【薬屋のひとりごと】羅漢は猫猫の父親!過去や鳳仙との出会い・その後も解説

『薬屋のひとりごと』では主人公・猫猫にしつこく絡んでくる男・羅漢が登場しています。羅漢は奇異な言動を繰り返すということから「変人軍師」と呼ばれ、さらに猫猫からは「あのおっさん」と呼ばれていました。しかし『薬屋のひとりごと』のストーリーが進んでいくにつれて存在感を強め、本作における重要人物の1人となっています。主人公・猫猫の父親であることが判明したからです。そこで当記事では『薬屋のひとりごと』で描かれた羅漢の過去や、猫猫の母親・鳳仙との関係、鳳仙を身請けするまでをネタバレ解説していきます。

【薬屋のひとりごと】羅漢は猫猫の父親!過去や鳳仙との出会い・その後も解説のイメージ

目次

  1. 薬屋のひとりごとの羅漢と猫猫とは?
  2. 薬屋のひとりごとの羅漢は猫猫の父親!関係を考察
  3. 薬屋のひとりごとの羅漢の過去や鳳仙との出会い・その後
  4. 薬屋のひとりごとの猫猫のドラマCDの声優
  5. 薬屋のひとりごとの羅漢と猫猫に関する感想や評価
  6. 薬屋のひとりごとの羅漢と猫猫まとめ

薬屋のひとりごとの羅漢と猫猫とは?

『薬屋のひとりごと』はストーリーが目まぐるしく動く展開されるため、それに伴って登場人物たちの生き生きとした活躍を見ることができます。数多く存在する登場人物たちの中でも重要人物とされているのが漢羅漢です。

登場当初は胡散臭く、猫猫に付きまとうような面倒くさいキャラという印象が強かったのですが、彼の過去と鳳仙との関係が明らかになっていくにつれて人間味溢れるキャラの印象に変わっていきました。ここからはそんな羅漢について、『薬屋のひとりごと』の作品情報を交えながら羅漢のプロフィールや猫猫と鳳仙との関係を紹介していきます。

薬屋のひとりごとの作品情報

薬屋のひとりごとの概要

『薬屋のひとりごと』とは架空の帝国を舞台に、後宮に勤める女官が薬学知識で謎の事件を解決していくミステリー、ラブコメ漫画です。2011年10月に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始されたライトノベル作品を原作に、コミカライズ版が連載されることになっています。コミカライズ版は「月刊ビッグガンガン」と「月刊サンデーGX」で掲載されていました。

薬屋のひとりごとのあらすじ

ここでは『薬屋のひとりごと』のあらすじを簡単にネタバレしていきます。『薬屋のひとりごと』の主人公は薬屋として花街で働く少女・猫猫です。物語は花街で働いていた猫猫が、人攫いによって後宮に下女として売られてしまったことをきっかけにスタートしました。

後宮で目立たないように勤めていた猫猫はある日、皇子の衰弱事件の謎を解きます。しかしそれをきっかけに宦官である壬氏に注目されてしまい、後宮で巻き起こるさまざまな事件の解決を手伝わされることになりました。

羅漢のプロフィール

『薬屋のひとりごと』の漢羅漢(カン・ラカン)は狐目に片眼鏡を付けた軍師です。位は将軍で、漢太尉と呼ばれています。また、「変人軍師」とも呼ばれていました。軍師らしく碁と将棋が非常に強く、「人間の持つ役割が将棋の駒として認識される」という能力を戦争で活かしています。さらに直観が鋭く、何かに気付いた場合は誰かを焚きつけて動かしていました。

羅漢の性格

『薬屋のひとりごと』の羅漢は狐目に片眼鏡という出で立ちから分かる通り、猫猫を身請けした壬氏にしつこく絡んでいた胡散臭いキャラクターでした。一見すると軽薄なキャラですが、元々彼は人の顔が識別できないという障害「相貌失認」を持っています。そんな障害を持ちながらも宮中での高官の地位と家での家督を手に入れているため、障害をものともしない精神力と、それを逆に活かすような思慮深さを持ち合わせていると言えるでしょう。

猫猫のプロフィール

『薬屋のひとりごと』の猫猫(マオマオ)は、普段から化粧でシミやそばかすを書いて特徴のない顔立ちに仕立て上げている本作の主人公です。薬と毒に対する造詣が深いのですが、好奇心・探求心が旺盛なためか毒薬を自分の体で試すなど無謀な挑戦をするようなところがあります。しかしその経験で得た毒への免疫によって、玉葉妃の毒見役として大いに活躍していました。

薬屋のひとりごと | ビッグガンガン | SQUARE ENIX

薬屋のひとりごとの羅漢は猫猫の父親!関係を考察

それでは早速、『薬屋のひとりごと』に登場する羅漢と猫猫の関係を見ていきましょう。ここから『薬屋のひとりごと』で描かれた羅漢と猫猫の登場シーンのネタバレを交えつつ紹介していきます。

ネタバレ①羅漢が猫猫にこだわる理由

帝国の軍師である羅漢は猫猫を身請けしようとしていますが、やり手婆に断られていました。猫猫を身請けしようとしたことから、羅漢が猫猫にこだわっているのが分かります。さらに猫猫が嫌っているのを知りながら、羅漢は猫猫の上司である壬氏のもとを訪れては将棋をしながら長話をするようになりました。

どうやら、壬氏は猫猫が羅漢のことを知っているため、羅漢が猫猫と関係のある自分を介して猫猫の探りを入れているのだと思っているようです。ちなみに羅漢と猫猫は、猫猫が羅漢のことを「あのおっさん」と呼ぶような間柄でした。このように羅漢は並々ならぬ執着を見せているのですが、なぜこれほどまでに猫猫にこだわっているのでしょうか?

それについては猫猫との関係に起因しています。羅漢がどうしても猫猫を自分の傍に置きたいと考える理由は、猫猫が自分の娘だからです。一般的に小さい時からずっと一緒に暮らしたいと願うのは父親として当然の心情ですが、羅漢も一般的な父親と変わりませんでした。そこで猫猫が暮らす緑青館に何度も訪れ、猫猫の身請けを願い出ていたようです。

ネタバレ②猫猫と羅漢の対決

父親として猫猫を身請けしようとしていた羅漢と、父親である羅漢を嫌っている猫猫。2人の関係は羅漢が猫猫にしつこく付きまとうに従ってどんどん悪化していきます。そして遂に猫猫は羅漢と対決することになりました。猫猫が羅漢に挑んだ勝負は将棋。その5回戦を制した方が、それぞれが提示した条件を飲むことになります。

  • 猫猫が勝てば緑青館の妓女を1人身請けする
  • 羅漢が勝てば猫猫を身請けして一緒に暮らす

そして試合はどんな理由があっても試合を放棄した方が負けであること、勝負がつくごとに薬が入ったお酒を飲むことの2つのルールをもとに始まりました。

対決序盤は2回続けて勝った羅漢が優勢となりますが、3回目は娘に薬入りのお酒を3回続けて飲ませるわけにはいかないという理由で羅漢がわざと負けます。さらに羅漢はお酒が飲めない体質だったため、3回目で飲んだお酒一杯で酔い潰れてしまいました。その結果、勝負続行不可となった羅漢が猫猫に敗北してしまいます。

ネタバレ③猫猫が羅漢を嫌う理由

最後に猫猫が父親である羅漢を嫌う理由についてネタバレ解説していきます。どうやら猫猫が羅漢を嫌うのには、羅漢に対する嫉妬心が関係しているようです。猫猫は実の父親・羅漢ではなく、羅漢の叔父である漢羅門(カン・ルォメン)に育てられてきました。

そして猫猫は育ての親である羅門を尊敬し慕っています。そんな羅門が緑青館を訪れて猫猫を身請けしようとする羅漢を、前触れを事前に察知する観察力を持った優秀な人物だと認めていたことが嫉妬心を抱くきっかけとなっていました。

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薬屋のひとりごとの羅漢の過去や鳳仙との出会い・その後

『薬屋のひとりごと』で描かれた羅漢と猫猫の5回勝負の将棋対決では、羅漢が緑青館にいる妓女を1人身請けするとありました。最終的に羅漢が負けたことによりある人物を身請けすることになっています。その人物というのが鳳仙です。なぜ羅漢が鳳仙を身請けすることになったのか?ここからはその理由を、鳳仙との関係に関する『薬屋のひとりごと』の描写と共にネタバレ解説していきます。

ネタバレ①羅漢の過去

まず初めに『薬屋のひとりごと』で描かれた羅漢の過去から見ていきましょう。羅漢は相貌失認のため他人の顔が識別できないとお伝えしました。そして羅漢は家督を継ぐ長男です。しかし、人の顔を識別できないということから、出世が期待できないと父親から諦められていました。

そこでそんな羅漢を不憫に思った祖父・羅門は、人の見分け方の方法として、羅漢に相手の体格や声などの特徴を将棋の駒に例えることを提案します。その後羅門がその方法を根気強く教えたことが実を結び、羅漢は帝国の軍師として活躍するようになりました。

ネタバレ②羅漢と鳳仙の出会い

羅漢は普段から人を識別する時に将棋の駒に例えているためか、宮廷でも負けなしと言われるほどの将棋の腕前を持っていました。そんな羅漢はひょんなことから緑青館に将棋が得意な妓女がいると教えられます。そこで早速緑青館を訪れた羅漢は、妓女にあっさりと負けてしまったのです。

たかが妓女だということで油断していたこともありましたが、負けなしと言われるほどの自分を打ち負かしたのは事実。そんな妓女がどんな顔をしているのか?と羅漢が初めて人の顔に興味を持ち、さらに人の顔を識別できない羅漢が初めて顔を認識できた瞬間でもありました。その妓女というのが鳳仙でした。

ネタバレ③羅漢と鳳仙のその後は?

羅漢と鳳仙が出会った日から、2人の関係は進んでいきます。しかしそんなある日、羅漢は武官であり上司でもある父親から地方を遊説しろと命令を受けます。薬師である祖父が宮廷で失脚したからです。遊説は半年ぐらいで終わるだろうと思っていた羅漢でしたが、その予想に反し都に戻ってくるまでに3年の月日を費やしてしまいました。

一方、その間に羅漢と関係を持っていた鳳仙が羅漢との間にできた子供を産んでいました。鳳仙は自分を放置した挙句に音信不通になった羅漢を恨み、行方不明になります。そんな時にようやく緑青館を訪れた羅漢。彼はそこで遊んでいる小さな子供を見かけます。

その子供こそが羅漢と鳳仙との間にできた子供・猫猫だったのです。猫猫の顔が鳳仙にそっくりだったため、顔を識別できない羅漢であっても猫猫の顔を見ることができたのでした。それ以来、羅漢は祖父である羅門に育てられている猫猫を身請けしようと緑青館を訪れるようになっています。

ネタバレ④羅漢は鳳仙を身請けする

羅漢は知っての通り、猫猫との将棋に負けたことで鳳仙を身請けしています。猫猫は鳳仙の面倒を見てくれていた梅梅を身請けして欲しかったようです。

しかし、妓女を身請けしようと緑青館を訪れた羅漢が、館の奥から聞こえてきた鳳仙の声に気付いたことをきっかけに鳳仙を身請けすることにしていました。実は鳳仙は病気になったことで緑青館の部屋の奥に隔離されていたのです。こうして羅漢は鳳仙を身請けしたことで、ようやく2人は一緒になれます。

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薬屋のひとりごとの猫猫のドラマCDの声優

悠木碧のプロフィール

『薬屋のひとりごと』に登場する羅漢の娘・猫猫の声を担当したアニメ声優は、声優事務所「プロ・フィット」で声優、女優、歌手、タレントとして活動する悠木碧(ゆうきあおい)です。悠木碧の代表作には『君の名は。』、『ヒーリングっど♥プリキュア』、『魔法少女まどか☆マギカ』などがあります。

2003年に放送されたテレビアニメ『キノの旅』のさくら役を演じたことがきっかけで声優業に興味を持ったようです。その後2017年に放送されたテレビアニメ第2作目の『キノの旅』で主人公・キノを演じていました。

悠木碧の主な出演作品

  • 2008年~:紅(九鳳院紫 役)
  • 2009年~:夢色パティシエール(天野いちご 役)
  • 2010年~:ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(ミナ・ツェペッシュ 役)
  • 2010年~:ポケットモンスター ベストウイッシュ(アイリス、バージルの初代イーブイ 役)
  • 2010年~:それでも町は廻っている(辰野俊子 役)
  • 2011年~:魔法少女まどか☆マギカ(鹿目まどか 役)
  • 2012年~:イナズマイレブンGOシリーズ(菜花黄名子、森村好葉 役)
  • 2013年~:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(比企谷小町 役)
  • 2014年~:ソードアート・オンラインシリーズ(ユウキ / 紺野木綿季 役)
  • 2016年~:逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜(綾里真宵 役)

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薬屋のひとりごとの羅漢と猫猫に関する感想や評価

こちらでは『薬屋のひとりごと』に登場する猫猫の父親・羅漢と鳳仙に関する感想があがっています。どうやらこの方は薬屋のひとりごとの第2巻を読んで号泣したようです。薬屋のひとりごとの第2巻と言えば感想で言われているように羅漢と鳳仙の話なので、これを機に薬屋のひとりごとの第2巻で2人の関係をチェックしてみてください。

こちらでは『薬屋のひとりごと』に登場する猫猫の父親・羅漢に関する感想があがっています。この方も先の方と同じく薬屋のひとりごとの第2巻を読んでいるようです。感想では「変人の武官・羅漢とは?」と言われているので、やはり羅漢の正体が気になるのでしょう。

こちらでは『薬屋のひとりごと』に登場する猫猫の父親・羅漢に関する感想があがっています。漫画版の薬屋のひとりごとを見た感想です。やはり羅漢のことが分かっていくにつれて良い人の印象が強くなる様子。他の薬屋のひとりごとの羅漢に関する感想でも同じような内容が投稿されていました。

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薬屋のひとりごとの羅漢と猫猫まとめ

『薬屋のひとりごと』に登場する猫猫の父親・羅漢について、羅漢の過去や鳳仙との出会い・その後をネタバレ解説してきましたが、いかがでしたか?薬屋のひとりごとの羅漢は猫猫の父親であり、帝国の軍師を務めている重要人物でもありました。登場当初の羅漢は胡散臭く、鬱陶しいキャラという印象が強かったのですが、話が進むにつれて苦労人だということが分かってからは人間味溢れたキャラという印象に変わっていきます。

薬屋のひとりごとで描かれた鳳仙の身請けシーン以降、ようやく2人で暮らし始めた羅漢ですが、その後どのように活躍していくのか?薬屋のひとりごとでは猫猫が関わる宮廷内の事件に関わってくる可能性もあるので、薬屋のひとりごとをご覧になる際は羅漢のこれからの活躍に注目しておきましょう。

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