【鋼の錬金術師】シグ・カーティスはイズミを支える愛妻家！名シーンや声優も紹介

鋼の錬金術師の中でも珍しいポジションのキャラクターがシグ・カーティスです。今回はそんなシグ・カーティスを紹介していきます。

シグ・カーティスが活躍する鋼の錬金術師（通称ハガレン）は2001年から2010年にかけてスクウェア・エニックスが発売する月刊少年ガンガンにて荒川弘先生が連載していたダークファンタジー作品です。錬金術が存在する架空の世界をベースにし、暗くなりがちなダークファンタジーながらも暗さを感じさせない作風が高い人気を集めた作品になっています。

人気と同時に評価も高く、連載期間中はもちろん完結後にも漫画賞を受賞するなどしています。その人気もあってかメディアミックス展開も積極的に行われる作品で、これまでにアニメ化、実写映画化、ゲーム化などが複数回に渡って行われている作品です。

錬金術の中でも禁忌とされる人体錬成に手を出してしまったエドとアルの兄弟。2人は人体錬成の代償として失ってしまった身体を取り戻すべく旅をしていました。そんな2人は旅の流れで師匠であるイズミの元を訪れる事になります。そこで再会する事になるのが今回紹介するシグ・カーティスです。

シグ・カーティスはお腹こそ少し出ているものの筋骨隆々な体型に蓄えた顎髭などからも非常に厳つく見えるのが特徴のキャラクターです。エルリック兄弟の師匠であるイズミの夫で、アメストリスの南部にあるダブリスという街で精肉屋を経営しています。年齢は37歳で身長は230cm前後あるとされています。

見た目はいかにも厳つくともすれば危険な人物のようにも見えるシグ・カーティスですが、その性格は温厚で寡黙な性格をしています。しかしその見た目と包丁を扱う精肉屋という性質もあってダブリスの街の子供達には近寄りがたい人物と思われており本人も気にしています。また女性に頼られると断れない性格でもありイズミにも頭が上がりません。

基本的に怒る事はなく、エルリック兄弟が人体錬成を行った事を知っても受け入れて怒る事はしませんでしたが、唯一の例外がイズミに対して色目を使う男性です。愛妻家でもあるシグは実際に何度かイズミに近づこうとした男性を殴り飛ばしているシーンなどもある程になっています。ただ基本的には温厚なのでイズミが虚弱体質の為、心配して常に行動を共にしています。

その見た目に狂いなく、シグ・カーティスは鋼の錬金術師（ハガレン）作中でも屈指の体術使いです。あくまでも精肉屋であって軍人ではない為戦闘シーンなどは少ないですが、上記で紹介したようにイズミに近づく男にはギャグシーン的ながらも吹き飛ばす程のパワーがあり、ガチな戦闘でもホムンクルスで素手でトンネルを掘る事ができるスロウスを容赦なく叩きのめす強さを持っています。

エルリック兄弟がダブリスを再び訪れた事で人体錬成を行った事がバレてイズミから破門を言い渡されてしまいます。2人は事実を受け入れてダブリスから去ろうとしますが、それを呼び止めたのがシグ・カーティスでした。もう来れないとするエルリック兄弟に対し叱咤したのがこの名言です。

エルリック兄弟はこの名言にイズミの真意を見て再びイズミの元に戻るとお互いの持つ情報を共有し改めて協力関係を傷ことが出来ました。自身は錬金術師ではないもののエルリック兄弟の事もイズミの事も理解しているシグ・カーティスだからこその名言とされています。

約束の日、アームストロング少佐とオリヴィエがスロウスと戦いボロボロになる中、その場に現れたのがイズミとシグのカーティス夫妻です。カーティス夫妻が現れた時点で既にボロボロだったアームストロング少佐ですが、友との再会に奮戦する事になります。この名言が筋肉で繋がり合う人が言葉にせずとも語り合った名言です。

アニメ鋼の錬金術師（ハガレン）にてシグ・カーティスの声優を担当したのが佐々木誠二さんです。1990年代から俳優としても声優としても活躍する声優さんになっています。声優としては低く重みのある声質が特徴で吹き替え声優としても活躍、その声質から洋画の吹き替えでは黒人俳優の声優を担当する事が多くなっています。

佐々木誠二さんが声優としてこれまでに出演した作品としては、「イナズマイレブン」の影山零治役、「イナズマイレブンGOギャラクシー」の黒岩流星役、「頭文字D」の川井淳郎役、「侵略！イカ娘」のハリス役、「特命戦隊ゴーバスターズ」のメサイア役、「文豪ストレイドッグス」のうずまき役などを演じています。

シグ・カーティスとイズミは鋼の錬金術師（ハガレン）で中盤から終盤まで登場し続ける夫婦です。結婚して18年目になりますが、今でも人目も憚らずイチャイチャする程の仲の良さで、お店を任せて2人して旅行している事も多くなっています。ちなみに2人の馴れ初めはお互いの一目惚れで、イズミがブリックス山での修行を終えて下山した際に出会っています。

イズミが人体錬成の影響で虚弱体質という事もあって基本的にそばにいる事が多く、約束の日にも軍人でも錬金術師でもないにも関わらず同行してスロウスを破るなどしています。筋肉フェチというのもありますがイズミを支える為に身体を鍛えているのではないかとも思われる程良好な関係をしています。

そんなイズミとの旅行中に出会う事になったのがまだ幼き日のエルリック兄弟です。元々イズミは弟子を取らない主義でしたがエルリック兄弟の熱意に根負けして弟子にした事からその頃からエルリック兄弟の事を見守っています。ダブリスで再会した歳にも久しぶりに会った子供に接するように頭を撫でるなどしています。

エルリック兄弟にとってある種母親代わり的な部分もあったイズミに対して、直接的に何かを教えたというわけではありませんが、イズミも含めて見守る父親的な存在だったのがシグ・カーティスと言えます。エルリック兄弟もシグ・カーティスには頭が上がらず、師匠であるイズミと接する時と変わらず礼儀正しい姿勢で接しています。約束の日の後エルリック兄弟と再会した際にも涙して抱きしめる程で本当の子供のように愛しています。

そんなエルリック兄弟繋がりで出会う事になったのがアームストロング少佐です。当初はピリ付いた雰囲気を見せる2人でしたが、お互いの筋肉を見せあい意気投合、その後は「友」となっています。

ここからは既に鋼の錬金術師（ハガレン）を視聴した人のシグ・カーティスについての感想を紹介していきます。シグ・カーティスはやはりイズミの夫としての側面が目立っており、何が何でもイズミを守ろうとする姿勢からこういう男性と結婚したいと言われる事の多いキャラクターになっています。

そんなシグ・カーティスは女性ファンから好かれるだけでなく男性からも理想の男性像と言われる事の多いキャラクターになっています。イズミへの愛情はもちろんエルリック兄弟を心配する様子も良いという声も多いです。

そんなシグ・カーティスが唯一「夫」や「父」的な見え方がしないシーンがアームストロング少佐との絡みという声も多いです。2人の友情が約束の日でまで役立つとは思わなかったとも言われる程で、もっと絡みが見たかったという声も多くなっています

シグ・カーティスはイズミの夫でありエルリック兄弟にとっては父親代わりとも言える存在です。軍人でも錬金術師でもない為、本人としては直接鋼の錬金術師の物語には関わっていませんが、イズミを支える存在としてスロウスまで倒してしまう程で、ハガレン作中では体術最強格の1人とも言われる程のキャラクターになっています。まだハガレンを視聴していないという人はシグ・カーティスに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？