【86-エイティシックス-】レギオンの全種類まとめ!黒羊や羊飼いなど特徴は?

『86-エイティシックス-』では、ギアーデ帝国が開発した自立無人戦闘機「レギオン」とエイティシックスとの戦いが描かれています。レギオンはサンマグノリア共和国正規軍をたった半月で壊滅させるほどの強さを誇る戦闘機で、ギアーデ帝国の周辺諸国はその危険性を憂慮していました。そこで、当記事では『86-エイティシックス-』のレギオンを全種類まとめていきます。また人間の脳を取り込んだ黒羊や羊飼いなどの特徴、レギオンを開発した人物の正体、目的をネタバレしつつ解説していきますので伏せてご覧ください。

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目次

  1. 86-エイティシックス-のレギオンとは?
  2. 86-エイティシックス-のレギオンの機体の型や種類一覧
  3. 86-エイティシックス-の黒羊や羊飼いの特徴
  4. 86-エイティシックス-のレギオンは誰が作った?正体・目的を考察
  5. 86-エイティシックス-の全レギオンの停止手段
  6. 86-エイティシックス-のレギオンに関する感想や評価
  7. 86-エイティシックス-のレギオンまとめ

86-エイティシックス-のレギオンとは?

『86-エイティシックス-』ではギアーデ帝国が開発したレギオンが登場しています。レギオンとは、人間の限界を持たない自立無人戦闘機で、シンたちはレギオンに備え付けられた中枢処理装置を元に4種類に分類しています。そこで、ここからはレギオンの特徴や開発者の正体、目的のネタバレ考察と共に、レギオンの全種類をまとめていきます。それでは初めに『86-エイティシックス-』の作品情報からご覧ください。

86-エイティシックス-の作品情報

86-エイティシックス-の概要

『86-エイティシックス-』とは、安里アサトによるライトノベル作品です。電撃文庫(KADOKAWA)より2017年2月から刊行され、翌年にはメディアミックス展開としてヤングガンガンより連載が開始されました。また2021年4月にアニメ放送が開始され、2021年10月からは第2クールの放送が予定されています。

86-エイティシックス-のあらすじ

『86-エイティシックス-』は作者によれば、ホラー映画『ミスト』と『スクリーマーズ』の2作品から強く影響を受けているようです。これを踏まえた上で『86-エイティシックス-』のあらすじネタバレを見ていきましょう。

舞台は完全自立無人戦闘機械「レギオン」が存在する世界です。レギオンを開発したのは大国ギアーデ帝国。帝国はレギオンを使って周辺諸国全てに侵略を開始しました。これをレギオン戦争と言い、その戦火は瞬く間に大陸全土を巻き込んでいきます。

レギオンとは?

『86-エイティシックス-』のあらすじで登場したレギオンとは、ギアーデ帝国が開発した自律式無人戦闘機械です。ギアーデ帝国はレギオンで編成したレギオン部隊を使って周辺諸国全てに侵攻を開始するのですが、宣戦布告を受けて出動した共和国正規軍を、たった半月で壊滅させるほどの危険性を見せつけています。レギオンの利点は圧倒的な物量と、機械ということで心身ともに人の限界に囚われない機動性です。

TVアニメ「86―エイティシックス―」公式サイト

86-エイティシックス-のレギオンの機体の型や種類一覧

機体の型や種類一覧①アーマイゼ

  • 重量:10トン
  • 主兵装:7.62 mm対人機銃2丁
  • 武装:14mm機銃

1つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、斥候型のアーマイゼです。名前のモチーフは昆虫の蟻。高精度のセンサを搭載していますが、他のレギオンよりも最も多く存在するレギオンの1つとなっています。敵歩兵戦力の掃討や戦車型、長距離砲兵型への射撃目標指示を担っていました。

機体の型や種類一覧②グラウヴォルフ

  • 武装:六連装の76mm多連装対戦車ロケットランチャー

2つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、近接猟兵型のグラウヴォルフです。名前のモチーフは動物の狼。機動性を重視しているレギオンで、装甲を薄くする代わりに近接用の高周波ブレードを備えています。

機体の型や種類一覧③レーヴェ

  • 重量:60トン
  • 装甲:650mm圧延鋼板相当の複合装甲
  • 副武装:12.7mm機銃

3つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、戦車型のレーヴェです。名前のモチーフは動物のライオン。強靭な8脚が爆発的な機動性を生み、さらに120mm滑腔砲によってあらゆるものを粉砕する破壊力も備えています。しかしセンサ感度は斥候型のアーマイゼよりも低いため、その弱点を突かれて撃破されることが多いです。

機体の型や種類一覧④ディノザウリア

  • 重量:100トン
  • 主兵装:155 mm滑腔砲と主砲同軸75 mm副砲
  • 副兵装:12.7 mm機銃2基

4つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、重戦車型のディノザウリアです。名前のモチーフは恐竜。通常のレギオンの中では最強の機体で、羊飼いが基本的に用いているのがディノザウリアです。センサ性能が低いため、斥候型のアーマイゼとの連携を前提に使われています。

機体の型や種類一覧⑤モルフォ

  • 重量:1,400トン
  • 全長:40.2m
  • 主兵装:800mm電磁加速砲(レールガン)

5つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、電磁加速砲型のモルフォです。名前のモチーフは昆虫のモルフォ蝶。主兵装の800mm電磁加速砲は、射程400㎞にも及ぶ超長距離砲撃が可能です。かなりの大型機ではありますが、レールを用いることで最大時速200kmで移動することができるなど大きさに見合わずかなりの移動速度を誇ります。また、40mm対空・対地電磁ガトリング砲6門でミサイル飽和攻撃にも対応しています。

機体の型や種類一覧⑥シュッタヘルシュバイン

6つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、対空自走砲型のシュッタヘルシュバインです。このレギオンは戦争開始直後に全戦闘区域にばら撒かれました。起爆前のミサイルや長距離砲兵型のスコルピオンを狙ったミサイルを撃ち落とすことで、制空権を完全に支配できます。

機体の型や種類一覧⑦スコルピオン

  • 榴弾砲装備型の砲塔水平時:全長11m、全高2.2m
  • 主兵装:155mm榴弾砲

7つ目に紹介する『86-エイティシックス-』のレギオンは、長距離砲兵型のスコルピオンです。名前のモチーフは古代ローマの野戦用バリスタであるスコルピオー。自走砲型のレギオンで、多連装ロケットシステムによって砲撃支援をおこないます。レーヴィチ要塞奪取作戦では、長距離砲兵型でありながら異例となる最前線での攻撃をおこなっていました。

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86-エイティシックス-の黒羊や羊飼いの特徴

ネタバレ解説①羊

『86-エイティシックス-』の羊とは、通常のレギオンのことを示しています。レギオンが暴走した時の保険としてOSバージョンごとに6年弱(5万時間)が経過した時に、中枢処理装置が自壊する寿命が設定されています。物語開始時点での通常のレギオンこと羊の推定寿命は2年弱となっていたため、レギオンの活動停止に伴って戦争も集結すると共和国は考えていました。しかし、レギオンは羊の改良版を開発してそれに対処します。

ネタバレ解説②黒羊は脳を複写したレギオン?

羊の改良版が黒羊です。黒羊は限られた中枢処理装置の限界を克服するために、殺した人間の脳の構造をコピーして得た構造図を、自らの中枢処理装置に組み込んでいます。ただ、黒羊は殺した人間の脳を使っていることから、損傷が激しいことや死亡して時間が経過した脳を利用していることになるため、通常のレギオン(羊)とそれほど性能が変わっていません。

また、シンは作中で「同じ声の黒羊に複数回遭遇することがある」と言っているため、1人の人間の脳を複数のレギオンが共有しているのが分かります。さらにシンには戦闘員の「死にたくない!」という死ぬ間際の断末魔が聞こえてくることから、黒羊が取り込んだ人間の脳は死ぬ間際の状態で保存されていると考えられます。

ネタバレ解説③羊飼い

黒羊よりもさらに性能が高いレギオンを羊飼いと言います。黒羊は死後時間が経ってから人間の脳を取り込んだレギオンであるのに対し、羊飼いは生きたまま、あるいは死後あまり時間が経過していない人間の脳を取り込んだレギオンです。

黒羊とは違って脳の損傷が少ないため、人間と同等の思考能力を備えています。しかし、複数体の機体で一つの脳を共有することができないため、羊飼いの数は黒羊よりも少ないです。そこで羊飼いの適切な役割として指揮官を担い、羊と黒羊を統率しています。待ち伏せや罠など高度な指揮をおこなうことができますが、上位指揮官機には反抗できないようになっていました。

ネタバレ解説④牧羊犬(シープドッグ)

羊飼いに改良を加えてさらなる進化を遂げたレギオンを牧羊犬(シープドッグ)と言います。羊・黒羊・羊飼いとは異なり、スキャニング前に脳の記憶野が破壊・削除されているため、どのレギオンよりも戦闘能力が優れています。生産にはサンマグノリア共和国国民の脳髄が利用されていました。国民の脳髄を利用したことで量産を可能にしたため、小説4巻以降は牧羊犬ばかりが登場し、普通のレギオン(羊)はほとんど登場していません。

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86-エイティシックス-のレギオンは誰が作った?正体・目的を考察

考察①レギオンを作った人物はゼレーネ・ビルケンバウム?

羊を始めとした黒羊、羊飼い、牧羊犬といった高性能なレギオンを開発した人物は一体誰なのでしょうか?ここからは、レギオンを開発した人物の正体や目的を考察・紹介していきます。まず初めに、レギオンを開発した人物の正体は人口知能の女性研究者であるぜレーネ・ビルケンバウムです。

ゼレーネはギアーデ帝国帝立軍事研究所に勤務している、自律兵器の研究に携わっていた科学者でした。しかし、レギオンが実戦で投入された時には既に病死したとされています。ただ、遺体が発見されていないため、ゼレーネの死には不可解な点が残っていました。

その後、ゼレーネの正体が「羊飼い」として斥候型トリオンに取り込まれていた脳であることが判明。ロア=グレキア連合王国の南方戦線で「無慈悲な女王」という識別名で確認され、それをシンが捕獲しています。そして小説7巻で聞き取りをしたことで「無慈悲な女王」がゼレーネの正体だったということが分かりました。

考察②ゼレーネがレギオンを作った理由や目的

ここでは正体が明らかになったゼレーネがレギオンを開発した目的をネタバレしながら考察・紹介していきます。ゼレーネがレギオンを開発した目的ついては、彼女の正体が明らかになった小説7巻第三章に描かれていました。ゼレーネは正体を明かすと共に「戦争で人間を死なせないため」を目的にしていたことを打ち明けます。

しかしその目的と行動が一致していません。どうやら、彼女は帝国兵を死なせないことを目的にしていたようです。無人戦闘機がなければ戦争で何千何万もの帝国兵が死んでしまいます。なお、ゼレーネの正体である「無慈悲な女王」の初登場シーンが描かれたのは小説4巻で、「無慈悲な女王」の正体が明らかになるのは小説7巻です。

86-エイティシックス-の全レギオンの停止手段

ネタバレ解説①全レギオンの停止手段

ゼレーネは目的と合わせて全レギオンの停止手段についても説明しています。その停止手段というのが、レギオンの停止コードを発信するということです。そして停止コードが発信できる拠点がかつてのギアーデ帝国の砦の中で、そこで発信するにはギアーデ帝族による遺伝子照合が必要とのことでした。

つまりギアーデ帝族の血液ということです。しかし、本編開始時には既にギアーデ帝族の血筋は途絶えているため、レギオンを全て停止することを目的にすることができません。

ネタバレ解説②ギアーデ帝国最後の女帝

先にギアーデ帝族の血筋が途絶えたとお伝えしましたが、実はそれは表向きの話でした。1人だけギアーデ帝族の血筋を受け継いだ人物が生き残っており、その人物がフレデリカ・ローゼンフォルトです。

フレデリカはギアーデ帝国最後の女帝で、帝国御崩壊後はギアーデ連邦の暫定大統領エルンストに密かに保護されていました。その後シンたちと行動を共にしているのですが、全レギオンを止める手段が知られたことと、レギオン帝族の血筋が生き残っていることが知られてしまえばフレデリカ争奪戦に発展する可能性があります。

86-エイティシックス-のレギオンに関する感想や評価

ここでは『86-エイティシックス-』のレギオンに関する感想があがっています。どうやら、この方はレギオンの圧迫感に驚いているようです。レギオンの特徴を見る限り一体だけでもかなりの脅威となりそうですが、それが実戦となればかなりの数が押し寄せてくるため、かなりの圧迫感と恐怖感を味わうことになるかもしれません。

ここでは『86-エイティシックス-』のレギオンとシンに関する感想があがっています。この方は今後の物語の展開を予想しているようです。感想では「哀れな魂に救済を…」と言われていますが、これを踏まえた上でキャラの心情を考えると複雑な気持ちになっていると考えられます。

ここでは『86-エイティシックス-』のレギオンの種類に関する感想があがっています。やはりこの方のようにレギオンの種類に驚く方は多いようです。攻防戦の迫力もリアルだと評価されているので、レギオンの種類と特徴をおさえることで攻防シーンをより楽しんで見ることができるかもしれません。

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86-エイティシックス-のレギオンまとめ

『86-エイティシックス-』に登場するレギオンの全種類まとめながら、黒羊や羊飼いなど特徴を解説してきましたがいかがでしたか?レギオンは小説7巻で正体が判明したゼレーネ・ビルケンバウムが開発した自立無人戦闘機で、彼女によれば「戦争で人間を死なせないため」という目的のために開発したとのことでした。

さらに全レギオンの活動を停止させるためにはギアーデ帝族の血筋が必要だということで、その生き残りとしてフレデリカの存在が今後物語において重要になってくると予想されます。今回はレギオン特徴やゼレーネがレギオンを開発した目的などをネタバレ考察しながら、レギオンの全種類を紹介していますのでぜひ当記事のまとめを参考にしながら『86-エイティシックス-』で描かれるレギオンに注目してみてください。

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