【黒執事】グリーンヒルは「翡翠の獅子」の監督生！追校された理由や登場シーンは？

今回は「黒執事」に登場する翡翠の獅子寮の監督生・グリーンヒルについて、ウェストン校を追放された理由や登場シーンを紹介し、彼に撲殺されたデリック・アーデンのプロフィールや悪事もみていきます。まず、ここでは「黒執事」の作品情報をみていきます。

「黒執事」は枢やな先生によるダークファンタジー漫画で、月刊Gファンタジーにて2006年から連載中です。さらに「黒執事」は2008年から2014年にかけてテレビアニメ第1期から第3期が放送され、その後、劇場版アニメや実写映画も公開されました。また「黒執事」はOVAや舞台化、ゲーム化なども実現されています。

「黒執事」の舞台は19世紀末期の英国。代々政府の汚れ仕事を担ってきたファントムハイヴ家の当主シエルは幼いながらも「女王の番犬」としての務めを果たしていました。そんなシエルを支える完璧執事セバスチャン・ミカエリス。その正体は悪魔であり、悲惨な過去を持つシエルは復讐のために自らの魂を売る契約をセバスチャンと結んだのでした。シエルとセバスチャンは一緒に敵の正体を追いかけていきます。

「黒執事」に登場するハーマン・グリーンヒルは、ウェストン校の翡翠の獅子寮（通称：緑寮）の監督生（プリーフェクト）を務めており、P4（4つの寮のそれぞれの監督生の総称）の1人でもあります。また「翡翠の獅子寮」はそもそもスポーツや武術に優れた学生が集まる寮です。

そんな翡翠の獅子寮で監督生を務めるグリーンヒルは、肉体派の学生の代表格で身体能力も非常に優れています。さらに、リジー（エリザベス）の兄であるエドワード・ミッドフォードを寮弟にしていました。しかし、学生たちからの尊敬を集めていたグリーンヒルですが、ある事件がきっかけでウェストン校を追放処分となってしまいます。

グリーンヒルは真面目で正義感の強い一方、柔軟な思考をすることができず、視野も狭いという弱点を持っています。そして、ウェストン校の伝統と誇りを守るという目的に固執し、デリックの真実が明らかになった際には背後からデリックを殴りつけて命を奪うという暴挙に出たのでした。

その後、自分がしでかした罪の重大さに気づいたグリーンヒルでしたが、他の監督生たちの説得により、自分のしたことはウェストン校の伝統と誇りを守るための正しい行いだったと思い込むようになります。それから、事件が明るみになったことで、ウェストン校を追放されたグリーンヒルはその後、スターライト4として再登場を果たします。

スターライト4として活動し始めたグリーンヒルはエドワードを訪ねてきており、上の画像のように「毎日がキラキラしている」と語っていました。ウェストン校を追放処分になった後、行く当てのなかったグリーンヒルは「ここしか輝ける場所はない」と精神的に追い込まれており、そこをブラバットに利用され、ブラバットの意のままに操られてしまったのでした。

ウェストン校のP4の1人で翡翠の獅子寮の監督生として登場したグリーンヒル。その正義感の強さや真面目で一途な性格、頼もしい振る舞いから、寮弟のエドワード・ミッドフォードをはじめ、多くの学生の尊敬を集めていました。そして、シエルがモーリス・コールに陥れられた際には、真実を知るやいなやすぐに白鳥宮に駆け付け、シエルを救出する活躍をみせてくれました。

このとき、グリーンヒルは「もう暴力を振るわんと決めた俺に誓いを破らせた罪は重い」と発言。かつて暴力沙汰の事件を起こしたことがあると示唆されていました。

グリーンヒルはクリケット大会の決勝で、シエルたち青寮と対決することになります。青寮は卑怯な手段にも思えるオーケストラ打法で得点を重ねていきますが、グリーンヒルはその手法に全く気付かず、素直に「頑張ったんだな」と称賛を贈ります。これには単純な性格で知られるエドワード・ミッドフォードも驚きます。

さらに、劉と藍猫によるお色気作戦が実施されたときには、その効果を誰よりも受けたのがグリーンヒルでした。最終回では、一球でエドワードを仕留めたロレンスの「闇夜の梟」を、自身の「王者の聖剣（ソード・エクスカリバー）」によってバウンダリー6にする奮闘を見せます。ただ、最後はシエルの作戦にはめられ、最終打者となりました。

真夜中の茶会で、グリーンヒルはビザールドールとなって甦ったデリックに腕を嚙まれます。その後、回想シーンでデリックの真実が明らかとなり、グリーンヒルがデリックを殴ったのをきっかけにデリックと共にいじめに関与していた生徒5人と副校長の命を奪ったのが監督生たちだったことが判明しました。

ただ、デリックは王族につらなる家門の出身だったため、王族の醜聞を世間に晒すわけにもいかず、グリーンヒルをはじめとした監督生たちは追放処分だけで済みました。

ウェストン校を追放されたグリーンヒルはその後、スフィア・ミュージックホールで活躍する「スターライト4」の1人として再登場します。グリーンヒルはスターライト4としての再登場時に「今度こそ失敗はしない」と精神的に追い込まれており、ブラバットにその余裕のなさを利用されていました。

その後、スフィアの悪事が明るみになり、スターライト4として舞台に立っていたグリーンヒルはロレンスとレドモンドと一緒に身を隠すことになりました。そして、シエルに発見されたときには、ブラバットのたくらみについては何も知らなかったと話していました。

このように、グリーンヒルは真面目で正義感が強く、身体能力も優れた人間です。しかし、物事を正しく捉えて判断する能力が劣っており、リーダーには向いていないようです。そして、単純な性格であることから、ブラバットのような悪人に騙されやすく、ついていく人間を間違えると悪事に巻き込まれてしまいます。そのため、グリーンヒルが自分の力を発揮して活躍するためには、正しい人間につく必要があると考えられています。

「黒執事」に登場するデリック・アーデンは、女王のいとこのクレメンス侯爵家の嫡男です。そして、女王の親戚という血筋に加え、整った顔立ち、朗らかな性格に、クリケット、レポート、刺繍、作詩と何をやらせても完璧にこなす文武両道の好青年でした。しかし、寄宿学校編の時点から1年くらい前の長期休みの際、実家に帰って来なかったことから、女王の命令でシエルによる調査が始まりました。

「黒執事」のデリック・アーデンは一見すると好青年ですが、その本性は非常に悪辣で、ストレス解消のために取り巻きと一緒になって、酷いいじめ行為や飲酒などの不良行為を繰り返していました。そして、彼の才能や努力の賜物のように思えた実績もすべて他の人の成果を奪い取ったものでした。さらに、P4宛てのいじめの告発もP4から信頼されている自らの立場を利用して握りつぶし、副校長のアガレスも買収していました。

しかし、暗号詩で書かれた告発文を見抜けず、全ての悪事がP4にバレてしまいます。それでも、アガレスが味方なこともあり、まったく悪びれることなく、そのまま次の監督生に選ばれることが決定しているという事実が判明。怒ったグリーンヒルによって、衝動的に殺害されてしまいました。

こちらは「黒執事」のグリーンヒルに関するツイートです。グリーンヒルとエドワードが好みだという感想となっています。

こちらも「黒執事」のグリーンヒルに関するツイートです。グリーンヒルによって、オールバックの魅力に気付いたという感想となっています。

こちらも「黒執事」のグリーンヒルに関するツイートです。グリーンヒルがかわいいと評価されており、好きなキャラだという感想となっています。

いかがでしたか？「黒執事」のグリーンヒルは翡翠の獅子寮の監督生で、真面目かつ正義感の強い性格ながら視野が狭く判断力が劣る弱点があることが分かりました。

さらに、悪事を働いていたデリック・アーデンらの命を奪ったことが明るみになり、他のP4メンバーと共に追放処分となったこと。その後、スターライト4の1人として再登場し、ブラバットに利用されてしまったことなどが分かりました。皆さんもぜひ「黒執事」のグリーンヒルに注目してみてください！