【黒執事】アバーライン警部はランドル卿の部下！ファントムハイヴの関係と今後は？

漫画黒執事の作中でロンドン警視庁（スコットランドヤード）に所属しているフレッド・アバーライン。漫画黒執事に登場するアバーラインはランドル卿の部下にあたるキャラであり、ロンドン警視庁の警部を務めています。作中でアバーラインはファントムハイヴ伯爵家と協力関係にあるため、シエルやセバスチャンと時折行動を共にしています。本記事ではそんなアバーライン警部のファントムハイヴとの関係や活躍などをご紹介します。

ではフレッド・アバーライン警部のファントムハイヴ伯爵家のシエルとセバスチャンとの関係や活躍などをご紹介する前に、アバーライン警部が登場する漫画黒執事の概要と物語のあらすじについてご紹介していきます。アバーライン警部が登場する黒執事とはファントムハイヴ伯爵家の当主・シエルと執事・セバスチャンの活躍を描いた枢やなの漫画作品であり、2006年から2021年6月現在まで｢月刊Gファンタジー｣で連載されています。

2021年6月現在連載中の漫画黒執事はこれまで合計30巻の単行本が刊行されています。そんな漫画黒執事は2007年のドラマCD化がきっかけとなり、2021年6月現在までに合計3期ものテレビアニメ化や実写映画化、実写舞台化などのメディア展開が多数行われています。2021年6月現在まで数多くのメディア作品が制作されている漫画黒執事は全世界で非常に高い人気を博しており、単行本の累計発行部数は3000万部を超えています。

19世紀末のイギリスで若くして名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家の当主となったシエルは完璧すぎる執事・セバスチャンと共に、裏社会の秩序を守る仕事を行っていました。実はシエルはかつて両親が何者かに殺害され、自身も陵辱される身となっていました。この時シエルは悪魔のセバスチャンと契約し、自らの執事とします。そんなシエルは裏社会の秩序を守ると共に、自身を陵辱して両親を殺害した者の正体を追おうとするのでした。

本記事でファントムハイヴ伯爵家のシエルやセバスチャンとの関係や作中での活躍などをご紹介するフレッド・アバーラインとは漫画黒執事に登場するキャラクターです。アバーラインはランドル卿の部下にあたるロンドン警視庁の警部であり、漫画黒執事の黄執事編で初登場しました。黄執事編で初登場したアバーライン警部はランドルを通してファントムハイヴ伯爵家を知り、それ以降シエルやセバスチャンと協力関係を築いています。

ファントムハイヴ伯爵家の当主であるシエルは黄執事編で出会ったアバーライン警部を｢アンダーライン君｣と呼び、度々からかっています。これに対してアバーライン警部は決別せず、手段を選ばずに事件を解決するシエルとセバスチャンに協力しています。一方シエルも正義感の強いアバーライン警部を篤く信頼しています。しかしシエルは偉くなれないタイプだと評価しており、アバーライン警部に今後の出世を期待しています。

ではここからは漫画黒執事に登場するフレッド・アバーライン警部の性格やファントムハイヴ伯爵家との関係、今後についてご紹介していきます。漫画黒執事に登場するアバーライン警部は上述でご紹介した通り、非常に正義感の強い性格をしています。そのためかアバーライン警部は手段を選ばずに事件を解決するといった考えを持っています。そのためアバーライン警部は同じ考えのファントムハイヴ伯爵家と協力関係になりました。

ロンドン警視庁の警視総監を務めるランドル卿は事件をロンドン警視庁だけで解決するといった考えの持ち主です。一方アバーライン警部は手段を選ばないため、事件解決のためにファントムハイヴ伯爵家と協力しています。そのため漫画黒執事の青の追憶編でランドル卿はシエルを容赦無く追い詰め、アバーライン警部は心の中でシエルの味方をしようとしました。確かにアバーライン警部は事件を必死に解決しようとする立派な人物です。

しかしロンドン警視庁は裏社会の存在であるファントムハイヴ伯爵家と正式に手を組むと、市民の賛同を得ることが出来ません。なのでロンドン警視庁としては、ランドル卿の考えの方が大局を見ています。もしかするとアバーライン警部は今後裏社会のファントムハイヴ伯爵家と密接な関係になりすぎてしまい、ロンドン警視庁の警部という立場を失ってしまうやもしれません。

ではここからは漫画黒執事に登場するアバーライン警部の活躍についてご紹介していきます。漫画黒執事の黄執事編で初登場したアバーライン警部はインドから帰国したイギリス人が襲われる事件の調査を担当し、シエルと出会います。この時アバーライン警部はランドル卿の口からファントムハイヴ伯爵家の存在を知り、事件後にファントムハイヴ伯爵家の本邸へ向かいました。

ファントムハイヴ伯爵家を訪れたアバーライン警部はファントムハイヴ伯爵家の裏仕事やロンドン警視庁との繋がりを知ります。その際絵画が好きなアバーライン警部はシエルを気に入ります。一方シエルもアバーライン警部を評価し、ランドル卿に後継者かどうか尋ねました。

上述でご紹介した通り、アバーライン警部は事件の解決に手段を選びません。事件の解決に手段を選ばないアバーライン警部は漫画黒執事のサーカス編で｢ノアの方舟サーカス｣を追うシエルとセバスチャンに協力姿勢を取り、情報が眠るロンドン警視庁の資料室へ案内します。この行動にシエルは感謝し、将来が期待出来る柔軟な思考の持ち主とアバーライン警部を高く評価しました。

漫画黒執事の青の教団編でシエルはエドワードと女王から依頼を受け、スフィア・ミュージックホールを調査のために訪れます。この時アバーライン警部はホールの外で待つセバスチャンと接触し、会合が開かれたホール内で傷が無いまま殺される事件が発生していることを教えます。アバーライン警部がセバスチャンに情報提供したのは事件を何としても解決するためとファントムハイヴ伯爵家が市民を守る存在だからでした。

その後スフィア・ミュージックホールの事件が解決し、アバーライン警部はシエルの頼みで被害者の検死を行うことになります。そしてアバーライン警部は失血で死亡したことを伝えるためファントムハイヴ伯爵家を訪ね、シエルの非情な手段を目にします。この時アバーライン警部は自身の無力さを嘆き、シエルに早く出世するよう励まされました。その後アバーライン警部はセバスチャンと協力し、エドワードとポーラを引き合わせます。

漫画青の追憶編で匿名の通報を受けたアバーライン警部はファントムハイヴ伯爵家邸に突入し、シエルの兄と対面します。シエルの兄と対面した警察達は当主のシエルが青の教団の教祖・シリウスだと考えます。この時アバーライン警部はシエルがシリウスでは無いと信じるものの、シエルは逮捕されてしまいました。その後アバーライン警部はファントムハイヴ伯爵家との絆からシエルが無罪だと最後まで信じようとしました。

アニメ黒執事でアバーライン警部を演じた声優は日本の男性声優である菅沼久義です。アバーライン警部を演じた菅沼久義とは1978年の9月30日に東京都で生まれた男性声優であり、2021年6月現在青二プロダクションに所属しながら活動しています。菅沼久義は元々1998年にアニメ｢ロードス島戦記｣で声優デビューを飾り、脇役を中心にこれまで数多くの人気アニメ作品に出演しています。

• 2001年のアニメ｢おとぎストーリー天使のしっぽ｣：睦悟郎役
• 2005年のアニメ｢まじかるカナン｣：ナツキ役
• 2006年のアニメ｢金色のコルダシリーズ｣：佐々木淳之介役
• 2008年のアニメ｢夏目友人帳｣：北本篤史役
• 2009年のアニメ｢テガミバチ｣：コナー・クルフ役
• 2014年のアニメ｢ワールドトリガーシリーズ｣：嵐山副役、菊地原士郎役
• 2000年のゲーム｢真・三國無双シリーズ｣：姜維役、孫権役

漫画黒執事に登場するアバーライン警部に関する感想ではアバーライン警部がかっこいいといった感想が多数寄せられていました。漫画黒執事に登場するアバーライン警部は脇役であるものの、非常に渋くてかっこいいキャラクターとなっています。またアバーラインはかっこいい容姿の他に正義感の強い性格も持っているため、漫画黒執事ファンに高い人気を博しています。

漫画黒執事に登場するアバーライン警部に関する感想では原作とアニメで全然違うといった感想も多く寄せられていました。黒執事の原作漫画に登場するアバーライン警部は口髭が特徴の渋いキャラクターです。しかしアニメ版では口髭が無い非常に若い警部に変更されています。また作中での行動もかなり違うため、アニメを見た漫画黒執事ファンを驚かせました。

漫画黒執事に登場するアバーライン警部に関する感想ではアニメ版の最後に悲しむ感想も多く見受けられました。上述でご紹介した通り、アバーライン警部は原作漫画とアニメで見た目や行動が全く違います。さらにアニメ版では劉の攻撃からシエルを守り、死亡してしまいます。このまさかの死亡は数多くのアバーライン警部ファンにショックを与えました。

本記事では漫画黒執事に登場するアバーライン警部についてファントムハイヴ伯爵家との関係や活躍などをご紹介しました。ランドル卿の部下であるアバーライン警部はファントムハイヴ伯爵家の考えに同意し、シエルやセバスチャンと協力関係にあります。しかしロンドン警視庁は表の正義を司っているため、裏のファントムハイヴ伯爵家を認める訳にはいきません。なのでアバーライン警部は今後、何かしらの騒動を起こすことでしょう。