【借りぐらしのアリエッティ】家政婦のおばさんハルがうざい？小人に固執する理由は？

ハルという名前の家政婦のおばさんは、『借りぐらしのアリエッティ』に登場するキャラクターの中で唯一の悪役です。本記事では『借りぐらしのアリエッティ』に登場し、うざいや嫌いだと悪い評価をされているハルさんについてまとめていきます。『借りぐらしのアリエッティ』に登場する、うざいや嫌いといわれているハルさんについて詳しく知りたいといった方は是非本記事を最後までお楽しみください。

『借りぐらしのアリエッティ』は、スタジオジブリによる長編アニメーション作品です。約40年前に宮崎駿さんと高畑勲さんが発案した企画であり、監督を務めたのは多数のジブリ作品に携わってきた米林宏昌さんです。『借りぐらしのアリエッティ』は人間と共に暮らす小人が、人間の物をこっそり借りて小人流にうまく使いながら、穏やかな日々を暮らすという小人たちの生きる美しい世界が描かれています。

『借りぐらしのアリエッティ』は2010年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメーション映画であり、日本アカデミー賞アニメーション作品賞を受賞しています。監督を務めたのは米林宏昌さんで『借りぐらしのアリエッティ』が監督デビュー作となります。『借りぐらしのアリエッティ』の原作は、ファンタジー小説『床下の小人たち』です。『床下の小人たち』はイギリスの児童文学作家であるメアリー・ノートンさんによる作品です。

アリエッティという名前の14歳の小人の少女は、父と母の3人で古い屋敷の床下で静かに暮らしていました。小人であるアリエッティたちは、自分の生活に必要な物を屋敷の住人に気づかれないようにこっそり借りて生活する「借りぐらし」をしていました。アリエッティたちは人間に姿を見られるとそこから引っ越さなければならないという決まりがあります。しかし、アリエッティは翔という名前の12歳の少年に姿を見られてしまいます。

『借りぐらしのアリエッティ』に登場する家政婦おばさんの名前はハルです。ハルさんの年齢は65歳でアリエッティの家族が暮らす屋敷の主人である牧貞子のもとで長年住み込みの家政婦として働いています。ハルさんは執念深い性格をしており、アリエッティをはじめとする小人を捕獲することに固執しています。ハルさんは貞子の車が家の敷地内に入れないように車を停めてしまうことから、駐車マナーを注意されることがよくあります。

ここまで『借りぐらしのアリエッティ』の作品情報や登場人物である家政婦のハルという名前のおばさんのプロフィールをまとめていきました。ここからは家政婦おばさん・ハルさんがうざい、嫌いといわれる理由について考察していきます。

アリエッティの家政婦おばさん・ハルがうざい、嫌いといわれる理由の1つ目は、顔つきや喋り方です。ハルさんの顔つきや喋り方に対してうざい、嫌いだと感じた人が多くいたことが原因であると考えられています。ホミリーという名前のアリエッティの母親をハルさんが見つけたときの顔つきや表情がとても意地悪そうに見えたことも原因の1つです。

家政婦おばさん・ハルにはモデルとなっている人物がいるという説があります。モデルになったのではないかと考えられているのは、『借りぐらしのアリエッティ』で企画・脚本を担当し、スタジオジブリの生みの親でもある宮崎駿さんです。宮崎駿さんがスタジオ内をウロウロと見て回り、スタッフに小うるさく文句や注文をつけている姿がハルさんとそっくりだといわれています。

アリエッティの家政婦おばさん・ハルがうざい、嫌いといわれる理由の2つ目は、小人を捕まえようとする姿にあります。ハルさんは作中でアリエッティをはじめとする小人を捕まえようとする悪者のように描かれています。ハルさんはアリエッティの母親であるホミリーを捕獲し、アリエッティ家族の静かで穏やかな生活を奪いました。さらにハルさんはホミリーを捕獲した後、瓶の中に入れてラップをし、確実に逃さないようにしたのです。

アリエッティの家政婦おばさん・ハルがうざい、嫌いといわれる理由の3つ目は、勝手な行動にあります。アリエッティと家族が暮らす屋敷に病気療養のためにやって来たのが翔です。翔はすぐに小人の存在に気がつきますが、捕獲しようなどとは考えず、アリエッティたちの役に立ちたいと思っていました。そんな翔の思いにアリエッティも少しずつ心を開いていきました。

翔が密かに行動していることを不審に思ったハルさんは、小人が関係しているに違いないと考えます。そしてハルさんは、ネズミ駆除業者を利用して、小人たちを捕獲しようとするのです。ハルさんは家政婦としてでしゃばりすぎており、屋敷の主人である貞子の許可を取ることなく、ネズミ駆除業者を呼ぶという勝手な行動をしたことで、うざいや嫌いだという印象を持った人が多くいたようです。

アリエッティの家政婦おばさん・ハルがうざい、嫌いといわれる理由の4つ目は、翔の部屋に鍵をかけたことにあります。家政婦のハルさんは小人を捕まえるのを邪魔されたくないために、わざわざ翔の部屋に鍵をかけて閉じ込めます。そして、ネズミ駆除業者に連絡し、小人を捕獲してもらおうとしたのです。自分の目的のためならどんな手段でも使うハルさんに対して不快に感じた人がいました。

アリエッティの家政婦おばさん・ハルがうざい、嫌いといわれる理由の5つ目は、「泥棒」という言葉にあります。ハルさんはアリエッティたち小人の存在を「泥棒」と呼んでいます。アリエッティたち小人が、住人に気づかれない程度に必要な物を少しずつ借りて生活していることを、ハルさんは「泥棒」だと言います。

しかし、私たち人間も地球の資源を借りながら生活しています。人間と小人は同じような立場でありながら、小人に対して「泥棒」だという家政婦のハルさんに対してうざい、嫌いだと感じる人がいたようです。

ここまでアリエッティの家政婦おばさん・ハルがうざい、嫌いといわれる理由を考察していきました。ここからはアリエッティの家政婦おばさん・ハルが小人に固執する理由や目的について紹介をしていきます。

『借りぐらしのアリエッティ』の家政婦おばさん・ハルが小人に固執する理由や目的の1つ目は、同僚が濡れ衣を着せられたことです。アリエッティと家族が暮らしている屋敷の床下には以前、3組の小人の家族が住んでいました。そして、屋敷にはハルさんの他にも働いていた家政婦の同僚がいたのです。

小人の家族が屋敷で「借りぐらし」の生活をしていたために、ハルさんの同僚がその濡れ衣を着せられて、仕事を辞めさせられたといいます。家政婦のハルさんは同僚の無実を証明することが目的で、小人を捕獲して屋敷の主人である貞子に見せようとしていたのではないかと考えられています。

『借りぐらしのアリエッティ』の家政婦おばさん・ハルが小人に固執する理由や目的の2つ目は、小人は泥棒だと証明したかったからです。アリエッティと家族が暮らしている屋敷の床下には以前、3組の小人の家族が住んでいたことから、長年にわたって小人たちは必要な物を少しずつ屋敷の住人から借りて生活を続けていたことになります。

長年屋敷で家政婦として働いているハルさんにとって小人たちは、屋敷の物を勝手に持ち出している悪者でしかないのです。小人が泥棒であるという事実を屋敷の主人である貞子に証明することが家政婦のハルさんの目的でした。

『借りぐらしのアリエッティ』の家政婦おばさん・ハルが小人に固執する理由や目的の3つ目は、小人を見たことを証明したかったことです。ハルさんが昔小人を見たことがあるという描写は作中にありませんが、『借りぐらしのアリエッティ』のガイドブックとなっている「ロマンアルバム 借りぐらしのアリエッティ」の中で紹介されています。昔の屋敷には、ハルさんの他にも庭師や家政婦が多くいた時代がありました。

そのとき、ハルさんは自分が小人を見たことをまわりに話したものの、誰にも信じてもらうことができなかったという過去がありました。ハルさんはその過去の悔しさから、小人の存在をいつか証明してみせるという思いがあったようです。ハルさんはお金儲けのために小人を捕獲するなどという気持ちは一切なく、ただ自分の名誉を取り戻すことが目的で小人に固執していたのです。

『借りぐらしのアリエッティ』で家政婦のハルという名前のおばさんのアニメ声優を務めたのは樹木希林さんです。樹木希林さんは67歳の時に『借りぐらしのアリエッティ』に出演しましたが、樹木希林さんにとって人生で最後のアニメ声優の仕事が家政婦おばさん・ハル役でした。ここからは家政婦おばさん・ハル役の声優を務めた樹木希林さんのプロフィールと主な映画出演作品を紹介していきます。

• 名前：樹木希林
• 本名：内田啓子
• 性別：女性
• 誕生日：1943年１月15日
• 血液型：A型
• 出身：東京都
• 職業：女優
• 所属事務所：フリーランス

それでは『借りぐらしのアリエッティ』で家政婦のハルという名前のおばさんの声優を務めた樹木希林さんの主な映画出演作品を紹介します。『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』のオカン役、『悪人』の清水房江役、『ツナグ』の渋谷アイ子役、『そして父になる』の石関里子役、『万引き家族』の柴田初枝役など、樹木希林さんは数多くの人気作に出演し、個性派女優としてTVドラマや映画で活躍しました。

ここまでアリエッティの家政婦おばさん・ハルのアニメ声優を務めた樹木希林さんについてまとめていきました。ここからはアリエッティの家政婦おばさん・ハルに関する感想や評価について紹介をしていきます。

『借りぐらしのアリエッティ』が面白かったという感想と家政婦のハルさんが嫌いだという感想が寄せられています。その他にも『借りぐらしのアリエッティ』を何回も見ているが、見るたびに家政婦おばさん・ハルが嫌いになるという感想が寄せられています。家政婦のハルさんは『借りぐらしのアリエッティ』に登場するキャラクターの中で唯一の悪役であり、ハルさんのことが嫌いだという否定的なコメントが多くみられました。

『借りぐらしのアリエッティ』家政婦のハルさんの顔が宮崎駿さんに見えて仕方がないという感想があり、とくに眼鏡をかけるとそっくりであるというコメントが寄せられています。一説によるとハルさんのモデルが宮崎駿さんではないかといわれています。

『借りぐらしのアリエッティ』を見た感想で、「どうしてハルさんが小人をあんなに捕まえようとするのかが分からなかった。」というコメントが寄せられています。『借りぐらしのアリエッティ』の作中において、ハルさんが小人を見たことをまわりに話したものの誰にも信じてもらうことができなかったという過去の描写がなかったため、ハルさんが小人に固執する目的が分からないというコメントが多くみられました。

『借りぐらしのアリエッティ』を楽しく見たが、樹木希林さんの存在感が強すぎたというコメントが寄せられています。家政婦おばさん・ハルを演じた樹木希林さんの存在感がすごいという感想が多く寄せられていました。また、樹木希林さんが演じるハルが怖いというコメントやハルと樹木希林さんが一体化しているなど、樹木希林さんの演技力がすごいというコメントが寄せられています。

いかがでしたか？『借りぐらしのアリエッティ』の登場人物でうざい、嫌いといわれる家政婦のハルという名前のおばさんのプロフィールや声優についてみていきました。昔小人を見たということをただ信じてほしかったハルさんは、自分の名誉を取り戻すことを目的として、小人に固執し捕獲し ようとしていました。登場人物で唯一の悪役であるハルさんに注目して、『借りぐらしのアリエッティ』を再度ご覧になってはいかがでしょうか？