2021年05月23日公開
2021年05月23日更新
【鬼滅の刃】ねじれ渦は水の呼吸陸ノ型!応用バージョンの「流流」も紹介
今や社会現象にもなっている人気漫画「鬼滅の刃」。壮大なストーリー展開とともに次々に繰り出される技も作品の魅力に花を添えていると言われています。今回紹介する水の呼吸陸ノ型・ねじれ渦もその一つです。この記事では、ねじれ渦に焦点を当て、その強さを考察し応用バージョンである「流流」についても紹介していきます。短時間で作品の基礎知識が得られるようになっていますので、この機会にぜひご覧ください!
ねじれ渦を使う炭治郎とは?
鬼滅の刃の作品情報
吾峠呼世晴による漫画作品「鬼滅の刃」。本記事のメインテーマ・ねじれ渦の話題に入る前に、まずは作品情報を紹介していきます。初めに作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。
鬼滅の刃の概要
週刊少年ジャンプ2016年11号より連載中の漫画「鬼滅の刃」。主人公・竈門炭治郎が、鬼に姿を変えられた妹・禰豆子を人間に戻すため、そして家族の敵を討つために鬼との闘いに挑んでいきます。
単行本の累計発行部数は、2021年2月時点で1億5000万部を突破しています。また、2019年にはテレビアニメが制作され、同年4月から9月にかけてTOKYO MXなどで放送されました。その続編となる劇場版鬼滅の刃「無限列車編」が2020年10月16日に劇場公開され、興行収入は日本歴代1位となる324億円を記録しています。
鬼滅の刃のあらすじ
今から100年ほど前の大正時代、山あいの村で事件は起きました。いつものように仕事を終えて家に戻った主人公の少年・炭治郎。すると彼の目に飛び込んできたのは、惨殺された母や幼い弟・妹たちの無惨な姿でした。ただひとり死を免れた妹・禰豆子は、鬼に姿を変えられていました。鬼の仕業であると知った炭治郎は、母たちの仇討ちと禰豆子を人間に戻すことを心に誓うのでした。
炭治郎のプロフィール
- 名前:竈門炭治郎(かまど・たんじろう)
- 誕生日 7月14日
- 出身地:東京府奥多摩郡雲取山(現在の東京都西多摩郡雲取山)
- 年齢:(開始時)13歳→(鬼殺隊入隊時)15歳
- 身長:(開始時)156cm→(鬼殺隊入隊時)165cm
- 体重:(開始時)53kg→(鬼殺隊入隊時)61kg
本記事のメインテーマであるねじれ渦の使い手で主人公の竈門炭治郎。両耳には花札のような耳飾りを付け、額の左側には大きな赤い痣がありました。そして、赤い髪や赤の混じった瞳を持っていたことから「赫灼(かくしゃく)の子」と呼ばれ、火を扱う仕事を生業とする竈門家では重宝がられていました。
炭治郎は、炭焼きを営む竈門家の長男として生を受けます。父・炭十郎が亡くなると、少年にして一家の大黒柱となった炭治郎は、家族を支えていく存在となりました。そんな一家をある日悲劇が襲います。その模様はあらすじの項で説明した通りです。人喰い鬼と化した妹・禰豆子を人間に戻すため、そして殺された家族の仇を討つため炭治郎は孤独な旅路に出るのでした。
ねじれ渦とは?応用バージョンの「流流」も紹介
陸ノ型 ねじれ渦の強さ
陸ノ型・ねじれ渦(ろくのかた・ねじれうず)とは、炭治郎が使った技のひとつ。上半身と下半身をねじり螺旋状の斬撃を放っていきます。鬼滅の刃の中でもインパクトの強い技となっています。
水流が荒れ狂ったように渦を巻いて相手に襲いかかり、まるで切り裂いているように見えます。水中でこそ真価を発揮する技とされていますが、地上でも広範囲な攻撃が可能です。炭治郎の刀を使った斬撃のパワーが最もよく伝わる技と言われています。
陸ノ型 ねじれ渦を英語で言うと?
鬼滅の刃は、日本国内だけでなく海外でも大変な人気を博している漫画作品です。ここで趣向を変えて、海外の英語版で「陸ノ型・ねじれ渦」がどのように翻訳されたのか見てみましょう。
英語版鬼滅の刃で「陸ノ型・ねじれ渦」は、「Whirlpool」という言葉が使われています。この言葉はWhirl(渦)とpool(水たまり)からなっており、水による「渦巻き」を指しています。ねじれ渦は、炭治郎の体から放出された水の渦なのでこの言葉が採用されたのでしょう。
ねじれ渦・流流の強さ
次に、陸ノ型・ねじれ渦の応用技とその強さを紹介しておきます。ねじれ渦・流流(ねじれうず・りゅうりゅう)と呼ばれる技がそれで、ねじれ渦と後述の「参ノ型・流流舞い」の複合技となります。
ねじれ渦・流流は、敵の技をかわすことに重きを置いた技となっています。基本的な型をその場の状況に合わせて臨機応変に応用できるのも、ねじれ渦の強さの一つとなっているようです。
ねじれ渦以外の水の呼吸の技を紹介
壱ノ型 水面斬り
鬼殺隊が鬼を仕留めるために考案した全集中の呼吸の一つである「水の呼吸」。ここからは水の呼吸の技の数々を紹介していきます。
壱ノ型水面斬りとは、クロスした両腕を首の後ろへ回し、勢いよく刀を水平に振るい敵を薙(な)ぎ切る技です。基本の型となる技で、どのような姿勢であっても不安定になることなく高い攻撃力を維持することができます。
弐ノ型 水車
水車(みずぐるま)は、自分の体を水車のように縦方向に回転させながら相手を斬る技です。縦の軌道上を360度にわたり広範囲に攻撃できるため、大きな体の敵に対して有効とされています。また、体を横にして水平方向に回転しながら敵を斬っていく横水車という派生技もあります。
参ノ型 流流舞い
前項で少し触れましたが、水の流れのように足を運び敵の攻撃をかわすと共に敵のスキを突いて斬撃を加えます。
炭治郎が朱紗丸と矢琶羽という鬼との闘いで初めて披露した技になります。炭治郎は、この技を使って鬼たちが繰り出す手毬攻撃を避けながら斬撃を加えていきました。多数の敵を相手にするときに特に強さを発揮するとされています。
肆ノ型 打ち潮
海岸に打ち寄せる潮のように繰り返し斬撃を仕掛けていく技となります。複数の鬼の首を一度に切り落とすこともできます。作中では頻繁に登場しますが、とりわけ冨岡義勇の十八番として読者の記憶に刻まれているようです。
伍ノ型 干天の慈雨
「慈」という言葉が使われていることからもわかるように、鬼にほとんど苦痛を与えずに死に至らしめる慈悲深い斬撃です。自分の負けを認め自主的に首を差し出してきた鬼に対して使用されます。
攻撃スピードが遅いので、反撃を諦めた相手にしか使えないという説もある技です。また、この攻撃を受けた鬼は、まるで穏やかな雨に打たれているかのように感じるそうです。
漆ノ型 雫波紋突き
雫波紋突き(しずくはもんづき)は、水の呼吸の中でも最速の突き技と言われています。波紋の中心を狙って突き刺していく技となります。
鬼に致命傷を与えることはできませんが、即座に技を決められるため主に相手を牽制したり攻撃を迎え撃つために使用されます。
捌ノ型 滝壷
滝の流れのように勢いよく、振りかぶった刀を真下に振り下ろす斬撃。主に接近戦で使用されます。威力は強力ですが、離れた位置にいる敵には使うことができません。
玖ノ型 水流飛沫・乱
縦横無尽に飛び跳ねながら斬りつける技で、足場の悪い場所で有効とされています。炭治郎は、この技を元下弦の鬼・響凱との戦闘で使い、相手の懐に入り込むことに成功しました。
拾ノ型 生生流転
水の呼吸の技の中で最強とされる生生流転。刀を回転させながら連続的に斬撃を加えていきます。回転を増やすごとに技の強さも増していきます。
ただし、相手との距離を十分に取り連続的に攻撃する必要があることから、この技を使える状況はごく限られるようです。
ねじれ渦に関する感想や評価
ここまで鬼滅の刃のねじれ渦特集をお届けしてきましたが、最後にねじれ渦に関する感想や評価をTwitterより紹介します。
鬼滅の刃に影響され過ぎて夢で水の呼吸 陸の型 ねじれ渦をやる夢見て起きたら布団も身体も寝癖も全部同じ方向に捻れてて腰痛い
— 電話ズ愛してるさこしん (@syako722) November 16, 2019
最初に紹介するねじれ渦に関する感想や評価は、鬼滅の刃に影響され過ぎているという方のツイートからです。ねじれ渦を使う夢を見てしまい、目覚めて起きた時には腰を痛めていたと言います。夢に見たということが、ねじれ渦から受けたインパクトの大きさを物語っているようでした。
“鬼滅の刃” の技をほぼすべて一瞬で言える小4の息子。。
— 青木 おさむ (@niboshiaoki) January 5, 2021
🧔水の呼吸 陸の型は?
🧒ねじれ渦!
みたいな。
やはり子供の吸収力はすごい。
次に紹介するねじれ渦に関する感想や評価は、小学校4年生の息子のことを呟いているお父さんのツイートからです。「水の呼吸陸の型は?」と尋ねると即座に「ねじれ渦」と答えたと言います。子供の記憶力の凄さに舌を巻いているようでした。
『鬼滅の刃』第7話視聴
— タルバイン@豺 (@talbain_3rd) May 22, 2019
炭治郎が沼の中で放った「陸ノ型 ねじれ渦」を見て『赤胴鈴之助』の「真空切り」を思い出したw
沼の鬼を倒し次は浅草へ
当時の浅草のシンボル“十二階”(凌雲閣)がまだ健在な時代
遂に巡り合った鬼舞辻無惨
これはかなり厄介な
憎むべき相手だが絶対に殺せない奴なんだろうな
最後に紹介するねじれ渦に関する感想や評価は、陸ノ型ねじれ渦を見て赤胴鈴之助の真空切りを思い出したという方のツイートからです。1950年代の漫画作品「赤胴鈴之助」。後に映画なども制作され当時の子供の憧れのヒーローとなったようです。年配の方なのでしょうか?幅広いファン層を持つ鬼滅の刃ならではのツイートでした。
ねじれ渦まとめ
ここまで鬼滅の刃に登場する水の呼吸陸ノ型・ねじれ渦を特集し、その強さを考察、さらには応用バージョンの「流流」を紹介してきました。いかがでしたでしょうか?
主人公・炭治郎が極めた水の呼吸のひとつである陸ノ型・ねじれ渦。上半身と下半身をねじり螺旋状の斬撃を放っていきます。鬼滅の刃の中でもインパクトの強い技として知られていました。また、応用バージョンのねじれ渦・流流は、参ノ型・流流舞いとの複合技で、敵の技をかわすことに重きを置いた技となっています。
鬼滅の刃では、ストーリー展開の壮大な流れに加えて、次々に繰り出される奇想天外な技が花を添えているとも言われています。本記事ではその一端を紹介してみましたがいかがだったでしょうか?これを機に改めて劇中の技にも注目してみると気付きがあって面白いかもしれません。