【あひるの空】車谷智久は空の父親！女子バスケ部監督になった理由や名言を紹介

あひるの空にて九頭龍高校のバスケ部の監督を務める事になるのが車谷智久です。今回は車谷智久についてまとめて紹介していきます。

車谷智久が登場するあひるの空は2004年から週刊少年マガジンにて日向武史先生が連載している高校バスケットボールを題材とした青春漫画です。大会の結果よりも部活動の日常、それぞれの視点での問題やキャラそれぞれが抱える問題などに主眼を置いた作品でその独特な雰囲気が高い人気を集めた作品です。

スポーツ漫画漫画であり試合のシーンもかっこいい作品ながらより部活動の日常にスポットを当てるという作風だけにメディアミックスは長らく行われていませんでしたが、2019年にはアニメ化も行われるなどしている作品です。

身長149cmしかない少年、車谷空は病気の母親と約束した「高校最初の大会で優勝する」という目標を胸に九頭龍高校のバスケ部に入部しようとします。しかし九頭龍高校のバスケ部は不良の巣窟でまともに活動していませんでした。追い出される空ですがそれでもめげずに行動し続け不良達も少しずつバスケに向き合うようになります。そんな車谷空の父として登場するのが今回紹介する車谷智久です。

車谷智久は空の父親で空からは「ミスター無茶」と呼ばれる人物です。口癖は「でも禁止」と「大丈夫だ！」で空が小中学生時代、皆勤賞を取っている要因になっている人物でもあります。具体的な経歴は不明ながらバスケの経験者であり、横浜大栄高校の酒巻監督は同窓生で今も交流があります。過去には教員をしていた時期もありましたが、あひるの空開始時点では長野で農家をして生計を立てていました。

物語開始当初は母車谷由夏の病院がある神奈川に住んでいた祖母の所に転がり込んだ空と離れ、1人長野に残っていました。その後、九頭龍高校の臨時の国語教師、そして女子バスケ部の監督として転職する事になります。この転職の時期はちょうど空達男子バスケ部が監督を探していた時期で、空とギクシャクする要因になりました。

そんな車谷智久の妻、つまり空の母親に当たる人物が車谷由夏です。身長159cmながらも元女子バスケの全日本代表プレイヤーだった経歴を持つ人物で、空や横浜大栄の鷹山にバスケを教えた人物でもあります。現役時代はシュート力を武器にシューティングガードを務めていました。病気で神奈川県の病院に入院していましたが空達の試合を観戦後、病状が悪化して息を引き取る事になりました。

元教員だった車谷智久が九頭龍高校で女子バスケ部の監督になった理由も車谷由夏が関係しています。車谷由夏は元女子バスケ部の選手で空の憧れの女性だった円に「病気が治ったら女子バスケ部の監督になってほしい」と話していました。その言葉をもらった車谷由夏は生きる目標が出来たとお見舞いにきた横浜大栄の酒巻監督に話します。

車谷由夏の死後、空達の試合を観戦する為に神奈川県までやってきた車谷智久は会場で偶然酒巻監督と再会しそこで車谷由夏の夢を聞かされたのです。車谷智久は酒巻監督の後押しもあって車谷由夏の夢を引き継ぎ女子バスケ部の監督になる事を決めたのです。

ちなみにこの時、身内である空の祖母ヨネにも空自身にも監督になる件を伝えていませんでした。空達がちょうど監督を探していたタイミングであり、車谷智久が空に女子バスケ部の監督になる事を伝える前に坂田が監督に決まってしまいます。その事で親子関係が少しギクシャクする事になりました。しかしその後坂田がぎっくり腰などで入退院を繰り返す事から託される形で男子バスケ部の監督も兼任する事になります。

車谷智久が監督を務めるようになって始めての合宿、そこで車谷智久はバスケ部員達の前で激を飛ばすべく発したのがこの名言です。車谷智久の本質を解く教え方が良く現れた名言だと言われています。

車谷智久の指導法はかなりのスパルタです。その練習はかなり過酷でしかも男女同じ練習をやっていた為、女子部員から「男子と同じ練習がこなせるわけがない」と弱音が漏れます。この時、車谷智久は「女子が男子に合わせているのではなく男子が女子に合わせている」とした上で、この名言を投げかけ弱音を吐いた部員に発破をかけたのでした。

バスケ部員達に対してかなり厳しい車谷智久ですが、それは実の息子である空に対しても変わりません。むしろ空に対してはより厳しいくらいで、「ミスター無茶」と呼ぶ空に対してなかなかの無茶を投げかけています。この名言は交流戦に出場する事になった空に試合前日に投げかける無茶なのでした。

アニメあひるの空で車谷智久役を担当したのが声優の子安武人さんです。1988年から活動している声優さんでデビュー当時は二枚目な悪役を演じる機会が多かったという経歴を持つ声優さんで、独特な色気を怯えた声色が特徴的と言われています。その経歴と演じてきたキャラクターの多さから「子安武人が演じたキャラ」という質問に答えるだけで年齢がバレると言われる程のベテラン声優さんです。

子安武人さんがこれまでに出演した作品としては「終わりのセラフ」のルカル・ウェスカー役、「鬼滅の刃」の手鬼役、「銀魂」の高杉晋助役、「食戟のソーマ」の堂島銀、「進撃の巨人」のジーク・イェーガー役、「新世紀エヴァンゲリオン」の青葉シゲル役、「ソウルイーター」のエクスカリバー役、「バクマン。」の吉田幸司役、「ポケットモンスター」のコサブロウ役、「ボボボーボ・ボーボボ」のボーボボ役などがあります。

子安武人さんが近年出演した作品としては「探偵はもう、死んでいる」のカメレオン役、「SHAMAN　KING」のファウストⅧ世役、「オルタンシア・サーガ」のフェルナンド・オーベル役、「SK∞エスケイト」の愛抱夢役、「神達に拾われた男」のラインバッハ・ジャミール役、「デカダンス」のフギン役、「Fairy gone フェアリーゴーン」のダミアン・カルメ役などがあります。

ここからは既にあひるの空を視聴した人の車谷智久に関しての感想をまとめて紹介していきます。あひるの空は元々共感性の高さが人気の要因になっている作品で、登場人物の誰かと同じ立場を経験した人が多いと言われる作品ですが、監督という立場や空の父親という立場の車谷智久もまた強い共感を覚えるという声が多くなっています。

特に妻の車谷由夏の夢を受け継いで女子バスケ部の監督になるエピソードは感動したという声も多くなっています。しかもちゃんと強くしようとしている所、これまでのあひるの空になった身近な立場の監督という視点があるからこそ描ける物語もあり、車谷智久自身の物語はもちろん車谷智久がいるからこそ成立した話などもあるのが良いという声も多いです。

アニメあひるの空では登場こそしているものの、監督になったのが比較的物語が進んでからという事もあって監督になる前にアニメが終了しています。あひるの空のアニメは近年のアニメにしては話数も多く4クールも放送しただけに続編をやってほしいという声も多くその中には車谷智久が監督になる経緯や監督になってからのエピソードが見たいという声も多いです。

車谷智久はあひるの空の主人公空の父親で詳しい経歴は不明ながらバスケの経験者で妻車谷由夏の思いを引き継ぐ形で九頭龍高校の女子バスケ部の監督になった人物です。その指導はスパルタながらも本質を解く指導で同時にしっかりとしたケアなども行うので部員達からも信頼されています。今後現役時代の詳しい経歴やさらなる過去が明らかになる可能性もあるので車谷智久に注目しながらあひるの空を視聴してみてはいかがでしょうか？