2021年06月12日公開
2021年06月12日更新
呪術廻戦とBLEACH(ブリーチ)は似てる?キャラや必殺技などの類似点を考察
呪術廻戦とBLEACH/ブリーチの共通点や似てる部分を考察!週刊少年ジャンプで大ヒットしている「呪術廻戦」と「BLEACH/ブリーチ」が似てると言われている理由や、キャラクターが使用している「領域展開」「卍解」などの必殺技の類似点をまとめていきます。その他には、呪術廻戦とBLEACH/ブリーチの基本情報・あらすじや、他作品のオマージュ・パクリ疑惑なども考察していきます。
目次
呪術廻戦とブリーチ(BLEACH)とは?
本記事では週刊少年ジャンプの「呪術廻戦」と「BLEACH/ブリーチ」が似てる理由や、パクリ疑惑・オマージュを考察していきます。その他には、呪術廻戦とBLEACH/ブリーチのキャラクターの共通点や、ツイッターに投稿されている読者の感想をまとめていきます。
呪術廻戦の作品情報
呪術廻戦の概要
作風が似てる理由やキャラクターの必殺技を知る前に、まずは「呪術廻戦」の基本情報を紹介していきます。呪術廻戦は2018年から連載されている漫画で、2020年から2021年までアニメが放送されていました。アニメは韓国出身のアニメーター・朴性厚が監督を務めているようです。
呪術廻戦のあらすじ
呪術廻戦の主人公は虎杖悠仁です。虎杖悠仁は普通の高校生でしたが、両面宿儺の指を飲み込んだ事で器になっており、死刑を逃れるために呪術高専に転校しています。虎杖悠仁の存在を危険視した呪術界の上層部は死刑を宣告していましたが、強い権力を持つ五条悟がそれを止めています。また虎杖悠仁の家族は祖父だけと思われていましたが、物語途中に様子がおかしい両親の姿が描かれています。
ブリーチ(BLEACH)の作品情報
ブリーチ(BLEACH)の概要
BLEACH/ブリーチは2001年から2016年まで連載されていた漫画で、2004年から2012年までアニメが放送されていました。原作者の久保帯人は1996年から活動を行っている漫画家で、高校生時代に描いた漫画が担当編集の目に留まっているようです。2020年には最後のストーリーである「千年血戦篇」のアニメ化が発表されています。
ブリーチ(BLEACH)のあらすじ
BLEACH/ブリーチの主人公は黒崎一護です。黒崎一護は普通の高校生でしたが、物語序盤に虚という化け物に襲われており、その時に「死神」を名乗る朽木ルキアという少女と出会っています。朽木ルキアは虚との戦いで傷を負っていたため、黒崎一護は虚と戦うために死神の力を分け与えられています。両親は普通の人間だと思われていましたが、物語途中に死神・滅却師の関係者だという事が判明しています。
呪術廻戦とブリーチ(BLEACH)は似てる?技やセリフを比較
ここからは「呪術廻戦」と「BLEACH/ブリーチ」が似てる理由やパクリ疑惑を考察していきます。まずは両作品の世界観・セリフの類似点や、「領域展開」「卍解」という必殺技について解説していきます。呪術廻戦の原作者はブリーチに対してとある想いを抱いているようです。
比較考察①世界観や敵
呪術廻戦では呪術師と呼ばれるキャラクターたちが呪霊と呼ばれる化け物と戦っています。ブリーチでは死神と呼ばれるキャラクターたちが虚という化け物と戦っているため、両作品は暗い雰囲気・世界観が似てると言われているようです。またキャラクターたちは黒をベースにした衣服を着用しているため、そのような設定も両作品が似てると言われている理由なのかもしれません。
出典: https://festy.jp
呪術廻戦の呪術師は3級呪術師から特級呪術師までの階級に分かれており、特級呪術師は呪術界の上層部に意見できるほどの権力を持っています。ブリーチには護廷十三隊という部隊が存在しており、それぞれの部隊には隊長・副隊長・席次が設けられています。そのような階級の制度も両作品が似てる理由なのかもしれません。
呪術廻戦には呪霊と呼ばれる化け物が登場しており、ブリーチには虚と呼ばれる化け物が登場しています。この「化け物が敵」という設定も両作品が似てる理由のようです。またブリーチの敵は物語終盤に味方になっており、呪術廻戦の呪霊も呪術師に協力するキャラクターが出ているため、少年漫画らしい「敵が味方になる」という設定も似てるようです。
比較考察②セリフ
呪術廻戦の禪院真依は「呪術師ではなく普通の人生を送りたかった」という想いを抱いていたため、何も言わずに家を出た姉・禪院真希を嫌っていました。ですが物語途中に本当は姉と一緒にいたかったという想いを吐露しています。この禪院真依のセリフがブリーチのキャラクターのセリフに似ているようです。
ブリーチの砕蜂は四楓院夜一の従者でしたが、四楓院夜一は何も言わずに姿を眩ませたため、その行動に対して砕蜂は怒りを感じていました。ですが四楓院夜一と戦っていた時に砕蜂は「私も一緒に行きたかった」という想いを吐露しています。この砕蜂のセリフや感情が呪術廻戦の禪院真依と似てるという声が挙がっているようです。
呪術廻戦の原作者・芥見下々は2021年時点で29歳のため、「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」の世代のようです。また芥見下々は「セリフ選びはブリーチを参考にしている」と公言しているため、両作品のセリフや構図がとても似てるようです。とはいえセリフを発した状況はまったく違うため、パクリではなくあくまでもオマージュの範疇のようです。
比較考察③領域展開と卍解
呪術廻戦のキャラクターは「領域展開」という必殺技を使用しています。人間や呪霊は誰もが心の中に「生得領域」という領域を持っており、この領域に呪力を通して領域展開という結界を発生させています。領域展開は「呪術の極致」と呼ばれるほどの術式で、作中でも使用できるキャラクターは限られています。また「結界内では攻撃が必ず当たる」という性質があるため、発動させると圧倒的に有利になります。
BLEACH/ブリーチのキャラクターは「卍解」という必殺技を使用しています。死神が持つ斬魄刀は解放する事で能力を発現できますが、更に二段階目の開放が「卍解」と呼ばれています。卍解を使用するには斬魄刀の本体の具現化と屈服が必要で、習得するには才能がある死神でも10年かかると言われています。また卍解を習得した後に更なる修練を積む事で、更に違う形状の卍解を発動する事もできるようです。
読者から似てると言われている「呪術廻戦の領域展開」と「ブリーチの卍解」ですが、領域展開は「ステータス向上」「必中の攻撃」という特性があり、卍解は「斬魄刀の能力を強化する」という特性があります。そのため雰囲気や必殺技の名前が似てるだけで、両作品の必殺技はまったく違う性質のようです。
出典: https://festy.jp
呪術廻戦では様々なキャラクターが領域展開を使用していますが、領域展開は「結界内に相手を閉じ込める」というベースがあります。ブリーチの卍解は使用者によってまったく特性・能力が違うため、このような点でも両作品の必殺技は違う事が分かります。また2つの必殺技を比べると「攻撃が必ず当たる領域展開」の方が強いかもしれません。
呪術廻戦とブリーチ(BLEACH)のキャラを比較
ここからは呪術廻戦とBLEACH/ブリーチに登場したキャラクターを比較していきます。両作品は雰囲気が似てると言われているため、キャラクターの性格や見た目も似てる部分があるようです。作中の行動や強さなども参考にしながら考察していきます。
比較考察①主人公の虎杖と一護
呪術廻戦の主人公は虎杖悠仁です。虎杖悠仁は普通の学生でしたが、両面宿儺の指を飲み込んだ事で呪術界に関わっていきます。登場当初から高い身体能力を持っているため、戦いでは身体能力を活かした徒手空拳を使用しています。
BLEACH/ブリーチの主人公は黒崎一護です。黒崎一護は普通の学生でしたが、朽木ルキアと出会った事で死神になっています。登場当初の虎杖悠仁と黒崎一護は「普通の学生」だったため、両者の設定には共通点があるようです。また両者が普通の人間ではないという点も似てるようです。
比較考察②両面宿儺と天鎖斬月
呪術廻戦には両面宿儺というキャラクターが登場しています。両面宿儺は「呪霊の王」と呼ばれる存在で、1000年以上前から存在していましたが、誰も倒せなかった事で封印されています。そのため両面宿儺は20本の指に分けられていましたが、その指を飲み込んだ事で虎杖悠仁が器になっています。
天鎖斬月は黒崎一護が持つ斬魄刀です。当初は中年男性の姿をしていましたが、後に青年の姿が本当の姿だという事が判明しています。両面宿儺は虎杖悠仁の肉体に宿っていますが、天鎖斬月は斬魄刀を通して黒崎一護と邂逅しているため、両者に大きな共通点はないようです。
比較考察③夏油傑と藍染惣右介
呪術廻戦の夏油傑は五条悟の同級生で親友でしたが、村人から酷い仕打ちを受けている子供と出会った事で闇堕ちしています。そのため夏油傑は子供以外の村人を皆殺しにしており、呪術高専から離反した事で五条悟に殺されています。
ブリーチの藍染惣右介は護廷十三隊・五番隊の隊長でしたが、物語途中に護廷十三隊を裏切っています。夏油傑は村人の行動が闇堕ちしたきっかけですが、藍染惣右介は生まれながらの悪のため、2人は闇堕ちしたきっかけが違うようです。
呪術廻戦はパクリすぎ?他のオマージュを紹介
呪術廻戦とBLEACH/ブリーチが似てる理由やパクリ疑惑を知った後は、呪術廻戦とその他の作品の似てる部分を紹介していきます。呪術廻戦は週刊少年ジャンプを代表する看板漫画になっていますが、他作品と似てる部分が多々あるようです。キャラクターの能力や構図に関する共通点をまとめていきます。
ナルト
ナルトのサイは描いた絵を具現化させる「超獣戯画」という忍術を使用しています。呪術廻戦の伏黒恵は影を媒体にした式神を使役する能力を持っており、両者の術・能力を発動する姿が似てるという声が挙がっているようです。サイは墨を使用しており、伏黒恵は影を使用しているため、黒ベースの術・能力が似てしまったのかもしれません。
ハンターハンター
ハンターハンターのクラピカには「自分で決めた決まり事を守る事」で能力を向上させる「制約と誓約」という設定があります。クラピカは制約と誓約で命を懸けており、本来ならば格上の存在である幻影旅団の撃破に成功しています。呪術廻戦にも約束事で自身を強化する「縛り」という設定があるため、両作品の設定が似てるという声が挙がっているようです。
ハンターハンターのノブナガは居合を得意にしているキャラクターです。呪術廻戦の三輪霞も刀を武器にしており、作中では「シン・陰流簡易領域」という居合を使用していたため、両者の技を発動する時の姿が似てるという声が挙がっているようです。また「シン・陰流簡易領域」の領域内とノブナガが使用していた念能力の「円」も共通点があるようです。
ハンターハンターでは幻影旅団の団長・クロロの顔がアップになるシーンが描かれています。呪術廻戦では怒りに満ちている主人公・虎杖悠仁の顔がアップになるシーンが描かれており、この時の両者の姿が似てるという声が挙がっているようです。
幽遊白書
幽遊白書の主人公・浦飯幽助は陣という敵と戦っています。この時の浦飯幽助の攻撃が呪術廻戦の虎杖悠仁の攻撃と似ていたという声が挙がっているようです。ですがよくあるパンチの攻撃シーンのため、偶然似てしまっただけかもしれません。
呪術廻戦とブリーチ(BLEACH)に関する感想や評価
似てる部分やパクリ疑惑・キャラクターの必殺技を知った後は、呪術廻戦とBLEACH/ブリーチに関する読者の感想を紹介していきます。前述したように両作品には共通点・類似点があるため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。またパクリ疑惑・オマージュに関する声などもまとめていきます。
感想:呪術廻戦とブリーチはキャラが似てる!
呪術廻戦って絵やキャラはブリーチに似てるけど、主人公の中にラスボスクラスが封じられていたり、同年代とキャラとの絡みがよく描かれるって部分はナルトに近い気がする。
— 出来損ない (@Schizofrenia) December 26, 2020
本記事で紹介したように「呪術廻戦」と「BLEACH/ブリーチ」はキャラクターやセリフが似てるという声が挙がっているようです。ですが根本の性格は違うため、どちらのキャラクターもかっこいいという感想も挙がっているようです。
週刊少年ジャンプは歴代キャラクターが登場する「JUMP FORCE」というゲームを制作しています。呪術廻戦のキャラクターはまだ週刊少年ジャンプのゲームには登場していないため、他作品のキャラクターと戦う姿が見たいという感想が挙がっているようです。
感想:領域展開と卍解が似てる!
やっぱりBLEACHと呪術廻戦ってちょっと似てる所あるよねw
— Rihito✖ (@RTF49712936) May 3, 2021
卍解と領域展開
本記事で紹介したように「呪術廻戦の領域展開」と「ブリーチの卍解」は似てるという感想が挙がっているようです。また領域展開と卍解は似てるけれど、必殺技としての性質はまったく違うという声も挙がっているようです。
領域展開と術式展開と卍解どれが1番強いの?
— カツシゲ (@katsuarashi) December 18, 2020
必殺技という言葉が似合う領域展開と卍解ですが、読者からはどちらが強いのか気になるという感想が挙がっているようです。また不可避の攻撃が行える領域展開と違って卍解は避ける事ができるため、領域展開の方が強いという声も挙がっているようです。
感想:呪術廻戦はパクリ漫画ではない
呪術廻戦のうずまきの件
— きいつ (@tPC2PD0o5kR3n00) June 7, 2021
これ何も問題ないと思うけどな
こんなのオマージュ以外のなにものでもないでしょ
そもそも、オマージュかパクリかなんて、明確な線引きがないグレーゾーンだし
作者同士が揉めていないなら外野がとやかく言うことではない
作風が似てると言われている呪術廻戦とブリーチですが、明確なパクリではなくオマージュの範疇のようです。また別の雑誌が別の作品の作風を無許可で使用した場合には問題になりそうですが、呪術廻戦とブリーチは同じ週刊少年ジャンプなので問題ないという声も挙がっているようです。
呪術廻戦とブリーチ(BLEACH)まとめ
本記事では「呪術廻戦」と「BLEACH/ブリーチ」が似てる理由やパクリ疑惑・必殺技を紹介していきましたがいかがだったでしょうか?呪術廻戦とBLEACH/ブリーチは似てる部分がありますが、明確なパクリではなくオマージュのようです。そんな両作品を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。