鬼滅の刃はジョジョに似てる？吾峠先生がファンを公言？作品の共通点を考察

似てる理由やパクリ疑惑・オマージュについて知る前に、まずはジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃の基本情報を紹介していきます。ジョジョの奇妙な冒険は1987年に連載がスタートした漫画で、2021年時点で「Part8/ジョジョリオン」が描かれています。原作者の荒木飛呂彦は1980年から活動している漫画家で、ジョジョの奇妙な冒険の累計発行部数は1億部を突破しています。

ジョジョの奇妙な冒険と似てる・共通点がある「鬼滅の刃」は2016年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画です。2019年からはアニメシリーズの放送がスタートしており、2020年から2021年には映画が公開されていました。原作者・吾峠呼世晴は「眼鏡をかけたワニ」を自画像にしているため、ファンからワニ先生と呼ばれているようです。

ここからは「ジョジョの奇妙な冒険」と「鬼滅の刃」が似てると言われている理由やパクリ疑惑・オマージュを紹介していきます。両作品は「週刊少年ジャンプの大ヒット作品」という以外にも共通点があるようです。

ジョジョの奇妙な冒険の第1部に登場したキャラクターは呼吸で血液をコントロールする「波紋法」という技・能力を使用しています。波紋法は普通の攻撃ではダメージを与える事ができない吸血鬼に有効で、攻撃だけでなく治癒にも利用する事ができます。第3部以降では精神エネルギーを具現化させた「スタンド」という能力も描かれています。

鬼滅の刃の敵である鬼は普通の攻撃ではダメージを与える事ができないため、剣士たちは「全集中の呼吸」を使って身体能力を強化しています。全集中の呼吸は大量の酸素を体内に取り入れる事で血管・筋肉を強化する技で、瞬間的に身体能力を向上させる事ができます。また剣士は呼吸法を剣術に反映させており、「炎」「水」「雷」という自分に合った剣術を使用しています。

ジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃の「呼吸」は身体能力を強化するという共通点があります。スタンド能力はファンタジーな設定ですが、波紋法は「チベットを発祥として伝えられる秘術」と言われているため、両作品の呼吸は才能がある人間が努力で会得できる能力のようです。そのため鬼滅の刃の呼吸はジョジョの奇妙な冒険のオマージュなのかもしれません。

ジョジョの奇妙な冒険の第2部には「柱の男」というキャラクターが登場しています。第1部では吸血鬼になったディオが暴れていますが、柱の男は吸血鬼をエネルギー源にしているため、柱の男が吸血鬼を生み出す「石仮面」を作った事が分かっています。そのため柱の男は古代において神・鬼・悪魔と言われていたようです。

鬼滅の刃には人喰い鬼と戦う剣士たちが登場しており、剣士たちは「鬼殺隊」と呼ばれています。鬼殺隊は強さで階級が分かれており、最強の剣士たちが「柱」の階級を持っています。また剣士たちはそれぞれが得意な呼吸を使用しているため、柱は呼吸によって「炎柱」「水柱」「岩柱」という二つ名を付けられています。文字通りに「鬼殺隊を支える存在」が名前の由来と言われています。

前述したようにジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃には「柱」という共通点があります。ですが設定はまったく違うため、鬼滅の刃の原作者が用語だけをオマージュした可能性があります。また設定は違いますが、「強い」という点は同じようです。

ジョジョの奇妙な冒険の第1部の敵は「ディオ・ブランドー」です。ディオは主人公ジョナサン・ジョースターと同じ人間でしたが、ジョナサン・ジョースターを超えるために石仮面を使って吸血鬼になっています。第2部以降は「柱の男」「スタンド使い」が敵になっていますが、ジョジョの奇妙な冒険の始まりは「吸血鬼との戦い」でした。

鬼滅の刃には「人喰い鬼」という敵が登場しています。鬼のボスである鬼舞辻無惨は病を患う人間でしたが、薬の投与で鬼になった事が分かっています。そのため鬼舞辻無惨は本編が始まる1000年以上前から生きており、鬼舞辻無惨を倒すために鬼殺隊が組織されたようです。

ジョジョの奇妙な冒険のディオの血を飲むと人間はゾンビになってしまいます。また鬼舞辻無惨の血を飲むと人間は鬼になってしまうため、「血を飲むと人間ではなくなる」という共通点があるようです。とはいえまったく設定が同じという訳ではないため、あくまでオマージュの範疇のようです。

前述したようにジョジョの奇妙な冒険には「吸血鬼」が登場していますが、吸血鬼は体を再生させる能力を持っているため、普通の攻撃はダメージを与える事ができません。そのため主人公たちは「波紋法」で太陽エネルギーを体内に送り込んでダメージを与えています。また一般的な吸血鬼のように直接太陽の光を浴びる事も苦手にしているようです。

鬼滅の刃に登場した「鬼」は太陽の光を苦手にしているため、基本的には太陽が沈んだ夜に行動しています。またボスである鬼舞辻無惨は太陽の光を克服するために「青い彼岸花」を探しています。そのような設定がジョジョの奇妙な冒険と似ていますが、吸血鬼と鬼という違いがあるため、パクリではなくオマージュの範疇のようです。

ジョジョの奇妙な冒険には「ディオ」「カーズ」というボスが登場しています。両者は凄まじい強さだけでなく、部下を心酔させるカリスマ性も持っています。また第4部以降には「吉良吉影」「ディアボロ」というボスも登場しているため、ジョジョの奇妙な冒険はボスキャラクターが魅力的な作品です。

鬼滅の刃には鬼のボスである鬼舞辻無惨が登場しています。鬼舞辻無惨はディオ・カーズのようなカリスマ性を持っており、基本的には恐怖・暴力で部下を支配しています。ですがジョジョの奇妙な冒険のディオは世界征服を目論んでおり、鬼舞辻無惨は「不死の体」を求めているため、両者は目的に違いがあるようです。

ジョジョの奇妙な冒険には「人間賛歌は勇気の賛歌」というテーマがあります。鬼滅の刃もジョジョの奇妙な冒険と同様に「勇気の力」で敵と戦っているため、敵と戦う原動力に共通点があるようです。また主人公は長男という共通点もあるようです。

ジョジョの奇妙な冒険の第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターは正義の心で宿敵・ディオと戦っています。第2部のジョセフ・ジョースターは勝つためなら手段を選ばないキャラクターですが、根っこの部分には正義があるため、ジョジョの奇妙な冒険の主人公には正義という共通点があります。

鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎は真っ直ぐな性格をしているキャラクターで、強い正義感を持って鬼と戦っています。そのような性格がジョジョの奇妙な冒険の主人公と似てるようです。また竈門炭治郎は誰に対しても優しい性格をしているため、ジョナサン・ジョースターと特に性格が似てるようです。

ジョジョの奇妙な冒険は世代を超えて「ジョースターの血」が受け継がれていきます。第5部ではディオの血を引くジョルノ・ジョバァーナが主人公になっていますが、ジョースターの血も引いていた事で強い正義感を持っています。そんな受け継がれる意思が見どころの1つになっています。

鬼滅の刃の作中では炎柱・煉獄杏寿郎が命を落としており、煉獄杏寿郎の持つ正義の意思を竈門炭治郎が受け継いでいます。ジョジョの奇妙な冒険のように血筋の繋がりはありませんが、意思が受け継がれるという共通点があるようです。とはいえ少年漫画ではよくある設定のため、パクリ・オマージュではないようです。

似てる理由・共通点・オマージュについて知った後は、鬼滅の刃がジョジョの奇妙な冒険のパクリと言われている理由を考察していきます。また鬼滅の刃の原作者・吾峠呼世晴とジョジョの奇妙な冒険の関係をまとめていきます。

前述したように「ジョジョの奇妙な冒険」と「鬼滅の刃」には多くの共通点・似てる部分があります。ですが設定を同じにしている訳ではなく、ジョジョの奇妙な冒険の用語を鬼滅の刃に取り入れているだけのため、パクリではなくオマージュの範疇という声が挙がっているようです。

鬼滅の刃の初代編集は原作者・吾峠呼世晴はジョジョの奇妙な冒険のファンと言っているため、少なからず影響を受けている事が分かります。また「シャーマンキング/武井宏之」「天上天下/大暮維人」「カードキャプターさくら/CLAMP」などの漫画家も影響を受けている事を公言しているため、パクリではなくジョジョの奇妙な冒険の影響力が凄すぎるという話のようです。

似てる理由やパクリ疑惑・オマージュについて知った後は、ジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃の面白い魅力を紹介していきます。設定が似てると言われている両作品ですが、独特な世界観・面白さがファンに愛されているようです。

ジョジョの奇妙な冒険の魅力は「ジョジョの意思が受け継がれていく事」です。ジョースター家は世代を超えて宿敵であるディオと死闘を繰り広げており、最終的には空条承太郎が先祖の仇を取っています。そんな壮大なストーリーが面白いという声がファンから挙がっているようです。

昔の漫画は勢いで見せる作品が多かったですが、ジョジョの奇妙な冒険の原作者・荒木飛呂彦は連載当初から高い画力を持っていました。また独特なセリフ・用語を使用しているため、ジョジョの奇妙な冒険は唯一無二の漫画になったようです。

漫画は「味方が物語途中に裏切る」という設定がベターになっていますが、鬼滅の刃は最初から最後まで誰も味方を裏切る事がありませんでした。またキャラクターは「鬼舞辻無惨を倒す」という意思を共有しているため、かなり分かりやすい物語が描かれています。そんな小学生にも分かりやすい物語が鬼滅の刃の魅力の1つと言えます。

鬼滅の刃はアニメが大ヒットした理由と言われています。鬼滅の刃のアニメ制作を担当した「ユーフォーテーブル」は作画力が高い制作会社のため、これまでのアニメにはない圧倒的な迫力で物語が描かれています。また主人公・竈門炭治郎は敵味方関係なしに優しいキャラクターのため、そのような性格も読者・視聴者に愛される要因になっているようです。

面白い魅力やパクリ疑惑・オマージュについて知った後は、ジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃に関するファンの感想をまとめていきます。本記事で紹介したパクリ疑惑・オマージュに関する声などもまとめていきます。

本記事で紹介したように「ジョジョの奇妙な冒険」と「鬼滅の刃」は共通点・似てる部分が多いという感想が挙がっているようです。また設定は似てるけれど、どちらの作品も面白いという感想も挙がっているようです。そのため鬼滅の刃はジョジョの奇妙な冒険のパクリではないと言われているようです。

鬼滅の刃は子供だけでなく大人にもヒットした作品です。ジョジョの奇妙な冒険は熱狂的なファンが多いため、似てる設定がジョジョの奇妙な冒険の世代にヒットした要因の1つになっているようです。そのため鬼滅の刃は現代風のジョジョの奇妙な冒険だという声が挙がっているようです。

ジョジョの奇妙な冒険はかなり独特な設定・絵柄のため唯一無二の漫画と言われています。また他作品でパクリ疑惑・オマージュが浮上する事が多いですが、ジョジョの奇妙な冒険の影響力が凄すぎるだけという感想が挙がっているようです。

ジョジョの奇妙な冒険は大勢の漫画家に影響を与えている作品です。そのため大ヒットを記録した鬼滅の刃もこれから大勢の漫画家に影響を与えていくという考察がなされているようです。また世代を超えて漫画界に良い循環が出来ているという感想が挙がっているようです。

本記事ではジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃が似てる理由やパクリ疑惑・オマージュについて紹介していきましたがいかがだったでしょうか？両作品は一部の読者から設定が似てると言われていますが、パクリではなくオマージュの範疇のようです。そんなジョジョの奇妙な冒険と鬼滅の刃を見た事がない方も、本記事の面白い魅力を参考にしながら是非ご覧下さい。