【借りぐらしのアリエッティ】ゴキブリ説など都市伝説まとめ!ナウシカと関係ある?

借りぐらしのアリエッティに都市伝説があるのはご存じでしょうか?様々な作品で都市伝説が語られているジブリ作品ですが、借りぐらしのアリエッティも例外ではなく、「アリエッティのモデルの正体はゴキブリ」「アリエッティの先祖はナウシカ」といったような噂が語られています。こちらの記事ではそんなゴキブリ説の根拠やその他都市伝説についてもご紹介していきます。また、翔がアリエッティに言った「君たちは滅びゆく種族」のセリフなど、謎が残されている部分も考察しているので気になった人はぜひチェックしてみてください!

【借りぐらしのアリエッティ】ゴキブリ説など都市伝説まとめ!ナウシカと関係ある?のイメージ

目次

  1. アリエッティとは?
  2. アリエッティの都市伝説一覧!ゴキブリ説やナウシカとの関係を考察
  3. アリエッティの原作小説やその後
  4. アリエッティの謎を考察
  5. アリエッティに関する感想や評価
  6. アリエッティの都市伝説とゴキブリまとめ

アリエッティとは?

借りぐらしのアリエッティの概要

主人公のモデルの正体がゴキブリだと都市伝説で囁かれているジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』。そんな都市伝説がある借りぐらしのアリエッティは2010年に米林宏昌(よねばやしひろまさ)監督が監督を務めたファンタジー作品です。

借りぐらしのアリエッティの原作となったのは、イギリスの児童文学作家のメアリー・ノートン氏の『床下の小人たち』。原作小説ではイギリスの田舎町が舞台となっていますが、借りぐらしのアリエッティでは日本に舞台が移されました。ジブリ映画の興行収入ランキングでは第6位を記録する人気作となっています。

借りぐらしのアリエッティのあらすじ

ある田舎町の民家の床下に住む、小人のアリエッティ一家。14歳の少女アリエッティは、父のポッド、母のホミリーと3人で人間の家の物を借りながら生活しています。そんなアリエッティたちの住む民家は老夫婦と家政婦が生活している家ですが、ある日から病気療養のために12歳の少年・翔が新たに居候することになります。そしてある日アリエッティが民家に忍び込んでいるところをその少年・翔は目撃してしまいます。

借りぐらしのアリエッティ - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

アリエッティの都市伝説一覧!ゴキブリ説やナウシカとの関係を考察

都市伝説一覧①ずっと昔に企画されていた?

こちらの項目では借りぐらしのアリエッティの都市伝説を6つご紹介していきます。アリエッティの都市伝説1つ目は、映画化に関しての都市伝説です。2010年に公開となった借りぐらしのアリエッティですが、その映画化の構想が決まったのは昭和40年代だったというものです。昭和40年というと、スタジオジブリが発足されるきっかけとなった『風の谷のナウシカ』が映画化される20年以上も前。

なぜそんなにも前に映画化が企画されていたのかというと、借りぐらしのアリエッティの原作『床下の小人たち』に感銘を受けたスタジオジブリの主要メンバー・宮崎駿監督らが感銘を受け、すぐにでも映画化を希望したことが発端でした。しかし当時は話がうまくまとまらなかったために流れてしまい、40年経って再び映画化の企画が持ち上がり制作に至ったとのことです。

都市伝説一覧②アリエッティのモデル・正体はゴキブリ?

借りぐらしのアリエッティの都市伝説2つ目は、アリエッティのモデルの正体について。アリエッティのモデルや正体については、借りぐらしのアリエッティファンの間では有名な都市伝説で、そのモデルになった者の正体が"ゴキブリ"だというものです。

借りぐらしのアリエッティに登場する小人達は「屋根裏や床下で人目につかないよう生活している」「人間のものを借りたり食べたりしている」「活動するのは主に夜間」「素早い動きをしていて壁なども移動出来る」という設定があります。この設定を聞いて「確かにゴキブリの習性と同じだ」と感じた人も多いのではないでしょうか?

さらにこの『アリエッティのモデルの正体=ゴキブリ』説の可能性を高めるのが、原作小説の発祥地。借りぐらしのアリエッティのモデルとなった原作小説『床下の小人たち』はイギリス発祥の作品です。イギリスではその昔ゴキブリが食用として食べられていた時期があったそうで、豊富なタンパク源として重宝されていました。

そういった背景から、原作小説の発祥の地・イギリスではゴキブリが食用として愛されていた時代があるほど身近な存在だったため、アリエッティのモデルの正体・裏設定として起用されている可能性も高いのではないかと考えられています。

都市伝説一覧③アリエッティはナウシカの先祖?

借りぐらしのアリエッティの都市伝説3つ目は、アリエッティの先祖が風の谷のナウシカの主人公・ナウシカなのではないかというもの。その根拠となるのは、風の谷のナウシカに登場する蟲たちの存在です。風の谷のナウシカでは人間の何倍の大きさもある巨大な蟲たちが生息していますが、実際にはこの蟲たちが大きいのではなく、ナウシカたち人間が小さいのではないかという説が囁かれています。

蟲たちの中には空中を浮遊している者もいますが、現実世界の環境では重力などの関係から、あれほどの大きさの生物が作品内で描かれているように移動するのは困難であるといわれています。そのため、蟲たちは現実世界の普通のサイズで、ナウシカたちが小人なのではないかという見方がでているようです。

ナウシカたちが小人だという設定は公言されていないので仮説ではありますが、借りぐらしのアリエッティの映画化が風の谷のナウシカが作成される前に企画されていたということもあり、小人という存在がナウシカのモデルの1つとして盛り込まれている可能性も否定はできないかもしれません。

都市伝説一覧④翔のモデル

借りぐらしのアリエッティの都市伝説4つ目は、借りぐらしのアリエッティの登場人物・翔のモデルの正体について。翔は物語の中で心臓病を患っているという設定がありますが、この設定は翔の声を務めた声優・神木隆之介(かみきりゅうのすけ)さんがモデルになっているのではないかと噂されています。

神木隆之介さんは他にも『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』といったジブリ作品の声優としてキャスティングされている俳優ですが、神木隆之介さんも翔と同じように大病を患っていたことがあり、生後間もなくから数ヶ月は危篤状態であった過去を持っています。そんな経緯から、神木隆之介さんを声優としてキャスティングするに当たって、翔に心臓病という設定をつけたのではないかという見方も出ています。

都市伝説一覧⑤猫のニーヤのモデル

借りぐらしのアリエッティの都市伝説5つ目は、飼い猫のニーヤのモデルの正体についてです。借りぐらしのアリエッティや風の谷のナウシカを始めとするジブリファンの間では有名な話ですが、スタジオジブリの中ではある猫がマスコットキャラクターとしてスタッフたちを和ませています。その猫というのは、スタジオジブリで飼われているブチ猫の"うしこ"。

白い毛に黒のブチ模様が点々とついている猫で、その姿は借りぐらしのアリエッティに登場するニーヤにそっくりな姿をしています。実際にスタジオジブリの作品である『耳をすませば』と『猫の恩返し』に登場する大きな猫"ムーン(ムタ)"は、このうしこがモデルとして使われていることで有名です。そんな前例もあり、猫のニーヤのモデルの正体がスタジオジブリの飼い猫・うしこという都市伝説は信憑性の高いものとなっています。

都市伝説一覧⑥米林監督はカオナシのモデル?

借りぐらしのアリエッティの都市伝説、最後の6つ目は、監督を務めた米林宏昌氏がカオナシのモデルだという件についてです。米林宏昌は借りぐらしのアリエッティの監督として名前が知られる前から、スタジオジブリのアニメーターの1人として活躍していた人物でした。そんな米林宏昌氏はアニメーション制作の腕もさることながら、その人柄から「麻呂」というあだ名をつけられるほど親しみを持たれていました。

そんな彼は千と千尋の神隠しでメインキャラクターであるカオナシの作画を担当しており、そのデザインを見た宮崎駿監督が「麻呂によく似ている」という冗談を言ったことから『カオナシ=米林宏昌氏がモデルの正体』という都市伝説が生まれたようです。カオナシは面長の顔に横長の目や口が特徴的なキャラクターですが、言われてみれば写真の米林宏昌氏の風貌がカオナシに似ているように見えてくる人も多いのではないでしょうか?

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アリエッティの原作小説やその後

アリエッティの原作小説

主人公のアリエッティの正体がゴキブリなのではないかという都市伝説が囁かれているジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』。ゴキブリ疑惑の裏には借りぐらしのアリエッティの原作小説がイギリス発祥という理由がありましたが、こちらではそんな原作小説について紹介していきます。

借りぐらしのアリエッティのモデルとなった原作作品は、児童文学作家のメアリー・ノートンが執筆した小説『床下の小人たち』。この『床下の小人たち』は全5作のシリーズとなっており、借りぐらしのアリエッティのモデルとなったのは第1作目から3作目の話となっています。

2作目以降は『野に出た小人たち』『川をくだる小人たち』『空をとぶ小人たち』『小人たちの新しい家』というタイトルになっています。また、スタジオジブリで映画化された『借りぐらしのアリエッティ』意外にも、『ザ・ボロウワーズ』という『床下の小人たちシリーズ』を映像化した海外作品があります。

原作小説ではアリエッティとスピラーが結婚する?

スタジオジブリのアニメ作品『借りぐらしのアリエッティ』でも登場した、野性味溢れる見た目と行動力を持つ少年・スピラー。借りぐらしのアリエッティではハッキリとした2人の恋愛描写はされていませんでしたが、アリエッティが翔と話している時にはスピラーがアリエッティの身を案じて弓を構えていたり、ある時には、落ち込んでいるアリエッティにラズベリーを分けてあげたりと、勇敢で優しい姿が描かれていました。

借りぐらしのアリエッティの原作小説『床下の小人たちシリーズ』では映画のその後も描かれており、その中でアリエッティが母のホミリーに「将来スピラーと結婚するかもしれない」という発言をしています。原作小説においてもアリエッティとスピラーが結婚したという結末は書かれていませんが、幼い頃から苦楽を共にした2人の行く先は、きっと幸せなもので締めくくられるのかもしれません。

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アリエッティの謎を考察

考察①翔がアリエッティに言った冷たい言葉の意味

上記ではアリエッティの正体やナウシカとの関係といった都市伝説をご紹介しましたが、こちらでは借りぐらしのアリエッティの物語の中に隠された謎について、ネットの意見や考察をご紹介していきます。まず1つ目は翔がアリエッティに言った「君たちは滅びゆく種族なんだよ」という言葉についてです。翔は12歳という年齢にもかかわらずその持病から命の儚さを身をもって知っていました。

また持病の辛さや手術の恐怖から生きる気力も失いかけていたのではないでしょうか?そんな時、自分よりもとても小さいのに生きる活力に溢れたアリエッティが目の前に現れたことで、どこか嫉妬めいたものを感じ口にしてしまったのではないでしょうか?またその時、アリエッティを「美しい」とも言っていたことから、「美しいものは儚く消えゆくもの」というイメージを"滅び"という表現として口にしたとも考えられます。

考察②2通目の手紙に書かれていた内容

借りぐらしのアリエッティに登場した謎2つ目は、翔がアリエッティに送った手紙の内容です。映画の中ではその内容について明言されていませんでしたが、1度目に送った手紙はアリエッティが落としていった砂糖に「わすれもの」というメモをつけたものでした。

小人の為に何かしてあげたいと思っていた翔は、おそらく2通目の手紙の内容も「アリエッティたちの手助けをしてあげたい」という気持ちがこもった内容だったのではないかと考えられます。そう考えると、2通目の手紙は「ドールハウスを使ってほしい」というような内容だったのかもしれません。

考察③ハルが小人に執着する理由

借りぐらしのアリエッティの一番の悪役ともいえる立ち場だった家政婦・ハル。彼女はなぜあそこまで小人に執着していたのでしょうか?ハルは「以前に小人を見たことがある」と言っており、小人を見た当時は誰にも信じてもらえなかったという過去があります。

そのため、他の人から呆れられたり嘘をついていると思われ、自尊心が傷つけられたことでしょう。その時の思いを拭うため、再び小人を見つけ出して他の人にその存在を知らしめることで、他人に見下げられた過去を払拭したかったのかもしれません。

考察④翔のその後はどうなった?

借りぐらしのアリエッティの謎4つ目は翔のその後です。借りぐらしのアリエッティの物語の中で、翔は心臓の手術を控えていました。映画はアリエッティと別れたところで物語が締めくくられていますが、その後、翔の手術が失敗したという都市伝説が広まっています。

また手術には成功したけれど、その後アリエッティと再会はできなかったというパターンも囁かれています。設定資料などでは翔のその後については明記されていないので、この2つの話はあくまでファンの予想ではありますが、現実的な結末を迎えることも多いジブリ作品だということを考えると、手放しのハッピーエンドという結末ではない可能性も十分ありえるでしょう。

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アリエッティに関する感想や評価

上記では借りぐらしのアリエッティの都市伝説や謎についてご紹介してきました。最後に、こちらの項目では借りぐらしのアリエッティの都市伝説について鑑賞者の感想をご紹介します。まず上記のツイートでは風の谷のナウシカの登場人物が小人だったという都市伝説について呟かれています。

『都市伝説一覧③アリエッティはナウシカの先祖?』の項目では、蟲たちの飛行が現実的には不可能といわれてることをご紹介しましたが、ナウシカの乗っている飛行機の様な機械・メーヴェについても、ファンの間では非現実的な乗り物だと話されることが多いです。しかし、ナウシカたち人間が小人であれば飛行が可能だとされているようです。

次に、こちらのツイートでは翔のセリフについて言及されています。翔はアリエッティと別れた後に心臓病の手術をしますが、「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ」というセリフがあることから、心臓(アリエッティ)が自分の元から離れてしまった翔は心臓が止まってしまい、都市伝説の一説のように死亡してしまったという見方もできるかもしれません。

そして最後にこちらのツイート。芸能人の間でも見かけたことがあると噂になることが多い、有名な都市伝説のひとつ『小さいおじさん』。都市伝説とホラーの中間のような、少し不気味な話として持ち上がることもある『小さいおじさん』ですが、アリエッティと同じ小人だと考えると可愛らしく感じられるようになる人も多いのではないでしょうか?

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アリエッティの都市伝説とゴキブリまとめ

以上、借りぐらしのアリエッティの都市伝説や謎についてご紹介してきました。アリエッティの元ネタがゴキブリかもしれないと噂されている理由は、「夜に行動する」「人間の食べ物をこっそり食べている」といった点から、ゴキブリと習性が似ているために噂が広まったと考えられます。

またナウシカの子孫だといわれている理由は、風の谷のナウシカの蟲たちの大きさでは重力などの問題を考えると飛行は難しいけれど、「蟲が大きいのではなくナウシカたち人間が小人」だと考えると矛盾が無くなる点から、ナウシカ小人説が囁かれているようです。

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