【シャーマンキング】シルバの正体はハオの子孫？最後は死亡？能力・技や娘も紹介

「シャーマンキング」に登場するシルバは、「シャーマンファイト」の主催者であるパッチ族の青年です。シルバはシャーマンに寄り添う姿勢を見せており、その優しい性格から人気のあるキャラクターです。今回はそんなシルバについて詳しくご紹介していきます。まず初めに、「シャーマンキング」の作品情報やあらすじ、さらにシルバのプロフィールや正体、ハオとの関係やシルバ自身の関係者についてもご紹介していきます。

「シャーマンキング」は武井宏之先生による少年漫画です。「週刊少年ジャンプ」にて1998年から2004年まで連載されました。「シャーマンキング」は単行本全32巻が発売されていますが、本作は「未完」で連載が終了した打ち切り作品です。その為、「完結版」として講談社から全35巻の発売が開始されており、2021年4月までに34巻まで発売されています。

2001年から2002年にかけて「シャーマンキング」はテレビアニメ化され、全64話が放送されました。そして「シャーマンキング」は2021年4月に「SHAMAN KING」として完全新作アニメが放送開始されました。この「SHAMAN KING」は講談社から発売されている「完結版」を元にしたアニメとなっており、「シャーマンキング」のシリーズ完結までが描かれる事が分かっています。

森羅学園中等部に通う小山田まん太は、帰宅途中にある墓地で不思議な少年に出会います。少年・麻倉葉は幽霊と楽しそうにお喋りしており、その光景に思わずまん太は恐怖を感じました。しかし次の日、まん太の通うクラスに葉が転校生として転入してきました。葉は500年に1度の「シャーマンファイト」に参加するシャーマンで、まん太は葉と共に過ごす内に、シャーマン同士の争いに巻き込まれていきました。

シルバのプロフィールをご紹介します。シルバは1971年9月16日生まれのＢ型です。手先が器用で、アクセサリー作りを趣味としており、シャーマンファイトの運営費用や自身の生活費などを賄う為に、手製のアクセサリーを売っています。シルバはとても優しい性格をしている青年で、シャーマンファイトの主催者として中立の立場であるべき存在ですが、葉達に協力してくれるなど寄り添う姿勢を見せていました。

シルバはとある事情からハオに対しての因縁が強く、ハオを倒す事に執着していました。その為、葉達に協力し、情報交換するなど、パッチ族の使命から離れた行動をとっていました。ついには十祭司であるにも関わらず、私情に走り、5大精霊を盗もうとしたところで、パッチ族に捕まりました。そしてパッチ族によって調教を施されたシルバは、今までのフレンドリーな性格から一変し、冷酷で使命を忠実に全うする人間になっています。

シルバはハオと因縁がある事をご紹介しました。そのシルバとハオとの因縁というのが、2人の特別な関係にありました。シルバは500年前のハオの姿にそっくりである事が明かされ、シルバとハオの間に何か特別な関係があるのではないかと推測されました。そんなシルバの正体というのが、ハオの子孫であるというものでした。

シルバの正体がハオの子孫という事でしたが、ハオは500年前にパッチ族の青年に転生し生まれました。そしてパッチ族の守る5大精霊の1つである「スピリットオブファイア」を盗み出してしまいます。スピリットオブファイアを手に入れたハオはシャーマンのみの世界を作ろうとしており、そんなハオの野望から、正体がハオの子孫だったシルバは、パッチ族の中でも特に「ハオを倒す」事に執着する様子が描かれています。

シルバの正体が500年前にパッチ族に転生したハオの子孫である事をご紹介しました。次はそんなハオの子孫という衝撃的な正体だったシルバの、関係者となる人物についてご紹介していきます。

ハオの子孫という正体を持つシルバはパッチ族の中でも疎まれる存在でした。そんなシルバにとって、パッチ族にいる数少ない理解者はとても大切な存在でした。そんなシルバに関係する人物をご紹介していきます。まず初めはカリムです。カリムはパッチ族で誰からも愛される存在でしたが、ハオの子孫であるシルバのよき理解者で、シャーマンファイト中はシルバのアパートに転がり込んで、同居する程親しい間柄でした。

その他にも、人望に厚く、お喋りな性格をしたシャーマンファイトの司会を務めるラジムや、優しい性格で十祭司のまとめ役となっていたクロムなども、ハオの子孫という過酷な正体を持ったシルバを疎む事なく理解していた親友達です。

シルバの関係者として重要なもう1人が、アルミ・ニウムバーチです。アルミ・ニウムバーチは「シャーマンキング」の作中で「三代目・イタコのアンナ」と呼ばれている人物です。その正体はシルバの娘でした。アルミ・ニウムバーチはシルバから受け継ぐハオの血筋と、パッチ族の血筋、さらにイタコの血筋を受け継いだ「スーパーハイブリットシャーマン」です。その巫力はハオの次の世代の中で最強クラスの強さと言われています。

「シャーマンキング」に登場するシルバは、ハオの子孫という正体で、パッチ族の中でも優秀な10人で構成された「十祭司」に選出されるなど上位クラスの強さを誇るシャーマンです。次はそんな強さのシルバは、「シャーマンキング」の作中でどのような活躍をし、最後は死亡したのかを解説していきます。

「シャーマンキング」作中のシルバの活躍1つ目は、シャーマンファイト参加試験です。シルバは500年に一度開かれる「シャーマンキング」を決める戦い「シャーマンファイト」の参加試験を行うとして、麻倉葉の前に姿を表しました。「シャーマンファイト」の運営者であるパッチ族の者だと自身の素性を明かし、葉に自分と戦うように言いました。

葉はシルバと出会う前までは、シャーマンとして持霊・阿弥陀丸と「憑依合体」する事で戦っていました。しかしこれは自分の体に阿弥陀丸を憑依させて戦うというもので、非常に効率が悪い戦い方でした。そこでシルバは葉に「オーバーソウル」という戦い方を教えます。「オーバーソウル」は持霊の力を具現化して戦うもので、葉はこの「オーバソウル」を体得したことで、「シャーマンファイト」の参加資格を得ました。

「シャーマンキング」作中のシルバの活躍2つ目は裏切り者としてのものでした。パッチ族は5大精霊と呼ばれる精霊達を守る部族でした。そして500年前にハオがパッチ族として転生し、5大精霊の1つ「スピリットオブファイヤ」を盗み出し、シャーマンだけの世界を作ろうと試みました。この事から、シルバはパッチ族で疎まれる存在となりました。

そしてシルバはハオの子孫である事から「ハオを止める」という事に使命感を感じており、「シャーマンファイト」の運営をしている傍で、葉達と情報を影で交換していました。そんな中、シルバは5大精霊の内残る4体を盗もうとした事が、ハオの手下によるパッチ族の密告でバレてしまい、パッチ族に拘束されます。

パッチ族にとって大切な守り神・5大精霊を盗もうとした事で「裏切り者」となったシルバは、パッチ族によって本来の使命である「シャーマンキングへの忠誠」を誓うよう調教されてしまいました。この洗脳によってシルバは以前の心優しく親しみやすい性格から、冷酷で無慈悲な性格へ変貌してしまいました。

「シャーマンキング」作中のシルバの活躍3つ目は最後の試験です。シルバはパッチ族により洗脳され、以前のシルバからは変わり果てた姿となってしまいました。そんなシルバが葉の前に現れたのは、海底に沈んだムー大陸で行われる「ハオのシャーマンキングへとなる為の儀式」を阻止しようとする葉達が、地球の環境を再現したとされる「プラント」を10個抜けなければならない状況となった時でした。

このムー大陸の「プラント」は、シャーマンキングに使えているパッチ族の十祭司達が、1つずつ守っていました。シャーマンキングへの忠誠を誓ったシルバは、9つ目の「プラント」である「氷河」を守っており、通り抜けようとする葉達の前に立ちはだかります。パッチ族の洗脳を受けたシルバは、葉が以前親しくしていたシルバからはかけ離れた性格になっており、厳格なパッチ族の戦士として葉に戦いを挑みました。

しかし、実はシルバには葉を思いやる気持ちが残っていました。シルバは自分が葉に与えられる最後のプレゼントとして、葉へ最後の試験を持ちかけていました。そこでシルバは本気で葉と戦い、葉は一度窮地に立たされました。しかしそのピンチを脱却した葉は、シルバに切り掛かり、勝負は一瞬で決着がつきました。シルバは自分が育てた葉が、ハオに匹敵する強さを手に入れた事を確認して、死亡していきました。

次にシルバの名言をご紹介します。シルバは500年前のハオの姿にそっくりな事から、ハオとの特別な関係が示唆されていましたが、上記の名言により決定的にハオとの血縁関係が明かされました。シルバは当初から麻倉葉を気にかけていましたが、実はシルバ自身もハオの血を引く者であった事から、同様に「ハオの血縁者」という境遇を持つ麻倉葉に対して、特別な感情を抱いていたと言われています。

本来であれば、シャーマンキングに近い存在として、ハオを守るのがパッチ族の使命であるはずでしたが、シルバはハオの血縁である事から、ハオの無茶苦茶な野望を止める義務が自分にはあると感じていました。上記セリフにある「止めねばならぬ魂の責任」という表現が、シルバの堅実で真面目な性格を表している名言として有名になっていました。

「シャーマンキング」に登場するシルバについて、活躍やその最後についてもご紹介してきました。次はシルバ自身の強さやシャーマンとしての能力、シルバが使う技などを詳しくご紹介していきます。

シルバは麻倉葉の前に「シャーマンファイト」の参加試験を行う為に現れました。そこで、シルバは麻倉葉に初めて「オーバーソウル」を見せました。そしてそれまで自身に霊を憑依させる事しかできなかった麻倉葉に対し、霊の力を具現化する「オーバーソウル」のやり方を指南します。この時見せたシルバの能力というのが、5つの指輪に5つの精霊を宿し、その力を具現化するというものでした。

「シャーマンキング」作中において、同時に5つの精霊の力を「オーバーソウル」できる人物はなかなかおらず、その点においてシルバは「シャーマンキング」の中でもなかなかの強さのシャーマンではないかと言われています。持霊を複数持ち、さらに同時に使用できるという事は、能力として汎用性も高く、シルバは5つの精霊を使用して、防御、攻撃、移動などそれぞれの用途の精霊を使いこなしていました。

シャーマンとしてなかなかの強さを誇るシルバの能力についてご紹介しましたが、次はそんなシルバが同時に「オーバーソウル」できるという5つの精霊を使った技について、一覧でまとめてご紹介していきます。

シルバの技1つ目は「シルバーシールド」です。「シルバーシールド」は右手の親指につけた「カメ」の形をした指輪に宿る「カメの精霊」です。「シルバーシールド」はその名の通りシールドとなり、攻撃からシルバを守る技になっています。

シルバの技2つ目は「シルバーホーン」です。「シルバーホーン」は右手の薬指につけた「バッファロー」の形をした指輪に宿る「バッファローの精霊」です。「シルバーホーン」はバッファローのように突進する事が出来る技になっています。

シルバの技3つ目は「シルバーテイル」です。「シルバーテイル」は右手の人差し指につけた「コヨーテ」の形をした指輪に宿る「コヨーテの精霊」です。「シルバーテイル」はコヨーテの精霊をシルバの足にオーバーソウルする事で、高速移動が可能になる技になっています。

シルバの技4つ目は「シルバーロッド」です。「シルバーロッド」は右手の小指につけた「ヘビ」の形をした指輪に宿る「ヘビの精霊」です。「シルバーロッド」はシルバの腕に巻きつけるようにオーバーソウルする事で、ロープのように物を掴んだり、引き寄せたりする事ができる技になっています。

シルバの技5つ目は「シルバーウィング」です。「シルバーウィング」は右手の中指につけた「ワシ」の形をした指輪に宿る「ワシの精霊」です。「シルバーウィング」をシルバの体にオーバーソウルする事で、シルバは羽が生えた状態になり、空を飛ぶ事ができる技になっています。

シルバの技6つ目は「トーテムポール砲」です。「トーテムポール砲」は「シルバーシールド」「シルバーホーン」「シルバーテイル」「シルバーロッド」「シルバーウィング」の5つ全てをオーバーソウルした状態の技で、大きなトーテムポールのような姿をしています。

シルバの技7つ目は「トーテミックソウルブラスト」です。「トーテミックソウルブラスト」は「トーテムポール砲」から放たれるエネルギー波のような技です。この「トーテミックソウルブラスト」はまともにくらってしまうと、生死に関わるような大技で、シルバにとって最大級の強さの必殺技になっています。

「シャーマンキング」に登場するシルバについて、その強さや技をご紹介してきました。実はそんなシルバには嫁と娘がいる事が分かっています。次はシルバのプライベートな部分である嫁や娘など家族についてご紹介していきます。

まず初めにシルバの嫁についてご紹介していきます。シルバは初登場時から所帯を持っている事が分かっています。しかし、嫁についてはなかなか詳細が語られませんでした。そしてそれは完結した今でも分かっておらず、シルバの嫁について詳細は明かされてないようです。しかしおそらく民族出身のシルバは、同じくパッチ族の女性を嫁にしているのではないかと推測されていました。

次にシルバの娘についてご紹介していきます。シルバは娘が1人いる事が分かっています。そんな娘は「シャーマンキング」の作中に登場しており、前述した「アルミ・ニウムバーチ」である事が分かっています。シルバの娘であるアルミは、「シャーマンキング」の中でも最上級の強さを誇るイタコで、「シャーマンキング」の続編である「シャーマンキングFLOWERS」でヒロインを務めています。

シルバの娘・アルミはシャーマンファイト中にパッチ族の村で生まれており、「仏ゾーン」に登場する初代アンナの弟子としてイタコの修行を行いました。その後、麻倉葉とアンナの息子である花の前に現れたシルバの娘・アルミは、「自分に勝ったら結婚してあげる」と一方的に婚約を取り付け、花の許嫁としてヒロインを務めました。

「シャーマンキング」のアニメでシルバ役を務めたのは声優の緑川光さんです。1968年5月2日生まれの2021年6月現在で53歳の緑川光さんは、日本の声優の中でもベテランとして有名な声優です。声優としての活動は1988年から開始されており、現在までに数々の有名作品に出演されています。

緑川光さんの主な出演作品は、「SLAM DUNK」の流川楓役、「スレイヤーズ」のゼルガディス＝グレイワーズ役、「烈火の炎」の水鏡凍季也役、「遊☆戯☆王」の海馬瀬人役、「ハートキャッチプリキュア！」の砂漠王デューン役、「Fate/Zero」のランサー役、「ドラゴンボール超」の天津飯役などがあります。

こちらは「シャーマンキング」の続編に登場するシルバの娘が可愛いという方の投稿です。シルバの娘・アルミは圧倒的な強さで、その正体がシルバの娘という魅力的なキャラクターです。そんなアルミは、本編から「シャーマンキング」のファンの方には嬉しいキャラクターであると言われています。

こちらもシルバの娘と、麻倉葉の息子が出会う「シャーマンキング」の続編について、胸が熱くなったという方の投稿です。前作から知っているファンにとってはシルバと葉の子息が出会うという展開は、非常に胸が熱くなる展開だったようです。

こちらは「シャーマンキング」における巫力の設定が複雑で、シルバが実際にどの程度の強さなのか分からなかったという方の投稿です。実際にシルバの強さは明記されておらず、5体の精霊を同時にオーバーソウルする技から、「ある程度の強さ」があると推測されていました。

「シャーマンキング」のシルバに関するまとめはいかがだったでしょうか？シルバは「シャーマンファイト」の運営者として登場しますが、主人公・麻倉葉の良き協力者として人気のキャラクターです。そんなシルバは葉に敗れ命を落としますが、シルバの娘は続編に登場し活躍します。そんなシルバや娘が活躍する「シャーマンキング」シリーズを、ご覧になった事がない方は、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？