【薬屋のひとりごと】楼蘭妃は最後死亡した？毒を盛った目的やその後をネタバレ

薬屋のひとりごとの作中で阿多妃と入れ替わりで後宮に入った上級妃の1人・楼蘭妃。後宮に入った楼蘭妃は母親が関係しているある目的から毒を使い、玉葉妃を流産させようとしました。しかし楼蘭妃は毒を盛ったことがバレ、死亡してしまいます。その後楼蘭妃の一族は8親等に至るまで全て処刑されてしまいました。本記事ではそんな楼蘭妃について母親が関係している毒を盛った目的や死亡した最後、その後などをご紹介していきます。

では楼蘭妃の毒を盛った目的や死亡した最後、その後などをご紹介する前に、楼蘭妃が登場する薬屋のひとりごとの概要と物語のあらすじについてまとめて簡単にご紹介していきます。楼蘭妃が登場する薬屋のひとりごととは2011年に｢小説家になろう｣で掲載が始まった日向夏のライトノベル作品です。2011年に｢小説家になろう｣で掲載が始まった薬屋のひとりごとは瞬く間に人気を獲得し、2014年に｢ヒーロー文庫｣で書籍化されました。

薬屋のひとりごとは薬学や毒の知識を使って主人公の猫猫が宮廷内の事件を解決していく推理作品であり、これまで合計11巻の小説が刊行されています。そんな薬屋のひとりごとは2017年に｢月刊ビッグガンガン｣と｢月刊サンデーGX｣で漫画化され、一躍注目を集めました。2021年7月現在薬屋のひとりごとの人気は凄まじいレベルで高まっており、漫画や小説を合わせたシリーズの累計発行部数は1300万以上を記録しています。

芸者や遊女が集まる花街で暮らす主人公の猫猫（マオマオ）は薬師として医者の養父を手伝う生活を送っていました。しかし猫猫はある日、人攫いの手で後宮に売られてしまいます。後宮に売られた猫猫は目立たないよう生活しようとするものの、裏で皇子の衰弱事件を解決してしまいます。その様子を宦官の壬氏が見ており、猫猫を自身の手駒にしようとします。そして猫猫は宮廷内で起こる事件を解決していくことになってしまうのでした。

本記事で玉葉妃に毒を盛った目的や死亡した最後、その後などをご紹介する楼蘭妃とは漫画薬屋のひとりごとに登場する女性キャラクターの1人です。薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃は帝の妃（皇后）である上級妃の1人にあたるキャラクターであり、派手な化粧と衣装が特徴となっています。楼蘭妃は素顔をあまり見せないため、素顔が分からないほどの化粧を施しています。そのため楼蘭妃は毎回別人になる女性といわれています。

毎回別人に見えるほど化粧が派手な楼蘭妃は薬屋のひとりごとの作中で北寄りの出身といわれているものの、父親が絶大な権力を持った人間であり、帝ですら頭が上がりません。そんな楼蘭妃は薬屋のひとりごとの作中で阿多妃の入れ替わりとして後宮に入りました。そして楼蘭妃はある目的で上級妃の1人・玉葉妃に毒を盛ります。しかし楼蘭妃は毒を盛ったことがバレてしまい、一族もろとも死亡することになってしまいました。

ではここからは薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃の死亡した最後とその後についてまとめてご紹介していきます。後述で詳しくご紹介するのですが、楼蘭妃は漫画薬屋のひとりごとの作中で母親の復讐のために玉葉妃に毒を盛ります。しかし楼蘭妃は毒を盛ったことがバレ、お付きの宦官の首を斬ります。その後楼蘭妃は自ら命を絶ち、死亡してしまいました。楼蘭妃の死亡により、玉葉妃に毒を盛った事件は結末を迎えることになりました。

古代中国において、帝に反逆した者の一族は処刑されるルールがあります。古代中国のような架空の世界が舞台になった薬屋のひとりごとも同じであり、帝への反逆罪は死刑です。楼蘭妃は自ら命を絶って死亡したものの、上級妃に毒を盛った罪が残っていました。そのため楼蘭妃が死亡したその後、8等親以内の楼蘭妃の一族は処刑されることになりました。また8等親以外の一族は命が助かったものの、財産没収の末、追放されました。

ではここからは薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃の活躍と毒を盛った目的についてネタバレ紹介していきます。薬屋のひとりごとの作中で柘榴宮の主人・阿多妃は子供が産めない身体となり、後宮を去ります。この時楼蘭妃は医学に秀でた宦官3人と下女30人、侍女10人を連れて阿多妃の入れ替わりで柘榴宮に入りました。上述でご紹介した通り楼蘭妃は派手な化粧を施して顔が毎回変わる女性であり、皇帝を戸惑わせることになりました。

楼蘭妃が阿多妃の入れ替わりで後宮内に入ったのには彼女の父親が大きく関係していました。楼蘭妃の父親は皇帝の先代の母親から信頼されていた宮廷内の高官であり、非常に強い権力を持っています。この父親の絶大な権力が理由で楼蘭妃は阿多妃の入れ替わりで後宮内に入ったのです。楼蘭妃は父親の権力を上手く使い、後宮内で堂々とした立ち振る舞いを行います。ちなみに父親は壬氏さえ読めない人物であり、評判が良くありません。

薬屋のひとりごとの世界において、楼蘭妃は阿多妃が上級妃でなくなってから後宮に入るがルールです。しかし楼蘭妃は上級妃にいる阿多妃を追い出す形で後宮内に入りました。さらに楼蘭妃が連れて来た3人の宦官は女性らしさや体毛の薄さ、高い声などがない男性のような人間でした。もし宦官ではなく普通の男性であれば、後宮内に入ることが絶対に出来ません。これらの理由から主人公の猫猫は楼蘭妃という存在を強く怪しみました。

多数の部下を連れ、阿多妃の入れ替わりで後宮内に入った楼蘭妃。その後薬屋のひとりごとの作中で4人の上級妃達の食事に毒が盛られる事件が起こります。その上級妃の中には懐妊したばかりの玉葉妃が含まれていました。食事に盛られた毒は死亡するほどの効果がないものの、懐妊した玉葉妃が流産してしまう成分が入っていました。実は毒を盛ったのは楼蘭妃であり、食べたフリをして上級妃達に毒入りご飯を食べさせようとしたのです。

しかし上級妃達の食事に毒を盛ることは非常に難しいことです。ところが楼蘭妃の宦官が尚食の侍女を言いくるめ、食事に毒を盛ることに成功したのでした。食事に毒を盛った楼蘭妃は皇帝に反逆した大罪人です。しかし楼蘭妃は自ら命を絶つことで食事の毒入り事件は曖昧な状態で終わってしまうことになりました。

上述でネタバレ紹介した通り、楼蘭妃は薬屋のひとりごとの作中で上級妃達に毒を盛る事件を起こします。ではなぜ楼蘭妃は毒を盛ったのでしょうか。その理由は楼蘭妃の母親が関係しています。楼蘭妃の母親は傾国の美女と呼べるほどの美貌を持っており、上級妃として先帝に可愛がられていました。しかし先帝は楼蘭妃の母親が欲しいという宰相のお願いを聞いてしまいます。そのため楼蘭妃の母親は宰相の物になってしまいました。

上級妃にとってこれは屈辱以外のなにものでもありません。そこで母親は先帝と宰相に復讐するため、楼蘭妃を後宮内に入らせて毒を盛らせました。しかし楼蘭妃は母親の復讐に失敗してしまいます。復讐が叶わなかった楼蘭妃の母親は全てを諦め、短刀で自らの命を絶って死亡してしまいました。

薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃に関する感想では楼蘭妃が好きといった感想が多く寄せられていました。確かに楼蘭妃は上級妃達に毒を盛った大罪人です。しかし楼蘭妃は自らの信念を貫くかっこいい生き様とお洒落さを兼ね備えた魅力溢れるキャラクターとなっています。そのため楼蘭妃は大罪人であるものの、薬屋のひとりごとファンから非常に高い人気を博しています。

薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃に関する感想では楼蘭妃のエピソードが泣けるといった感想も多く寄せられていました。楼蘭妃は母親の復讐を成し遂げるため、玉葉妃に毒を盛ります。しかし楼蘭妃は失敗し、自ら命を絶って死亡してしまいました。この楼蘭妃のエピソードは多数の楼蘭妃ファンを涙させています。

薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃に関する感想では楼蘭妃のエピソードが辛いといった感想も多く見受けられました。薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃はいわば母親の道具にされたキャラクターです。母親の道具にされた楼蘭妃は最後まで報われることがなく、毒混入事件の失敗で死亡してしまいます。この儚い生涯も楼蘭妃が高い人気を博している大きな理由の1つとなっています。

本記事では薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃について毒を盛った目的や死亡した最後、その後などをネタバレ紹介しました。楼蘭妃は上級妃達に毒を盛ったため、死亡した最後がおかしいといえません。しかし楼蘭妃は復讐だけに生きる母親に利用されたまま、生涯を閉じてしまいました。これを見ると、薬屋のひとりごとに登場する楼蘭妃は非常に可哀想なキャラクターといえるでしょう。