【ジョジョ】グレーフライの正体は？実は有能？スタンド能力や声優・名言も紹介

漫画ジョジョ3部の序盤で飛行機に乗る空条承太郎達を奇襲したグレーフライ。漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライとはスタンド｢タワーオブグレー（灰の塔）｣を持つ老人のキャラクターであり、DIOに雇われて空条承太郎達を攻撃しました。残念ながら作中であまり活躍していないものの、グレーフライはスタンドの能力から有能視されています。本記事ではそんなグレーフライのスタンドや元ネタ、名言などをまとめて紹介します。

では有能と評されているグレーフライのスタンド能力や名前の元ネタ、名言などをご紹介する前に、グレーフライが登場する漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースの作品情報について簡単にご紹介していきます。漫画ジョジョ3部スターダストクルセイダースとは1989年から1992年に渡って｢週刊少年ジャンプ｣で連載されていた荒木飛呂彦が描く漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズの第3作品にあたる漫画作品です。

1989年から1992年にかけて｢週刊少年ジャンプ｣で連載されていた漫画ジョジョ3部はジョースター家とDIOの最後の因縁の戦いを描いた作品であり、合計17巻の単行本で完結しています。そんな漫画ジョジョ3部は初めてスタンドが登場したシリーズであることから非常に高い人気を博しており、2021年6月現在までに4クールに及ぶテレビアニメやOVA、合計5作品ものゲームといったメディア作品が数多く制作されています。

時は漫画ジョジョ2部から50年後の1988年の日本。謎の悪霊に取り憑かれた主人公の空条承太郎は人を傷付けることを危惧し、1人留置場に籠もっていました。その悪霊の名は精神エネルギーが具現化した｢スタンド｣といい、祖父のジョセフとその友・アヴドゥルから伝えられます。その後空条承太郎はスタンド能力の発現が大きなきっかけとなり、100年もの歳月を経て復活した一族の因縁の敵・DIOと戦うことになっていくのでした。

本記事でスタンド能力や名前の元ネタ、名言などをご紹介するグレーフライとは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースに登場するキャラクターの1人です。漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライはDIOに仕えている老人のキャラクターであり、真ん中だけ禿げた白髪と口髭が特徴となっています。グレーフライは他の刺客と違って肉の芽が無く、元々お金で雇われるかたちでラスボスのDIOに雇われました。

グレーフライは職業が殺し屋とあって非常に残忍な性格をしており、飛行機で旅行客のお金を盗むことを得意としています。かつて3部の世界で300人の人間が死亡する飛行機墜落事故があり、その犯人はグレーフライだといわれています。そんなグレーフライは｢タワーオブグレー（灰の塔）｣という非常に素早いクワガタムシのスタンドを持っており、飛行機で空条承太郎一行を襲います。しかし花京院典明に敗れ、呆気なく死亡しました。

漫画ジョジョの奇妙な冒険シリーズに登場するキャラクター達の名前は海外の楽曲や歌手が元ネタになっていることで有名となっています。例えば漫画ジョジョ1部の主人公であるジョナサン・ジョースターはロックバンド｢The Beatles｣の楽曲｢Get Back｣の歌詞が元ネタであり、ラスボスのDIOは｢ロニー・ジェームズ・ディオ｣のバンド｢Dio｣が元ネタとなっています。では第3部に登場するグレーフライの元ネタは何なのでしょうか。

漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライの名前の元ネタは海外の歌手の｢グレン・フライ｣です。グレーフライの元ネタとなった｢グレン・フライ｣とはアメリカのロックバンド｢イーグルス｣のボーカルであり、1970年代のウェストコースト・ロックを代表する存在と評されています。ちなみに漫画ジョジョシリーズのスタンドも洋楽や海外の歌手が元ネタとなっているものの、｢タワーオブグレー（灰の塔）｣の元ネタは分かっていません。

ここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースに登場するグレーフライのスタンド能力や有能といわれている理由についてまとめてご紹介していきます。上述でご紹介した通り、漫画ジョジョ3部に登場するDIOの刺客・グレーフライは｢タワーオブグレー（灰の塔）｣という名前のスタンドを持っています。｢タワーオブグレー（灰の塔）｣とは非常に小型のスタンドであり、クワガタムシの見た目が特徴となっています。

その名の通りスタンド｢タワーオブグレー（灰の塔）｣はタロットカードの｢塔｣を暗示しており、口から｢塔針（タワーニードル）｣を出して敵の舌を引きちぎる能力を持っています。｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は小型のスタンドであるため、あまり破壊力がありません。しかし｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は｢スタープラチナ｣を超える非常に速い機動力を持っており、作中で飛行機内の空条承太郎を存分に翻弄する活躍を見せました。

スタンド｢タワーオブグレー（灰の塔）｣を持つグレーフライは漫画ジョジョ3部の作中で花京院典明のスタンド｢ハイエロファントグリーン｣の攻撃を受け、呆気なく死亡してしまいます。なのでグレーフライはそこまで強く無いキャラクターに見えます。しかしスタンドの｢タワーオブグレー（灰の塔）｣はある理由で有能とファンに評されています。ではなぜ｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は有能なスタンドと評されているのでしょうか。

その理由は｢タワーオブグレー（灰の塔）｣のスピードにあります。｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は｢スタープラチナ｣を超えるスピードを持っており、空条承太郎を翻弄しました。空条承太郎の｢スタープラチナ｣はスピードが作中トップクラスのスタンドです。そのため｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は作中で一番速いスタンドと考えられます。なのでグレーフライ以外が本スタンドを使用しておれば、非常に厄介な敵となったといえます。

ではここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースに登場するグレーフライの声優についてご紹介していきます。グレーフライが初めて登場したメディア作品はプレイステーション専用の対戦格闘ゲームです。この対戦格闘ゲームでは日本の男性声優である真殿光昭がグレーフライを演じました。真殿光昭とは1989年にアニメ｢機動警察パトレイバー｣で声優デビューした青二プロダクション所属の男性声優です。

1989年にデビューした声優の真殿光昭は1997年にアニメ｢勇者王ガオガイガー｣のピッツァ及びソルダートJを演じて一躍注目を集め、これまで｢BLEACHシリーズ｣のコンや｢コードギアス反逆のルルーシュシリーズ｣の扇要、｢Fate/stay nightシリーズ｣の柳洞一成などのキャラクターを演じています。そんな真殿光昭は漫画ジョジョシリーズのゲームでグレーフライ以外にこれまで花京院典明や東方定助の声優も担当しています。

上述でご紹介した通り、ゲーム版の漫画ジョジョ3部でグレーフライを演じたのは真殿光昭です。一方テレビアニメでは日本の男性声優である長克巳がグレーフライを演じました。アニメジョジョ3部でグレーフライを演じた長克巳とは1951年の8月11日に群馬県で生まれた男性声優であり、2021年6月現在スターダス・21に所属しながら活動しています。元々長克巳は声優では無く、俳優として1973年に芸能界デビューを飾りました。

1973年に俳優デビューを飾った長克巳は｢勝海舟｣や｢風と雲と虹と｣などの大河ドラマに出演し、1995年にアニメ｢ふしぎ遊戯｣で声優デビューすることになりました。そんな声優の長克巳は俳優活動をしているだけあって非常に高い演技力を持っていることで知られており、2021年6月現在までに｢トランスフォーマーマイクロン伝説｣の聖帝ユニクロンや｢ナルトシリーズ｣のミフネ、｢オーバーロード｣のランポッサⅢ世などを演じています。

ではここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースに登場するグレーフライの名言についてご紹介していきます。まずご紹介するグレーフライの名言は空条承太郎達にスタンドの凄さを明かした際に発した名言です。上述でご紹介した通り、漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライは｢タワーオブグレー（灰の塔）｣という、空条承太郎の｢スタープラチナ｣を超えるスピードを持ったスタンド能力を使用出来ます。

｢タワーオブグレー（灰の塔）｣のスピード力が作中トップクラスであるため、グレーフライは自身のスタンドに強い自信を持っていました。この強い自信からグレーフライは上記の名言を空条承太郎一行に発します。そして名言通り、グレーフライは｢タワーオブグレー（灰の塔）｣を使って空条承太郎一行を存分に翻弄しました。

2つ目にご紹介するグレーフライの名言は死亡する寸前に空条承太郎一行へ叫んだ名言です。グレーフライは空条承太郎一行をスタンドで翻弄するものの、花京院典明の｢ハイエロファントグリーン｣の攻撃によって重傷を負ってしまいます。重傷を負ったグレーフライは血を流しながら上記の名言を叫び、今後訪れる空条承太郎一行の苦難を予告しました。その後名言を叫んだグレーフライは力尽き、壮絶な最後を遂げてしまいます。

ではここからは漫画ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイダースに登場するグレーフライのかっこいい魅力や活躍、死亡シーンをまとめてご紹介していきます。グレーフライは非常にか弱そうに見える老人の姿をしています。しかし本当は残忍かつ狡猾な性格をしたキャラクターであり、過去に300人の人間を飛行機墜落事故で殺した過去を持っています。この残忍で狡猾な性格は花京院典明から｢おぞましい｣と評価されていました。

漫画ジョジョ3部の作中でグレーフライは一般人に変装し、空条承太郎一行が乗る飛行機に潜入します。飛行機に潜入したグレーフライはスタンド｢タワーオブグレー（灰の塔）｣で空条承太郎一行を襲い、一般人を殺して｢Massacre（皆殺し）｣のメッセージを残しました。このメッセージを見た空条承太郎は怒り、シリーズ最強のスタンド｢スタープラチナ｣で宙を飛ぶ｢タワーオブグレー（灰の塔）｣に強力なラッシュ攻撃を行います。

しかしスピードは｢タワーオブグレー（灰の塔）｣の方が｢スタープラチナ｣より一歩上です。そのため空条承太郎は｢タワーオブグレー（灰の塔）｣の驚異的なスピードに翻弄されてしまいました。しかしこの時グレーフライは油断してしまい、花京院典明のスタンドで｢タワーオブグレー（灰の塔）｣が真っ二つになってしまいます。これによりグレーフライは瀕死の重傷を負い、空条承太郎一行に苦難を予告する言葉を残して死亡しました。

漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライに関する感想ではスタンドの｢タワーオブグレー（灰の塔）｣が強いといった感想が多く寄せられていました。グレーフライが持つ｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は｢スタープラチナ｣を翻弄したスタンドであり、漫画ジョジョシリーズでトップクラスのスピードを持っていると評されています。そのため｢タワーオブグレー（灰の塔）｣を持つグレーフライは漫画ジョジョファンに有能視されています。

漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライに関する感想ではグレーフライが嫌いといった感想も寄せられていました。漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライは優しい心を一切持たない悪人です。またスタンドの｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は虫嫌いな方が目を背けるカブトムシの見た目をしています。なのでグレーフライは例え有能でも、あまり漫画ジョジョファンに好かれていません。

漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライに関する感想では飛行機の墜落で死ぬのではといった感想も見受けられました。グレーフライは300人が死亡したイギリスの飛行機墜落事故の犯人といわれています。しかしグレーフライは老人であり、スタンドも飛行機墜落事故に対応出来る能力を持っていません。もしかすると、グレーフライはスタンドを使わずに墜落する飛行機から脱出する高い身体能力を隠し持っていたのやもしれません。

本記事では漫画ジョジョ3部に登場するグレーフライについてスタンド能力や元ネタ、名言などをご紹介しました。確かにグレーフライは花京院典明のスタンドで呆気なく敗れたキャラクターです。しかしグレーフライの｢タワーオブグレー（灰の塔）｣は｢スタープラチナ｣を超える最強のスピードを持っています。なので空条承太郎が1人で戦っておれば、もしかするとグレーフライの｢タワーオブグレー（灰の塔）｣に敗北したかもしれません。