【86-エイティシックス-】あらすじをネタバレ徹底解説!登場キャラや名言も一挙紹介

「86-エイティシックス」とは、エイティシックスと呼ばれた戦闘機乗りの主人公と、彼らの指揮官・ハンドラーのヒロインの奮闘を描いた、注目のミリタリーアクションです。本文では、先の読めない展開や心に響く名言が注目される、「86-エイティシックス-」から、原作のあらすじネタバレ、登場人物・キャラ一覧、名言・名セリフ集、作中用語・戦機の解説などを、ネタバレ紹介します。

【86-エイティシックス-】あらすじをネタバレ徹底解説!登場キャラや名言も一挙紹介のイメージ

目次

  1. 86-エイティシックス-とは?
  2. 86-エイティシックス-の原作のあらすじネタバレ解説
  3. 86-エイティシックス-の主な登場人物・キャラ一覧
  4. 86-エイティシックス-のその他の登場人物・キャラ一覧
  5. 86-エイティシックス-の名言や名セリフ集
  6. 86-エイティシックス-の用語をネタバレ解説
  7. 86-エイティシックス-の戦機
  8. 86-エイティシックス-に関する感想や評価
  9. 86-エイティシックス-のネタバレまとめ

86-エイティシックス-とは?

「86-エイティシックス-」の紹介・イメージ画像

「86-エイティシックス-」とは、エイティシックスと呼ばれる戦闘機乗りの主人公と、彼らの指揮官・ハドラーヒロインの過酷な運命を描いたミリタリーアクションです。以下では、「86-エイティシックス」から、原作のあらすじネタバレをはじめ、登場人物、名言・名セリフ、86-エイティシックスの用語・登場機体について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

86-エイティシックス-の概要

「86-エイティシックス」は、安里アサト先生のライトノベルを原作とするミリタリーアクション作品で、2021年6月時点で計10巻が刊行されています。2018年からは、吉原基貴作画によるコミカライズ版が「ヤングガンガン」で連載され、2021年4月にはアニメ版が放送されました。

86-エイティシックス-のトリビア

「86-エイティシックス-」のトリビア紹介・イメージ画像

先の読めない展開や心に響く名言で、原作・アニメ共に高い人気を集める「86-エイティシックス-」にまつわるトリビアを紹介します。

サンマグノリア共和国のモデル

サンマグノリア共和国のモデル・イメージ画像

86-エイティシックス-の主要舞台・サンマグノリア共和国は、「自由・正義・平等・高潔・博愛」を表現した5色の国旗・国章を掲げています。しかし、国の実態は、白系種(アルバ)以外の人々・エイティシックスを迫害し、彼らを捨て駒のように使う差別が横行しており、第二次世界大戦に実在にした某国家がモデルと言われています。

また、原作者・安里アサト先生は、サンマグノリア共和国について、資料の豊富さ・考証のしやすさから、第二次世界大戦に実在した某枢軸国・某連合国の知られざる闇をモチーフにしたと語っています。

タイトルの由来

「86」とは、「入店拒否」等を意味する英語のスラングで、「86-エイティシックス-」のタイトルには、「排除」「殺害」等の意味を含んでいます。

北部副都市首都シャリテ市中央駅地下ターミナルの原案

首都シャリテ市中央駅地下ターミナルのモデル・イメージ画像

原作・4巻に登場した北部副都市首都シャリテ市中央駅地下ターミナルの原案は、安里先生の実体験がモデルであり、新宿駅を始めとすると都心の大ターミナル駅の線路の多さや、複雑に入り組んだ内部に苦戦した経験を基に構想されました。

ダイラタント流体の原案

ダイラタント流体の原案・カスタードクリームの画像

ダイラタント流体の原案は、カスタードクリームと言われ、劇中では、カスタードクリーム状の銃弾止めが登場しています。

86-エイティシックス-のアニメ主題歌

86-エイティシックス-は、2021年4月~6月にかけてアニメ放送が行われ、同年10月には第2クールが放送予定です。86-エイティシックスのOP主題歌は、ヒトリエの「3分29秒」、ED主題歌は、mizukiの「Avid」です。

86-エイティシックス-の原作のあらすじネタバレ解説

86-エイティシックス-の原作のあらすじネタバレ解説・イメージ画像

以下では、独創的な世界観と予測不可能な展開、数多くの名言が生み出された「86-エイティシックス-」の原作のあらすじをネタバレ解説しました。

1巻あらすじネタバレ

アルバと呼ばれる銀色の髪・瞳を持つ民族が多数を占めるサンマグノリア共和国では、白銀種至上主義を掲げ、有色種は収容された地区から86-エイティシックス-と呼び、共和国内で迫害を受けていました。共和国では、ギアーデ帝国が開発した無人兵器・レギオンとの戦いに明け暮れており、ジャガーノートの搭乗員として、エイティシックスを捨て駒のように扱っていました。

そんな中、ハンドラーの少女・レーナは、共和国の体制に疑問を持っており、スピアヘッド戦隊のプロセッサー達との出会いを通じて、エイティシックスを救うべく奔走します。しかし、シン達スピアヘッドの面々は、特別偵察任務に旅立っていき、残されたレーナは、孤独な戦いを強いられます。

2巻あらすじネタバレ

特別偵察任務は、死の旅路と呼ばれ、力尽きようとしたシン達は、レギオン支配域を突破して、共和制国家・ギアーデ連邦に到達します。シン達は、連邦側の保護を受けるも、エイティシックスへの誇りや、孤独に戦うレーナとの再会を夢見て、連邦軍から与えられた最新多脚兵器・レギンレイヴに乗って戦場に繰り出します。

そして、旧帝国の皇帝一族の生き残りである少女・フレデリカを出会いを果たしたシン達は、かつてスピアヘッド戦隊から4人の戦死者を出した、電磁加速砲型のレギオンの襲撃を受けます。

3巻あらすじネタバレ

圧倒的なパワーを持つ電磁加速砲型レギオンの攻撃は、ギアーデ連邦や他国家の前線を吹き飛ばし、サンマグノリア共和国の防衛線までも壊滅に追い込みます。追い詰められたギアーデ連邦は、ある任務をシン達に命じ、激戦の末、電磁加速砲型レギオンを倒すことに成功します。その直後、共和国側から若い女性仕官がシンの前に現れます。

その女性は、かつてのハンドラー・レーナであり、共和国の崩壊後も、エイティシックスや共和国軍人をまとめ上げて戦い続けてきました。その後、レーナは客員士官として連邦軍に派遣され、シン達元スピアヘッド戦隊員たちは、レーナと再会し、名前を名乗ります。

4巻あらすじネタバレ

連邦軍では、特別部隊・第86独立機動打撃群が設立され、レーナは指揮官に、シンは実戦部隊の隊長に就任、シンの幼馴染・アネットが技術仕官として合流し、86部隊は、レギオンの占領下となった共和国北部の奪還作戦に取り掛かります。そんな中、アネットが見えない敵に拉致される事態が起き、戦場となったレギオンの基地にて、自我がなく知能の高いレギオンの大量生産を目の当たりにします。

シンはそれらを「牧羊犬」と名付け、レギオンの基地の破壊と脱出を図ります。その時、シン達の目の前に、見えない敵こと光学迷彩をまとった高機動型レギオンが表れ、謎の存在から「探しに来なさい」と言われます。

5巻あらすじネタバレ

第86部隊は、北に位置するロア=グレキア連合王国の援軍に派遣され、王国の王子で、部隊指揮官であるヴィーカと出会います。竜牙大山内部の攻略と、第一号レギオンこと無慈悲な女王の捕獲を目標に作戦を遂行する一行でしたが、竜牙大山の攻略時に、レギオンの襲撃に遭い、レーナとヴィーカの前線基地がレギオンに囲まれてしまいます。

シン達実戦部隊の活躍により、レギオンの包囲は突破できたものの、その道筋を作ったのは、シリンと呼ばれる少女型アンドロイドの犠牲がありました。彼女たちの思考回路は、レギオンと同様に、戦死者の脳をコピーして作るものでしたが、シリン達の最期に自分たちの末路を見た元エイティシックス達は、改めて自分たちの異様さに気がつき、心に深い傷を残します。

6巻あらすじネタバレ

竜牙大山内部の攻略戦に向けた準備が進められる中、シンとレーナはすれ違いを繰り返すようになります。そして、本作戦実行の日、エイティシックス達は、活火山内の戦場に身を投じ、シンもレーナと和解を果たし、生きて帰ってくることを約束します。レーナに海を見せる願いを叶えるべく、壮絶な戦いを制したシン達は、無慈悲な女王の捕獲に成功します。

7巻あらすじネタバレ

連邦軍から休暇を与えられたレーナ・シン達は、南に位置するヴァルト盟約同盟の観光施設を訪れます。レーナとシンは、お互いの距離を縮めるも、不器用な者同士であと一歩が踏み出せず、周囲がやきもきする中、「無慈悲な女王」への尋問が行われ、レギオンの開発者・ゼレーネという女性が、脳のコピー元だと判明します。

ゼレーネは、シンに興味を持ち、彼らとの対話を通じて、全レギオンを停止させる方法を伝えます。それは、皇帝一族の血筋であるフレデリカを用いて、停止コードを発信させるものでした。そして、休暇最終日、舞踏会でレーナと踊るシンは、彼女に想いを伝えます。

8巻あらすじネタバレ

休暇から戻った第86部隊は、レグキード征海船団国群の援軍として派遣され、海上に設置されたレギオンの拠点の破壊を目指します。電磁加速砲型とそれらの進化形・電磁砲艦型の出現するも、死闘の末、シン達はレギオンの撤退に成功するも、多くの仲間が犠牲になり、セオも片腕を失います。

9巻あらすじネタバレ

片腕を負傷したセオや不安定になったクレナをよそに、第86部隊は、宗教国家・ノイリャナルセ聖教国に派遣されます。聖教国では、共和国のエイティシックスと同様に、10代以下の子供たちが戦闘に繰り出すという異様な光景が広がっていました。生まれながらに戦争に囚われ続けるヒェメルナーデ達は、エイティシックスを道連れにするべく、彼らに牙を向けます。

不測の事態を受けたクレナは、不安定な状況から脱し、味方を救うべく奮闘します。そして、未来に進むためのけじめとして、シンに告白したクレナは、レーナとの関係に納得した上で、シンへの想いを断ち切ります。

10巻あらすじネタバレ

物語は、シンがプロセッサーになったばかりの頃にさかのぼります。最初の戦隊では、アリスという女性戦隊長の元についたシンは彼女から様々なことを学びます。そして、死んだ仲間の機体の欠片を集め、行き着く先まで連れていく行為を引き継いだシンは、その後も多くの仲間の死を看取りながら、戦場に身を投じていきます。

86-エイティシックス-の主な登場人物・キャラ一覧

エイティシックスの登場人物やキャラクター紹介・イメージ画像

アニメ放送の開始を受け、原作の人気が急上昇した「86-エイティシックス-」から、主な登場人物・キャラ一覧を、あらすじネタバレを交えて紹介します。

キャラ一覧①シンエイ・ノウゼン

サンマグノリア共和国にて迫害を受けるエイティシックスの少年で、通称・シン、年齢は16~18歳で、パーソナルネームは、アンダーテイカー(葬儀屋)です。戦闘能力が高く、レギオンの声が聞こえる数少ない人物です。ギアーデ連邦から保護を受け、ノルトリヒト戦隊所属・エイティシックス部隊への所属を経て、第86独立機動打撃群・機甲班総隊長に任命されます。

キャラ一覧②ヴラディレーナ・ミリーゼ

エイティシックスの指揮統制者〈ハンドラー〉で、後に、第86独立機動打撃群・作戦部作戦班総指揮官となるヒロインで、通称・レーナ、年齢は16~18歳です。出自は、元貴族階級の名家の出身で、白銀種の純血、エイティシックスへの迫害に反対する父の影響や、戦場でシンに助けられた経緯から、後に86達と共同して、共和国の解放に尽力します。

キャラ一覧③フレデリカ・ローゼンフェルト

旧ギアーテ帝国の最期の女帝で、年齢は10歳、後に第86独立機動打撃群・作戦部作戦本部・管制補佐に就任します。見知った者の現在・過去を覗き見ることができる異能を受け継いでおり、劇中では、レギオンの全停止可能を握るキーパーソンと言われています。

キャラ一覧④ライデン・シュガ

パーソナルネーム・ヴェアヴォルフの86で、ノルトリヒト戦隊所属・エイティシックス部隊を経て、第86独立機動打撃群・本部付戦隊・スピアヘッドに所属します。シンとは腐れ縁であるが、戦場ではスピアヘッドの副隊長として、シンをサポートします。

キャラ一覧⑤クレナ・ククミラ

エイティシックスの1人で、パーソナルネームはガンスリンガー、連邦軍・第86独立機動打撃群・本部付戦隊・スピアヘッド所属の狙撃手です。戦場でのシンの活躍を見たことで、彼に恋心を抱くも、レーナとの関係を見守った後、シンへの想いに区切りをつけました。

キャラ一覧⑥セオト・リッカ

連邦軍・第86独立機動打撃群・本部付戦隊スピアヘッドの隊員で、パーソナルネームはラフィングフォックス、通称はセオです。戦闘では、近接型を得意とするも、摩天貝楼拠点攻略作戦にて片腕を失う重傷を負いました。絵を描くことが得意で、部隊のパーソナルマーク作成を担いました。

キャラ一覧⑦アンジュ・エマ

連邦軍・第86独立機動打撃群・本部付戦隊スピアヘッドの隊員で、ミサイルを用いた面制圧を得意とするエイティシックスです。パーソナルネームはスノウウィッチで、普段は穏やかであるものの、戦闘に入ると過激な一面ものぞかせています。

86-エイティシックス-のその他の登場人物・キャラ一覧

「エイティシックス」のその他の登場人物とキャラクター紹介・イメージ画像

以下では、主人公・ヒロインと共に注目される、「86-エイティシックス-」のその他の登場人物・キャラ一覧を、あらすじを交えながら紹介します。

キャラ一覧①アンリエッタ・ペンローズ

共和国・パラレイド研究主任であり、後に第86独立機動打撃群・研究部知覚同調班の主任です。通称はアネットで、レーナの親友、シンとは家が隣同士で仲が良かったものの、ある出来事をきっかけに仲違いしてしまいます。シンとの再会後に和解を果たし、エイティシックス達に協力します。

キャラ一覧②シデン・イーダ

パーソナルネーム・キュプロクスで、シン達が特別偵察に向かった後に結成された「女王の家臣団」の1人です。後に第86独立機動打撃群・機甲班本部直営戦隊・ブリジンガメンの戦隊長に選ばれます。同い年のレーナを女王陛下と呼ぶ一方、シンとはかなり相性が悪く、意見の相違から衝突が絶えません。

キャラ一覧③ジェローム・カールシュタール

レーナの父の友人で、50代の白銀種、階級は准将です。サンマグノリア共和国の現状に絶望しており、その真実と現実をレーナに語っています。最期は、軍人としての義務を果たすべく、戦場に散っていきました。

キャラ一覧④ダスティン・イェーガー

ダスティン・イェーガーのイメージ画像

共和国陥落前に、エイティシックスへの迫害を非難する演説をした学生で、グラン・ミュールの陥落後は、連邦軍に志願し、機動打撃群に入隊します。白銀種の共和国市民であり、パーソナルネームはサギタリウスです。

キャラ一覧⑤レフ・アルドレヒト

レフ・アルドレヒトのイメージ画像

東部戦線第一戦区第一防衛戦隊・スピアヘッドの整備班長で、階級は中尉、白系種であることを隠すべく、髪を染め、サングラスで白瞳を隠しています。陽金種の妻・娘の市民権を取り戻すべく、軍に志願した経緯を持ち、大攻勢では、仲間と共にレギオンの足止めをし、プロセッサー達を逃しました。

キャラ一覧⑥ハルト

ハルトのイメージ画像

スピアヘッド戦隊・第一小隊所属のエイティシックスで、パーソナルネームはファルケ、戦隊のムードメーカー的存在だった少年です。特別偵察任務の2日前に戦死しました。

キャラ一覧⑦ダイヤ・イルマ

スピアヘッド戦隊・第5小隊隊長で、パーソナルネームはブラックドッグ、アンジュの恋人だったエイティシックスです。共和国の戦いにて、レッカを助けるべく向かう途中で自走地雷型の襲撃に遭い、ジャガーノートの大破、自身も死にきれずシンに介錯されました。

キャラ一覧⑧エルンスト・ツィマーマン

エルンスト・ツィマーマンのイメージ画像

ギアーデ連邦の暫定大統領・連邦軍最高司令官であり、連邦に辿り着いたシン達スピアヘッド戦隊を保護しました。10年前に革命を起こした理想主義者で、サンマグノリア共和国の有色種迫害政策にも嫌悪を示しています。

キャラ一覧⑨グレーテ・ヴェンツェル

ギアーテ連邦軍・一〇二八試験部隊隊長で、ギアーデ連邦軍大佐、第86独立機動打撃群旅団長を務めるエイティシックス達の良き理解者です。共和国の86への迫害政策を強く批判しています。また、結婚を約束した恋人をレギオンとの戦いで失いました。

キャラ一覧⑩ヴィレム・エーレンフリート

ヴィレム・エーレンフリートのイメージ画像

ギアーデ連邦西方方面軍参謀長で、階級は准将、口調が悪いものの、エイティシックスのことを気にかけています。かつて、グレーテに想いを寄せており、彼女の恋人とは友人・恋敵の関係にありました。

キャラ一覧⑪ユージン・ライツ

ユージン・ライツのイメージ画像

ノルトリヒト戦隊実働戦隊所属の軍人で、レギオンの襲撃にて重傷を負い、シンの手で介錯されました。白銀種の没落貴族の出身で、妹・ニーナの学費を稼ぐために志願しました。シンとは、ザンクト・イェデルの図書館で知り合い、後に特別士官学校の同期・友人となりました。

キャラ一覧⑫セイエイ・ノウゼン

エイセイ・ノウゼンのイメージ画像

ノウゼン家の当主で、シン・レイ兄弟の祖父にあたる人物です。連邦に保護されたシンと再会し、少しずつ家族としての交流を深めています。

キャラ一覧⑬リヒャルト・アルトナー

リヒャルト・アルトナーのイメージ画像

ギアーデ連邦西方方面軍・第一七七機甲師団師団長で、階級は少将、ヴィレム・グレーテとは陸軍大学の同期であるが、エイティシックスに対して多少の危機感を抱いています。

キャラ一覧⑭ベルント・ベルノルト

ベルント・ベルノルトのイメージ画像

旧戦闘属領 (ヴァルグス)出身の連邦ノルトリヒト戦隊員で、後の第86独立機動打撃群第3戦隊・ノルトリヒト戦隊・戦隊長です。階級は曹長で、連邦軍ではシン達の部下となったベテランの傭兵です。

キャラ一覧⑮カイエ・タニヤ

スピアヘッド戦隊第四小隊・小隊長のエイティシックスの少女で、パーソナルネームはキルシュプリユーテです。スピアヘッド4人目かつレーナがハンドラーになって発生した最初の戦死者です。

86-エイティシックス-の名言や名セリフ集

「86-エイティシックス-」の名言や名セリフ集・イメージ画像

以下では、「86-エイティシックス-」の原作から、心に響く名言・名セリフ集を紹介します。

名言①「僕達の名前さえ…」

86-エイティシックス-の1つ目の名言は、迫害の対象とされ、戦では捨て駒のように扱われるエイティシックスの苦悩や怒りを代弁したセオト・リッカの名言です。共和国市民の中には、レーナのようにエイティシックスへの差別に反対する者も少なからずいますが、セオ達エイティシックス側から見れば、自分たちを兵器のように送り出している時点で、人間と見なしていないことになります。

そのため、自分の判断ミスでキルシュプリユーテを戦死させてしまい、彼女の死を悼むレーナの行為は、セオにとって矛盾を感じさせ、怒りを誘発しました。レーナの行為には悪気はないものの、エイティシックスを名前ではなく、機体の識別信号名で指示することは、彼らを人間として扱っていないためとも捉えられる、無意識の差別を指摘した名言でしょう。

僕達の名前さえ、一回だって訊いたことがないじゃないか!

名言②「初めまして、ではありませんよ…」

86-エイティシックスの2つ目の名言は、共和国の陥落から2年ぶりに再会したレーナに対して放ったシンエイ・ノウゼンの名言です。ギアーデ連邦の保護を受けたシン達は、連邦の新設部隊に配属され、共和国時代のハンドラーだったレーナと再会をを果たします。共和国時代にも交流があった2人でしたが、お互いに顔を合わせるのは、この日が初めてとなりました。

「初めまして、ではありませんよ。もっとも、お目にかかるのはこれが初めてですが」 「お久しぶりです、ハンドラー・ワン」

86-エイティシックス-の用語をネタバレ解説

「86-エイティシックス」の用語解説・イメージ画像

以下では、「86-エイティシックス」の世界観を理解する上で欠かせない、原作に登場する用語をネタバレ解説します。

用語①86〈エイティシックス〉

サンマグノリア共和国にて、第86区に住まう有色種(コロラータ)に対する蔑称であり、人型の豚を意味します。エイティシックスと呼ばれる人々は、戦時特別治安維持法により、白系種以外の人種の強制収容所へ収監され、労役や兵役を強いられています。レギオン討伐では、戦闘機・ジャガーノートのパイロットとして起用し、多数の犠牲者を出すも、共和国では人として見なされていません。

用語②情報処理装置〈プロセッサー〉

ジャガーノートの実体は、エイティシックスを捨て駒として搭乗させた有人戦闘機ですが、表向きは無人戦闘機と公表しているため、搭乗員であるエイティシックスも道具と見なされ、情報処理装置〈プロセッサー〉と呼ばれています。プロセッサーとは、戦場を追い求めるエイティシックスに対する皮肉が込められています。

用語③パーソナルネーム

パーソナルネームの解説・イメージ画像

パーソナルネームは、エイティシックスが搭乗する機体の名前を指し、主人公・シンはアンダーテイカー、スピアヘッドの副隊長・ライデン・シュガは、ヴェアヴォルフです。

用語④指揮管制官〈ハンドラー〉

レーナやヴィーカが担う指揮管制官は、知覚同調(パラレイド)で、戦場にいるエイティシックス達と通信し、共和国の勝利を導く役目を担い、ハンドラーと呼ばれています。共和国では、エイティシックスの監視役であったが、連邦軍ではエイティシックス達と共に戦う司令官として活躍しています。

用語⑤レイドデバイス

疑似神経結晶を装着したチョーカーで、情報演算を行って味方を勝利に導いたり、ハンドラーとスピアヘッド戦隊員の知覚同調を可能にします。

用語⑥〈フェルドレス〉

フェルドレスのイメージ画像

ヴァルト盟約同盟によって開発された有人多脚装甲兵器で、機動性・運動性に特化した兵器です。一方、レギオンに比べ、火力・装甲は劣るため、単騎戦では不利です。

用語⑦〈レギオン〉

旧ギアーデ帝国で生みだされた自立型無人戦闘機の総称で、人間の脳と同程度の技術を有しており、近年では、耐用年数を無視したレギオンが猛威を振るっています。寿命を無視したレギオンは、戦死者の脳を複製し、中央処理装置に使用、日々進化を遂げており、レギオンの中には、量産型の知性化も実現されています。

用語⑧異能

異能のイメージ画像

異能とは、有能な一族に継承される特殊能力を指し、劇中では、レギオンのおおよその数を判定できるシンや、見知った者の現在と過去を覗き見る能力を持つフレデリカが有名です。異能を持つ人物は、2人以外にも、オリヴィアやヴィーカ、ノイリャナルセ聖教国の予測官が判明し、異能は、人によって能力が異なります。

用語⑨ゼレーネ・ビルケンバウム

ゼレーネ・ビルケンバウムのイメージ画像

レギオンの開発主任であり、独力でレギオンの制御系を開発した科学者でしたが、斥候型・アーマイゼのロールアウト直前に消息不明となりました。その後、レギオンの一部として存在していた所をシン達に捕獲され、条件を揃えることで、全てのレギオンの停止可能を教えました。

用語⑩マリアーナ・モデル

マリアーナ・モデルのイメージ画像

ロア=グレキア連合王国が開発に成功した人工知能モデルで、ヴィーカの母・マリアーナ・イディナロークの脳から生み出されました。マリアーナ・モデルは、後のレギオンの中枢処理の原型となり、レギオンが遺体から脳構造を取り出す要因となりました。

用語⑪第1028試験部隊

第1028試験部隊のイメージ画像

ギアーデ連邦軍・西方方面軍所属の試験部隊で、指揮官であるグレーテ・ヴェンツェル主導によって開発されたXM2・レギンレイヴの試験運用を担い、ノルトリヒト戦隊が実働部隊として所属しました。レギンレイヴを乗りこなせる隊員の増加が見込めないことから、シンが来るまで部隊は存続の危機にありました。

用語⑫第86独立機動打撃群〈ストライク・パッケージ〉

レギンレイヴを操縦する第86独立機動打撃群・イメージ画像

かつてのエイティシックスの戦闘員で構成された、ギアーデ連邦・西方方面軍所属の独立機動部隊で、レギオン重点の制圧を任されています。7部隊で編成され、活動範囲は連邦の周辺諸国まで及ぶ一方、平時には1部隊ずつ学校に通うことが許可されています。

用語⑬義勇機甲連隊ミルメコレオ

義勇機甲連隊ミルメコレオのイメージ画像

旧帝国時代のブラントローテ大公領・所領軍を母体とする新帝朝派の私兵部隊で、マスコットを戦場に配置、装甲歩兵・機甲部隊を中心に編成された部隊が特徴です。焔紅種の貴族によって生み出され、フレデリカの敵に当たります。

用語⑭聖マグリノア純血純白憂国騎士団

聖マグリノア純血純白憂国騎士団のイメージ画像

旧共和国市民からの支持を受け、地位を確立しつつある、旧共和国の暫定政府内に存在する組織で、「純白の国土を人間の手に取り戻せ」のスローガンを掲げ、自分たち白系種を優良種と見なしています。彼らの支持者の中にも、元エイティシックスに対する侮辱行為に走る者もいるが、シン達からは、そのスローガンから、「洗濯洗剤」と呼ばれています。

用語⑮有色種(コロラータ)

サンマグノリア共和国にて、白系種以外の人間を指す言葉です。白系種至上主義を掲げる共和国では、有色種は差別の対象と見なされ、シンを始めとする元エイティシックスも、有色種(コロラータ)に該当します。

用語⑯戦闘属領兵(ヴァルクス)

戦闘属領兵(ヴァルクス)のイメージ画像

ギアーデ帝国時代に存在した、戦士階級の1つで、ヴァルクスは人獣を表します。平時は、裏切りを防ぐため、食料配給の保護や免税特権が与えられています。しかし、共和制ギアーデ連邦に変わっても、ヴァルクスには市民権が与えられないことから正規軍人にはなれず、傭兵として連邦軍に所属し、戦時には兵士として戦いに繰り出します。

用語⑰思考支援デバイス〈ツィカーバ〉

思考支援デバイス〈ツィカーバ〉のイメージ画像

装着者の生体電流を動力にし、稼働時には自己増殖機能をもつ疑似神経線維が、装着者の前身を覆うことで外部脳としての機能を持たせた知覚同調の負担軽減デバイスです。元は、シリンのハンドラーのために開発されたものでしたが、その仕様が問題視されました。

用語⑱原生海獣〈クジラ〉

原生海獣〈クジラ〉のイメージ画像

軍艦やレギオンと互角以上のパワーを持つ敵性海棲生物で、劇中では全7種が確認されています。縄張り意識が強く、領域を侵した者には容赦なく攻撃を繰り出し、300メートルクラスの個体・砲光種 (ムスクラ)になると、レーザー発振器官を発動させます。

用語⑲征海艦隊

征海艦隊のイメージ画像

レグキード征海船団国群の海軍で、原生海獣の駆逐と、海の制覇を目的に活動するも、レギオンとの戦が長引いたことにより、一個征海艦隊規模になりました。現在は、旗艦ステラマリスの艦長・イシュマエルを「兄」とする、合同艦隊・オーファン・フリート(孤児たちの艦隊)との編成のみです。

用語⑳白紙地帯

白紙地帯のイメージ画像

大陸の北西にある、数百年に及ぶ火山活動と、それらを原因とする水質汚染により、人間が住めない環境となった斬首半島の通称です。白紙地帯は、対聖教国であるレギオンの勢力地域と化しています。

86-エイティシックス-の戦機

「86-エイティシックス」の登場戦機・イメージ画像

以下では、かっこいいメカニックが、ミリタリー好きの注目を集めた「86-エイティシックス-」の戦機を紹介します。

サンマグノリア共和国製無人機〈M1A4ジャガー ノート〉

表向きは、無人式自律戦闘機械 (ドローン)とされるも、その実体は、人ならざる者・エイティシックスを搭乗させ、レギオン討伐に送り出すための有人戦闘機です。外観は、実在の戦車・M551シェリダンをモチーフとするも、搭乗者を必要としながら無人機として開発されたため、緊急時の脱出装置がないことや、耐久性の弱さが欠点です。

ギアーデ連邦製フェルドレス〈XM2 レギンレイヴ〉

ギアーテ連邦によって開発された、第三世代第三世代フェルドレス(多脚機甲兵器)で、共和国製のジャガーノートを参考に、グレーテ・ヴェンツェル中佐によって設計・開発された戦闘機です。機動力の高さから搭乗者への負担が大きいものの、元エイティシックス達は、難なく操縦することができました。

ギアーデ連邦軍主カフェルドレス〈M4A3ヴァナルガンド〉

連邦軍の主力である第3世代フェルドレスで、フェルスインゼル陸軍工廠の製造、操縦士・砲手兼車長で1組の複座式で、戦車型に匹敵する砲弾・装甲を装備した最強の機甲兵器です。一方、レギオンの主戦力・レーヴェには劣るため、搭乗者の連携プレー・管制官の力量が求められます。

自律型支援機〈スカベンジャー〉

ジャガーノートの支援機で、弾薬や予備エネルギーパックの補充、放棄された機体の回収を担います。搭載されたAIの性能は低いため、プログラミングされたルーティーンワークしかできません。しかし、シンのスカベンジャー・ファイドは、激戦から学習を積んでおり、通常のスカベンジャーより多くの作業能力を獲得しています。

試作型地面効果翼機〈ナハツェーラ〉

試作型地面効果翼機〈ナハツェーラ〉のイメージ画像

旧帝国空軍で開発された地面効果翼機 (ランドクラフト) で、地面から数メートル上を飛ぶことができ、物資輸送を目的に試作されました。レーダー等から捕捉されにくいことや相克輸送が可能であるも、飛ばせる場所は地形によって限定され、離陸には電磁カタパルトが必要です。

TVアニメ「86―エイティシックス―」公式サイト

86-エイティシックス-に関する感想や評価

86-エイティシックスに関する感想や評価・イメージ画像

以下では、予測不可能な展開や、心に響く名言、アニメ版の作画の美しさから原作の人気が高まる、「86-エイティシックス-」に関する感想や評価を、あらすじを交えながら紹介します。

感想1:独創的な世界観に夢中

勝ち進めた先にある悲しい終焉が注目を集める「86-エイティシックス-」は、従来のミリタリー作品にはない、悲壮感漂う世界観や、過酷な運命に抗う主人公・ヒロインの奮闘、涙を誘う名言の数々が、ファンに支持されています。共和国の捨て駒のように扱われてきたエイティシックスと、彼らを支える女性指揮官の活躍や、予測不可能な展開に期待が高まっています。

感想2:レーナの誕生日を祝福

7月12日は、「86」のヒロイン・レーナの誕生日であり、SNS上では多くの祝福メッセージが投稿されました。アニメ放送の開始により、レーナの人気も急上昇しており、生真面目な性格や制服がかわいいと、原作・アニメ問わず多くの注目を集めています。アニメ1期は、原作1巻の内容が放送されましたが、アニメ2期では、感動の名言が生まれた、レーナとシンが初対面を果たすシーンの登場が期待されています。

感想3:アニメの影響で原作版を買った

「86エイティシックス」のアニメは、作画クオリティの高さや、一話あたりの内容の濃さが評判を呼び、アニメ視聴を通じて、原作やライトノベルを読み始めたファンが続出しています。アニメ1期は、原作・1巻の内容を元に制作されましたが、原作・1巻分とは思えない完成度の高さは、アニメに興味の無かった方の注目も集め、2021年10月放送のアニメ2期にも、多くの注目が集まっています。

86-エイティシックス-のネタバレまとめ

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「86-エイティシックス」の原作のあらすじネタバレ、登場人物一覧、名言・名セリフ集、原作に登場する用語・戦機などをネタバレ紹介しました。自らの運命を変えるべく、未来に突き進むエイティシックスと、彼らの指揮官・ハンドラーの奮闘を描いた「エイティシックス」は、主人公たちの活躍はもちろん、ヒロインとの恋の行方や、心に響く名言の数々など、多くの魅力に富んだ注目の作品です。

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