで結びついていることは、誰しも経験していることではないでしょうか?また、孤高の光がプランダラの雰囲気をよく表しているのかも知れません。

続いて紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、プランダラに苦言を呈するツイートからです。プランダラの世界観が大好きなんだけどと前置きをしたうえで、「セクハラが過ぎて」とネガな部分を挙げています。添付された絵文字が、プランダラに対する投稿者の気持ちを代弁しているのではないでしょうか?

最後に紹介する漫画プランダラに関する感想や評価は、アニメ・プランダラについてのネガなツイートからです。原作漫画プランダラはとても面白かったそうなのですが、アニメ化された作品プランダラでは何が面白いのかわからず意味不明になってしまったと言います。制作会社GEEKTOYSのアンチになるくらいですから、よほど腹立たしかったのでしょう。

Thumb【プランダラ】ジェイルは信念を貫く準主人公!強さ・能力や味方になった経緯は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

プランダラの意味まとめ

ここまで、漫画プランダラのタイトルの意味や登場キャラを解説、さらにあらすじをネタバレで紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

プランダラ(英語表記:Plunderer)という聞きなれない言葉には、「略奪者」とか「盗賊」という意味があります。漫画に限らず映画やドラマにも、タイトルにあえて一般的でない外国語を採用している作品がほかにもありそうです。その意味をググって調べてみませんか?もしかすると作品の本質が見えてくるかも知れません。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ