【呪術廻戦】粟坂二良の術式「あべこべ」の能力は?虎杖・伏黒との戦いを解説

呪術廻戦の渋谷事変編にて登場した呪詛師粟坂二良が使用した術式があべこべです。呪術廻戦の中でも意外と少ない虎杖悠仁と伏黒恵が共闘して倒した相手であると同時にその能力が少し分かりにくいと言われています。今回は呪術廻戦のキャラクター、粟坂二良が使用する術式あべこべについて、その能力の詳細や強さ、渋谷事変での虎杖悠仁と伏黒恵との戦いなどについてまとめて紹介していきます。

【呪術廻戦】粟坂二良の術式「あべこべ」の能力は?虎杖・伏黒との戦いを解説のイメージ

目次

  1. 呪術廻戦の粟坂二良とは?
  2. 呪術廻戦の粟坂二良の術式「あべこべ」の能力や強さ
  3. 呪術廻戦の粟坂二良と虎杖・伏黒恵との戦いをネタバレ
  4. 呪術廻戦の粟坂二良が登場する97話や禪院甚爾を考察
  5. 呪術廻戦の粟坂二良に関する感想や評価
  6. 呪術廻戦の粟坂二良まとめ

呪術廻戦の粟坂二良とは?

呪術廻戦の渋谷事変編にて、偽夏油の協力者として登場した呪詛師の1人が粟坂二良です。今回は粟坂二良についてまとめて紹介していきます。

呪術廻戦の作品情報

呪術廻戦の概要

呪術廻戦は2018年から2021年5月現在も進行形で週刊少年ジャンプにて茶見下々先生が連載しているダークファンタジー作品です。呪いをテーマにした作品で、連載当初こそテーマ故の重さから人気が低迷していましたが個性豊かなキャラクター性と現代にマッチした読みやすさから徐々にファンを増やしていき、アニメも始まった事で高い人気を獲得した作品です。

2021年の冬には本作のベースになった物語であり、呪術廻戦の連載前にジャンプGIGAで連載され現在は0巻として発売されている呪術廻戦の前日譚「東京都立呪術高等専門学校」の映画化も発表されており、2021年5月現在非常に勢いのある漫画になっています。

呪術廻戦のあらすじ

常人離れした身体能力を持つ高校生虎杖悠仁は学校に安置されていた「呪物」を持ち出してしまい、呪いが具現化した化け物「呪霊」に襲われる事になります。呪物の回収に現れた呪霊を祓う呪術師の伏黒恵と出会い、戦いになりますが圧倒的な強さを持つ呪霊に苦戦、ピンチを救うべく虎杖悠仁は自ら学校に安置されていた呪物「両面宿儺の指」を飲み込んでしまいます。ここから虎杖悠仁は呪術の世界に踏み込んでいく事になります。

粟坂二良のプロフィール

粟坂二良は、呪術廻戦に登場する呪術を使用出来る人間の中でも呪術界のルールを破った者に指定される「呪詛師」の1人として登場したキャラクターです。これまでは呪術界のパワーバランスを1人で支えている五条悟の存在によって活動を控えていましたがそれもあって「生涯現役」を貫き通そうという強い意志を持っています。その存在が邪魔であると過去には五条悟殺害を企てた事もありましたが結局行う事は出来ませんでした。

見た目としては太い眉毛に丸いダルマ顔、特徴的な髪型と髭が特徴で、作中でも名乗る前は伏黒恵から「ダルマ爺」と呼ばれていました。また身なりはあまり気にしないようで若い頃から現在もパツパツのTシャツに短パンでしかも少し小汚い感じになっています。その性格は弱者を蹂躙する事を好む残忍な性格をしています。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

呪術廻戦の粟坂二良の術式「あべこべ」の能力や強さ

粟坂二良の術式はあべこべ

そんな粟坂二良が持つ術式があべこべです。自身が受けた攻撃の力の強弱を逆転させるという能力の術式で、作中ではこの力を使って41階建てのビルの屋上から落とされても無傷で済んだりしています。術式の発動はオートではなく粟坂二良の意志によるものである為、敢えて弱い攻撃を繰り出しても術式を発動しなければダメージにならないなど非常に面倒な能力です。

余談ですが、呪術廻戦では能力を開示する事でより強化するという手法が取られる事が多々ありますが、あべこべの場合はその本質がキモである為か、基本的にこの能力を自ら開示して強化するという方法は取っておらず、呪術廻戦作中での粟坂二良との戦いは呪術廻戦では珍しく、術式を解き明かして対策するという戦いになっています。

粟坂二良の術式の攻略方法

粟坂二良の術式は使い方を間違えなければかなり強力な術式ですが、弱点も存在しています。1つはあべこべで強弱を逆転出来る力には上限、下限が存在するという事です。ただこの上限値と下限値はそれぞれにかなりのもので、上限値は流石に五条悟の無下限呪術程の攻撃は無理ですが、特級呪霊相手にダメージを与える事ができる伏黒の玉犬の攻撃ですら無傷に出来るものになっています。

下限値も設定されているのは、例えば術式を発動した瞬間に「空気抵抗」や「風の流れ」などでダメージを受けない為です。この下限値の存在によって例え術式を発動させた状態でも弱すぎる攻撃では逆転の範囲外になってしまいダメージを与える事が出来ないのです。

その為粟坂二良の術式、あべこべを攻略する方法は主に2つになります。1つはあべこべの上限を超えた攻撃をする事です。出来る人物は限られますが、少なくとも五条悟が相手ならこの方法を用いる事で完封される事になってしまいます。あべこべの能力の性質上、相手の攻撃を入れ替える事が出来ないのであれば実質何も能力を持っていないのと同じになってしまいます。

もう1つは粟坂二良が術式を発動させている瞬間に下限値をギリギリ超える弱い攻撃を繰り出すという方法です。あべこべの発動はオートではなく粟坂二良の意志でのオンオフ切り替えなので粟坂二良の反応が間に合わない速度で攻撃をする事になります。

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呪術廻戦の粟坂二良と虎杖・伏黒恵との戦いをネタバレ

ネタバレ①孫に憑依した禪院甚爾

虎杖悠仁・伏黒恵と粟坂二良の戦いをネタバレする前に粟坂二良が登場した状況を説明しておきます。物語は渋谷事変編、偽夏油と真人達によって五条悟が封印されてしまいます。その事を知った虎杖悠仁達は五条悟を助けるべく降ろされていた帳を突破しようとしますが、それは叶いませんでした。帳の強さから相手に見つかるリスクを抱える事で帳を強化しているのではないかと考え、特に目立つ渋谷Cタワーに向かう事になります。

この予想は当たっており、渋谷Cタワーの屋上が帳の発生源でした。そしてこの場所を守るように配置されていたのが粟坂二良達呪詛師です。加えて渋谷Cタワー内には真人が作った改造人間も配置されています。粟坂二良達はいわば最終防衛ラインでした。しかしここに虎杖悠仁が伏黒恵と強力して奇襲を仕掛けます。伏黒恵の式神の力を使い一気に屋上まで登り、油断している隙をついて粟坂二良を突き落としてしまうのです。

ここで屋上に残ってオガミ婆達を相手する猪野と、地上で粟坂二良を相手する虎杖悠仁・伏黒恵に別れる事になります。41階から落とされても無傷な粟坂二良の術式が分からない2人はまずは粟坂二良に攻撃を加えながらその術式を見抜こうとします。一方の屋上では孫が猪野の相手をし、オガミ婆が降霊術を行う時間を稼いでいました。そして孫に憑依させられたのが五条悟に殺された禪院甚爾(ぜんいんとうじ)でした。

ネタバレ②脱兎に囲まれる粟坂

一方で虎杖悠仁と伏黒恵は全力で攻撃を繰り出します。式神脱兎で粟坂二良の動きを封じたかと思えば、術式を解いてで来た隙を付いて上から満象を降らせます。これを粟坂二良があべこべの能力を使ってノーダメージに抑えると続けて虎杖悠仁は車を投げつけるという攻撃を見せますがこれもかわして見せます。これが粟坂二良の戦い方でした。相手に大技を使わせて出来た隙を付くカウンター攻撃は早々交わせない為です。

ネタバレ③伏黒は粟坂の術式を見抜く

ネタバレすると実はこの時点で伏黒恵は会話と厳密に言えば攻撃ですらない脱兎での攻撃、そして41階のビルの屋上から落とされても無傷だったという事実から粟坂二良の術式があべこべであると察していたのです。加えて伏黒恵はあべこべには上限と下限がある事も見抜いていました。しかし既に見抜いている事を粟坂二良に悟られないように敢えて全力で攻撃をし続けていたのです。

ネタバレ④2人の作戦

術式の能力を見抜いた虎杖悠仁と伏黒恵は作戦を立てます。それは比較的伏黒恵の強い攻撃と少しズラして強弱を付けやすい虎杖悠仁の打撃を弱く打ち込むというものです。作戦通りに全力で攻撃し続けた2人の中で最初に弱い攻撃を織り交ぜたのが伏黒恵でした。打撃力の低い式神である蝦蟇の舌を使ってダメージを与えたのです。これは弱攻撃の下限値を計っていたのだとも考えられます。

2人の攻撃を受ける中で粟坂二良は2人は既にあべこべを見抜いていると悟ります。その上で守りを固める粟坂二良でしたが、虎杖悠仁の全力の拳を受け止めようとあべこべを発動させた粟坂二良に対し、虎杖悠仁はなんと全力の拳を寸止め、威力を自ら殺した上で弱い力で粟坂二良を殴りつけて倒しました。この虎杖悠仁の時間差攻撃には共闘した伏黒恵も「意外と器用」だと褒めるのでした。

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呪術廻戦の粟坂二良が登場する97話や禪院甚爾を考察

97話では禪院甚爾と猪野も戦闘

上記では全体の流れをネタバレするべく省略しましたが、粟坂二良と虎杖悠仁&伏黒恵の戦いが描かれた97話では禪院甚爾と猪野の戦いも描かれています。元々猪野は禪院甚爾の事を知りませんでしたが、立ち姿だけで強者である事を察しています。来訪瑞獣四番、竜を発動して迎え撃とうとする猪野でしたが、禪院甚爾はその発動すら許さず顔面に強烈な一撃を決めて猪野を気絶させてしまうのでした。

禪院甚爾の強さは?

禪院甚爾の強さは作中でもかなり上位に位置すると考えられています。そもそもオガミ婆の降霊術は「肉体の情報」と「魂の情報」を別々に扱う事ができ、基本的には肉体の情報しか降ろされません。そうしないと降ろした相手が暴走してしまう可能性がある為です。しかし禪院甚爾はこの術式を超越、自力で孫の魂に自身の魂を上書きしてしまうのでした。

これだけでも圧倒的な強者である事が分かる禪院甚爾ですが、彼が特異な存在なのは、「天与呪縛」によって、呪力が全くの0である代わりに異常な程に高い身体能力と敏感な五感、加えて強力な呪力耐性までも持ち合わせているという超人です。その身体能力は凄まじく、五感の力だけで呪霊が見えるのとほぼ同様の状態にまで底上げされていたり、目視する事すらかなわない程のスピードで移動が可能だったりします。

その体質上、呪霊に対して耐性はあっても祓う事は出来ない為、基本的にはその身体能力を用いた肉弾戦を得意としていますが、呪霊戦を想定して多数の呪具を保有してそれらを用いて戦う事も多いです。生きていた頃には多数の呪具を持ち合わせておりその中には未来で禪院真希が持つ特級呪具の游雲も含まれていました。

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呪術廻戦の粟坂二良に関する感想や評価

ここからは既に呪術廻戦を視聴している人の粟坂二良についての感想を紹介していきます。粟坂二良の使用する術式、あべこべは能力の性質だけなら非常に分かりやすく、理解しやすいのが良いという声も多くなっています。特に上限と下限の設定が良かったという声が多くなっており、或いは主人公サイドで使われても良い能力だったのではないかとも考えられています

また気になると言われているのが、あべこべの能力が領域展開した場合どうなるのかという事です。元々領域展開を使用するような描写はなかった為、領域展開まで会得している可能性は低くなっていますが、呪術廻戦で人気が出る要素だっただけに様々な術式の領域展開が予想されています。ただあべこべの領域展開は読めないという声が多いです。

また粟坂二良自体もいいキャラしていたとして一定の人気を集めるキャラクターになっています。もちろん虎杖悠仁や五条悟などの主要なキャラクター程ではありませんが行動原理がシンプルであり、また虎杖悠仁達との戦いが呪術廻戦では意外と少なかった「相手の術式を見極め対策して戦う」というバトル漫画らしい戦いだった事が粟坂二良が一定の人気を集める要因になっています。

粟坂二良が登場した渋谷事変編は2021年5月現在まだアニメ化されておらず、当然声優も決まっていません。ただ呪術廻戦の人気や展開的にアニメ化されるだろうと予想するファンの中では粟坂二良の声優を予想するのも盛んに行われています。呪術廻戦作中でも比較的珍しいタイプのキャラクターだけにどんな声になるのか楽しみという声が多いです。

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呪術廻戦の粟坂二良まとめ

呪術廻戦の粟坂二良は渋谷事変編で登場した呪詛師で、五条悟の登場で大きく人生を狂わされてしまったキャラクターの1人です。五条悟を封印するという目的の偽夏油達に協力していた事で虎杖悠仁・伏黒恵と対決、呪術廻戦では珍しく術式を開示せずに戦い、その能力を看破されて負けるというキャラクターになっています。

敵として登場したキャラクターながら能力の分かりやすさと面白さ、そのキャラクター性もあって一定の人気を誇るキャラクターになっています。まだ呪術廻戦の渋谷事変編を見ていないという人は粟坂二良との戦いにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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