【千と千尋の神隠し】青蛙はどんなキャラ?正体や名セリフ・担当声優も一挙に紹介

千と千尋の神隠しの中でも意外と人気のあるキャラクターが青蛙です。青蛙としっかりキャラクター名がありますが見た目は普通のカエルながら人間と同じように二足歩行が出来たり、会話をする事も可能なキャラクターになっています。しかしそれ故にカオナシに最初に飲み込まれてしまったキャラクターでもあります。今回は千と千尋の神隠しの青蛙について、その正体や人気のセリフ、声優情報などをまとめて紹介していきます。

【千と千尋の神隠し】青蛙はどんなキャラ?正体や名セリフ・担当声優も一挙に紹介のイメージ

目次

  1. 千と千尋の神隠しの青蛙とは?
  2. 千と千尋の神隠しの青蛙の正体や父役や兄役の関係
  3. 千と千尋の神隠しの青蛙の名言や名セリフ・名シーン集
  4. 千と千尋の神隠しの青蛙のアニメ声優
  5. 千と千尋の神隠しの青蛙に関する感想や評価
  6. 千と千尋の神隠しの青蛙まとめ

千と千尋の神隠しの青蛙とは?

千と千尋の神隠しに登場するキャラクターの中でも要所要所で活躍するのが青蛙です。今回はそんな青蛙についてまとめて紹介していきます。

千と千尋の神隠しの作品情報

千と千尋の神隠しの概要

千と千尋の神隠しの2001年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。八百万の神が住む異世界に迷いこんだ少女、千尋を主人公とした物語でジブリ作品の中でも特に高い人気を誇り興行収入316億8000万を記録、この記録は2001年当時歴代最高興行収入だった「タイタニック」を超えて1位を記録、この記録は2021年に鬼滅の刃に抜かれるまでの約20年間抜かれなかった不動な記録になっていました。

人気な上に興行収入も高い千と千尋の神隠しですが、国内外で高い評価を受けている作品でもあり、国内だけで作品賞、監督賞などを含めれば29もの賞を受賞、海外でも「アカデミー賞」や「アニー賞」など多数の賞を受賞するに至っています。その人気の高さから公開後も地上波で度々放送されており、最後に放送された2019年でも関東視聴率が20%に迫る勢いを誇る程今でも高い人気を誇る作品になっています。

千と千尋の神隠しのあらすじ

両親と共に引っ越し先に向かっていた10歳の少女千尋、森の中で不可思議なトンネルを見つけて3人はそこに迷い込んでしまいます。怪しげな雰囲気の街に怯える千尋でしたが、両親は探検気分で街を散策、無人の飲食店を見つけるとそこに並べられていた料理を食べ始めてしまいます。1人になった千尋が奥に進むと少年に出会いすぐに戻るようにと諭されます。両親の所に戻った千尋でしたがそこには豚に姿を変えられてしまった両親がいるのでした。

青蛙のプロフィール

青蛙はその名前の通り、見た目はそのままカエルの姿のキャラクターです。ちなみに名前は「青蛙」ですが、どちらかというと緑に近い体色をしています。見た目はカエルですが二足歩行が可能で服を着ており人間の言葉を喋る事も出来ます。湯屋では下働きをしており、比較的真面目な性格で真面目に働いていますが、お金に目がない性格でもあり、それが結果的にカオナシに飲み込まれる要因になっています。

基本的には湯婆婆に従順ですが、千尋に助けられてからは父役や兄役と共に千尋をかばうような姿も見せています。ちなみに千と千尋の神隠しでは名前が登場していないキャラクターも多く、青蛙もその1人です。青蛙という名前はパンフレットなど作中外の部分で明らかになっています。

千と千尋の神隠し - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

千と千尋の神隠しの青蛙の正体や父役や兄役の関係

考察①青蛙の正体はカエル?

千と千尋の神隠しでは湯婆婆によって姿形が変えられたものが複数登場しており、青蛙の姿も変身させられたものなのではないかという声があります。しかしこれは誤りです。青蛙の正体はそのままカエルです。逆にいえば湯屋で働いている男性の多くの正体がカエルであり、青蛙は唯一カエルの姿のまま働いている存在でもあるとも言えるのです。

残念ながら千と千尋の神隠し作中や公開後に様々な形で公開されている制作過程での絵コンテなどからも青蛙が湯婆婆の元に来る前の姿の情報については記載がなく、設定としても決まっていない可能性もあります。これは他の元の姿がカエルのキャラクターや湯婆婆、銭婆などにも言う事が出来ます。残念ながら千と千尋の神隠しで元の姿や正体が判明するのはハクだけです。

考察②青蛙と父役や兄役の関係

千と千尋の神隠し作中では共に千尋に助けられる事になる父役や兄役ですが、彼らと青蛙は上司と部下の関係にあります。下働きの青蛙に対し、父役や兄役は、湯屋の中で湯婆婆、ハクに続いて地位が高いキャラクターなのです。父役が従業員の中ではトップの中間管理職で、そのすぐ下に位置づけられるのが兄役でした。

青蛙とは親しい関係で共にいる姿も描かれていますが青蛙が父役、兄役に喋る時は敬語を使っており、また「父役どの」「兄役どの」と敬称を付けて呼んでいる姿も描かれています。父役、兄役もその正体はカエルなので仲は良いものの、しっかりとした上下関係があるというのが青蛙と父役、兄役の関係になっています。

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千と千尋の神隠しの青蛙の名言や名セリフ・名シーン集

青蛙の名言や名シーン①「ハクさまー!」

青蛙が千と千尋の神隠しの中でも目立つ存在だった理由になっているのがこのセリフです。これは映画序盤、ハクに連れられ湯婆婆の元を訪ねようとする千の前に初めて登場した時のセリフでした。存在を隠す為、渡っている間息を止めなければいけないとハクに教えられた橋を通る最中、急に飛び上がってこのセリフでハクに呼びかけたのです。青蛙はハクの事も慕っていて普通に声をかけただけのつもりだったのだと考えられます。

問題だったのは青蛙はカエルとしては比較的大きいですがそれでも人間と比較すれば小さい為、視線を合わせる為にピョーンとハクの顔の高さまで飛び上がっていた事です。青蛙としてはハクに気づいてもらうべく行った行為でおそらくは日常的に必要であればそうしている行為に思われますが、この青蛙の行動に結果的に千尋は声を出してしまい気づかれるきっかけになってしまったのです。

青蛙の名言や名シーン②カオナシに飲まれるシーン

千と千尋の神隠しの作中、青蛙の一番の名シーンとも言われるのがカオナシに飲み込まれるシーンです。湯屋の営業中、川の神様が残していった砂金に夢中になっていた従業員達、そんな中、湯屋の営業終了後、誰もいなくなってから砂金を探しにきたのが青蛙でした。床の隙間に入り込んだ砂金はないかと探すあたり、青蛙のお金にがめつい性格がよく現れているシーンであるとも言えます。

そこでカオナシはお金を餌に青蛙を自身に近づけさせパクっと人飲みしてしまいます。カオナシは千尋にお礼をするべく声を出す方法として青蛙を飲み込んでおり、以降、カオナシは青蛙の声で話す事になるのでした。他にも飲み込まれた者はいますが、カオナシの声はずっと青蛙の声だった事もあり、やはり青蛙が飲み込まれるシーンが印象的なシーンとなっています。

青蛙の名言や名シーン③「千のおかげで俺たち…」

千のおかげで俺たち助かったんです

基本的に湯屋の従業員達は湯婆婆に従順です。しかしそんな湯婆婆に意見をしたのがこのセリフのシーンです。千尋が銭婆の所に行っている間、湯婆婆はカオナシを湯屋に入れてしまった千尋の事を怒っていました。それまでなら千尋が人間だからという理由で千尋を毛嫌いしていた従業員達でしたが、このセリフを投げかけ千尋をかばうような姿勢を見せたのです。

映画のラスト、千尋が豚の中から両親を探し当てる難題を湯婆婆から与えられた時も青蛙を始め従業員は千尋の味方であり、千尋が無事に「ここにはいない」という正解に辿り着くとみんなで大喜びしました。このシーンからも分かるように最後には千尋の味方になってくれた従業員達ですが、明確に千尋の味方になったと分かるセリフが今回紹介したシーンのセリフになっています。

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千と千尋の神隠しの青蛙のアニメ声優

我修院達也のプロフィール

千と千尋の神隠しで青蛙の声優を担当したのは我修院達也さんです。母親が元々女優をしていた影響で子役時代から役者として活躍、以降は演歌歌手、作曲家、そして声優、など幅広い分野で活躍する事になったマルチタレントさんです。一本に繋がったカモメ型の眉毛の特徴的な見た目をしています。またモノマネを得意としており、それがきっかけでバラエティ番組などにも出演していた過去があります。

ちなみみマルチタレントとして活動する我修院達也さんは声優が本業というわけではないですが、キャラクターに声を当てる声優デビュー作となったのがこの千と千尋の神隠しだったりします。青蛙が人気キャラクターになった一因にこの我修院達也さんが演じたからというのも大きな理由になっています。元々特徴的な声質の我修院達也さんだけにイメージに合い、それが結果的に印象に残りやすくなったとも言われているのです。

我修院達也さんは青蛙を見ずに演じていた?

キャラクターに声を当てるのは初挑戦だった我修院達也さんですが、実はアフレコ当時、まだ青蛙の絵は完成しておらず、姿形が分からないまま収録したというエピソードを後に明らかにしています。この時の我修院達也さんはキャラクターを演じるのはもちろん人外なキャラクターを演じるのも初めてであり、アフレコには様々なカエルのぬいぐるみなどを持っていきそれで役作りをした事が明らかになっています。

我修院達也の主な出演作品

我修院達也さんがこれまでに声優として出演した作品としては、「ハウルの動く城」のカルシファー役、「REDLINE」のリンチマン役、「緑玉紳士」のジョーカー・O・アンドラス役、「シャドウハーツ」シリーズのロジャー・ベーコン役、「ドラッグオンドラグーン2」のザンボ役、「白騎士物語」のラウス役などがあります。吹き替え声優としては「モンスター・ホテル」シリーズや、「メン・イン・ブラック」などに出演しています。

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千と千尋の神隠しの青蛙に関する感想や評価

ここからは既に千と千尋の神隠しを視聴した人の青蛙に関する感想を紹介していきます。千と千尋の神隠しではどちらかといえばサブキャラクターな青蛙ですが、要所要所での活躍が描かれており、人気の高いキャラクターになっています。見た目がそのままカエルなのが良かったという声が多くなっており、物語に違和感がないように人間に近い見た目をしたキャラクターが多い千と千尋の神隠しなので逆に目立ってよかったとされています。

その行動もどこか人間らしさを持ちながらも要所に登場するカエルっぽさが良かったという声も多くなっています。セリフでも紹介したハクと視線をあわせる為に飛び上がるシーンなどはかわいいという声も多いです。

青蛙の正体については、或いはハクと同じく元は神様、ズバリ青蛙神(せいあじん)なのではないかという考察もあります。青蛙神(せいあじん)とは後ろ足が一本しかないカエルの姿をした中国の伝承に登場する霊獣です。大きな特徴となっているのが金を食べるという性質をもっているという事です。

元がカエルであるという事、そして金が好きという点などが青蛙との共通点となっており、八百万の神がいる世界だからこその考察となっています。残念ながら千と千尋の神隠し作中やその他情報で整合性が取れているわけではありませんが否定出来る要素もなく、青蛙の正体の1つの可能性、或いはモデル的な形でとして現在も考察される要因になっています。

千と千尋の神隠しの中でも名シーンの1つに数えられる青蛙がカオナシに飲み込まれるシーンですが、仲にはトラウマになるほど強烈だったという声もあります。カオナシという不可思議なキャラクターの印象が大きく変わったシーンであり、特に幼少期に千と千尋の神隠しを視聴したという人にとっては忘れられないシーンになっているという声も多くなっています。

それまでのカオナシの行動からもまさか青蛙を丸呑みにするとは思わなかったという声や、大きく開いた口が怖かったというような声も見られます。いずれにしてもカオナシの衝撃的なシーンであり、丸呑みされた青蛙の印象も強いシーンとして名前が上がっています。

千と千尋の神隠しにて青蛙の声優を担当した我修院達也さんに関しては、千と千尋の神隠しの時点でも特徴的な声が印象的だったという感想が多かったですが、2004年に「ハウルの動く城」が公開されると同作で声優を担当したカルシファーと比較されより印象が高まったという声が多くなっています。

両方とも人外のキャラクターだけに声がイメージしにくく我修院達也さんの声がそのままイメージとして定着してしまったという声も多いです。

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千と千尋の神隠しの青蛙まとめ

千と千尋の神隠しの青蛙は名前の通りカエルの見た目をしているキャラクターです。その正体や元の世界での姿については言及されていませんが、元はカエルながらも多くは人間の男性に変身している湯屋ではカエルのままの姿が非常に珍しく結果的に印象に残りやすく、人気を集めるようになったキャラクターです。

声優を担当した我修院達也さんの特徴的な声質も印象を強める大きな要因になったとされています。まだ千と千尋の神隠しを視聴していないという人は要所要所で活躍する青蛙に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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