アリエッティとスピラーはその後結婚する？プロポーズのシーンや原作版の結末も紹介

アリエッティとスピラーとは、スタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」に登場するキャラクターです。アリエッティは借りぐらしのアリエッティに登場する主人公の少女で、人間の少年と出会って心を通わせていく様子が描かれています。スピラーは本作に登場する小人の少年で、アリエッティと知りあっています。そんなアリエッティとスピラーは、エンディングの後で結婚したのでは？と言われています。

アリエッティとスピラーが結婚したと言われている噂について詳しく検証していく前に、借りぐらしのアリエッティの作品情報を紹介していきます。借りぐらしのアリエッティとは、2010年に公開されたスタジオジブリによる長編アニメーション作品です。監督は本作が初監督作品となる、米林宏昌です。米林宏昌は借りぐらしのアリエッティの他、思い出のマーニーの監督も務めている人物です。

借りぐらしのアリエッティはスタジオジブリ作品ではありますが、オリジナルの脚本と言う訳ではありません。メアリー・ノートンの著書で児童文学である「床下の小人たち」を原作としています。原作の「床下の小人たち」のストーリーを元にして、大幅にストーリーを脚色しています。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞も受賞し、非常に評価の高いアニメーション作品としてヒットを記録しました。

アリエッティとスピラーが登場する借りぐらしのアリエッティのあらすじを紹介していきます。借りぐらしのアリエッティの世界では、人間の住みかにひっそりと間借りして、生活に必要なものを「借り」て暮らしている小人の種族がいます。アリエッティも小人で、両親とともに古い屋敷に住んでいました。そこへ療養のために訪れた少年・翔に見つかってしまったアリエッティは、翔と交流を深めていくのでした。

借りぐらしのアリエッティに登場する主人公・アリエッティのプロフィールを紹介していきます。アリエッティは小人族の少女で、寡黙な父親と心配性な母親と一緒に暮らしています。アリエッティはまだ14歳の少女でしたが、非常に好奇心旺盛で勇敢な性格をしています。また、家族想いのアリエッティは、母親の誕生日にプレゼントを送ろうと屋敷の庭に冒険に出ていき、そこで少年・翔に目撃されてしまいます。

アリエッティは14歳になったのをきっかけに、父親と初めての「借り」に出かけます。勇敢で賢いアリエッティは順調に借りを行っていきますが、不注意で翔に姿をはっきり見られてしまいます。最初は人間である翔を警戒していたアリエッティでしたが、優しく交流を持とうとする翔に次第に心を開いていきます。

借りぐらしのアリエッティに登場するスピラーは、物語の中盤あたりで出てくる小人の少年です。褐色の肌に伸ばした髪の毛、弓矢を背負った逞しい姿の少年です。12歳でアリエッティよりも年下のスピラーでしたが、家族はいないと言いきっており、一人で森の中で狩りをして生活していました。作中では、新しい家を探しに出かけたアリエッティの父親が怪我をしたところを助けてくれたキャラクターです。

スピラーは、自分達の他にはもう小人はいないのでは？と不安になっていたアリエッティにとって、希望を与えてくれた存在でした。また、スピラーは他にも複数人の小人を知っていると話しており、ストーリーの終わりにはアリエッティ一家と一緒に川を下って新天地へと案内してくれていました。初対面でアリエッティにコオロギの足を差し出したり、弓矢を引いて見せたりと、無口ながら少年らしい一面も持っています。

借りぐらしのアリエッティのストーリーのその後、アリエッティとスピラーは結婚したのか？と多くの人の間で話題となりました。借りぐらしのアリエッティはその後を予想させるような、全てを語らないエンディングとなっています。借りぐらしのアリエッティのその後、スピラーとアリエッティは結婚したのか？考察していきます。

まず、借りぐらしのアリエッティに登場するスピラーは、非常に大きな存在感を残していったキャラクターでした。スピラーが登場するのは、借りぐらしのアリエッティの中盤あたりの事でした。物語冒頭から出てきた訳ではないスピラーでしたが、非常に逞しい姿でアリエッティに希望を与えた登場シーンは、借りぐらしのアリエッティのストーリー上でとても意味のあるものでした。

アリエッティは交流を深めた人間の少年・翔に惹かれていきましたが、翔の「小人は滅んでいく種族」だという言葉に憤りも感じていました。翔も心臓の病気を患っており、長くは生きられないかもしれない身の上でした。そんな破滅的な側面がある二人の交流は、ある種「滅亡」を感じさせるものでした。その逆で、スピラーは一人でも生き抜いている「繁栄」のイメージを持たされているキャラクターなのです。

借りぐらしのアリエッティのその後、結末でスピラーとアリエッティが結婚したのかどうかは、はっきりと描かれていませんでした。しかし、作中でスピラーが見せたアリエッティへの態度は、アリエッティに好意を抱いているような印象を与えていました。森で一人で生きてきたスピラーにとっては、アリエッティは初めて目にする同世代の女の子です。アリエッティにお礼を言われて喜ぶシーンなどが描かれています。

アリエッティとスピラーが結婚する結末になるのかどうかは明確に描かれていませんが、借りぐらしのアリエッティのストーリーのラストで描写された、「スピラーがアリエッティに木イチゴを渡すシーン」は、プロポーズしているのだと語られていました。これがスピラーにとってのプロポーズだという事は、プロデューサーの鈴木敏夫の口から語られています。

借りぐらしのアリエッティのラストの結末では、アリエッティは家族とスピラーと共に新天地へ向けて旅立ちます。翔ともこの時にお別れしており、涙を流していたアリエッティ。そんなアリエッティの姿を見ていたスピラーは、その後アリエッティに無言で木イチゴを差し出すのです。アリエッティは木イチゴを受け取り、スピラーはとても嬉しそうにしていました。

これはスピラーがアリエッティにプロポーズしているとの事でした。何故スピラーのプロポーズの描写が描かれたのかと言うと、翔と別れてアリエッティが傷心のままだと悲しい結末になる為、アリエッティが幸せになるような結末にするためだったと言われています。ただ、アリエッティはこれをプロポーズだとは受け取っていない様子なので、実際にその後の結末でスピラーとアリエッティが結婚したのかは不明です。

借りぐらしのアリエッティの結末のシーンで、アリエッティに密かにプロポーズをしたスピラー。スピラーはアリエッティ達を新天地へと導いていきますが、その後アリエッティと仲良くなっていくのではないかと考えられています。数少ない小人族同士であり、翔と別れて悲しんでいるアリエッティを励ましながら、距離が近くなっていくと考察されています。

アリエッティとスピラーが原作の結末で結婚するのかどうかを考察していきます。映画版の借りぐらしのアリエッティでは、原作小説の3巻までのストーリーを凝縮して脚色した内容となっています。原作小説でスピラーが登場するのは、2巻でのことでした。借りぐらしのアリエッティの原作「床下の小人たち」の4巻には、アリエッティが結婚について話すシーンが登場します。

アリエッティは母親に「将来スピラーと結婚すると思う」と話していました。しかし、アリエッティとスピラーが結婚の約束をしているという訳ではなく、アリエッティの希望を話していると言うシーンでした。また、その後スピラーの他にも気になる小人が登場し三角関係になるなど、原作のアリエッティは恋多き乙女といったキャラクターでした。しかし、実際に結婚したという描写は登場しませんでした。

原作の借りぐらしのアリエッティでは、アリエッティとスピラーはなんとケンカ別れしてしまいます。映画版では、最後にアリエッティにプロポーズするシーンも描かれたスピラー。映画版ではスピラーは登場時からアリエッティを意識しているような様子で、ラストシーンで「木イチゴを渡す」という行動でプロポーズしたとされています。

一方原作の借りぐらしのアリエッティでは、アリエッティの方が一方的に「スピラーと将来結婚する」と思っていただけで、当のスピラーは自由奔放に行動して結婚は全く意識していないようでした。原作の借りぐらしのアリエッティでは、ケンカ別れとなった二人がその後どうなるのかまでは描写されていませんでした。

借りぐらしのアリエッティの原作には、アリエッティの子供が登場するという噂があります。しかし、原作でもアリエッティがスピラーと結婚したと言う結末は描かれておらず、子供も登場していませんでした。そもそも、借りぐらしのアリエッティの原作小説は児童文学なので、アリエッティの恋愛模様は深く描写されなかったのです。

原作小説では、アリエッティが結婚について言及するシーンが登場した為、アリエッティの子供が出てくるのでは？との噂が生まれたと考えられています。借りぐらしのアリエッティでも、その後アリエッティとスピラーが結婚したのかは明かされていませんが、二人はお似合いのカップルだと考えるファンは多いです。

借りぐらしのアリエッティのラストシーンで、お別れする事になったアリエッティと翔。翔は重い心臓の病気でしたが、その後手術が成功して回復したと思われる描写があります。一方アリエッティはスピラーと家族とともにやかんの船に乗って川を下っていきます。翔とお別れするシーンのアリエッティはとても悲しそうでした。

借りぐらしのアリエッティと言う作品は、小人のアリエッティと人間の翔という、本来は出会わなかった二人の交流を描いている作品です。翔はその後心臓の手術に成功し、回復したと思われています。しかし、アリエッティは遠くに旅立っていったので、その後二人が再開する可能性はないのでは？と考えられています。

借りぐらしのアリエッティで、アリエッティの声を担当したのは人気女優の志田未来です。志田未来は、1993年5月10日生まれ、神奈川県出身の女優で、研音に所属して活躍しています。『女王の教室』や『14才の母』などに出演し、人気を獲得した女優です。

借りぐらしのアリエッティで、スピラーの声を担当した声優は、藤原竜也です。藤原竜也は、1982年5月15日 生まれ、埼玉県出身の日本の俳優です。ホリプロに所属して活躍しています。『ムサシ』や『ジュリアス・シーザー』といった舞台作品や、『カイジ』『Diner ダイナー』といった映画作品など、様々な作品で評価されている演技派の人気俳優です。

借りぐらしのアリエッティに登場する、アリエッティとスピラーに関しての感想や評価を紹介していきます。まず、アリエッティに惹かれている様子のスピラーが、アリエッティと翔との別れのシーンで状況を察する所がイケメンだという感想が挙がっていました。

借りぐらしのアリエッティ作中で、あまり出番はなかったスピラー。森で怪我をしたアリエッティの父親を助けてくれた恩人でしたが、そんなスピラーとアリエッティの関わりが可愛いと人気を呼んでいました。

スピラーは借りぐらしのアリエッティのストーリーのラストで、アリエッティに木イチゴをプレゼントしています。これはスピラーなりのプロポーズだと言われており、この希望を感じるシーンが好きだと言うファンは多いです。

ここでは、借りぐらしのアリエッティに登場する、アリエッティとスピラーの結婚の可能性について考察しています。アリエッティは人間の少年・翔と交流を深めますが、姿を見られてしまった事で離れ離れになってしまいます。スピラーはそんなアリエッティに木イチゴを渡してプロポーズしていました。是非、借りぐらしのアリエッティをチェックして、アリエッティとスピラーのその後を予想して見て下さい。