2018年07月30日公開
2018年07月30日更新
千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定まとめ!ラストの謎や怖い裏話も紹介
2001年に公開され、世界中で大ヒットを記録したスタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」!この記事では、そんな千と千尋の神隠しの知られざる裏設定や少し怖い都市伝説などをまとめて紹介していきます!千と千尋の神隠しには様々な謎が隠されており、公開から17年が経った今でもネット上で様々な都市伝説や噂が囁かれ続けています。意外と知られていない千と千尋の神隠しに関する裏話も紹介していきますので、ぜひ友人や家族に話してみてください!
目次
千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定まとめ!ラストの謎や怖い裏話も紹介!
日本人なら知らない人はほとんどいないほどのスタジオジブリの大ヒット作「千と千尋の神隠し」。この記事では、そんな千と千尋の神隠しの知られざる裏設定や知ってしまうと少し怖い都市伝説などを紹介していきます!さらに、千と千尋の神隠しのラストに隠された謎や怖い裏話も一挙に紹介していきます。この記事を読んで千と千尋の神隠しの都市伝説を知ればきっと誰かに話したくなること間違いなしです!
千と千尋の神隠しとは?
出典: http://buyee.jp
では、千と千尋の神隠しに関する裏設定や怖い都市伝説を紹介していく前に、まずは千と千尋の神隠しがどのような物語でどんな声優陣が出演していたのかということを紹介していきます!千と千尋の神隠しは今から17年前の2001年に公開されたスタジオジブリの製作したアニメ映画です。そんな千と千尋の神隠しとはどういった映画なのか知るところから始めていきましょう!
千と千尋の神隠しはどんな物語?
では、まずは千と千尋の神隠しがどんな物語なのかを紹介していきます!千と千尋の神隠しは、千尋という普通の小学生の女の子が引っ越し途中で立ち寄ったトンネルの向こうにある不思議な世界に迷いこんでしまうというお話です。一緒に迷い込んだ千尋の両親は無銭飲食をしたことで湯婆婆から豚に変えられてしまい、千尋はなんとかして元の世界に戻るために湯婆婆の経営する温泉旅館で働くことを決意します。
そして必死で働いていくうちに様々な出会いや試練を乗り越えながら、千尋はたくましく成長していきます。最終的には千尋は湯婆婆の呪縛から逃れ、両親とともに元の世界へと帰ることができたのでした。この千と千尋の神隠しには明かされていない謎や裏設定が多く存在しており、今となっても千と千尋の神隠しに関する怖い都市伝説やラストに関する考察、裏設定が囁かれつづけています。
千と千尋の神隠しの声優キャストが豪華すぎると話題に!
そんな千と千尋の神隠しですが、実は出演する声優キャストも豪華すぎる!と話題になっています。そこで、千と千尋の神隠しに出演する話題の声優陣を少しだけ紹介していきます!
まず、主人公の千尋を演じるのは「柊留美」さんです。柊留美さんは6歳から子役として芸能界で活躍しており、「崖の上のポニョ」などの他のジブリ作品にも出演しています。また、女優としてはドラマ「野ブタ。をプロデュース」などにも出演し活躍しています。
次に紹介するのは、ハクを演じた「入野自由」さんです。入野自由さんは当時13歳で千と千尋の神隠しのハク役をオーディションで獲得し、演じました。この時はまだ声変わり前だったため、今ではもうハクの声を出すことはできないようです。成長した後はツバサクロニクルの小狼役や、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。のじんたん役など様々なアニメで主役を演じる人気声優となっています。
次に紹介するのは、湯婆婆と銭婆の一人二役を演じた「夏木マリ」さんです。夏木マリさんは様々なドラマや映画、舞台で活躍する大物女優です。湯婆婆と銭婆というかなりキャラクターの濃い二人を見事に演じ切った夏木マリの演技に賞賛の声が多数あがっています。
次に紹介するのは、湯婆婆の愛している坊を演じた「神木龍之介」さんです。神木龍之介さんは当時8歳で千と千尋の神隠しの坊役を演じ、以降「ハウルの動く城」や「借り暮らしのアリエッティ」などジブリ作品にも多数出演しています。さらに君の名は。などの他のアニメ作品でも活躍しており、俳優としても大活躍しています。
出典: https://suumo.jp
次に紹介するのは、油屋で働くおしゃべりな蛙を演じていた「大泉洋」さんです。大泉洋さんは、当時北海道でしか活動していなかったためジブリから蛙の役のオファーが来た時には人生で一番驚いたそうです。大泉洋さんは様々なドラマや映画に引っ張りだこの俳優で、彼の明るい性格と演技が蛙役にぴったりだと話題になっています。
最後に紹介するのは、千と千尋の髪神隠しの釜爺を演じた「菅原文太」さんです。菅原文太さんは「トラック野郎」シリーズなど様々なドラマや映画で活躍した大物俳優です。そんな菅原さんの演じる釜爺はとても温かみのある深いキャラクターになっていると大変人気があります。
千と千尋の神隠しの怖い都市伝説・裏設定を紹介!
では、まずは千と千尋の神隠しにまつわる怖い都市伝説や知られざる裏設定を紹介していきます!宮崎駿監督の描いた千と千尋の神隠しは大ヒットを記録したうえに、色々と謎が多い作品であることから当初から様々な怖い都市伝説や裏設定が囁かれています。今回はその一端を紹介していきます。
千と千尋の神隠しのモデルは風俗だった?
最初に紹介する千と千尋の都市伝説・裏設定は、千と千尋の神隠しのテーマや根幹に関わるものです。実は千と千尋の神隠しは風俗産業をモデルに描かれたといわれています。その根拠は、宮崎駿監督がインタビューで「風俗業界について描きたい」と発言していることからです。そういった視点で千と千尋の神隠しを見ると納得できる部分も多く存在します。
まず千尋が働くことになった「油屋」は「湯屋」の言い換えだと考えられます。江戸時代では「湯屋」というのは風俗のお店のことを指していました。そして、そこで働く女性のことを「湯女」と呼んでいました。千尋は両親が無銭飲食をして借金を作ってしまったため、そのお金を返すために働くことになりました。その経緯はまるで娼婦が働くことになる理由のようです。
そして、千尋は湯婆婆から「千」という名前を与えられます。これは風俗業界でいう源氏名だと考えられます。さらに面白いことに、油屋に客として来る八百万の神様たちはみんな男性です。従業員には男性もいますが、その大半は女性であり接客するのは女性の役割のようにもみえます。このような理由から、千と千尋の神隠しのモデルは風俗業界だといわれているのです。
リンの正体とは?
次に紹介する千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定は、リンの正体についてです。リンは千が人間だと知っても変わらずに良き先輩として接してくれた数少ない登場人物のひとりです。そんなリンの正体を巡って様々な議論がなされています。リンは油屋で働くことをよく思っておらず、いつか自由になりたいと考えているようです。
そのためリンは他の従業員たちとは違い、ハクのように名前を奪われて記憶を失い湯婆婆にこき使われているのではないかといわれています。そう考えると、リンの正体は一体何なのでしょうか?一番有力な説として、リンは白狐だという説があります。というのも、千と千尋の神隠しのラフ画にそう書かれていたからです。
しかし根拠はそれだけであり、製作当初はそういう設定だったとしても後から変更されたとも考えられます。そのため、この説は必ずしも真実であるとは限りません。他にもリンについては様々な憶測が飛び交っており、リンは人間であるという説やナメクジだったという説まであります。真実は宮崎駿監督にしかわからないことであり、本当のことは未だ謎に包まれたままです。
カオナシの正体とは?
次に紹介する千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定は、カオナシの正体についてです。リンの正体について前述しましたが、それ以上にカオナシの存在は謎に包まれたままであり様々な憶測が飛び交っています。カオナシは最初は「ア、ェ」としか発することができない大人しい存在でしたが、物語が進むにつれて千に気に入ってもらおうと手から金を出しそれを拒まれると暴れだすという厄介な存在となりました。
そんなカオナシの正体についての有力な説として、カオナシは「人間の欲が具現化した存在」だという説があります。その根拠のひとつは、砂金を使って千に気にいられようとしたり従業員の欲をを利用して飲み込んでいったりというカオナシの行動です。そして一番の根拠は宮崎駿監督の「カオナシは誰の心にもいる」というコメントです。
カオナシが「人間の欲を具現化した存在」だと考えると、宮崎駿監督の「カオナシは誰の心にもいる」というコメントにも頷けます。またカオナシが砂金を出したり食べ物を食い散らかしたりしているシーンがありましたが、金銭欲や食欲を満たしてもカオナシは満足していませんでした。カオナシが一番欲していたのは、「安らげる居場所」だったのです。
最終的にカオナシは銭婆の元に居候することになりました。このように、カオナシが「人間の欲が具現化した存在」だとすると、人間の本当の欲求を満たすのは金銭欲でも食欲でもないということを宮崎駿監督は言いたかったのではないでしょうか?
電車は実はあの世行きだった?
次に紹介する千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定は少し怖いもので電車のシーンにまつわるものです。千尋は銭婆に会いに行くために電車に乗りますが、その際に一緒に電車に乗っていた乗客の姿は黒い影のようなものでした。なぜそのようになっているのでしょうか?これについてはネット上で有力な説が囁かれています。実は、この電車はあの世に向かう電車だといわれています。
だからこそ、この電車には行きしかないのです。そして、この電車に乗っている乗客たちは自殺する人たちだといわれています。駅で降りることができるのは、自殺を考えていた人が思いとどまって降りるためだともいわれています。電車の乗客たちがみな一様に半透明で黒いのは生きる希望も未来もないからだといわれています。このように電車に関しては怖い噂が後を絶ちませんが、真実かどうかは闇に包まれたままです。
千尋と両親は実は死にかけていた?
次に紹介する千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定も怖いもので、「千尋と両親は死にかけていた」というかなり怖いものです。千と千尋の神隠しの冒頭では、千尋のお父さんが猛スピードで車を走らせています。その時に千尋たちは事故に遭って生死の境を彷徨っていたといわれています。前述したように、作中に出てきた電車は「あの世行きの電車」だと噂されているほどに千と千尋の神隠しは死後の世界と関係が深いといわれています。
そのため、千尋たちは物語の冒頭で事故に遭い生死の境を彷徨っている間にあの世界へと迷い込んでしまったと考えられています。つまり、千と千尋の神隠しのあの世界は「死後の世界」だと考えられているのです。しかしながら、これはあくまでネット上で囁かれている噂であり真実は闇に包まれたままです。
千と千尋の神隠しと他のジブリ作品との意外なつながりとは?
実は千と千尋の神隠しには、他のジブリ作品と関係していると噂されている箇所が多くあります。そこで、ここでは千と千尋の神隠しと他のジブリ作品との意外なつながりについて考察していきます!千と千尋の神隠しを見るにあたって、他のジブリ作品の面影を探してみるのも隠れミッキーみたいで面白いかもしれません。
火垂るの墓との意外なつながり
最初に紹介する千と千尋の神隠しとつながりがあるのでは?と噂されているジブリ作品は、「火垂るの墓」です。火垂るの墓は兵庫県神戸市と西宮市付近を舞台にした作品で、戦争の中両親を亡くした二人の兄妹が強く生きようと必死でもがく物語です。そんな火垂るの墓と千と千尋の神隠しにつながりがあると噂されているシーンは、千が電車に乗って銭婆に会いにいくシーンです。
そのシーンで、下の画像のように電車から女の子の影のような姿が見えています。この女の子の正体が実は火垂るの墓に出てくる節子だといわれています。火垂るの墓では、兄よりも先に幼い節子が命を落としています。そのことから、節子は兄があの世にやってくるのを駅で一人で待ち続けているのだと噂されています。前述したようにこの電車はあの世を終着駅にしているとも噂されており、そのことと合わせて噂されています。
なんとも切なく少し怖い噂ですが、これはあくまで千と千尋の神隠しのファンのひとりが言い出したことで想像の域を出ないものです。そもそも節子とは背丈も服装も違います。しかも、この女の子については他にも噂されており、となりのトトロのさつきだという説まで出ています。結局この女の子が誰なのかはわかっていませんが、色んな憶測が飛び交うほどに印象的な女の子であることは間違いありません。
となりのトトロとの意外なつながり
次に紹介する千と千尋の神隠しとつながりがあるのでは?といわれている作品は、「となりのトトロ」です。ジブリ作品の中でも特に有名で見ている人まで楽しい気分にさせてしまうとなりのトトロですが、意外にも千と千尋の神隠しの中に関連のあるシーンがいくつも登場しています。例えば、上の画像は千と千尋の神隠しに出てくるススワタリですが、となりのトトロに登場するまっくろくろすけにそっくりです。
あまりにもそっくりなことから、ススワタリとまっくろくろすけは同じ存在であるといわれています。また、千と千尋の神隠しの千がエレベーターに乗るシーンで一緒に乗っている神様が(上の画像参照)雨の中で傘をさしてバスを待っているトトロにそっくりだと噂されています。またこのシーンの千を見下ろす神様の目と、さつきを見下ろすトトロの目もそっくりです。
紅の豚との意外なつながり
次に紹介する千と千尋の神隠しとつながりがあるのでは?といわれているジブリ作品は「紅の豚」です。実は、千と千尋の神隠しのタイトルは当初は「千とちさとの神隠し」になる予定でした。というのも、宮崎駿監督が紅の豚の主人公のモデルになった人物と旅行したときに「ちさと」という女の子が赤い靴を川に落としてしまい、あわててて拾いに行くという出来事があってそのときに物語の構想を思いついたからだといわれています。
また千尋の両親が無銭飲食をして豚になってしまうシーンがありますが、なぜ千尋の両親が変えられてしまう動物が豚なのでしょうか?これは実は、千尋のモデルがちさとで、そのちさとのお父さんが紅の豚の主人公のモデルだからという理由だといわれています。本当にこれが真実なのかはわかりませんが、千と千尋の神隠しと紅の豚には深い関係があったようです。
耳をすませばとの意外なつながり
次に紹介する千と千尋の神隠しとつながりがあるのでは?といわれているジブリ作品は、「耳をすませば」です。耳をすませばは、二人の中学生の青春を描いた物語です。そんな耳をすませばという物語と千と千尋の神隠しは全く関係がなさそうですが、実は耳をすませばの作中で「霧のむこうのふしぎな町」という本が登場しているのです。
この「霧のむこうのふしぎな町」は実在する本で、なんと千と千尋の神隠しの原作だといわれている本なのです。意外にも、耳をすませばと千と千尋の神隠しはこういうところでつながっていたのです。このように、ジブリ作品は目をこらしてよく見ると意外なつながりが見えてくるので、ぜひ千と千尋の神隠しに限らずいろんなジブリ作品で「隠れジブリ」を探してみてください!
千と千尋の神隠しの謎を徹底考察!
さて、次は千と千尋の神隠しに隠された謎について徹底考察していきます!千と千尋の神隠しを見ていると、不思議に思ったことや疑問に思ったことはありませんか?千と千尋の神隠しにはそのような多くの謎が隠されているのです。そして、その謎について考察すると今まで見えてこなかった少し怖いと思えるような事実が見えてくるのです。
千尋のお母さんがあんなに冷たいのはなぜ?
最初に紹介する千と千尋の神隠しの謎は、「千尋のお母さんがあんなに冷たいのはなぜか?」ということです。千尋のお母さんは冒頭から千尋に対して「ちょっとくっつかないでよ。歩きづらいでしょ」と言うほど千尋に対して冷たい印象を覚えます。実は、このような千尋のお母さんの冷たさにも、宮崎駿監督の意図が隠されていたといわれているのです。
千尋のお母さんが千尋に対して冷たいのは、現代の母親像として「共働きで子供を子供扱いせず、子供にも自立心を求める」母親を表しているといわれています。その一方で千尋のお母さんと対照的なのは、湯婆婆の坊に対する態度です。実は、現代の母親像には二つあります。千尋のお母さんのようなタイプと自分の子供だけが特別で、これでもかというほど甘やかして束縛するタイプです。
湯婆婆の坊に対する態度は後者にあたります。つまり、千尋のお母さんの千尋に対する態度と湯婆婆の坊に対する態度は対比されて描かれているのです。宮崎駿監督がどういった意図でこのような描き方をしたのかはわかりませんが、現代の母親の在り方に対して皮肉の意味も込めてこのようにしたのではないでしょうか?
あの世界には四季折々の花が存在していた?
ところで、千と千尋の神隠しを見ていると登場する美しい花々に関して不思議に思ったことはありませんか?実は千と千尋の神隠しに登場する花々には、四季折々の花が一斉に咲いているという衝撃の秘密が隠されていたのです。千と千尋の神隠しに出てくる花々をよく見てみると、ツバキや梅、紫陽花やツツジなどが同じところに咲いているのがわかります。
このことから、千尋が迷いこんだあの世界には「四季が存在しない」ということがわかります。四季が存在しないことから、千と千尋の神隠しのあの世界は「死後の世界」なのではないか?という説までネット上で囁かれています。
千尋があの世界で過ごした時間はどれくらい?
千と千尋の神隠しには明かされていない謎が非常に多いことで知られていますが、そのひとつが「千尋があの不思議な世界で過ごしたのはどれくらいの時間だったのか?」ということです。千と千尋の神隠しに出てくるシーンから考えると、一日目は不思議な世界に迷い込み、二日目は泣きながらおむすびを頬張り、三日目はカオナシが暴走して銭婆のところへ行き、四日目は試練をクリアして現実世界に戻るといった流れでした。
このように考えると千尋があの世界にいたのはたった四日間だったと思われますが、それだと辻褄の合わないところもあります。千尋たちが現実世界に帰った時に車に埃や葉っぱが積もっているところを見ると、たった四日しか経っていないことに疑問が残ります。さらに、千と千尋の神隠しには何度か月が出ているシーンがありますが、どの月も形が大きく異なっています。
このようなことから、千尋があの世界にいたのはたった四日間だけではなく少なくとも一ヶ月間は経過していたのではないか?と考えられます。また、あの世界は色々なことが現実離れしている世界だったので、現実世界とは時間の流れ方そのものが違うとも考えられます。
湯婆婆と銭婆の違いとは?
そして、千と千尋の神隠しの謎の二つ目は「湯婆婆と銭婆の違いは何なのか?」という点です。性格は全くといっていいほど違う二人ですが、見た目は見分けがつかないほどそっくりです。そんなふたりの見た目に違いはあるのでしょうか?これについてはアニメーターの方の証言があります。それによると、「湯婆婆は胸元にイボが一つで、銭婆は胸元にイボが四つ」だそうです。
こればかりは、二人が服を脱がないと確認することができません。つまり、それほどまでに湯婆婆と銭婆はそっくりに描かれているということなのです。ちなみに、銭婆にセリフに気になるものがあります。それは「あたしたち二人で一人前なのに気が合わなくてねえ」というセリフです。
二人で一人前ということは、湯婆婆と銭婆は二人で一人の人間を表しているのではないでしょうか?湯婆婆が人間の煩悩の部分を、銭婆が人間の両親を表しているのかもしれません。だからこそ、二人は同じ人間のようにそっくりに描かれているのかもしれません。
千と千尋の神隠しのラストの謎とその後について考察!
では、次は千と千尋の神隠しのラストの謎やその後を考察していきます!千と千尋の神隠しのラストは、千尋が見事に両親が豚の中にいないということを見抜き試練をクリアして元の世界に戻ることができました。千と千尋の神隠しのラストには、様々な謎が隠されていると噂されています。そこで、ここからは千と千尋の神隠しのラストの謎やその後どうなったのか?ということを徹底考察していきます!
ハクはなぜ振り向かないでと言ったのか?
最初に紹介する千と千尋の神隠しのラストの謎は、ハクはなぜ振り向かないでと言ったのか?ということです。千尋はハクと別れてすぐにどうしても気になって振り向こうとしてしまいます。しかし、そのときに銭婆からもらった髪留めが光り間一髪のところで振り向かずにすみました。もし、あのとき千尋が我慢できずに振り向いていたらどうなっていたのでしょうか?
このラストの謎に関しては、振り向くとトンネルの近くにあったダルマになってしまうからといわれています。この答えに関して根拠は全くありませんがハクが絶対に振り向くなと言っていたことから、振り向くと元の世界に帰れなくなるということは間違いないと考えられます。もしあのとき千尋が振り向いていたら、ダルマになっていたかどうかはわかりませんが、なんにせよただでは済まなかったでしょう。
トンネルの謎とは?
次に紹介する千と千尋の神隠しのラストの謎は、あの世界の入り口となっていたトンネルに関してです。物語の冒頭で千尋たちはトンネルをくぐってあの世界へとたどり着きますが、その時のトンネルの色は赤でした。しかし、物語のラストで千尋たちが現実の世界に戻ってきたときのトンネルの色は普通の石の色になっています。なぜ物語の最初と最後でトンネルの色が変わっていたのでしょうか?
この点について公式での明確な説明はなされていませんが、ネット上ではある有力な説が挙げられています。物語冒頭の赤いトンネルはあの世界へつながる魔法がかかった状態だったという説です。つまり、千尋はもう二度とあの世界へ行くことはできないという暗示だといわれています。
千尋は契約したのになぜ帰ることができたのか?
ここまで千と千尋の神隠しに関する様々な謎を考察してきましたが、千と千尋の神隠し最大の謎は「千尋は契約したのになぜ帰ることができたのか?」ということです。これについてはネット上でも様々な説が囁かれていますが、一番有力な説として「千尋はちゃんとした契約を湯婆婆と結んでいなかったから」だという説があります。
千尋はあの世界に迷い込み両親が無銭飲食をしたことで、湯婆婆と契約を交わしました。しかし、湯婆婆と契約を交わすシーンをよく見てみるとあることに気付くことができます。実は、千尋は自分の名前の漢字を間違えて書いている(荻の字が間違っている)のです。このことから、湯婆婆と正式な契約を交わしていなかったため千尋は奪われた名前を思い出し帰ることができたと考えられるのです。
ハクはその後どうなったのか?
そして、千と千尋の神隠しのファンの間で必ずといってほど話題に上がるのが「ハクはその後どうなったのか?」という疑問です。ハクは自分の本当の名前を思い出し、千尋と再会することを約束して別れます。しかし、その後ハクと千尋が再会できたのかというところまでは描かれていません。そのため、様々な説が今も囁かれているのです。
いくつか説はありますが、一番有力な説は「その後ハクは湯婆婆に八つ裂きにされた」という説です。千尋とハクの別れのシーンで、千尋とハクの手が離れてハクの手だけが名残惜しそうに画面に残されている描写や、千尋が銭婆にもらった髪ゴムがキラッと光るのはハクの涙だといわれています。
さらに、ハクは坊を取り戻す交換条件として千尋たちを元の世界に戻すことを湯婆婆に申し出ています。その際に怒った湯婆婆に「八つ裂きにされてもいいのか」と問われて「それでも構わない」とハクは答えています。このことについて千と千尋の神隠しの公開当時、ジブリの公式ホームページで「すべてのことはルールに従わなければならない」という世界観の通りにハクは八つ裂きにされたという説明があったそうです。
しかしながら、ハクが千尋と再会を約束していたのは「ハクが八つ裂きにされて死んでから魂のみになって元の世界に帰った千尋に会いにいく」とも考えられます。そのため、千尋とハクは約束通りに再会できたとも考えられます。しかしハクのその後をあえて作中で描かなかったのは、視聴者にハクのその後を想像してもらいたかったためで、全ては見ている人の想像に委ねるということなのではないでしょうか?
千と千尋の神隠しにはモデルになった場所が存在する?
では、最後に千と千尋の神隠しのモデルだと噂されている場所を紹介します!公式では千と千尋の神隠しのモデルとなった場所は存在しないとされていますが、実は千と千尋の神隠しの油屋にそっくりな場所が存在するとしてネット上で話題になっています。その場所とは、台湾の九份という場所です。下の画像は台湾の九份という場所ですが、このように九份の夜景がまるで油屋のようで絶景だとSNSなどで話題を呼んでいます。
たしかに本当に千と千尋の神隠しの世界観にぴったりです。また、台湾の九份だけでなく日本にもいくつか千と千尋の神隠しにそっくりな温泉が存在します。その中でも特に愛媛県の道後温泉本館が千と千尋の神隠しのモデルに一番近いといわれています。台湾まで行くのはなかなか大変ですが、日本国内で千と千尋の神隠しの世界観が味わえるのならぜひ行ってみたいと思いませんか?
千と千尋の神隠しの都市伝説・裏設定まとめ!
さて、ここまで千と千尋の神隠しの様々な裏設定や少し怖い都市伝説などを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?千と千尋の神隠しには、今回紹介した裏設定や都市伝説だけでなくまだまだ明かされていない謎が多く隠されています。だからこそ、映画が公開されてから17年経った今でもネット上で千と千尋の神隠しに関する裏設定や怖い都市伝説が囁かれつづけているのです。
今までに飽きるくらい何度も千と千尋の神隠しを見てきたという人も多いかもしれませんが、ぜひもう一度千と千尋の神隠しを見てみてください。これまで気付かなかった発見があるかもしれません。