2021年05月19日公開
2021年05月19日更新
【鬼滅の刃】村田さんは水の呼吸の使い手?階級・強さや登場シーンを紹介
『鬼滅の刃』に登場するキャラクター・村田さん。彼は水柱・冨岡義勇の同期で、水の呼吸の使い手だとされています。ここでは、そんな村田さんについて紹介。村田さんと水の呼吸について、村田さんの階級や強さ、活躍シーン、アニメ『鬼滅の刃』で村田さんの声を担当した声優などを見ていきます。出番はそう多いわけではありませんが、人気のある村田さんについて知り、『鬼滅の刃』の世界をより深く楽しみましょう。
村田さんとは?
村田さんとは、人気作品『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの1人。鬼を狩ることを使命とする鬼殺隊に所属しており、主人公・竈門炭治郎の先輩にあたります。村田さんは出番が多いキャラクターではないのですが、実はグッズのラインナップに入るほどファンから支持されている人物。
ここでは、そんな村田さんと水の呼吸についてや、彼の階級と強さ、水柱・冨岡義勇との関係や活躍シーンを紹介していきます。村田さんのどんなところが人気なのか、彼について詳しく知ることで探っていきましょう。村田さんの強さなどを見ていく前に、まずは『鬼滅の刃』の基本情報について見ていきます。
鬼滅の刃の作品情報
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は、漫画家・吾峠呼世晴によって描かれた少年漫画作品。主人公・竈門炭治郎が鬼にされた妹を人間に戻すため戦いに身を投じる姿を描いた和風剣戟奇譚です。2016年2月から2020年5月まで『週刊少年ジャンプ』で連載され、話数全205話、発行巻数全23巻で幕を下ろしました。2019年にufotable製作のテレビアニメが放送され注目を浴び、2020年10月に劇場映画化。
映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の興行収入は300億を超え、日本歴代興行収入1位の座を獲得しました。テレビアニメ化や映画化以外にも、舞台化やノベライズ化、ゲーム化など様々なメディアミックスが展開されており、劇場版の続編となるテレビアニメの新シリーズの放送も決定しているなど、漫画連載終了後も人気の衰えていない作品です。
鬼滅の刃のあらすじ
時た大正。炭焼きの家に生まれた少年・竈門炭治郎は、亡き父親に代わって一家の大黒柱として母と弟妹たちを支えながら生活していました。彼が炭を売るため山を下りたある日のこと。炭治郎が留守の家を人食い鬼が襲撃し、母と弟妹たちは惨殺され、妹の禰豆子は鬼にされてしまいました。炭治郎は禰豆子を人間に戻す方法を探るため、鬼殺隊に入隊し鬼と戦う道を選択します。
村田さんのプロフィール
村田さんは『鬼滅の刃』に登場するキャラクターの1人で、初登場は「那田蜘蛛山編」。鬼殺隊に所属する隊士で、炭治郎たちよりも先輩です。名前は名字の村田以外明らかになっておらず、ファンからは敬意を込めて「村田さん」と呼ばれることが一般的。
年齢も明らかになっていませんが、冨岡義勇と同期であることから、冨岡義勇と同年代である20代前半だろうと見られています。鬼殺隊での活動歴は8年。性格は真面目で、鬼殺隊の中では常識人です。那田蜘蛛山で炭治郎たちと知り合って以降、彼らのことを気にかけており、面倒見が良い先輩であることがわかります。
村田さんは水の呼吸の使い手?
考察①村田さんは水の呼吸の使い手だと判明?
鬼殺隊が鬼と戦うために使っている武器は「日輪刀」と呼ばれる特殊な日本刀。この刀は別名「色変わりの刀」とも呼ばれており、刀身の色が持ち主の適性に合わせて変化します。炎の呼吸なら赤色、水の呼吸なら青色、という風になります。
そこで村田さんの刀に目を向けてみると、彼の刀は色が変わっていない普通の刀にしか見えません。加えて刀を振るっても各呼吸独特のエフェクトなどは発生しないため、村田さんがどの呼吸の使い手なのか、読者はわかっていませんでした。後に、コミックス17巻のおまけページで、村田さんが水の呼吸の使い手であることが判明。読者を驚かせました。
考察②水の呼吸は他にも育手がいる?
鬼殺隊の隊士が鬼と戦うために編み出した身体能力を上昇させる呼吸法を「全集中の呼吸」と呼び、「全集中の呼吸」には様々な流派があります。鬼殺隊入隊を目指す隊士に全集中の呼吸を教えるのは「育手」と呼ばれる人物たち。竈門炭治郎と水柱・冨岡義勇は、元水柱であり現育手の鱗滝左近次から水の呼吸を教わりました。村田さんも水の呼吸の使い手なのですが、彼に水の呼吸を教えたのは鱗滝左近次ではありません。
水の呼吸の育手は複数人いるようで、村田さんはそのうちの1人から水の呼吸を教わったようです。同じ水の呼吸の使い手でも、師事した育手によって実力は多く変わってきます。元水柱から水の呼吸を教わった竈門炭治郎と冨岡義勇、それ以外から教わった村田さん。彼らの強さに差がついたのは、師匠の違いも影響しているかもしれません。
考察③水の呼吸は初心者向け?
全集中の呼吸は始まりの剣士が使っていた「日の呼吸」と、そこから派生した「炎」「水」「風」「岩」「雷」の基本5系統。さらにそこから派生した流派に分かれています。いくつもある流派の中で、鬼殺隊の隊士に最も多く使われているのが水の呼吸です。水の呼吸の技は基本に沿ったものが多く、初心者にも使いやすい呼吸だと言われています。
そのため、階級問わず水の呼吸の使用者が1番多いのです。村田さんが水の呼吸の使い手であるのも、使いやすかったからでしょう。水の呼吸を極めた元水柱・鱗滝左近次以外にも水の呼吸の育手がいるのも、水の呼吸の使いやすさに由来しています。水の呼吸に適性のなかった炭治郎が水の呼吸を使えていたことも、水の呼吸の使いやすさを証明しています。
考察④水の呼吸の適正が薄い?
全集中の呼吸を使用した際、各呼吸に対応したエフェクトが出現します。水の呼吸なら水しぶきが、炎の呼吸なら燃え盛る炎が見えるのです。しかしこのエフェクトは誰が使っても出るようなものではなく、エフェクト発生には剣士の技量が大きく関係しているようです。
村田さん初登場時、階級は炭治郎よりも村田さんのほうが上でしたが、剣の技量は炭治郎のほうが上だったようで、炭治郎が刀を振るうと水のエフェクトが発生しましたが、村田さんが刀を振ってもエフェクトは出ていませんでした。村田さんは水の呼吸に適性があったものの、炭治郎ほど使えこなせる強さはなく、そのため刀の色の変化も技のエフェクトも薄くて見えなかったようです。
村田さんの階級や強さ・髪型
考察①村田さんの階級や強さ
鬼殺隊では全ての隊士に階級が与えられ、序列が決まっています。階級が低い順番から、癸・壬・辛・庚・己・戊・丁・丙・乙・甲。その上に君臨するのが「柱」となります。初登場時、村田さんの階級は庚でした。その後、竈門炭治郎たち主要キャラクターはどんどん昇格していっていますが、村田さんが昇格したかどうは不明。彼の階級についての情報は庚で止まっています。
階級だけ見ると下から4番目であり、しかも水の呼吸をエフェクトが出るほどは使いこなせていないようなので、あまり強くはないのだろうと思われがちですが、常に命懸けの任務につき殉職率が非常に高い鬼殺隊に8年在籍し五体満足で生き残っているところを見ると、村田さんが生き残ることに特化したある種の強さを持っていることがわかります。だからこそ、ファンは敬意を込めて「村田さん」と呼ぶのです。
考察②村田さんの髪はサラサラしている?
顔にはあまり特徴がなく、典型的なモブキャラ風の外見である村田さん。彼の唯一の特徴は、サラサラのキューティクルヘアーです。彼は自身の髪を椿油で整えており、そのためいつでもサラサラなのです。このサラサラヘアーがきっかけで、村田さんは『鬼滅の刃』ファンから「キューティクル先輩」と呼ばれるようになりました。
考察③村田さんと冨岡義勇は同期?
主人公・竈門炭治郎の兄弟子であり、水の呼吸を極めた水柱である冨岡義勇。鬼殺隊隊士の頂点に君臨する剣士の1人である冨岡義勇と平隊士である村田さんには一見関わりなどないように思えますが、実は2人は同じときに鬼殺隊の最終選別を受けて鬼殺隊入りした同期です。
剣の技量で強さの差がついたため、階級の差も大きくなってしまいましたが、同じ8年間という月日を鬼殺隊の一員として戦ってきたのです。最終選別の際は冨岡の友人であった錆兎から頼まれ、負傷した冨岡を介抱しました。それ以降、関わりはほとんどなかったようですが、冨岡は村田さんのことを覚えていたようです。
村田さんの活躍・登場シーン
活躍シーン①那田蜘蛛山編
村田さんの活躍シーンその1、那田蜘蛛山編。村田さんが初登場した那田蜘蛛山編。多くの隊士たちが鬼を討伐するために那田蜘蛛山に入り、そこで返り討ちに遭っていました。村田さんも那田蜘蛛山に入ったメンバーの1人で、仲間たち同様窮地に陥ります。そこに応援に駆けつけたのが炭治郎たち。当初は自分より低い階級の隊士の応援に絶望した村田さんでしたが、炭治郎たちの活躍を見てすぐに意識を切り替えていました。
自分のできることを考え、操られた仲間を1人で相手取って炭治郎たちを先に行かせるという機転を利かせ、那田蜘蛛山での戦いに貢献しています。鬼の繭に捕らわれて体を溶かされるというピンチに陥りましたが、その場に駆けつけた蟲柱・胡蝶しのぶの活躍により無事救出されました。しかし、服が溶かされて全裸になるという不憫な目に遭っています。以上、村田さんの活躍シーンその1、那田蜘蛛山編でした。
活躍シーン②機能回復訓練編
村田さんの活躍シーンその2、機能回復訓練編。何とか那田蜘蛛山から生還した村田さんは、負傷したため蝶屋敷で療養することになった炭治郎たちのお見舞いにやってきました。那田蜘蛛山でのことで上から怒られたらしく、炭治郎たちに愚痴を零しています。村田さんの後輩想いな一面と、上司へのストレスを抱える一般人らしさが出たシーンです。以上、村田さんの活躍シーンその2、機能回復訓練編でした。
活躍シーン③柱稽古編
村田さんの活躍シーンその3、柱稽古編。鬼殺隊の隊士たちの戦闘力を上げるために始まった、柱たちによる指導「柱稽古」。村田さんも柱稽古に参加しており、炭治郎たちと再会します。柱稽古は過酷なものばかりなのですが、村田さんは倒れそうになりながらも柱稽古を最後までやり遂げました。村田さんの根性が伝わってくるシーンです。以上、村田さんの活躍シーンその3、柱稽古編でした。
村田さんのアニメ声優
宮田幸季のプロフィール
アニメ『鬼滅の刃』で村田さんの声を担当したのは、声優の宮田幸季です。宮田幸季は1972年10月9日生まれで、血液型はB型。神奈川県出身で、所属事務所は81プロデュースです。少し高めの声が特徴で、昔から電話に出ると女性や子供に間違われていたそうです。その声質を活かし、低い年齢の少年役を演じることに定評があります。本人は逆に大人の男性を演じるほうが辛いとのこと。
声優としての活動を始めたのは1996年からで、2007年には第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門を受賞しました。仲の良い声優は、『神風怪盗ジャンヌ』や『遙かなる時空の中で』で共演した声優・高橋直純です。
宮田幸季の主な出演作品
アニメ『鬼滅の刃』で村田さんの声を担当した声優・宮田幸季の主な出演作品は『仙界伝 封神演義』(ナタク)、『今日からマ王!』(村田健)、『tactics』(一ノ宮勘太郎)、『遙かなる時空の中で-八葉抄-』(流山詩紋)、『キングダム』(成蟜)、『AMNESIA』(ウキョウ)、『Free!』(似鳥愛一郎)、『刀剣乱舞』(包丁藤四郎)、『ブギーポップは笑わない』(エコーズ)などです。
村田さんに関する感想や評価
柱になった義勇さんは勿論だけど、階級が上がらなかった村田さんが腐らず辞めず死なずに隊士でい続けたところに、この人が隠し持っていた芯の強さと根性を感じずにはいられない。あと生き残り力が強い。
— 滝嶋 (@taki4ma) April 10, 2021
村田さんは水柱の冨岡義勇と同期です。同期との階級の差が開けば開くほど、村田さんにも思うところがあったでしょう。しかし村田さんは鬼殺隊を辞めず、自分にできることを精一杯やって生き残ってきました。その懸命さ、真っ直ぐさが村田さんの強さです。
ヒノカミ血風譚に村田さんが出る時は水の呼吸のエフェクト薄めでお願いします
— ぴかる (@pikaru_tw) April 26, 2021
『鬼滅の刃』がゲーム化されることになり、竈門炭治郎や冨岡義勇はもちろん、錆兎や真菰など、水の呼吸の使い手が登場することが発表されました。村田さんも一応は水の呼吸の使い手。村田さんもゲームに登場することを望んでいるファンは少なくありません。村田さんの水の呼吸は炭治郎たちと比べると薄いと言われているので、ゲームのエフェクトは薄めがいいと皆考えているようです。
なにげに村田さんは強さと熱さを内に秘めた凄い男だと思う…
— ぎゅうたん 🚂無限列車35乗車済 (@aoi_hitorigot) February 11, 2021
主要キャラクターではないので見落とされがちですが、実は村田さんは強さと熱さを胸に秘めたすごい人です。そうでなくては、鬼と戦い続けて生き残ることはできません。村田さんが最終決戦まで生き残っていたことが、彼の強さの証明です。
村田さんの水の呼吸まとめ
『鬼滅の刃』に登場するキャラクター・村田さんと水の呼吸についてや、階級・強さ、登場シーン、水柱・冨岡義勇との関係などを一挙に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?村田さんは地味ですが、要所要所で物語に登場し炭治郎や冨岡と関わった、無視できないキャラクターの1人でした。スポットが当たらないながらも彼の精神力の強さを感じ取り、村田さんを応援するようになったというファンは多くいます。
主要キャラクターだけでなく、出番の少ないキャラクターの存在・行動にも意味があり、ストーリーの流れに関わっていることが『鬼滅の刃』の魅力です。興味を持った人はぜひ『鬼滅の刃』を見て、村田さんの存在・行動がストーリーの流れにどう関わっていくのかをチェックしてみてください。