2021年06月27日公開
2021年06月27日更新
【黒執事】バイオレットは紫黒の狼寮のプリーフェクト!蒼き星に関するセリフを考察
「黒執事」に登場するバイオレットとは、名門寄宿学校ウェストン校の紫黒の狼寮(グレゴリー・バイオレット)の監督生(プリーフェクト)です。事件発覚後に放校処分を受け、その後青の「黒執事」教団編で再登場を果たしました。一番珍しいシリウスという血液の持ち主であり、青の教団から連れ去られた際は、シエルに助けられ病院に運ばれました。この記事では、「黒執事」の登場キャラクター・バイオレットのプロフィールや、「黒執事」作中での活躍、今後の考察などを紹介していきます。
目次
黒執事とは?
黒執事の概要
「黒執事」とは、スクウェア・エニックスの雑誌「月刊Gファンタジー」で2006年10月号から連載されている漫画であり、コミックスは30巻まで発売されています。「黒執事」の作者は、「ディズニーツイステッドワンダーランド」のキャラクターデザイン、メインシナリオなどを手掛けたことでも知られる漫画家・枢やなです。テレビアニメは第3期まで放送されており、2017年1月21日にはアニメーション映画も公開されました。
黒執事のあらすじ
19世紀末期の英国、若くして爵位を継いだ12歳のシエル・ファントムハイヴ伯爵には、品格、知識、武術あらゆる分野で完璧な執事のセバスチャンが仕えていました。ファントムハイヴ家は数年前に襲撃され、シエルは何者かに誘拐され陵辱を受けるという過去がありました。セバスチャンの正体は悪魔であり、彼の魂と引き換えに復讐を遂げるまで執事として手助けする契約を交わしていました。
黒執事のバイオレットは紫黒の狼寮のプリーフェクト
グレゴリー・バイオレットのプロフィール
「黒執事」に登場するグレゴリー・バイオレットは、イギリスの貴族たちが通う名門寄宿学校ウェストン校の紫黒の狼寮(グレゴリー・バイオレット)の監督生(プリーフェクト)です。紫黒の狼寮とは、一芸に秀でた個性が強い生徒が振り分けられる寮ですあり、言い換えれば変わり者が多い寮ともいえます。「黒執事」のバイオレットは、目の前にモチーフを見なくても写実的で美しい絵を描くことができ、芸術の才能に秀でています。
見た目通りミステリアスな人物であり、人間嫌いで口数も多くありません。ダンスは目がまわるから嫌いと発言しています。翡翠の獅子寮の監督生であるグリーンヒルに無茶なポーズを取らせ、全く関係ないものを描くなどお茶目な一面もあります。カレッジコートをいつも羽織ってフードをかぶっており、制服のネクタイはなぜか蝶々結びにしています。狼寮と学園内で兄弟関係にある寮弟(ファッグ)は、チェスロックでした。
グレゴリー・バイオレットの血液型はシリウス
スフィア・ミュージックホールでは、秘密裏に客から血液採取が行われていました。サリヴァンの協力により、血液型には4つのタイプがあることがわかります。全体の割合は、ポラリスとベガが44%、カノープスが10%、一番割合が少ないとされるシリウスが2%でありバイオレットがこれに該当します。「黒執事」作中でバイオレットは、ブラバットから無茶な血液採取を受けており、ステージでは度々貧血で倒れていました。
黒執事のバイオレットの蒼き星に関するセリフや伏線を考察
考察①プリーフェクト3人に対する思い
イギリスの貴族たちが通う名門寄宿学校ウェストン校には、4つの寮が存在し、生徒の身分や個性によって所属する寮が決まります。身分が高く高貴な生徒が集まる深紅の狐寮、スポーツや武術など体育会系の生徒が集まる翡翠の獅子寮、勉学が得意な賢い生徒が集まる紺碧の梟寮、一芸に秀でた個性の強い生徒が集う紫黒の狼寮があります。バイオレットは、紫黒の狼寮の監督生(プリーフェクト)を務める人物です。
監督生(プリーフェクト)の4人のことは合わせて、プリーフェクト4と呼ばれています。人間嫌いのバイオレットですが、同じ監督生だったエドガー・レドモンド、ロレンス・ブルーアー、ハーマン・グリーンヒルらプリーフェクト4の仲間のことを大切に思っています。プリーフェクト4は、ウェストン校の規律を何よりも重じていました。
そして、規律を破ったデリックや仲間の数名の生徒、さらに問題を黙認していた副校長を殺害しています。事件はもみ消され、プリーフェクト4は放校処分を受けました。その後、プリーフェクト4はスフィア・ミュージックホールで歌やダンスのパフォーマンスを披露するスターライト4として活躍するようになります。新たな居場所を見つけたレドモンド、ブルーアー、グリーンヒルらは、喜んでいました。
バイオレットだけは、スフィア・ミュージックホールの悪行を知っていました。しかし、嬉しそうな3人を悲しませたくないという気持ちがあり、相談できずにいました。そこで、いつかシエルがスフィア・ミュージックホールの存在を知り助けてくれるかも知れないと考察し、学園在籍時代の寮弟・チェスロックらに招待状を出したのでした。
考察②「蒼き星」の正体を警察に伝えた?
シエルは、ファントム・ファイヴというメンバーを結成し、ミュージックホールでコンサートを行います。青の教団の客は、どんどんファントム・ファイヴの会場に流れて行きました。スフィア・ミュージックホールは、客を奪われたことで採血量が大幅に減り、失血死する人が続出しました。失血死した遺体を遺棄するところがマスコミにリークされ、悪行が公になります。
事が公になり、舞台公演していたスターライト4も警察に追いかけられるようになりました。しかし、バイオレットのみが姿を消したのだといいます。血液型の割合は、ポラリスとベガが44%、カノープスが10%、シリウスが2%でした。バイオレットは一番数が少ないシリウスの血液を持つため、ブラバットに連れ去られたと考察されました。
シエルとセバスチャンは、スフィア・ミュージックホール2号館建設中の現場へと向かい、バイオレットを助けます。バイオレットはブラバットの居場所を伝えた後、気絶し病院に運ばれています。病室で目覚めたバイオレットは、警察に事情聴取を受けます。バイオレットは、青の教団の中心人物はブラバットではなく別にいるとして、その人物の正体を口にしようとしています。
青の教団の教祖の正体は、葬儀屋の手によって蘇ったシエルの双子の兄でした。シエル兄は、スフィア・ミュージックホールでの事件の濡れ衣を弟になすりつけています。シエルは、セバスチャンをはじめとした使用人たちと逃亡生活を送っています。しかし、もしバイオレットが警察に蒼き星の正体を告白したのなら、状況がシエルにとって良きものになるとも考察できます。
黒執事のバイオレットの活躍
活躍①紫黒の狼寮の監督生として登場する
イギリスの貴族たちが通う名門寄宿学校ウェストン校で、何人かの生徒が学校から戻らないという事件が起きます。その内の1人に、ヴィクトリア女王のいとこにあたるクレメンス公爵の子息デリック・アーデンもいました。調査依頼を受けたシエルとセバスチャンは、生徒と先生に扮して潜入捜査を行います。シエルは紺碧の梟寮に割り振られますが、一般生徒は校長に会うことすら許されていませんでした。
対面するには、監督生(プリーフェクト)と学園内で兄弟関係にある寮弟(ファッグ)のみが招待される校長主催のお茶会に参加しなければなりませんでした。デリックは校長の取り決めで、深紅の狐寮からバイオレットのいる紫黒の狼寮に移動していました。監督生たちからは何を聞いてもデリックの情報は得らませんでした。シエルとセバスチャンは、夜中に紫黒の狼寮を放火し、避難した学生の中にデリックがいないか確認します。
デリックは紫黒の狼寮にいないことが発覚し、消火活動の際もバイオレットは寮内に外部の人間が入ることを嫌がりました。監督生と寮弟以外にも、クリケットの大会で活躍した選手1人だけが、校長主催のお茶会に招待されるといいます。万年最下位の紺碧の梟寮を優勝に導き、シエルはついにお茶会に招待されることとなりました。
お茶会の席で、デリックをはじめとする数名の生徒と副校長は、監督生のバイオレット、レドモンド、ブルーアー、グリーンヒルら4人に殺害されていたことが発覚します。女王に真相を報告した後、事件は揉み消され4人は逮捕されず放校処分という扱いになりました。
活躍②スターライト4として再登場する
名門寄宿学校ウェストン校から追い出された監督生(プリーフェクト)の4人は、青の教団編で再登場を果たします。スフィア・ミュージックホールでは、身分差や年齢・性別問わず、大勢の人が集まるパーティが開かれていました。一度参加した者はその虜となり、何度も足を運ぶのだといいます。シエルは、女王からスフィア・ミュージックホールの調査を依頼され客として調査に踏み入ります。
元監督生(プリーフェクト)のバイオレット、レドモンド、ブルーアー、グリーンヒルらもいました。バイオレットは他の3人とは異なり、どこか浮かない表情をしています。第四土曜日に4人は、アイドルのように歌やダンスを披露するユニット・スターライト4として舞台を盛り上げていました。ダンスが嫌いなことで知られるバイオレットが踊っていることに、エドワードも驚いていました。
いまだかつて類を見ないテンポの曲は巷でも有名であり、街中で口ずさむ人もいました。スフィア・ミュージックホールは、スターライト4の歌で宣伝をし、客を招いていたのでした。スフィア・ミュージックホールは、客を大勢集め、目的は不明ですが血液を採取していました。明確な用途は不明ですが、かなりの採血量を必要としていると予想されました。
シエルは新たに音楽ユニットをプロデュースしてコンサートを行い、スフィア・ミュージックホールから客を奪います。客を奪われたことで採血できる量が減ったため、スフィア・ミュージックホールでは失血死が度々出るようになります。関係者が死体遺棄のところがマスコミにリークされ、スフィア・ミュージックホールの悪事は公になります。
血液型の割合は、ポラリスとベガが44%、カノープスが10%、シリウスが2%でした。非常に珍しいシリウスのバイオレットは、無理な血液採取を受けていました。スフィア・ミュージックホールの悪行や、ブラバットの裏の顔にも気がついていました。
活躍③シエルに救出される
スフィア・ミュージックホールが客から血液を採取し、何人も失血死させたという事件が公になります。関係者のスターライト4も、警察に追われる身となりました。しかし、世間に悪事が公表された日に、バイオレットだけが姿を消していました。バイオレットは珍しい血液のシリウスだったため、ブラバットに連れ去られたと考察されました。
ブラバットは、スフィア・ミュージックホールの2号館を温泉街・バースに作ろうとしていました。シエルとセバスチャンは、バースにある2号館建設中の現場に向かいます。現場には、無理やり採血され気を失っているバイオレットがいました。バイオレットは、スフィア・ミュージックホールの悪事を知っていました。しかし、プリーフェクト4のみんなの楽しそうな様子を見て、いい出せずにいました。
バイオレットは、いつかシエルの耳にスフィア・ミュージックホールの話が入るのを信じて、寮弟だったチェスロックらに招待状を送りました。ブラバットはロンドンにいると伝えて再び気を失い、病院へと運ばれます。病院で目を覚ましたバイオレットは、警察から事情聴取を受けます。スフィア・ミュージックホールは、蒼き星を輝かせるための儀式を執り行っていること、蒼き星はブラバットではないと発言しています。
黒執事のバイオレットに関する感想や評価
黒執事よんだけど当時最先端アンド流行りの輸血ネタと現代日本の流行りのアイドルネタを合体させるのしゅごい、で、シエルとバイオレットはAB型…
— じゃみぃ (@jammymay) May 27, 2016
スフィア・ミュージックホールは、用途は不明ですが客から血液を採取していました。血液型の名前と割合は、ポラリスとベガが44%、カノープスが10%、シリウスが2%でした。シリウスは、天才肌で裏表が激しいという性格が特徴だといいます。全体の割合や血液型占いと似ている特徴が挙げられていることから、シリウスのバイオレットはAB型なのではないかという考察する「黒執事」ファンの声も多くあります。
黒執事のさー最新巻を読んださー。
— つるまめ(レックウザのバディ・ジュプトルの親友) (@turumame_OMJ) June 3, 2016
どこのアイドルだよ。
キラキラすぎるわ。混ざりたい。
バイオレットくんかわいい。アカン。
「黒執事」のバイオレットは、寄宿学校編から登場したキャラクターであり、ウェストン校の紫黒の狼寮(グレゴリー・バイオレット)の監督生(プリーフェクト)です。事件発覚後に放校処分を受けますが、青の教団編にてアイドルユニットを思わせるスターライト4のメンバーとして再登場を果たしました。スターライト4のバイオレットも好評でした。
黒執事のバイオレットくん…天才肌でちょっと変人っぽいけど実は仲間思いっていうギャップにやられてハートに矢が突き刺さった 見た目もめちゃくちゃ好みです…ハァ…
— るるる (@kkyvv) January 12, 2021
「黒執事」に登場するバイオレットは、人間嫌いで口数も少ない人物です。しかし、仲間のプリーフェクト4のメンバーの事を大切に考えている仲間思いなところもあります。容姿に加え、性格も好きという「黒執事」ファンの感想もありました。
黒執事のバイオレットまとめ
「黒執事」バイオレットのプロフィールや、「黒執事」作中での活躍、今後の彼の考察などを紹介してきました。珍しいシリウスという血液型を持ち、人間嫌いだけれど仲間思いなところもある人物です。「黒執事」青の教団編でシエルに助けられた後、警察に本物の蒼き星の存在を告白しようとしていました。このことから、今後シエルに有利な展開になるのではないかと考察されています。