2021年06月07日公開
2021年06月07日更新
ガラスの仮面の作者の現在は?漫画は完結する?年齢や休載理由を調査
「ガラスの仮面」は1975年の連載開始から未だに未完結の漫画として知られています。作者の美内すずえは公式Twitterで「必ず最終巻まで描く」と宣言しています。それでは「ガラスの仮面」の作者である美内すずえは現在何をしているのでしょうか?ここでは「ガラスの仮面」の完結の可能性について考察していきます。また作者の年齢や休載理由についても調査・紹介していきます。
目次
ガラスの仮面とは?
「ガラスの仮面」は少女漫画界を代表する傑作だと評されています。1975年末の連載開始から数えて連載45周年を突破しており、作者である美内すずえの代表作にしてライフワークだと言われています。しかし、一方で「ガラスの仮面」がいつ完結するのかを心配する声も上がっています。ここでは「ガラスの仮面」の完結の可能性について考察しながら作者美内すずえの年齢や現在、そして長期間の休載理由についても調査・紹介します。
ガラスの仮面の概要
ここでは大ヒット少女漫画「ガラスの仮面」の概要を紹介していきます。「ガラスの仮面」は白泉社発行の少女漫画雑誌「花とゆめ」1976年1号(発売は1975年)から1997年20号まで連載されました。その後掲載誌を「別冊花とゆめ」に移して同誌2008年9月号より連載が再開されました。「別冊花とゆめ」は2018年に休刊となり、それ以前から休載していた「ガラスの仮面」もストーリーが中断したままとなっています。
「ガラスの仮面」の単行本は花とゆめ版コミックス既刊49巻と白泉社文庫版既刊27巻があります。花とゆめコミックス版が電子書籍化されています。「ガラスの仮面」は雑誌掲載時と単行本では描き直しで内容が違う部分もあり、熱心なファンは両方読んでいると言われています。「ガラスの仮面」は1984年と2005年にテレビアニメ化、1997年と1998年にテレビドラマ化、さらに何度も舞台化されており世代を超えたファンがいます。
ガラスの仮面のあらすじ
「ガラスの仮面」は一見何の取り柄もない平凡な少女である北島マヤが往年の大女優である月影千草に見出されて伝説の舞台である「紅天女」の主役を目指すべく女優としての道を歩み始める物語です。マヤにはライバルがいます。映画監督を父に大女優を母に持つ姫川亜弓です。彼女は芸能界においてサラブレッドともいうべき逸材で卓越した才能と美貌ですが、憑依型の演技をするマヤを意識しています。二人の長い戦いが始まりました。
ガラスの仮面の作者は美内すずえ!現在は?
少女漫画のアイコンと言われている「ガラスの仮面」の作者は美内すずえです。「ガラスの仮面」開始時に既に十数年のキャリアのあった作者美内すずえは意外にもこの作品が初の長期連載にして大ヒット作品となったのです。「ガラスの仮面」の作者美内すずえとはどのような漫画家生活を送ってきたのでしょうか?ここでは「ガラスの仮面」の作者である美内すずえのプロフィールや年齢などを調査・紹介していきます。ご覧ください。
美内すずえのプロフィール
ここでは大ヒット少女漫画「ガラスの仮面」の作者である美内すずえのプロフィールを紹介していきます。「ガラスの仮面」の作者美内すずえは1951年2月20日生まれです。大阪府大阪市出身です。血液型は明らかになっていません。既婚者であることを公表しています。美内すずえの実家は理髪店で、幼少時は家族でよく映画を観に行った思い出があるとのことです。また、子供の頃から絵を描くことが好きだったとのことです。
「ガラスの仮面」の作者美内すずえは中学生時代に貸本屋で故・手塚治虫さんの漫画を借りて読むことに夢中になりましたが、母親から漫画を読むことを禁じられてしまいました。落ち込んだ美内すずえでしたが、それならと自分で漫画を描くようになりました。スキルが上がると漫画を出版社に投稿するようになりました。そして高校在学中に「別冊マーガレット」10月号に掲載された「山の月と子だぬきと」で漫画家デビューしました。
美内すずえは現在何歳?
「ガラスの仮面」の作者美内すずえは1951年2月20日生まれです。2021年6月現在年齢70歳です。70歳を過ぎた年齢でも現役で描き続けている漫画家は多くいます。「ガラスの城」の作者で知られるわたなべまさこは現在年齢92歳で、2020年に年齢91歳で新作漫画を発表して大きな話題になりました。「ガラスの仮面」の作者美内すずえも年齢的にはまだ描けると言われていますが、ブランク期間が長いことを心配するファンもいます。
ガラスの仮面は完結する?休載理由を紹介
大ヒット少女漫画「ガラスの仮面」は2012年に現時点の最新刊である花とゆめコミックス49巻が刊行されて以降単行本が刊行されていないことで知られています。作者美内すずえの休載期間が長いことがその理由ですが、休載期間が長引くごとに「ガラスの仮面」は完結しないのではないかとファンの間で心配されていると言われています。ここでは「ガラスの仮面」が完結する可能性と、作者美内すずえの休載理由について考察します。
美内すずえは現在もガラスの仮面の続きを書いている?完結する?
長期休載が続いている少女漫画「ガラスの仮面」の完結の可能性について考察・紹介していきます。「ガラスの仮面」の作者である美内すずえはインタビューなどで「ガラスの仮面」のラストの構想は出来上がっていることを公言しています。このことで多くのファンは「ガラスの仮面」が完結すると思っていると言われています。しかし、その一方で「ガラスの仮面」は完結しないのではないかと心配するファンもいると言われています。
「ガラスの仮面」は作者美内すずえが単行本にする際描き直しをしていることで知られています。作者美内すずえが約9年間「ガラスの仮面」の単行本50巻を刊行しないのは70歳という年齢も影響しているのではないかというファンもいます。また「ガラスの仮面」の舞台化の際や自身がオーナーを務める(株)アカルプロジェクトのイベントなどに積極的に顔を出しているのに、なぜ漫画を描かないのかと疑問視するファンもいます。
休載理由①作者が宗教にハマった?
「ガラスの仮面」の作者である美内すずえの休載理由について考察・紹介していきます。美内すずえの休載理由として真っ先に挙がるのは「作者が宗教にハマったから」というものです。宗教方面に行った漫画家は意外に多く「エースをねらえ!」の作者の山本鈴美香は現在宗教団体の教祖として山梨県に住んでいます。またホラー漫画家の黒田みのるも宗教団体の教祖として知られています。それでは美内すずえの現在はどうでしょうか?
「ガラスの仮面」の作者美内すずえは1980年代中頃からスピリチュアル系に傾倒するようになったと言われています。執筆する漫画の作風にも影響が出たと言われており、1987年に連載開始された「アマテラス」は非常に難解なスピリチュアル系のストーリーだと評されています。また「ガラスの仮面」の劇中劇「紅天女」もスピリチュアルな内容でファンの間で賛否両論が出たと言われています。因みに「アマテラス」も未完です。
「ガラスの仮面」の作者である美内すずえは現在も「O-EN NETWORK」という精神世界を探求する団体を主宰しています。同団体は厳密に言えば宗教団体ではありませんが、スピリチュアルな分野と宗教は結び付きが強いのと美内すずえが講演などを行っていたこともあり、宗教にハマった影響で「ガラスの仮面」の休載が続いていると噂になりました。しかし、現在も続く「ガラスの仮面」の休載理由が宗教系の影響であるかは不明です。
休載理由②死亡説も出ている?
大ヒット少女漫画「ガラスの仮面」の作者である美内すずえの休載理由について考察・紹介していきます。次に挙げるのは「美内すずえ死亡説」です。この死亡説に関しては休載期間が長期に渡っていることで焦れている一部の人が流した噂なのではないかと言われています。年齢の項でも紹介した通り、美内すずえは70歳になった現在もSNSやイベント出演などで近況を報告しており、死亡説は根も葉もないデタラメであることが判ります。
休載理由③夫の介護?
ここでは大人気の少女漫画「ガラスの仮面」の作者である美内すずえが休載している理由について考察・紹介しています。最後に挙げるのは「夫の介護をしているから」という理由です。美内すずえの夫が重病になり、介護をしていたという話は美内すずえ本人が明かしているので事実です。美内すずえの夫は2016年に倒れ、一命は取り留めたものの、心肺停止状態の影響で重度の脳障害を起こして要介護5の状態になったとのことです。
「ガラスの仮面」の作者美内すずえは夫が要介護5の寝たきり状態になったことで、約2年間は夫の介護を行っており執筆活動をしていなかったことを明かしています。現在美内すずえの夫は妻の名前を呼ぶことができるくらいに回復し、介護士の付き添いもあるので再び漫画を描く環境が整ったと言われています。この期間の休載理由は夫の介護をしていたことですが、それ以前の休載期間の理由については明らかになっていません。
ガラスの仮面の作者の他の漫画作品やアシスタント
「ガラスの仮面」の作者である美内すずえは先述した通り「ガラスの仮面」が初の長編連載作品となっています。「ガラスの仮面」発表までの美内すずえは短編を得意とした漫画家でした。そして、ホラー漫画家として有名でした。美内すずえのホラー漫画はゾッとする内容の作品が多く、ファンを魅了したと言われています。ここでは美内すずえの他の漫画作品を取り上げていきながら、併せて美内すずえの歴代アシスタントを紹介します。
ガラスの仮面の作者の他の漫画作品
ここでは大ヒット少女漫画「ガラスの仮面」の作者美内すずえの他の漫画作品を紹介していきます。美内すずえは元々短編ホラー漫画を得意とする漫画家でした。美内すずえのホラー漫画の傑作だと言われているのが「妖鬼妃伝」と「白い影法師」です。「妖鬼妃伝」は親友の死とデパートの日本人形展との関係を調べる少女が主人公のホラー作品で「白い影法師」は転入生に取り憑く幽霊の恐ろしさを描いたホラー作品です。
美内すずえの他の漫画作品を紹介しています。次に紹介するのは「13月の悲劇」です。「13月の悲劇」は有名俳優の隠し子である主人公の少女マリーが全寮制の学校に転校しますが、そこは悪魔崇拝の学校だったというホラー漫画です。「妖鬼妃伝」「白い影法師」「13月の悲劇」は白泉社文庫版「美内すずえ傑作選」や上の画像に挙げた宝島社刊行の「美内すずえセレクション」で容易に読むことが可能なので是非ご一読ください。
ガラスの仮面の作者の歴代アシスタント
ここでは「ガラスの仮面」の作者美内すずえの歴代アシスタントを紹介していきます。最も有名なのは「パタリロ!」の作者である魔夜峰央です。また「ケロロ軍曹」や「けものフレンズ」の原作者で知られる吉崎観音も美内すずえのアシスタント経験者です。また「おいしい関係」の作者槇村さとるもアシスタントを務めていました。さらにくらもちふさこ、笹生那実、日渡早紀など錚々たる漫画家が美内すずえのアシスタント経験者です。
ガラスの仮面に関する感想や評価
ここでは大ヒット少女「ガラスの仮面」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「ガラスの仮面」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
ガラスの仮面を薦められて読んでみてるんですけど、やっぱロングセラーは普遍的におもろいなと。
— ホンユウタ【毎日更新しないコンテンツビジネス】 (@honyuta_8) November 16, 2020
ハンターハンターの冨樫さんが「漫画家は絵よりもストーリーを学べ!」と言っていた通りや。熱い少女漫画なので、バトル系やスポーツ系が好きな人はどハマりしますよ。
読んだら感想教えてください。 pic.twitter.com/FrPzssnvOP
「ガラスの仮面」の原作漫画を人に薦められて読まれている方のツイートです。ロングセラーには普遍的な面白さがあり、特に「ガラスの仮面」は週刊少年ジャンプに代表されるバトルものの雰囲気も感じられてバトルものやスポーツものが好きな人には読んでほしいとつぶやかれています。
エヴァ観てきた。誰とも感想を話し合いたくない。自分の中だけでじっくりと抱きしめたい。とにかく終わったな…。
— 針穴写真を撮る人 (@sikiko) March 27, 2021
あとは、ガラスの仮面だよ。最終回を読まずに死ねない。
「シン・エヴァンゲリオン 劇場版」をご覧になった方のツイートです。「エヴァンゲリオン」が長い年月をかけて無事に完結したことを喜ばれており、最終回を読まずには死ねない漫画に「ガラスの仮面」を挙げています。
薦められてガラスの仮面の1巻を読んでみた感想
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) March 29, 2020
正直、読むのしんどい...まだ面白さを感じ取れない...というか狂気を感じる。笑
と思って作者の美内すずえさん調べたら【執筆活動を休止して精神世界を探求するサークルを10年主催】ってそっちの方が気になったわ!!!やっぱりか!! pic.twitter.com/Mn9KLyE7PQ
最初の方と同じく人に薦められて「ガラスの仮面」を読まれた方のツイートです。白泉社文庫版の1巻を読まれて面白さは感じられないが狂気を感じるとの感想をお持ちです。また、美内すずえがスピリチュアルな活動をしていることが気になるとつぶやかれています。
ガラスの仮面の作者まとめ
ここでは大ヒット少女漫画「ガラスの仮面」の作者であり美内すずえについて年齢など、そして「ガラスの仮面」の完結の可能性や休載理由などについて考察・紹介してきました。「ガラスの仮面」のファンは単行本50巻の発売を心待ちにしていると言われています。まだ「ガラスの仮面」を読んだことのない方は是非一度その魅力に触れてみてください。